ブログ「みてみて」はじめました。

認定こども園かわにしひよしは、新しくブログをはじめます。
子どもたちの日常の出来事や行事の様子を、お届けします。

「みんな楽しみ♪お祭りごっこ」 にじぐみ 3歳児

7月末に園のお祭りごっこがあります。にじぐみのみんなは昨年度はお客さん、今年度からはお客さんとお店屋さんの両方で参加します。お祭りについて、みんなに問いかけてみると…

「おまつりしってる」 「わたあめとかあるんやで」 「やきそば、たべたよ」 「かきごおりもあった」 「ヨーヨーつりがたのしかった」 「ちょこばなな、たべたよ」

などなど、知っていることや経験したことを次々に話す様子がありました。そんな、たくさんのお話の中から今年度のにじぐみは“ヨーヨーつり”“やきそば””チョコバナナ“の3つのお店をすることになりました。

それぞれのお店の準備の過程を紹介します♪

“やきそば屋さん”

「やきそば、たべたことある」 「おいしかったよ」

と、いう意見が多かった焼きそば屋さん。お店をするためにどんな材料が必要かみんなに尋ねると

「キャベツがはいってる」 「たまねぎも」 「にんじんとかいれないと」 「えっと、あと…つるつる!(麺)」 と、必要な材料が出てきました。焼きそばチームは、みんなの中から出てきた具材(に見立てた画用紙)をハサミでカットしました。

ハサミを使うときの目つきは真剣。

「キャベツきろうかな」 「にんじんいっぱいになったよ」

と、わいわいお話しながら準備していました。具材を切り終えると

「ジュージューってやかないと」 「きょう、おきゃくさんくるん?」

と話して開店を心待ちにしています。お祭り当日は、美味しい焼きそばをいっぱい作ってくれそうです!!

“チョコバナナ屋さん”

「チョコバナナしってる!」 「あまくっておいしいんだよ」 「たべたことあるよ」

と、ウキウキ会話が膨らんだチョコバナナ。作る為には…

「バナナがいる」 「チョコつけないと」 「あと、パラパラってするやつ(カラースプレー)」

と、話していました。そこで、紙を丸めて作ったバナナに絵の具のチョコレートを塗って、作ることにしました。

「チョコいっぱいがいいな~」 「パラパラってしたい!」 「いちごあじもおいしいよね」

と、作っている時もずっとウキウキのチョコバナナチームでした♩

お祭り当日もきっと大人気の予感がする、チョコバナナ屋さんです☆

“ヨーヨーつり屋さん”

「ヨーヨーつり、やったことあるよ」 「ヨーヨーおもしろかったよ」

と、話していたヨーヨーつり。必要な物を考えていくと…

「ヨーヨーやろ」 「なんか、ひもつけないと」 「それで、ポヨンってやってあそぶから」

と、自分が遊んだ時の経験を思い起こしながら話していました。

ヨーヨーはビー玉ペインティングで模様作り。

作りながら

「おきゃくさん“かわいい”ってよろこぶかな」 「うれしいっていうかな」 「ぽよんぽよんってあそぶとおもう」 

と、何とも可愛らしい会話が膨らんでいました。当日は、ヨーヨーつりのお店でお客さんがたくさん楽しんでくれるといいですね♪

どのお店もみんながわくわく、楽しみにしながら準備を進めています。今回のお祭りの準備をする中で“自分の生活経験の中から知っていることを出し合い”“それについて自分はどう思っているのかを言葉にして伝えようとする”様子が見られ、みんなの成長を感じています。こういった、思いを出し合える機会をこれからも大切にしていきたいなと思っています。

お祭り当日はにじぐみのみんなで元気いっぱい、お客さんを迎えることができるといいなと思います。

ほしぐみ(4歳児) 初めてのパラバルーン!!

