食育活動

味噌作り(年少)

~年少組での味噌作り~

味噌は大豆を煮つぶし、塩と米麴と混ぜて作ります。

味噌って知ってる?の問いに「知ってる!」「豆から作る!」「いつも食べているのに入っている!」と元気な声が返ってきます。

まず最初に、煮てやわらかくなった大豆を粒がなくなるまでつぶします。どうしたらつぶれるだろう⁉と手をグーにしてつぶしてみたり、パーで叩いてみたり、親指で押さえてみたり、手のひらでのばしてみたり、、、と様々な方法で根気よくつぶしていきます。

粒がなくなるまでつぶしたら、手袋をはめ、塩と米麴を混ぜます。米麴は米に麴菌を付けたもので、菌と言ってもバイ菌のように人に悪さをするものではなく、大豆を味噌に変えてくれる人にとって良い菌です。塩と米麴を混ぜていると「何か匂いがする!」と麴菌の匂いに気づく姿がありました。

塩と米麴が混ざったら、つぶした大豆を入れ、よく混ぜます。

大豆と塩と米麴がよく混ざったら、空気を抜くようにギューっとしながら団子を作ります。説明通りギューっとしながら団子を作り、出来た団子を「見て!見て!」と嬉しそうに見せてくれました。

団子が出来たら容器につめます。空気が入らないように、、、「ドン!」団子を容器に投げつけるように入れていきます。

空気を抜くように上から押さえ、表面を平らにしたら出来上がり!後は麴菌に頑張ってもらいます。

沢山の工程がありましたが、最後までしっかり話を聞き、皆で協力して上手に味噌作りをしてくれていました。

出来上がりは夏が過ぎた秋頃。年少手作り味噌、今から食べるのが楽しみです。

(給食室)

園庭のレモン

園庭で黄色く実ったレモン

スライスしたレモンの種を取り砂糖で煮詰めレモンジュースを作ります。

協力してレモンの種を取っていると、周りにはレモンの爽やかで良い匂いが広がり、何をしているの?と皆が集まってきます。

砂糖で炊いたレモンから出た甘酸っぱいエキスに白湯を入れ、ジュースの完成!

「酸っぱいけど美味しい」

「レモンティーの味がする」

「もっと飲みたい~明日も作って」

と嬉しい言葉が多く、レモンも食べたいと皮まで食べている子もいました。

園庭の恵みに感謝です。

(給食室)

ごはんができるまで

当園では、毎月1回年長さんが自分たちで食べるお米を炊飯器で炊いて食べる食育を行っています。

今回は9月に年長さんが刈り取った稲を、
脱穀→もみすり→精米までを自分たちで行いました。


まず、刈り取った稲を10日間程乾かしてから脱穀します。

牛乳パックを使用し脱穀するひまわり組

牛乳パックなどを使用し、パックの口の中に稲のもみの部分を入れて口を閉じ、手で押さえ引っ張る方法

割りばしを使用し脱穀するこすもす組

割りばしの割れている側を少し広げて、稲の穂の根元の部分を、開いたすき間に差し込んで茎を引っ張る方法

稲から種もみがはがれる感覚を楽しみながら
「見ててなー」と職人のように手際よく脱穀しています。


脱穀が終わった後はもみすりです。

すり鉢を使いながら米からもみを外します。
こちらは手間がかかり根気がいる作業です。
しかし、あきらめることなく少しずつがんばっていました。


最後は精米です。

棒が入る程度の口の大きさのビンの中に、もみすりが終わった玄米を入れて、棒で上下につきます。
だんだん糠が取れてお米が出てきました。
この作業は時間がかかる作業で、毎日コツコツと励んでいる姿に年長さんの育ちを感じました。

手作業で精米したお米の色は、普段お米研ぎをしている七分付き米より少し茶色で
「いつもと違う色や」と色の変化に気づいていました。
早速各クラスでお米炊きを行います。

いつもより、念入りにお米を研いでいました。



お待ちかねのごはんのできあがり。
「わぁー」と声があがります。
いつもよりおかわりをする子が多く足りないほどでした。


いつも食べているごはん。
収穫から脱穀、もみすり、精米を行う事で大変さや農家の人の苦労を知り、
「ありがとう」の気持ちが芽生える食育でした。
何より最後までやり遂げた年長さんに拍手!


(給食室)

切干大根作り

年長さんが切干大根作りに挑戦しました。

大根の向きを変えながら上手に薄くスライスしていきます。
年長さんになると調理器具の扱いもお手のもの。
慣れた手つきで集中して行っていました。

スライスした大根を干し網に入れていきます。
ひょろひょろーと大根の薄さを手で確かめたり、透かして見たりしていました。

満遍なく重ならないように入れて5日間程天日干しします。
たくさん太陽を浴びた大根は、香り豊かで売り物と遜色ない切干大根が出来上がりました。


先日行われたお餅つきの給食、豚汁うどんの中にこの切干大根を入れてみんなでいただきました。

(給食室)

干し柿を作っています!

