ブログ「みてみて」はじめました。

認定こども園かわにしひよしは、新しくブログをはじめます。
子どもたちの日常の出来事や行事の様子を、お届けします。

おひさまぐみ(0歳児) 外って楽しいね

朝晩は涼しいですが、日中は過ごしやすいので乳児園庭で遊んだり、散歩に出かけたりしています。

滑り台に登ってみたり

クライミングネットに挑戦したり

スコップで砂をすくって容器やお皿に入れようとしたり

アリや葉っぱも見つけたよ♪

木の隙間から「ばあ!」

思い思いの遊びを楽しむ子どもたち。

自分で動くことの楽しさ、風を肌で感じ落ち葉や砂に触れるなど様々なことを経験しています。

これからも子どもたちの発見に耳を傾け、様々な体験ができる機会を作っていきたいと思います。

ほしぐみ(4歳児) パラバルーンって楽しいね

前回のブログ(7月)で“初めてのパラバルーン”をお伝えしました。その後も、ほしぐみは運動会に向けてパラバルーンを楽しんでいます。

始めはただパラバルーンの面白さを全身で味わう子どもたちでしたが“技”が繋がる楽しさに気が付き、「音楽に合わせてやってみたい」と意欲を膨らませながら取り組むようになり、次第に保育者の合図なしでも技が繋がっていくようになりました。

しかしどうしても上手くいかない技「かくれんぼ」に、苦戦する子どもたちの姿が・・。

保育者が解決策を伝え、その通りに取り組むことは簡単ですが、ここはあえて「どうしようか」と子どもたちに問い掛け、自分たちで解決策を考えられるようにしました。

「みんなで合わせて入る」「え~どうやって合わせるんだよ~」

「せーのっていう!」「それいいやん」と解決策を見つけては・・

「遅れてる人おった!」「間に合ってなかった」「もうわからへん」「悔しいな~」「上手くいかんな~」と失敗。

「じゃあ次はどうしようか」とまた作戦会議です。

何度も何度も曲を流し、技のタイミングを考えた日もありました。

みんなで考えて、やってみて、失敗してまた考えて、やってみて、そして時折上手くいって・・を繰り返すうちに、子どもたちから「1,2,3,4,5,6,まーえ!」「次かくれんぼ!」「あげて、さげて!」と自然と掛け声がでてくるようになりました。

「そんな掛け声、いつ考えたの?」と保育者が尋ねると「みんなで言ったんだよ」「気持ちを合わせたんだよ」と自慢げに話す子どもたちです。

パラバルーンに限らず、一人一人に得意不得意があります。

難しさを感じている友だちの姿を見て、上手くできないことを攻めるのではなく「せーのって言ってあげる」と手を差し伸べる姿があり“みんなで”と言う気持ちが芽生えていること、気持ちが同じ方向に向いてきていることを感じました。

「みんなならできるよ」を合言葉に、ほしぐみが自分たちの力で作り上げてきたパラバルーン。子どもたちが最後まで“自分たちでできた”と思えるよう本番、保育者は側で見守っています。

子どもたちの頑張りが見ている人に伝わりますように。

ぬりえ「みんなでがんばっているところ」

そらぐみ(5歳児) 運動会直前!

『最後の運動会』『(今のそらぐみの子どもにとっては)初の3クラス合同の運動会』です。「楽しい運動会にしたい」「めちゃくちゃ頑張って、大人を泣かせるくらいにしたい」と意気込んで取り組み始めました🌞

【竹太鼓】

☆当日の見どころ

音が揃っているところと、ピタッと止まるところに注目です!