かわにしひよしでは毎年、4歳児クラスは運動会でパラバルーンを行うことが恒例になっています。

今年度のほしぐみでも、初めてのパラバルーンに挑戦。

今のそらぐみ(5歳児クラス)がほしぐみ(4歳児クラス)の時に取り組んでいる姿を見ていた子どもたちは、「前にお兄ちゃんたちがやってたよね~!」「見せてくれたよね~!」と始まる前からわくわく、楽しみにしているようでした。

パラバルーンが広がる様子を見ると・・「うわ~おっきいな~!」「なんかピザみたい」と興奮気味な子どもたち。

初めてのパラバルーンの感触は・・「気持ち良い~!」「なんかサラサラしてる」「これ好き~!」「いっぱい持ったら破れそう」と感じたことを言葉で伝えてくれました。

始めはパラバルーンの面白さをそれぞれで楽しむ子どもたちでしたが、ふと前を見ると友達の姿。目が合うと、「ふふふん♩」と少し照れくさそう。

少しずつ“みんなで一緒にしている”ということが分かり、その楽しさを味わっているようでした。

そしてしばらく楽しんでいると「力を合わせないといけないやん」「みんなでせーのでやろう」と一人ではできないこと・力を合わせないと上手くいかないことに気が付く姿が見られ、気が付くと「1,2,3,4・・!」という保育者の掛け声に合わせ、自然と子どもたちも声を出すようになっていました。

何度も挑戦してやっと全員で入ることができた“パラバルーンのおうち”。「なんか色が綺麗~!」「ちょっと狭いな~!」「ここでご飯食べる?」と上を見たり横を見たりしながら“できた”喜びがヒシヒシと伝わる表情の子どもたちです。

これからたくさんパラバルーンを楽しんでいく予定のほしぐみ。これからどんな姿を見せてくれるか楽しみです♩

そらぐみ(5歳児) お泊まり保育に向けて ~準備編~

お泊まり保育に向けてのこどもかいぎで考えたことを、準備していく段階になりました。

「準備することって何があるかな?」と考えたところ、流しそうめんの装置と、キャンプっぽくするために必要なものが挙がりました。

これらの準備に取り組んでいる様子をお伝えしていきます★

《キャンプごっこ①~④》

①テント

新聞紙で作っていましたが、「遊んでいるうちに壊れてしまう!」「小さくて中に入れない!」ハプニングが発生!

もっと頑丈なものはないかと探し、ラップの芯を使うことにしました。

繋ぎ合わせて組み立てて完成!と思いきや…「ああああーーー!」

またまた壊れてしまいました。

「どうしよう~?」話し合っていた子どもたちに、他の友達が「もう1本棒足したら?」とアドバイス。

「それいい考え!」と実践。だいぶ頑丈になってきましたがしばらくするとまた倒れてしまう…

「先生どうしたらいいかな?」とようやくここで保育者に尋ねてきました。(それまでほとんど大人の介入なしで進めていました✨)

屋上のテントからヒントを得て「ペットボトルとくっつけよう!」

その日はうまくいったのですが翌日の朝部屋には足の折れたテントが👀

「長すぎたんかな」「水がもっといっぱいいるかも」「上で引っ張ったら?」とさらに考えてみたり、

「私テープ貼るね」「じゃあ持っとく!」「そうそう。いい感じ!」「あ!そこ倒れそう!」と声をかけ合ったり。

力と知恵を出し合って完成しました! (完成したものは後日写真掲示します。)

②川

新聞紙を丸めて、折り紙を巻いて、縁に並べたら… 川の完成!!

最後の仕上げに、ラキューが得意な子どもたちが“水の生き物”を作って泳がせてくれました。

より雰囲気が出てきました♩

③キャンプファイヤー

カラービニールで火の形にちょきちょき✂

周りの木は、画用紙を四角形にするだけではなかなか立たず…

牛乳パックを挟むも上手く立てられなかったですが、新聞紙を丸め入れ込むことで成功!

それを見ていた他の友達が「横から新聞見えてるから、本物の木みたいにするために、横に画用紙貼ってみよう!」と付け加えていました。見栄えにもこだわる姿は年長児らしいですね。

そうして出来たキャンプファイヤー。

「懐中電灯光らせたらいいねん!」「扇風機で風吹かせたらいいかも!」

この2つの提案でより雰囲気が出そうな予感です…!!🔥

④星空

爪楊枝やはさみで穴をあけ、セロハンを重ねていきました。

星座を見ながら同じように穴をあけてみたり、カラーセロハンを重ね混色に気付いたり…

最後持ち上げて見てみると「うわあ~~✨」とうっとりする声が溢れていました👂

《流しそうめん》

ペットボトルの繋ぎ方は、下を受け口として下に重ねていく必要があります。そこで私が反対に繋げていると…すっと手が伸びてきて「先生反対」と。

保育者「なんで?」 子ども「だってそれやったら水がここから出ちゃうやん」

その仕組みに気付いていたこと、自分がやっている手元だけでなく隣でやっている人のことも見ていた視野の広さに驚かされ感心しました。

何度も繋ぎ直したり、補強したり、斜めにする方法を考えたり、コースを考えたり…実験、やり直し、を繰り返してイメージを膨らませていきました。何度目かでようやく成功!

