AIの始まり

これまでは社会脳についての話をしてきました。そして、それがヒトの社会の中でいかに重要な意味合いを持ち、この力がヒトの社会を作ることにつながっていくかということを藤森平司氏の「保育の起源」から考察してきました。

 

こういった内容がなぜ改めて考えていく必要があるのかというと、これからの社会、様々な変化が起きていく時代になっていきます。よく言われるAIが社会を大きく変えていくことや、少子高齢化社会において労働人口の減少が起こり、海外からの労働力を受け入れることはこれから起きてくるでしょう。そういった社会で活躍するために一体どういった力が必要になってくるのでしょうか。つまり、AIが持っていないもので、海外の方とうまくやっていく力が必要になってきます。そのために、本来の「本来のヒト」というものを知らなければいけないのではないかと感じます。

 

では、その反対にAI「人工知能」というものはどういうものなのでしょうか。ここ最近、有名になった「ディープラーニング」はAIの技術を飛躍的に変化させていったといわれています。そもそも、人工知能が誕生したのは1956年アメリカのダートマス大学で開かれた研究会議で、「人と同じように考える知的なコンピューター」を人工知能(Artificial Intelligence :AI)と呼ぶことから始まったのです。なので厳密にいうとまだ、実現はしていないことになります。そういった意味ではまだその定義はあいまいで実際のところははっきりとして決まりは無いようなのです。「人の知能に近づけた人工的な知能(機械)」を現在はAIと呼んでいます。

 

ドラえもんや鉄腕アトムなどのイメージもあり、AIというとロボットをイメージする人がいるかもしれません。しかし、AIは結局のところ「人の知能に近づけた人工的な知能(機械)」なのでコンピューターとプログラムのことを指してるので、ロボットそのものを指す言葉ではないのです。ただし、AIが真に人のような知能を獲得するためには、身体をもつ必要があると考える研究者も少なくないようです。

 

そんな研究が進められているAI研究ですが、過去には2度のブームを通して、何度も限界を迎えていました。AIの研究が始まったのは70年も前からはじまりました。そして、第1次AIブームが1950年代後半~1960年代にかけておきます。この時期はコンピューターを使って「推論や探索」を行い特定の問題を解くという研究が進みました。パズルや迷路ができたり、チェスをさしたりできるようになったのです。しかし、当時のAIはルールとゴールが厳密に決まっているものしか扱えず、現実的な問題解決には歯が立たなかったのです。当時のコンピューターでは人間に勝つこと実現できませんでした。