太鼓だけでなく、ダンスも「可愛らしい!」と担任は思っています。子どもたちがすべて振り付けたのでそれも踏まえて見てみてください👀

音楽の選定もたくさんの“祭り”の曲を聞いて“お祭り忍者”に決めました。

※竹太鼓は1本1本手作り。竹やぶから切り出す・節を抜く・ぬかで磨く・学校の机の脚を再利用して脚を付けるという工程にて、作ってもらいました。

☆取り組み・子どもの育ち

大きな竹にわくわくした表情が見られました。子ども・担任ともに「どんな音が出るかな」と期待したのものの、一斉に叩くとバラバラで騒がしい音になりました…(苦笑)

自分のことばかりでなく周囲にも意識を向けること、音を揃えるためには気持ちを揃える必要があることなどに気づいた子どもたち。

「6人でやってるけど1人の音に聞こえる!」日を重ねていくうちに音が1つになってきました。

1つの目標に向かって皆で心を合わせて取り組む経験が出来たように思います。

また、自分たちの遊戯を動画で振り返っていると・・・「止まるところピシってしたら素敵になりそう!」という言葉が。それ以降の練習では、「絶対止まる!!!」という強い意思が伝わってきました。ぜひ当日はそこも注目してみてくださいね。

竹太鼓を通して、子どもたちの苦手なところでもある『静と動の切り替え、緩急のメリハリ』が出来るようになってきたと感じています✨

【リレー】

☆チーム構成について・当日の見どころ

どちらのチームもほとんど力の差がないようにしていますが、

どちらかというと走るのが好きな子が多いが個々としての主張が多いチーム(ピンクチーム)と

どちらかというと走るのが得意でない子が多いがチームとしてまとまりがあるチーム(白チーム)で

構成しています。

初めの頃は、普段から走るのが好きなピンクチームがほぼ毎日勝っていましたが、次第にチーム力抜群の白チームがどんどん追い上げてきて、今では毎日白熱した勝負が繰り広げられています🔥

当日どちらが勝ってもおかしくない勝負、最後まで目が離せません!!

☆取り組み・子どもの育ち

初めは、勝ったら喜ぶけど、負けてもあまり悔しいそぶりを見せない子どもたちでした。(担任が思い描いた姿とは異なり意外でした。)相手チームのことも最後まで応援したり、負けたチームには「惜しかったね」と声をかけ励ます姿がありました。(すごくあたたかいクラスでいいなとほっこり見てました。)

また、第一走者や最終走者の取り合いや、「負けたけどぼくは勝った」という言葉などもあり、リレーですが個人戦としての気持ちであったように思います。次第に、チームとしての意識が芽生え、みんなで1つという気持ちも出てきた様子です。

「1番と最後の人は早い人がいいと思う」

「ぼく本当は1番がいいけど、早くないから○○くんがいいんじゃない?」

「真ん中も早い人がいいかも」

「早い人の後ろに、走るのが苦手な人にしたら、早い人が間空けてくれるから大丈夫じゃない?」

「○○くんと○○ちゃんは同じくらいの早さだからいい感じ」

ただ勝ち負けが嬉しい・悔しいで終わらず、チームとして勝つためにはどうしたらいいかを考えを出し合うように変わっていきました。毎日、真剣勝負で取り組んでいます🚩

※運動会直前ギリギリまで順番の入れ替え・話し合いもありました。

【最後に・・・】

取り組みの中で、頑張ったこと・嬉しかったこと・悔しかったこと・出来るようになったこと・担任に怒られたこと(苦笑)等、たくさんの経験をして当日を迎えます。クラスとしても少しずつ集団として1つにまとまってきていますし、一人一人の成長もたくさん見られました。

ここまで取り組んできたことが当日存分に発揮されることを願っています🎵

にじぐみ(3歳児)もうすぐ運動会

朝晩は涼しくなり、園庭で遊ぶことができる日も多くなってきました。もうすぐ、みんなが楽しみにしている運動会があります。にじぐみのみんなは初めて参加する運動会。“運動会って楽しい”“みんなでするって楽しい”と子どもたちに感じてもらえたらいいなと思い取り組んできました。

にじ組の遊戯は『やんちゃかいじゅうどっかーん』のダンス。元気いっぱいなみんなのイメージにぴったりなダンスです♩初めて踊った日からみんなは「がおー」のポーズが大好きになり「かいじゅうダンスしたい!」と楽しみにしながらがら話していました。


