近況1
ずいぶん久しぶりの投稿になります。というのも、現在、大学院に入学し、自分の論文を書いている事によって、そちらに集中したいということもあり、ブログの進行を止めていたというのが「言い訳」です。
今回私が研究していた内容が「0歳児クラスの子ども同士の関わり」という内容で研究していました。そこでは0歳児クラスの子どもたち、(つまりは0歳児だけではなく、1歳児になった子どもも含まれます。実際、私の研究した対象のお子さんは1歳児になった子どもでした。)がどのような関わりが行われていて、それに対して、大人(保育者)がどういった関わり方をしているのかという事を研究しました。
こういった研究に際し、私はこれまで「論文を書く」といったちゃんとした研究をしたことはなく、始めから悪戦苦闘しました。まず初めに「何を研究するのか」ということから難しさがあったのです。単純に私は大学院に入ることの目的は「修士課程をとる」ということが目的でありました。当然、論文を書くということはわかっていたので、「この際、論文の書き方も習おう」という目的もありました。そこで初めは「0歳児の子どもの関わり」を目的に研究を行おうと思っていたのですが、指導教官の先生には「関わりと言っても、色々ある」といわれ、それが遊びなのか喧嘩なのか、保育者との関係なのかということから考えなければいけませんでした。そして、この「関わり」というのが曲者で、発達心理学にも関わる内容であったので、そうなると自分の範疇を越えていくことになってしまうのです。
自分自身、どちらかというと、「これまで様々な研究がされていたものが実際の子どもの現場でも起きていることの証明」くらいで軽く考えていたのですが、論文にはオリジナリティが必要であるというころから、研究目的の設定に非常に迷っていました。
ただ、このオリジナリティという点に関しては実はまだ「0歳児」に対する論文というのは少ないという点です。もちろん、0歳児の研究は発達心理学や心理学の面では非常に多くの論文があるのですが「0歳児の保育」の論文は少ないのです。この点に関しては先ほどの「これまで様々な研究がされていたものが実際の子どもの現場でも起きているか」ということの論文もまだまだないという事なので論文の目的としてはオリジナリティは求めやすいものであったのです。
そこで、大切になってきたのが、「論文の目的」を絞っていくという事でした。
2021年12月23日 9:27 AM | カテゴリー:日々思うこと | 投稿者名:Tomoki Murahashi