いよいよ実際に使うペットボトルで同じように繋ぎ合わせ、本番を迎えます!

光あそび、染めあそび、買い物、アイス作りなど…他にも当日に向けての取り組みはたくさん!

準備が進むにつれて楽しさも膨らんできている子どもたちです。あと10日間!楽しみだね🎵

そらぐみ(5歳児)  お泊まり保育に向けて ~こどもかいぎ編~

話し合いのテーマは全部で4つです。

1.『お泊まり保育かデイキャンプか、どっちを開催するか考えよう』

2.『お泊まり保育で作る記念品製作を考えよう』

3.『お泊まり保育でのクッキングメニューを考えよう』

4.『お泊まり保育での遊び・活動内容を考えよう』

<4月後半>

昨年度から復活したお泊まり保育。昨年のそらぐみのお兄さん・お姉さんの様子を近くで見ていたこともあり、ほとんどの子どもが「お泊まり保育したい!」「温泉行きたい!」「お泊まり保育って泊まるんやろ?」「一人で寝れるようになったからお泊まり保育できるよ!」と、楽しみにする姿が多く見られました。

一方で「ママ(デイキャンプ)か温泉(お泊まり保育)、どっちにしようかな」「ちょっと寂しいかも」「長い時間が嫌だ」「迷うなあ~」と不安な様子の子どもたちもいました。

話し合いの中、楽しさを熱弁するお泊まり派の子どもたちに対し、不安そうなデイキャンプ派の子どもたち。クラスの中でデイキャンプ派の少数の子どもたちに対して、一方的に楽しさを伝えるだけでなく、何に不安を感じているのか・解決策はないのかを担任が間に入りながらみんなに尋ね考えていきました。(少数派の意見はすごく大切であり、少数でも自分の意見を堂々と言えるようになってほしい・お泊まり保育派も少数派の意見を真摯に受け止める姿勢を持ってほしいと考えており、まずは担任がその土台を整えていきました。)

子どもたちなりの解決策やご家庭との連携などにより、デイキャンプ派の子どもたちも「お泊まり保育やってみる」と決心し、今年度もお泊まり保育の開催が決定しました。

<6月前半>

いよいよ本格的にお泊まり保育に向けての計画を立てていくことになりました。過去のお泊まり保育の様子(写真)を見て、イメージが膨らんできた子どもたち。記念品製作/クッキングメニュー/遊び・活動内容について話し合いました。

お泊まり保育の開催が決まってから1ヶ月半経ち、4月後半の話し合いと6月前半の話し合いでは、議論の広がりや深さに変化が見られました。

☆問題提起や課題解決をする力 ☆根拠に基づいた意見 ☆継続して考える力

4月に話した別テーマ『栽培する夏野菜を決めよう』の時には、「好きだから」「美味しいから」「私はその野菜好きじゃない、嫌。」など主観的な気持ちでの話し合いが多かったです。(中には「お泊まり保育で食べれるように7月に収穫できる野菜で決めよう」と計画的な考えもありましたが、その中から絞り込むには先述した理由での展開が多かったです。)

ですが、今回の話し合いでは、(※最初のとっかかりは「美味しいから」「やったことないから」「楽しそうだから」等の意見ですが)

「カレーって給食でも食べれるやん」⇔「でも中身変えたら違うカレーになるよ」

「ピザはこねたら(生地の中に)ばいきんが入っちゃうかも」⇔「手しっかり洗ったらいい」「それか、なんかで混ぜたらいい」

「流しそうめんは、竹がないから難しいよ」「しかもクッキング出来ないやん。クッキングしたい。」⇔「竹じゃなくて、ペットボトルとかでも作れるよ」「そうめんのつゆにきゅうりとか入れたらいい。それを切るのはどう?」

といったように3つの中で互いに批判的思考(※批判と非難は全くの別物です)を持ち、議論し合っていました。このクッキングメニュー決めは大白熱で特にたくさんの時間を要しました。また実は、一度ピザと決定したことを、流しそうめんを諦めきれない1人の子どもの粘り強さと家で考えてきた解決策を受けて、決定した内容が変わるというどんでん返しもありました(笑)