かいじゅうのしっぽも自分たちで作りました。折り紙の好きな色を3つ選んでハサミで切って。「かっこいいしっぽ」「かわいいいろにしたの」「はやく、つけたいなぁ」


はじめてつけてみると、気分はウキウキ、わくわく!「ねぇねぇ、うんどうかいって、あしたなの?」「パパやママがみにくる?」「しっぽついてる!」「やったぁ!!」

取り組んでいくうちに子どもたちの中から「かっこよくした」「つよくしてん」「かわいいかいじゅうなの」「たのしかった」「うれしくなっちゃった」など踊ってみて感じたことや、イメージしていたことを言葉にして伝えてくれることが、とても増えました。

当日が近づくにつれて、カレンダーを見ながら「ここ、うんどうかいやで」「10がつになったらやんな」など子ども同士の会話が膨らんできました♩(それまでは毎日「きょう、うんどうかい?」「あした、うんどうかい?」という質問攻めでした!)

先日の運動会リハーサル後には、見ていた職員から「かいじゅうポーズを前を向いて、大きくお家の人に見せてあげるといいよ」というアドバイスをもらうと、その後の取り組みの際には子どもたちなりに精一杯大きく表現しようとする姿も見られました。「がおー」の迫力(かわいさ)満点です!!

にじぐみのみんなが、楽しみながら一生懸命取り組んできた『やんちゃかいじゅうどっかーん』のダンス。運動会当日もみんなの一番元気に踊る様子を見てもらうことができるといいなと思っています。

つきぐみ(2歳児)感触遊び

暑い夏!室内でも楽しめる活動をしたいということで感触遊びをたくさんしました。

《ヤマモモの実》

乳児園庭にヤマモモの木があり、子どもたちはヤマモモが地面いっぱいに落ちていることを発見した様子。

袋に入れて潰して色を出したり、スプーンを使って小さくしてみたり・・・。

「あかいね」「ぎゅっぎゅしたらでてきた」と色が出てくることに驚いた表情の子どもたち。

色を出した後に容器に入れ、凍らせることにしました。

ヤマモモの実の氷を手で触り、つめたいと感じる子どもや、氷を容器に入れ混ぜて氷と氷がぶつかる音を楽しむ子ども、透明の氷との色の違いを観察する子どもと感じ方は様々でした。

容器を用意すると「アイスできたよ」「いちごジュースです」と見立て遊びに発展していました。

最後はお絵描き。

画用紙に滑らせながらグルグルとお絵描きを楽しんでいました。

《片栗粉》

「不思議な粉(片栗粉)を持ってきたよ」と担任がいうと子どもたちは興味津々。

粉を触ると「さらさら」「きもちい」

保育者が握っている姿を見るとまねっこする子どもたち。

「何か聞こえた?」「ぎゅっていう」と音がなることを発見していました。

水を入れると・・・

さらさら→ぱらぱら→とろとろと変化していく様子を不思議そうに感じていました。

「おもしろいなぁ(変化する様子を見て)」

「トロトロなくなった(片栗粉の塊に水をかけたらなくなった)」

「こんなんなったで」と手でギュっと握ると固まったり、また手を広げると溶ける不思議な感覚(ダイラタンシー現象)を何度も繰り返し遊んでいました。

容器とスプーンを使って、あけ移しをしてトロトロ感を楽しんでいました。

《寒天》

見慣れない寒天の姿に興味津々。触ってみると不思議な感触に大喜びな子どもたち。

手で持ってプルプル揺らしたり握ってみたり・・・

「きもちい」「つめたいなぁ」「ぜりーみたい」

感じたことを言葉で表現していました。

三色(赤・青・黄))の寒天を用意すると、

「きれい」と色が混ざっていく様子を楽しんでいた子どもたち。容器に入れて、どんどん見立て遊びに発展させていきました。

たくさんの感触遊びの中で、様々な素材の感触の違いや匂い、音などを楽しんだり、握る・ちぎる・丸めるといった動作を通して、手先の感覚を高めたりと感触遊びは五感の成長にも役立ちます。

