そらぐみ(5歳児) こどもかいぎ『生活発表会に向けて』①

お泊まり保育、運動会の2つの大きな行事を終え、残りは生活発表会と卒園式となりました。

ところが!!!

生活発表会は、そらぐみの子どもたちにとって苦手な表現領域(こども園要領の中には健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域の育ちをねらいとしています)が多く、担任もそわそわ…

担任の心配とは裏腹に積極的・前のめりで取り組む姿が見られました👀

<12月5日:生活発表会に向けての話をする>

生活発表会の説明・当日までの残りの日数を伝え、昨年度までの自分たちがやってきた劇の振り返りをしました。

恥ずかしい子・やりたくない子も多かった昨年度。今年はどんな反応をするか心配でしたが、

「もう恥ずかしくなくなってん。ほしぐみのときは恥ずかしかったけどな~」

「恥ずかしいかも知らんけどがんばる!」 「できる~!!」 「がんばる!」

「歌とかも歌うよな?」「楽器もな!」

と前向きな言葉が多く、苦手なことにも挑戦する力・やってみようとする姿勢から成長が感じられました

その後、まずは自分たちが好きなor劇でやってみたい話・絵本・物語を挙げることに。

単調な話もたくさん出てくるだろうと思っていましたが、物語・ストーリーのある話を考え発表する姿が多く、何を問われているのか・何のための話し合いなのか目的を理解し、担任の意図を汲み取る力が育ってきたことが伝わりました。

↓ 早速、出た話の中から、いくつか劇あそびをしてみることにしました♩

<12月7日~15日:劇あそび>

『ももたろう』 『ブレーメンの音楽隊』 『3びきのこぶた』

『赤ずきん』 『ピーターパン』

担任が絵本を読みながら、それに合わせて動物やキャラクターになりきって遊ぶようなもので(セリフを言うことは少なかったですが)、絵本の世界観・イメージを共有して表現することを純粋に楽しめていたように感じられました。

⇔と同時に、劇あそびを詰めすぎてしまったため、数名が「これ遊びちゃうで!真剣にやりや!!」と練習感が少しずつ出てきてしまったため、ここで一度終わりとしました。

<12月18日:こどもかいぎ① 『生活発表会の劇に良いと思ったものを発表する』>

理由も交えながらたくさんの案を出し伝えてくれました。

  ↓

次に、この中から絞っていくために、“どんな劇にしたいのか”視点を絞ることにしました。

「たのしい劇」 「わらいばなし」

「楽しいだけじゃなくて全部の気持ちの劇がいい(…細かく聞くと、悲しいとか不安とか面白いとか怒るとか全部の気持ち、と話していました。)」

「最後は乾杯とかやったーとかで終わりたい(…ハッピーエンドの話、どんでん返しのある話かと思います。)」

など、“気持ちや心情”に注目した意見。

「いっぱい動物とか人が出てくるお話」と劇をするにあたって登場人物の量を考えた意見。

「みんなが知っているお話」と見てもらう側のことを想像した意見。

多様な視点を持ち考える姿がありました。

<12月19日:こどもかいぎ② 『劇候補の中から選択肢を絞ろう』>

上記で絞った視点を持ちながら、1つ1つ候補と照らし合わせて考えました。

「これは動物がいっぱい出てくるからいいね。」

「これは、女の子しか出てこないから。」

「このお話は知らないなあ~」

「これは少し難しすぎるかも」

「この話は簡単やし動物も出てくるしいいね」

「これは前劇あそびでやって楽しかったし、ちょうどいいかも」

など、この話が好き・嫌い、この話がやりたい・やりたくないといった主観的なものでなく、共通の観点を軸としながら考察していく姿が見られ、感心しました。

観点に合うものを考えた結果、16つの候補の中から、①12しのおはなし②ピーターパン③ももたろう④ブレーメン の4つにまで絞られ、

  ↓

さらに、①12しのおはなし はやりたいという子どもがおらず、

③ももたろう は他園でやったことのある子どもがいたため、

  ↓

②ピーターパン ④ブレーメンの音楽隊 の2つにまで絞られました。

この2つに絞った候補の中からいよいよ1つに絞るのですが、

次からの2つのこどもかいぎが、とても白熱して面白かったので、次回のブログに載せます。

お楽しみにしていてください♬