未来に向くため

無礼な態度をとる人はどこにでもいますし、人と関わって生きていく以上避けて通れない部分でもあります。問題はそん時にどう乗り越えるか、そして、自分自身もその人の影響を受けず、礼節を保っていれるかということです。最近、自分自身の影響を受けたり、発信してしまっていたりすることに気が付きました。自分がイライラしているとその影響が周りに出てしまい、ギクシャクした環境になっていました。その時自分自身が「無礼な人」になっていただろうと今となっては思います。組織風土というのは長く蓄積されたものですが、リーダーとなる人の印象やあり方でその雰囲気というのは大きく変わってくるというのを感じます。そのためにも、自分自身が冷静であるということと、周りの環境や状況に影響を受けないように心がけることも必要になります。

 

しかし、人はそうはいっても無礼な態度をとる人はいますし、動揺してしまうのはある程度仕方のないことです。問題は先ほども言ったように自分は大丈夫といかに保ち続けれるかです。クリスティーン氏はそういった無礼な態度を取られた場合、「何度も思い返すのをやめる」というのを提案しています。そうはいっても、どうしてもそういった出来事は腹が立ちますし、頭をめぐります。しかし、その時間をなるべくなら少なくしようというのです。そのため、たとえば日記にして、文章化することなども一つの方法です。文章の形であれば、他人に向けることもないですし、無礼な扱いを受けた人が別の人を無礼に扱い、またその人が別の人へという悪循環に陥ることも防げます。ほかの方法では、「自分は過去のために戦うべきなのか、未来のために戦うべきなのか」と問う方法もあるとクリスティーン氏は言っています。つねに未来に向けて問題に向き合うのです。

 

そのためにクリスティーン氏は7つの方法を提案しています。

1つ目は「目標を定め、進歩を実感する」まずは、自分自身が「進歩している」という感覚を持つことが重要です。この感覚があることで、ポジティブになり、やる気を高める効果につながります。

 

2つ目は「自分を成長させてくれるものを見つける」ことで、それは職場だけでなく、組織外の活動に見出すのも大切です。趣味、スポーツに打ち込むことも一つの方法です。そこでの成長や進歩も自分の中で実感として得られることが大切なのです。これは私も実感としてあります。職場外での活動は仕事や無礼な人間とのかかわりなど負の感情を軽減してくれ、自分の置かれた状況をどうすればいいかをじっくりと考えることにも繋がります。なんでもいいので、新たに何かを学び、同じ職場で働く誰かを、自ら進んで手助けるというだけでもいいから、自分を成長や進歩させることができるものを見つけることが良いといいます。

 

3つ目は「メンターの助けを得る」でメンターとは「良き師」ということです。そういった人を見つけることで、無礼な人たちの多い環境でも、精神の安定を図っていい仕事をすることができるのです。これはどこにでもいる「頼れる人」ですね。自分自身が学べる仲間や同僚がいることはそれだけでありがたいものです。

では、残りの4つにはどんなものがあるのでしょうか。