また感触遊びの中で、「おおきい」と「ちいさい」や「ながい」と「ほそい」といった対になった概念も経験していくことが出来ます。

これからも子どもたちの興味関心に寄り添いながら、ワクワク楽しい保育をしていきたいと思います。

つきぐみ(2歳児)おおきくなーれ~栽培~

5月になり、トマトときゅうりの苗を植えました。

はじめての苗になんだろう?と不思議そうに見つめる子どもたち!

土を柔らかくするために、スコップでお手伝い♪

土がこぼれないようにそーっとすくう子ども、勢いあまって手にかかる子どもと様々でした。

次は、水やり体験!

ジョウロや砂場の型はめ(玩具)で水やりをしています。

水がこぼれないように、両手で支え、「じゃー!」と。    

トマトの実ができた時は、「あかちゃん?」「あかちゃんだからさわったらだめ」、きゅうりを見て「おっきー」と子ども同士でやりとりする姿が見られたり、部屋に貼ってある写真を見て「とまと?」「きゅうり?」と興味をもったりする姿が見られるようになってきました!

いよいよ収穫の日。

手で触って、目で見て、形や大きさ・色がそれぞれ違うことを学んでいました。

給食の先生に調理してもらい「おいしい」「すっぱい」「かたい」いろいろな感想がありました。

 栽培を通して、自分たちが食べているものがどのように作られているのか、又生長のお手伝いをすることで、興味・関心を持ち、食べてみようとするなど、子どもたちの豊かな心を育むよい機会になったと思っています。給食の食材にも興味を持ち「これ何?」と聞く姿も多くなりました。夏の野菜だけでなくこれからも色々な形で季節の野菜を知る機会を作っていきたいと思います。

「みんな楽しみ♪お祭りごっこ」 にじぐみ 3歳児

7月末に園のお祭りごっこがあります。にじぐみのみんなは昨年度はお客さん、今年度からはお客さんとお店屋さんの両方で参加します。お祭りについて、みんなに問いかけてみると…

「おまつりしってる」 「わたあめとかあるんやで」 「やきそば、たべたよ」 「かきごおりもあった」 「ヨーヨーつりがたのしかった」 「ちょこばなな、たべたよ」

などなど、知っていることや経験したことを次々に話す様子がありました。そんな、たくさんのお話の中から今年度のにじぐみは“ヨーヨーつり”“やきそば””チョコバナナ“の3つのお店をすることになりました。

それぞれのお店の準備の過程を紹介します♪

“やきそば屋さん”

「やきそば、たべたことある」 「おいしかったよ」

と、いう意見が多かった焼きそば屋さん。お店をするためにどんな材料が必要かみんなに尋ねると

「キャベツがはいってる」 「たまねぎも」 「にんじんとかいれないと」 「えっと、あと…つるつる!(麺)」 と、必要な材料が出てきました。焼きそばチームは、みんなの中から出てきた具材(に見立てた画用紙)をハサミでカットしました。

ハサミを使うときの目つきは真剣。

「キャベツきろうかな」 「にんじんいっぱいになったよ」

と、わいわいお話しながら準備していました。具材を切り終えると

「ジュージューってやかないと」 「きょう、おきゃくさんくるん?」

と話して開店を心待ちにしています。お祭り当日は、美味しい焼きそばをいっぱい作ってくれそうです!!