(他にも…話し合いが硬直した時に、どうやって1つに絞るかを子どもたちから案が上がり、椅子取りゲームの勝者3位と早く寝た人上位3位が決めるという子どもらしい発想がありました。また、おやつをアイスかすいかか2つで迷っていた際、アイスで決定するけど、すいかがいいという友達の意見も汲み取り、すいかアイスも作ったらどうかという案を子どもたちだけでの話し合いで決定していました。)

3つの話し合いは2~3週間続きましたが、毎日よく集中して考えて取り組んだなあ~と感心します。全部が決定した後は「あとは準備だけや!!」と早速準備に向けて気持ちを切り替えていました。何事も楽しむ姿勢や、そこに向かっていくパワーが今のそらぐみの子どもたちのよさだと思っています☆

お泊まり保育まで残り1ヶ月。自分たちで考えた計画を軸にしながら、みんなでそこに向かって取り組んでいきたいと思います。楽しみですね♪

初めての園生活 おひさま(0歳児)

登園時、涙で別れる姿も見られますがハイハイやずり這いで室内を大冒険!!

気になるおもちゃを見つけると触って見たり

どれにしようかなと選んでみたり

少しずつ泣かずに遊ぶ姿が見られるようになってきました。

これから、たくさん遊ぼうね♪

そよかぜ(1歳児)粘土遊びをしたよ

油粘土で遊びました。

最初は恐る恐る触っていた子どもも慣れてくると小さくちぎったり、細長くしてみたり、くっつけてみたり、どんどん形が変わる粘土に夢中になっていました。

「おいしくなーれ、こねこねこね♪」「ハンバーグ、かんせーい!」

「ハッピバースデートゥーユー」「ケーキ」

「ブーン」「くるまつくったよ」

「でんしゃのえき」

「カタツムリ」

お皿に乗せてご飯を作り「めしあがれ」

「ひこーき」「ヘリコプター」

「ねんどしたい」とリクエストの声も聞こえてきます。

最近では、作りたいものをイメージして粘土で表現できるようになってきました。

楽しいね♪

はじめての絵の具 そよかぜ(1歳児)

絵の具の準備をしていると「えのぐするねん」「みてるねん」と興味津々の子どもたち。

はじめはどのようにして遊べばいいのか分からず、友だちについていく子ども、絵の具に一直線の子どもがいました。

段ボールについた絵の具や手についた絵の具を見て、「わあ」と驚き、手形をたくさんつけたり、

タンポを見つけ、「とんとん」と点々模様を描いたり、「ぴー」と横線を描いたりしていました。

筆やハケを見つけると、段ボールの上面に「ぬりぬり」、横面も塗れることに気付き「かきかき」!

また、「あか!」「あお!」と色の違いを感じて楽しむ姿がありました。

はじめは服や手足が汚れないように遊んでいましたが、途中から汚れを気にすることなく、服もキャンバスにして楽しんでいました!

にじぐみ(3歳児)生活発表会後のにじぐみ  ~どうぶつ会議してみたよ~

2月10日(土)に生活発表会があり、にじ組は‶どうぞのいす″を披露しました。

当日は、練習でしてきたことを発揮できたり、緊張して固まってしまったり、いつも以上に大きな声を出せたり、出来なかったことが本番で出来たりなどそれぞれの姿がありました。

どの子どもも保護者の方に見てもらうことが嬉しくて笑顔が輝いていましたね♪

後日、感じたことを言葉で表現したり保護者の方からの言葉を伝えたりなどを各動物のチームごとに〈どうぶつ会議〉を開いて一人一人に感想を聞きました。

発表会の活動を繰り返ししている時は「またやるの?」「つかれちゃったよ」とつぶやく姿もありましたが、やりきった後の感想では心の温まる素敵な言葉をたくさん伝えてくれました。

〈子どもたちの感想〉

「ドキドキしたぁ」「はずかしかったけど、たのしかった!」「きんちょうした!」と、舞台に立ち見られるという環境を理解し緊張する経験や初めてのことをするという感覚を感じることができていました。ある子どもは、「あさごはん、ちょっとだけになっちゃた」と当日に見られることや発表することに対し、見通しをもって朝から過ごしていたようです。

