もりのこっこ(つきほし)

3月21日は、延長クラスのお別れ遠足である【つきほしもりのこっこ】がありました。場所は、年長組がお泊り保育をした『能勢』に行きました!

出発前にまずは神社で、年長組の子どもたちに『隊長バッジ』を渡しました。一日隊長として頑張ってもらうため、事前に年中・年少・うさぎ組の子どもたちが絵を描き、年長の子どもが自分で文字を書いて作ったものです。

バスに乗って能勢に着くと、前日の寒さで少し雪の積もった地面が広がり、「あとで雪だるま作りたいな~!」とワクワクした声が子どもたちから上がっていました。カブトムシ広場に着き、帽子の色でグループに分かれた後、いよいよミッションゲームがスタート!まずはカブトムシ広場に隠された宝箱を探します。切り株の中や木の上、崖を登った先など、よく探さないといけない場所に隠れていて、「どこや?」「やっと見つけた~!」と大興奮の子どもたち。

宝箱の中にはミッションカードが入っており、『指定された色の自然物を見つけよう』、『隠れている理事長先生を見つけよう』、『岩﨑先生の『箱の中身はなんだろな?』をクリアしよう』など、様々なミッションが5つ書かれています。「一緒に付いて来てや!」と年長の子どもたちが隊長となり、年下の子どもたちを引っ張ってくれる姿がありました。トイレや草むらの中、崖を登った先など、難易度が高い場所に隠れる理事長先生に、「全然見つからへん~!」と頭を悩ませる子どもたち。『箱の中身はなんだろな?』では、岩﨑先生が見つけた自然物を手で触り、同じものを選べばクリア!子どもたちは箱の中の物を触りながら「なんかギザギザかも…」「この葉っぱは細長い!」と、手の感覚を頼りに当てようとしていました。

全てのミッションをクリアすると、メダルの授賞式がありました。年長組が隊長となって年下の子どもたちとともに数々のミッションを達成したことで、異年齢で最後の楽しい思い出を作ることが出来たと思います。そしてみんなお待ちかねのお昼ごはん!寒い自然の中で食べる温かいドライカレーは、「めっちゃ美味しい!」「おかわりください!」と子どもたちに大人気です。

食事後は自由あそび。昼のうちに雪が解けてしまいましたが、山の中に残る雪を探して雪だるまを作ったり、自分たちで隠した宝箱を探したり、自然物で製作をしたり、倒木や崖に登ったり、大きい木の枝で家を組み立てたり、いつもよりも森の奥に探検に行ったり…。思い思いの遊びを子どもたち自身で考え、選んで、自然を楽しむ姿が見られました。

帰りのバスでは、いっぱい動いて疲れて眠る子どもや「もっと遊びたかったな~」と物足りない子どもの姿があり、一日楽しむことが出来たのだと感じます。一年間、つき組・ほし組として年少から年長まで年齢の違う子どもたちが一緒に過ごしてきて、これが最初で最後のつきほしもりのこっこ。みんなが「楽しかった!」と思い出す遠足になっていれば嬉しく思います。

藤田・永岡