“チョコバナナ屋さん”

「チョコバナナしってる!」 「あまくっておいしいんだよ」 「たべたことあるよ」

と、ウキウキ会話が膨らんだチョコバナナ。作る為には…

「バナナがいる」 「チョコつけないと」 「あと、パラパラってするやつ(カラースプレー)」

と、話していました。そこで、紙を丸めて作ったバナナに絵の具のチョコレートを塗って、作ることにしました。

「チョコいっぱいがいいな~」 「パラパラってしたい!」 「いちごあじもおいしいよね」

と、作っている時もずっとウキウキのチョコバナナチームでした♩

お祭り当日もきっと大人気の予感がする、チョコバナナ屋さんです☆

“ヨーヨーつり屋さん”

「ヨーヨーつり、やったことあるよ」 「ヨーヨーおもしろかったよ」

と、話していたヨーヨーつり。必要な物を考えていくと…

「ヨーヨーやろ」 「なんか、ひもつけないと」 「それで、ポヨンってやってあそぶから」

と、自分が遊んだ時の経験を思い起こしながら話していました。

ヨーヨーはビー玉ペインティングで模様作り。

作りながら

「おきゃくさん“かわいい”ってよろこぶかな」 「うれしいっていうかな」 「ぽよんぽよんってあそぶとおもう」 

と、何とも可愛らしい会話が膨らんでいました。当日は、ヨーヨーつりのお店でお客さんがたくさん楽しんでくれるといいですね♪

どのお店もみんながわくわく、楽しみにしながら準備を進めています。今回のお祭りの準備をする中で“自分の生活経験の中から知っていることを出し合い”“それについて自分はどう思っているのかを言葉にして伝えようとする”様子が見られ、みんなの成長を感じています。こういった、思いを出し合える機会をこれからも大切にしていきたいなと思っています。

お祭り当日はにじぐみのみんなで元気いっぱい、お客さんを迎えることができるといいなと思います。

ほしぐみ(4歳児) 初めてのパラバルーン!!

かわにしひよしでは毎年、4歳児クラスは運動会でパラバルーンを行うことが恒例になっています。

今年度のほしぐみでも、初めてのパラバルーンに挑戦。

今のそらぐみ(5歳児クラス)がほしぐみ(4歳児クラス)の時に取り組んでいる姿を見ていた子どもたちは、「前にお兄ちゃんたちがやってたよね~!」「見せてくれたよね~!」と始まる前からわくわく、楽しみにしているようでした。

パラバルーンが広がる様子を見ると・・「うわ~おっきいな~!」「なんかピザみたい」と興奮気味な子どもたち。

初めてのパラバルーンの感触は・・「気持ち良い~!」「なんかサラサラしてる」「これ好き~!」「いっぱい持ったら破れそう」と感じたことを言葉で伝えてくれました。

始めはパラバルーンの面白さをそれぞれで楽しむ子どもたちでしたが、ふと前を見ると友達の姿。目が合うと、「ふふふん♩」と少し照れくさそう。

少しずつ“みんなで一緒にしている”ということが分かり、その楽しさを味わっているようでした。

そしてしばらく楽しんでいると「力を合わせないといけないやん」「みんなでせーのでやろう」と一人ではできないこと・力を合わせないと上手くいかないことに気が付く姿が見られ、気が付くと「1,2,3,4・・!」という保育者の掛け声に合わせ、自然と子どもたちも声を出すようになっていました。

何度も挑戦してやっと全員で入ることができた“パラバルーンのおうち”。「なんか色が綺麗~!」「ちょっと狭いな~!」「ここでご飯食べる?」と上を見たり横を見たりしながら“できた”喜びがヒシヒシと伝わる表情の子どもたちです。

これからたくさんパラバルーンを楽しんでいく予定のほしぐみ。これからどんな姿を見せてくれるか楽しみです♩

そらぐみ(5歳児) お泊まり保育に向けて ~準備編~

お泊まり保育に向けてのこどもかいぎで考えたことを、準備していく段階になりました。

「準備することって何があるかな?」と考えたところ、流しそうめんの装置と、キャンプっぽくするために必要なものが挙がりました。

これらの準備に取り組んでいる様子をお伝えしていきます★

《キャンプごっこ①~④》

①テント

新聞紙で作っていましたが、「遊んでいるうちに壊れてしまう!」「小さくて中に入れない!」ハプニングが発生!