〈保護者の方からの言葉〉

本番前に「がんばってね」と言ってもらい本番後には「がんばったやん」と言ってもらえたことや「かっこよかったよっていってもらった!」「おうたじょうずだったねっていってた」「パパもたのしかったよっていってたで!」など子どもたちの心に保護者の方からのことばが強く残っていたようで、とても嬉しそうな表情で伝えてくれていました。

〈舞台から見えた景色〉

見てもらうことの楽しさや恥ずかしさ、緊張などを感じながらも、保護者の方の顔もしっかりと心に刻んでいました。「ママ、ニコニコしてた!」「すごーい!って顔してた」「うたうとき、パパみえた」「パパ、うれしいおかおだった!」など子どもたちもしっかりと保護者の存在を感じながら舞台に立てていたようです。

気持ちや感想を聞く中で、何より1番出てきた言葉は「たのしかった」というポジティブで嬉しい言葉でした。

クラスで大切にしてきた、伸び伸びとした姿や自分なりの表現を楽しむこと、発表会を楽しむというねらいをクラスで達成できたことでこの言葉がでたと思います。

運動会後の感想では、「たのしかった」「きんちょうした」等、ほとんどの子どもが単語での簡単な表現で伝えてくれました。生活発表会後は感じたこと、考えたことを単語ではなく文章にして何が楽しかったのかどのように見えたのかを具体的に伝えたり、自ら絵に描いたり、つくったりと表現する力が育っていることが感じられました。自由遊びの中で生活発表会の絵を表現したり、劇で使用した‶どうぞのいす″の道具で引き続き表現あそびをして楽しんでいます。リハーサルで見たそら組の‶ブレーメンの音楽隊″にでてくる音楽隊を‶どうぞのいす″に取り入れ組み合わせながら、目で見たものを廃材で表現し楽器を作って表現あそびを楽しんでいます。

にじ組の経験がどのようにつながって成長していくのか来年度も楽しみですね♪

そらぐみ(5歳児) スライム遊び

いよいよ卒園が近づいてきました。そんなある日、「卒園式までにしたいこと」を子どもたちに聞くと、「クッキングしたい!」「8月にやったスライムやりたい!」「片栗粉に水混ぜるやつもやったよな、あれもやりたい」という声がありました。そこで、「日替わりコーナー」と称して、スライム、片栗粉粘土、色水遊び、新聞紙遊びなど…毎日異なる遊びを楽しめるコーナーができました。

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿(<健康な心と体><自立心><協同性><道徳性・規範意識の芽生え><社会生活との関わり><思考力の芽生え><自然との関わり・生命尊重><数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚><言葉による伝え合い><豊かな表現と感性>)に基づいて、担任がスライム遊びで感じた子どもの成長を共有したいと思います。

8月、子どもたちの姿は、お泊まり保育やアイドルごっこを終えて、クラスで団結して1つのことに取り組むことができるようになっていました。色んなことに興味津々で、目についたもの全てやりたい!そのような姿でした。

そしていざスライム遊びをしようとなったとき。

担任「まずは、50gの水を入れてね」

子ども「50って何?このぐらい?(95gの計量器)」

担任「入れすぎ入れすぎ!(紙に50の数字を書いて)これと同じになったら50だよ」

数字を読める子どもが少なかったので、水50g計るのにも一苦労。分量を間違えてホウ砂水を入れてもかたまらず、、「できない!どうしたらいいの?」のオンパレードでした。また、スライムを1つ完成させると、、「もう一個作っていい?」またそれを完成させると、、「もう一個!」と感触遊びをねらいとしていましたが、完成しては作り、の繰り返しでした。

その後も1つのコーナーとして、スライムセットを室内に置いていましたが、そこでも次々に作る、そのような姿がありました。

そして、運動会や遠足、生活発表会を終えた2月。

再び、今回は「日替わりコーナー」としてスライム遊びを取り入れました。スライムの材料を見るなり「スライムや!スライム今日できるやん!」「先生、スライムやっていい?」「僕も!」「私もやるー!」と大喜びの子どもたち。

「(作り方が書かれた紙を見て)えーと、まずは水50グラムね。」「(計量器を使って)48、49…51。あー51グラムになっちゃった」「1グラムくらい大丈夫!」と担任(笑)ここで、数字が読めるようになったんだなあ、、と一つ成長を感じました。<数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚>…自らの必要感に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚をもつようになる。

