園長通信

梅雨・雑感

梅雨の園庭です。

子どもにとっては、
外で遊べないので 良くない天候ですが、
自然にとっては、大事な天候です。

植物にとっては水を得られるだけでなく、
埃っぽい葉っぱが洗い流されたり、
水生生物にとっては、
水が混ぜられて酸素がいきわったったり。

自然は、
人間だけ相手にしている訳ではないですね。

消防署へ笹飾りつけ

豊中南消防署に、
恒例の笹飾りつけに行きました。

地域の方との接点、
こんな時期だからこそ、
切れずに大切にしたいですね。

心地よい時間ですね

音大生たちの、
ミニコンサート。

園庭に、
涼しげな楽器の清涼音と、
きれいな歌声が響きます。

心地よい時間ですね。

夏越の大祓

6月30日は夏越の大祓。
正月から半年間の、
知らず知らずのうちについた悪いもの(罪穢れ)を祓います。

これは茅の輪くぐりの場面。

年に一回の体験ですが、
日本の文化です。

丁度いいが分かる

満3歳児クラスの水遊び。
水道をじゃー じゃーと、
大人の躊躇を気にせず遊びます。

もちろん 伝えますよ。
「使わない時は、閉めてね。」
「使う量は絞ってね」って。

でもその声を聞きながら、
分かったような 分からないような笑顔をしながら、
水道をじゃー じゃーして遊びます。

子どもの育ちは、
やりすぎの経験をたくさん経て、
後に丁度いいが分かる、「調整すること」を覚えます。

水道じゃー じゃーのような行動を、
先生たちは苦笑しながら、
声を掛けながら お付き合いするんです。

豊かな育ちが感じられます

周りの子どもたちと、
声を合わせて、
歌をうたいながら遊ぶ年長さんたち。

「歌いながら遊ぶ」は、
二つのことを同時に出来る器用さがあります。
声を合わせるのは、
他児との協調する力です。

この場面から、
年長さんたちの、
豊かな育ちが感じられます。

ブドウの房

満3歳児クラスのもも組さん、
部屋で遊んでいます。

よくよく見ると、
先生の側に数人の子どもがいます。

4歳になるまでは、
大人と子どもの関係が中心です。

おもちゃを置いて、
子どもたちだけで遊ぶのは、
4歳以上です。

3つまでは、
大人が子どもと丁寧に遊びます。

そう「ブドウの房」が理想の姿です。

たくさんのブドウの房経験が、
子どもたちだけで豊かに遊べる力になります。

学びの原点

運動会のお手伝いで、
どんな道具を利用していたかを、
昨年の動画を見ながら調べています。

学びの原点は、
「自らわからないことを調べること」です。

忘れたくない「名も無き遊び」

年長児のボール遊び。

この遊びに名前はありません。
ルールや遊び方も すぐに変わります。

でもね、
昔はね、
こんなふうに子どもたちが作る「名も無き遊び」が、
たくさん見られて、
時間も忘れて、
暗くなるまで遊び尽くされていたはずです。

名も無き遊びが、
子どもを 幸せに満たしていたはずです。

忘れたくないですね、
この名も無き遊びの重要性を。

植物・子ども・先生の3つ

植えた植物を、
子どもと共に手入れしています。

植物好きになるには、
植物を植えたらおしまい、
ではありません。

先生と一緒に子どもが植える、
子どもが水やりする、
先生と一緒に観察をして手入れする、
時には先生がこっそりメンテナンス、
そして収穫物を一緒に食べて、
最後に枯れた植物を、
子どもと一緒に始末する。

こんな風に、
植物を間にして、
子どもだけでなく、
先生だけでもなく、
植物・子ども・先生の3つが、
絡み合いながら、
植物の興味が紡がれていきます。

与えたら終わり、
ではありませんね。