もっと頑丈なものはないかと探し、ラップの芯を使うことにしました。

繋ぎ合わせて組み立てて完成!と思いきや…「ああああーーー!」

またまた壊れてしまいました。

「どうしよう~?」話し合っていた子どもたちに、他の友達が「もう1本棒足したら?」とアドバイス。

「それいい考え!」と実践。だいぶ頑丈になってきましたがしばらくするとまた倒れてしまう…

「先生どうしたらいいかな?」とようやくここで保育者に尋ねてきました。(それまでほとんど大人の介入なしで進めていました✨)

屋上のテントからヒントを得て「ペットボトルとくっつけよう!」

その日はうまくいったのですが翌日の朝部屋には足の折れたテントが👀

「長すぎたんかな」「水がもっといっぱいいるかも」「上で引っ張ったら?」とさらに考えてみたり、

「私テープ貼るね」「じゃあ持っとく!」「そうそう。いい感じ!」「あ!そこ倒れそう!」と声をかけ合ったり。

力と知恵を出し合って完成しました! (完成したものは後日写真掲示します。)

②川

新聞紙を丸めて、折り紙を巻いて、縁に並べたら… 川の完成!!

最後の仕上げに、ラキューが得意な子どもたちが“水の生き物”を作って泳がせてくれました。

より雰囲気が出てきました♩

③キャンプファイヤー

カラービニールで火の形にちょきちょき✂

周りの木は、画用紙を四角形にするだけではなかなか立たず…

牛乳パックを挟むも上手く立てられなかったですが、新聞紙を丸め入れ込むことで成功!

それを見ていた他の友達が「横から新聞見えてるから、本物の木みたいにするために、横に画用紙貼ってみよう!」と付け加えていました。見栄えにもこだわる姿は年長児らしいですね。

そうして出来たキャンプファイヤー。

「懐中電灯光らせたらいいねん!」「扇風機で風吹かせたらいいかも!」

この2つの提案でより雰囲気が出そうな予感です…!!🔥

④星空

爪楊枝やはさみで穴をあけ、セロハンを重ねていきました。

星座を見ながら同じように穴をあけてみたり、カラーセロハンを重ね混色に気付いたり…

最後持ち上げて見てみると「うわあ~~✨」とうっとりする声が溢れていました👂

《流しそうめん》

ペットボトルの繋ぎ方は、下を受け口として下に重ねていく必要があります。そこで私が反対に繋げていると…すっと手が伸びてきて「先生反対」と。

保育者「なんで?」 子ども「だってそれやったら水がここから出ちゃうやん」

その仕組みに気付いていたこと、自分がやっている手元だけでなく隣でやっている人のことも見ていた視野の広さに驚かされ感心しました。

何度も繋ぎ直したり、補強したり、斜めにする方法を考えたり、コースを考えたり…実験、やり直し、を繰り返してイメージを膨らませていきました。何度目かでようやく成功!

いよいよ実際に使うペットボトルで同じように繋ぎ合わせ、本番を迎えます!

光あそび、染めあそび、買い物、アイス作りなど…他にも当日に向けての取り組みはたくさん!

準備が進むにつれて楽しさも膨らんできている子どもたちです。あと10日間!楽しみだね🎵

そらぐみ(5歳児)  お泊まり保育に向けて ~こどもかいぎ編~

話し合いのテーマは全部で4つです。

1.『お泊まり保育かデイキャンプか、どっちを開催するか考えよう』

2.『お泊まり保育で作る記念品製作を考えよう』

3.『お泊まり保育でのクッキングメニューを考えよう』

4.『お泊まり保育での遊び・活動内容を考えよう』

<4月後半>

昨年度から復活したお泊まり保育。昨年のそらぐみのお兄さん・お姉さんの様子を近くで見ていたこともあり、ほとんどの子どもが「お泊まり保育したい!」「温泉行きたい!」「お泊まり保育って泊まるんやろ?」「一人で寝れるようになったからお泊まり保育できるよ!」と、楽しみにする姿が多く見られました。

