園長通信

大切なのは終わった後

本日、
本番さながらのお店屋さんごっこ、
庄内エキスポのプレオープンです。
本番前の関係者向けオープンですね。

大切なのは、
当日上手くいくかではなく、
終わった後です。
先生の司会のもとで、
何が上手くいって、
何が困ったのか。
それをどのように改善するのか。

自らどうするか考え、
自ら考えたことを行動し、
自ら行動したことを振り返り、
自ら振り返ったことをやり直す。

庄内エキスポのお店作りというのは、
あくまでも方法です。

改善サイクルを考えられる習慣をつけることこそ、
これからの社会に求められることです。

積み重ねがあってこそ

年少さんのお当番活動
この時期から少しずつ、
みんなのための活動を始めています。

子どもが主体的に活動できるって言っても、
このような地道の活動が
低年齢の時期からの
積み重ねがあってこそです。

「ゴミ」が「教材に」

枯れたアサガオの蔓を、
先生が子どもの前に見せています。

アサガオの種をむき出すことに、
没頭しています。

アサガオの蔓を、
もう枯れたからと言って、
大人が勝手に処分することは、
とっても簡単です。

でも、
あえて子どもの前に出して、
興味を引き立たせると、
たちまち「ゴミ」が、
輝く「教材」に変わります。

すべて、大人の気持ち次第ですね。

0歳児の教育

「ほら、ぱりぱり って音がするね。」
先生が子どもに、
目の前で葉っぱを破りながら、
音のすることを 伝えています。

子どもも、
先生の真似をしながら、
葉っぱを破っています。

この子を、
ただ園庭で遊ばしていても、
きっと葉っぱがこんな音を奏でるなんて、
気づく可能性はとっても少ないでしょう。

大人の役目は、
子どもが興味を持ちそうなタイミングを見て、
物事とその子をつないであげることが、
とても大事な仕事です。

そうです。
相手が0歳児でも、
教育していると 胸張って言えると思います。

シンボリックなものを展示する

年少さんのお部屋です。
出来た看板を 直ぐに飾っています。

年齢にもよりますが、
特に初めて経験する子や、
先の見通しがそこまでたたない年齢なら、
こうやって、
分かりやすいシンボリックなものを展示すると、
先の行事の期待や見通しが 立つかもしれません。

ちょうど、
お祭り前の「のぼり」や「告知看板」のようにね。

園庭植物

朝日を浴びた木々

高度な気づかい

一本足下駄を履く子を真ん中に、
手をつないでる年中さん達。

「仲がいいですね」や「嬉しそう」、
で終わって欲しくないです。

実は両端の子たちは、
一本足下駄を履く子のスピードに合わせて、
なおかつ、
不安定な歩く邪魔なにならないように、
ゆっくり、
丁寧に手を添えているのですよ。

これって、
言葉を交わさずに 相手を配慮している、
高度な気づかいだと思いませんか?

だから、
「仲がいいですね」や「嬉しそう」、
で終わって欲しくないです。

先生と一緒に作ることで

お店作りのゲームを製作中。

年少さんですが、
先生と一緒に作ることで、
製作のことが深く理解出来たり、
新たなアイデアに発展することもあります。

ゼロからは、何も生まれません。
種のないところには、何も生えないように。

まずは自分達が

出来たお店をお試し中。

まだお店が出来てスグですので、
自分達がやりたい気持ち一心で、
お客さんは二の次です。

外に気が向いていくのは、
まずは自分達が 満足してからなのでしょうね。

勇気を与える行為

「そうそう、ここに足をかけてね」
先生の声かけを頼りに、
子どもが登り棒滑りを挑戦しています。

先生の声かけは、
子どもにとって、
技術伝達だけでなく、
勇気を与える行為でもありますね。