庄内っこ日和

もりのこっこ 年長(夏)お泊り保育

〇庄内っこ日和とは・・・

令和元年度から掲示用として始めた、 園外保育での子ども達や先生の様子を、当幼稚園の理念や方針と重ね合わせながら皆様にお伝えする″ドキュメンテーション” です。
 晴れたよい天気という意味もある“日和”という言葉は、庄内っこの未来を明るく照らしています。
 ブログを通して、日々の子ども達や先生の様子や当幼稚園の考えを少しでも知って頂けるきっかけとなれば幸いです。

 今回は、【もりのこっこ年長組(夏)お泊り保育】をお伝えいたします。

お泊り保育で大切にしていることは、以下の3点です。
「本物の自然にふれる」
「協力(一緒に生活、チャレンジ)」
「普段出来ない体験」
初めての保護者と離れての、幼稚園の友達との宿泊体験。ワクワク・ドキドキする2日間の子どもたちの表情をお送り致します。

2日間のはじめは、青少年自然の家「わっぱる」にて、川遊びを楽しみました。子どもたちは、係の方とまず入所式をして、施設利用についての説明や、施設内にいる蛇や蜂などの害虫についての話も受けました。

川遊びの前に、自分たちで、ライフジャケットの着用しました(確認は職員)。
自分たちで着慣れていて、チャックや留め具なども自分たちで教え合って着る事が出来るようになっていました。
その後は、バナナちゃんと一緒に、バナナ体操で準備体操。心も体も準備万端になった子どもたちは、いよいよ川遊びに向かいます。

昆虫採取、飛び込み、石積み、探検、沢登りなど、本当に盛り沢山な川遊び。自分たちで好きな遊びを探して遊ぶ姿がありました。

川遊び後は、昼食タイム!保護者の方に作ってもらったおにぎりを見せあって「僕のから揚げ入ってる」「私の梅干しやでー」と喜んで食べていました。
川遊びで冷えた体を岩で温め「あったかーい」と心地よく川辺で過ごすこどもたちもいました。

しっかり川遊びをした後は、野外センターへバスで移動し、カレー作りをしました。協力し合って、自分たちで形や大きさも考えて野菜を切る姿がありました。
その後は、おやつの果物切りをしました。毎年はスイカですが、今年はスイカアレルギーの子がいて、年長全員で事前に話し合ってパイナップルを持っていくことになりました。相手を思い、みんなで話し合い考える事も当園では、重要な保育経験と考えています。

焚火を使って、火おこしをして、外でカレー作り。裏方の先生たちは、約70人分の残りの具材等を準備します。理事長先生も皮むきのお手伝いをしてくれていました。
夜ごはんのカレーには、願い事が叶うというスーパーパプリカ(星形のパプリカ)が入っています。
子どもたちは、カレーを食べながら「スーパーパプリカ2つも入ってた。」や「ねがいごともう決まってるねん。」と嬉しそうに食べていました。

夕食の後は、時間の流れがゆっくりと過ぎていく田舎の街並みをナイトハイク。子どもたちは、夕焼け空を寝ころんで眺めたり、川に泳いでいる魚を見つけて喜んでいました。

ナイトハイク後には、待ちに待ったキャンプファイアー!指揮者つき(こども)で、みんなで歌を歌ったり、ゲームをしたりと楽しみました。

無事お泊り保育1日目が終了。1日お疲れ様でした。子どもたちは無事就寝です。いい夢見てね・・・

2日目の朝は、庄内神社の方向を向いて、お参りからスタート。その後は、理事長先生と朝のラジオ体操。
身体を動かした後は、鮭・こんぶ・梅干しから一つ具材を選んで、自分たちでおにぎりづくり。
「自分で作ったらめっちゃおいしいわ!」と喜んで食べていました。

2日目の最後は、山の中で自由あそび。製作あそびや探索をして楽しみました。
小さい虫を夢中で見る眼差しはまさに純粋そのもの。
カブトムシや大きなカナブン・コガネムシなど庄内では見られない虫ともたくさん出会う事が出来ました。
身体をアリに食べられているカブトムシを見つけた子が一言・・・
「いのちからがら逃げてるんやわ」
たくさんの”命”に触れ、たくさんの”死”にも出会いました。
子どもたちは、映像ではなく目の前で起こる本物の自然に触れあう事が出来た2日間になりました。

自然体験多き長い2日間が終わり、今年も大きな怪我無く、無事にお泊り保育を終えることが出来ました。


年長組の保護者の皆さま、ご理解ご協力頂き誠にありがとうございました。