子どもたちが食べる干し柿と、正月の鏡餅に飾る干し柿を作るため、11/30・12/1の二日間に分けて、各クラスで干し柿を作るための下準備をしました。干し柿には「幸せを”かき”集める・嘉来(喜び・幸せが来る)」 という意味があるそうです。

柿の皮をピーラーで剥き、串に刺して、殺菌のためお湯に浸けて、各クラスの前の軒下に吊るして干しています。これから毎日揉みこんだりカビ防止スプレーをかけたりして、子どもたちと干し柿になっていく様子を見守っていこうと思います。

秋の味覚、焼き芋を食べました!

10月26日、27日の二日間に分かれて、園では焼き芋が行われました!使うお芋は、年中組の子どもたちがもりのこっこで収穫してきたサツマイモです。

まずはサツマイモの土を綺麗に水で流し、洗います。その後は濡れた新聞紙でサツマイモをくるんで、それをまたアルミホイルで包んで、、、。焼き芋の準備は完了!

そして火のなかへ包んだお芋を投げ入れます。「美味しくなりますように!」と子どもたちはだんだん燃えていく焼き芋を眺めながらお願いしていました。

焼き立てのお芋はほくほくしていて、「なんか甘い匂いしてきた!」と子どもたちも大喜びでした。「めっちゃ美味しいわ!」とたくさん食べていましたよ。

『笑顔の芽』プロジェクト始動

先日給食室の畑の名前が決まり、子ども達に自然体験をしてもらおうと『笑顔の芽』プロジェクトを始めました。

早速、裏の畑へ向かいます。
畑へ行くには細い通路を通って行きます。秘密の通路のようでみんなのわくわくが伝わってきました。

「畑の名前覚えてる?」と聞くとみんなで声を合わせて「えがおのめー!」とにこにこ笑顔。


あやめ組さんにピッコロ人参(小さい)とテーブル人参(黄色)の種を植えてもらいました。

種をみんなで並んで植えて

やさしくそっと土をかぶせます。

水をたっぷりあげました。

「早く大きくなあれ」
「楽しみやなー」
「人参できたら、こうやって抜くんやで」と
うんとこしょ、どっこいしょとリズミカルに身体で表現してくれました。

みんな育つのを楽しみにしています!

(給食室)

給食室の畑の名前が決まりました!

昨年度から始めた給食室の畑。
今まで沢山の作物が育ちました。

そこで給食室から子ども達への思いを込めて畑の名前をつけました。

                   作:こすもす組・ひまわり組

『笑顔の芽』です。

笑顔は“みんなの美味しいの笑顔”
は“植物の芽”と“これから成長しようとするもの”という意味があります。

見て触れて(育てて)香りを感じて五感を刺激する畑という自然体験から、食べる楽しさや感謝する心を育んでほしいという想いで名前をつけました。

【食べるって楽しいな →→ 笑顔 →→ その始まりは畑から!!】
を胸にこの経験が子ども達の成長につながる事を願い活動していきます。

(給食室)

夏野菜最後の収獲

給食室の畑の夏野菜、にがうり(ゴーヤ)。
最後の収獲をしました。

白いゴーヤや小さいゴーヤに興味深々。
「苦いにおいがするで」
「形が変わってるなー」
「中に種が入ってる」

触れて見て図鑑で調べて、沢山の発見がありました。

「こすもす組さん前で火を使って調理したいけど、みんなに危なくないようにするにはどうしたらいいかな?」と聞くと

後ろは出入りが出来ないようにドアの鍵を閉め、椅子を並べ、『はいっちゃだめだよ』という看板を作り、黒いテープを床に貼ってくれました。

次から次へと出てくるアイディアは全部年長さんが考えてくれました。

調理ブース完成!

調理開始です。
ゴーヤに片栗粉をまぶして揚げ、最後に塩をかけます。

ゴーヤチップス

野菜が苦手の子も恐る恐る手を伸ばし、ゴーヤにチャレンジです。
「さくさくして美味しい」
「おかわりくーださい」
「あれ?苦くないよ」
揚げる事によってゴーヤは苦味が和らいで食べやすくなりました。
子ども達にとっても食べやすい調理方法だと感じ、食べ物の幅が広がった事を嬉しく思いました。

(給食室)

夏野菜大収穫

給食室農園では夏野菜が沢山育ちました。

それぞれ花が咲き、実になりました。

おくらときゅうりは、年中さんが作った梅干しから出来た梅酢につけて浅漬けにしました。
暑い夏にぴったりの一品のできあがり。

ゴーヤは苦味をおさえた佃煮にした事で、子ども達に大人気でした。

ぐんぐん育つ野菜達。
子ども達に野菜好きになってもらえるよう給食室一同努めてまいります!

(給食室)