一方で「ママ(デイキャンプ)か温泉(お泊まり保育)、どっちにしようかな」「ちょっと寂しいかも」「長い時間が嫌だ」「迷うなあ~」と不安な様子の子どもたちもいました。

話し合いの中、楽しさを熱弁するお泊まり派の子どもたちに対し、不安そうなデイキャンプ派の子どもたち。クラスの中でデイキャンプ派の少数の子どもたちに対して、一方的に楽しさを伝えるだけでなく、何に不安を感じているのか・解決策はないのかを担任が間に入りながらみんなに尋ね考えていきました。(少数派の意見はすごく大切であり、少数でも自分の意見を堂々と言えるようになってほしい・お泊まり保育派も少数派の意見を真摯に受け止める姿勢を持ってほしいと考えており、まずは担任がその土台を整えていきました。)

子どもたちなりの解決策やご家庭との連携などにより、デイキャンプ派の子どもたちも「お泊まり保育やってみる」と決心し、今年度もお泊まり保育の開催が決定しました。

<6月前半>

いよいよ本格的にお泊まり保育に向けての計画を立てていくことになりました。過去のお泊まり保育の様子(写真)を見て、イメージが膨らんできた子どもたち。記念品製作/クッキングメニュー/遊び・活動内容について話し合いました。

お泊まり保育の開催が決まってから1ヶ月半経ち、4月後半の話し合いと6月前半の話し合いでは、議論の広がりや深さに変化が見られました。

☆問題提起や課題解決をする力 ☆根拠に基づいた意見 ☆継続して考える力

4月に話した別テーマ『栽培する夏野菜を決めよう』の時には、「好きだから」「美味しいから」「私はその野菜好きじゃない、嫌。」など主観的な気持ちでの話し合いが多かったです。(中には「お泊まり保育で食べれるように7月に収穫できる野菜で決めよう」と計画的な考えもありましたが、その中から絞り込むには先述した理由での展開が多かったです。)

ですが、今回の話し合いでは、(※最初のとっかかりは「美味しいから」「やったことないから」「楽しそうだから」等の意見ですが)

「カレーって給食でも食べれるやん」⇔「でも中身変えたら違うカレーになるよ」

「ピザはこねたら(生地の中に)ばいきんが入っちゃうかも」⇔「手しっかり洗ったらいい」「それか、なんかで混ぜたらいい」

「流しそうめんは、竹がないから難しいよ」「しかもクッキング出来ないやん。クッキングしたい。」⇔「竹じゃなくて、ペットボトルとかでも作れるよ」「そうめんのつゆにきゅうりとか入れたらいい。それを切るのはどう?」

といったように3つの中で互いに批判的思考(※批判と非難は全くの別物です)を持ち、議論し合っていました。このクッキングメニュー決めは大白熱で特にたくさんの時間を要しました。また実は、一度ピザと決定したことを、流しそうめんを諦めきれない1人の子どもの粘り強さと家で考えてきた解決策を受けて、決定した内容が変わるというどんでん返しもありました(笑)

(他にも…話し合いが硬直した時に、どうやって1つに絞るかを子どもたちから案が上がり、椅子取りゲームの勝者3位と早く寝た人上位3位が決めるという子どもらしい発想がありました。また、おやつをアイスかすいかか2つで迷っていた際、アイスで決定するけど、すいかがいいという友達の意見も汲み取り、すいかアイスも作ったらどうかという案を子どもたちだけでの話し合いで決定していました。)

3つの話し合いは2~3週間続きましたが、毎日よく集中して考えて取り組んだなあ~と感心します。全部が決定した後は「あとは準備だけや!!」と早速準備に向けて気持ちを切り替えていました。何事も楽しむ姿勢や、そこに向かっていくパワーが今のそらぐみの子どもたちのよさだと思っています☆

お泊まり保育まで残り1ヶ月。自分たちで考えた計画を軸にしながら、みんなでそこに向かって取り組んでいきたいと思います。楽しみですね♪