計量器が一つしかないので、「〇〇くん、次、私に貸して!」「じゃあ〇〇ちゃん、次は僕に貸してね!」と自分たちで順番を決めて、「僕が先だよ!!」と揉めることなく作り進めたり、「これはこうするんだよ」「水の次は洗濯のり入れるねんで!」と教え合ったりする姿にまた一つ、成長をかんじました。<協同性>…共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したり、充実感をもってやり遂げるようになる。

そして、いざ作り終えたとき、またすぐにもう一個作り始めるだろうな、、と思って見ていると、「見て!先生!プルプルや!!」「私のは〇〇くんのよりトロトロ〜」と感触を楽しむ姿が!「こうやって、息を吹きかけると…ほら、膨らんだ!」と本で見たことをやってみたり、また、「これさ、、ゼリーに見えへん?ゼリー作ろっと!」と身近なものに見立てて遊んだりする姿も見られました。<思考力の芽生え>…物の性質や仕組みなどを感じ取ったり、気付いたりし、考えたり、予想したり、予想したり、工夫したりするなど、多様な関わりを楽しむようになる。

8月に比べて、確実に成長している子どもの姿を見て、担任としてとても嬉しく感じましたし、文字や数字はきっと、ご家庭でたくさん触れてきたことと思います。就学に向けての期待感が高まっていますね♪

また、以前までは時計を見て行動するのが難しい様子でしたが、最近では、あらかじめ「6になったら片付けして、お外に行くよ〜」と伝えると、こまめに時計をチェックして、「あ!もうすぐ6だ!」友達と声を揃えて、「6になったので、お片付けしましょう」と自分たちで時間に気づいて、それをクラスに周知する姿が見られています👀これは10の姿の観点では、<自立心>(…しなければならないことを自覚し、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。)が成長していると感じられます☆

ほしぐみ (4歳児) 「大好きなそらぐみさんへ」~卒園プレゼント作り~

3月に入り「もうすぐそらぐみになる」「そらぐみさんは1ねんせいになるんやろ?」と、いう言葉が子どもたちの中から聞こえてくるようになりました。そこで、みんなで“そらぐみさんって?”ということについて意見を出しあいました。すると…

「かっこいい!」

「ボール蹴るのが上手」

「蹴ったボールもはやいで」

「お歌も大きい声で歌えるよ」

「身体が大きい」

「一緒にサッカーとか野球するのが楽しい」

「一緒に鬼ごっこするのが楽しい」

「足が速いからつかまえられないから、すごい」

「縄跳びが上手」

「体力がついてる」

などなど、そらぐみさんへの憧れが大きいことや、一緒に遊ぶのが楽しかったことがよく伝わってきました。

そんな、そらぐみさんが“もうすぐ卒園する”ということについても意見が出てきました。

「会えなくなっちゃう。学校に行くんやで。」

「そうそう、1年生になる。」

「私のお兄ちゃんと一緒や」

「ランドセル持っていくねん」

「会えなくなっちゃうから、お手紙書きたいな」

「プレゼントを渡したい」

「お祝いパーティ―したらいいと思う」

「インタビューをしたら?」

「握手もする」

「ぎゅーってする」

などなど、そらぐみさんへの思いが溢れていました。そんなたくさんの意見の中から“思い出に残るもの”ということで…“フォトフレーム”を作ることにしました。作る前には、そらぐみさんへのプレゼントに“どんな気持ちを込めたいか”を出し合いました。すると、

「遊んでくれてありがとう。って言いたい」

「学校、頑張ってね」

「学校に行ったらお勉強、大変だと思うけど頑張ってね」

「また、いつか会ったら遊ぼうね」

「お勉強いっぱい頑張ったね」

「また保育園に遊びに来てほしい」

等の思いが聞こえてきました。

フォトフレームにキラキラテープやビーズで装飾♩

「きれいに作りたいな」

「“嬉しい”って言ってくれるかな」

「私は○○くんに渡したいんだ」

と、作りながら、会話が膨らんでいました。

そらぐみさんとの1年を振り返って、言葉にして伝える姿や“どんな気持ちを込めたいか”ということも考えようとする姿がありました。そういった“振り返って話す力”や“目には見えない気持ちの部分を考えることができる力”の育ちが見られ、ほしぐみさんの成長を感じています。みんなの気持ちの込められたフォトフレーム、そらぐみさん喜んでくれるといいですね。