園長通信

給食当番

年少さんの給食当番。

自分達で入れる経験もできているようです。

この経験が、
「自分達の生活は自分でこなす」という、
自主性につながります。

お神輿巡行

 皆様、そもそものお神輿あそびの意義はご存知でしょうか?今まで当たり前に行っていた時は疑問にも思わないことが多いですが、今改めてお伝えします。

【そもそも「祭」とは?】

農業が中心だった昔の農村社会の日本では、農作物の収穫に重大な影響がある天候や気候など、人が操作できないことに力を及ぼす神様に対して感謝をする日です。農作物の収穫の善し悪しが、自分達の生活にかかっているからです。

神様への感謝の表し方は、神前に豪華なお供え物をしながら感謝の祝詞を奏上したり、歌舞(うたまい)を披露したりします。また村人達が神様の前に太鼓を担いで宮入して、神様を楽しませます。村人達にとって、祭りは老いも若きも村人達が総出で神様に感謝のおもてなしをする、一大イベントなのです。

【庄内神社の秋祭は、何の祭?】

庄内神社の秋祭は、この地に庄内神社がやってきた日、つまり庄内神社の誕生日です。また秋の時期でもありますので、秋の収穫を祝う祭りでもあります。

【お神輿巡行は何故する?】

 庄内神社で沢山の太鼓が宮入りしますが、太鼓は村の人々が神様を楽しませるためのものですので、厳密に言うと太鼓はお神輿とは違います。

お神輿というのは、お神輿の中に神様が乗っています(庄内こどもの杜幼稚園のお神輿は、クラスにある神棚のお札を入れています)。その神様を担いで地域を回ることで、神様に楽しんでいただき、村を守ってもらう霊威(元気)を復活してもらうのです。

 ですので、幼稚園の保育と照らし合わせて考えると、お神輿を作ることより、巡行することの方に意味がある行事なのです。

即席イーゼル

即席イーゼル、
絵画コーナー。

子どもがやりたいからと、
先生が工夫をして、
椅子を使ったイーゼルを作り、
子どもに展開中。

こんな風に、
子どもの要求に何とかこたえようとする、
職員に敬服です。

園庭写真

何だかいいなと思ったので、
ワンショット。

水と土と、
植物と動物と、
様々な年齢の子どもと。

いい雰囲気を感じます。

ゆるやかな憩いの場所

もりのとりでの1階部分。

ネットを張って、
寝ころべる場があります。

2階はアクティブな運動機能で、
1階はゆるやかな憩いの場所。

こんな場も大切にしたいですね。7

太鼓たたき体験

神社境内で、
ホンモノの布団太鼓で、
太鼓たたき体験。

このような布団太鼓は、
地域によっては、
太鼓を叩ける人は限られています。

神社の園だからこその、
体験だと思いますね。

園庭植物

ヒメリンゴを食べます。

もちろん、
無農薬ですよ。

自己有用感につながる

手作り神輿を見せに来る、
年中さんたち。

聞いてみると、
昨日より少しグレードアップしてるとのこと。

わざわざ、
職員室まで、「わっしょい わっしょい」
私にも写真を撮ってくれとリクエスト。

自分達の工夫や努力を、
認めて欲しいとの思いからですね。

こんな時に認められた、
少しの喜びが、
実は大きな自信である、
自己有用感につながるのでしょう。

日本の原風景と分かち合うこと

年中さんがが、
もりのこっこ(遠足)で掘ってきた芋を、
園内で焼き芋大会。

土で洗って
新聞紙とアルミホイルでくるんで
火に入れます

味覚狩り遠足って、
収穫して終わりではありません。

採ったものを、
自分達やその家族だけでなく、
園内の他クラスの子ども達、
その他の保護者へのおすそ分け。

焼き芋という、
昔ながらの文化を味わいながら、
分かち合う大切さも経験します。

人類は、
分かち合えるから、
現在まで生き延びてきたそうですよ。

大切にしたいのは多様性

久しぶりの、
「お兄ちゃん・お姉ちゃん先生」。

年長さんにとっても、
上級生がいることは、
園生活に潤いを与えます。

この時期の子ども達に、
大切にしたいのは多様性。

様々な年齢や性格の人と接することで、
多様な人間の在り方を知ることができます。

知ることが、
対話の第一歩。

人間的に深さにつながります。