12月2023

にじぐみ(3歳児) ロッカーの達人!

自分の身の回りの整理整頓をしようとする気持ちを育ててほしい・進級に向けて自分のものを自分で管理できるようになってほしいというねらいを持って、にじぐみでは12月からある取り組みを始めました。

その名も…ロッカーの達人。

まずは綺麗なロッカーってどんなロッカーかな?とイメージを共有。同じ“綺麗”のイメージを持つようにしました。

ロッカーの達人になる為に

1.リュックのチャックを閉め、フックに掛ける

2.帽子を掛ける

3.衣類は畳んでカバンに入れる

まずはこの3つをやってみようと子どもたちと話をしました。

目で見て“できた”を実感できるよう、3つをクリアできたら達人表にシールを貼っていきます。

ロッカーの達人の取り組みを始めた初日、「達人チェックするよ〜!」と担任が伝えると「待ってまって!」と子どもたち。慌てて整理整頓をする姿が見られました。

習慣化されるまでには時間が掛かるだろうなと長い目で見守ろうとしていた担任でしたが次の日・・

「先生見て!めっちゃ綺麗!」「達人!できたで」と朝から自信たっぷりな声が聞こえ、ロッカーを見てみるとみんなで確認した“綺麗なロッカー”が!

「綺麗かな~って思ってやった」「めっちゃすごいやろ」とクラスで話した内容を頭の中に残し、自分で行動に移すことができていました。

ロッカーの達人の取り組みをしていると、少しずつ「帽子がない~!」といった声も聞こえなくなり、ロッカーを整理することで自分の物の管理へ繋がっていることを実感しています。

しかし、まだまだチャックが開いたままのリュックや乱雑に入れられている帽子も。

「あれ、何か忘れてない?」「ロッカーの達人大丈夫?」と声を掛けると「・・あ!ほんまや」「忘れんぼさんしちゃった」とすべきことは分かっているつもりでも、遊びたい思いが先走りついつい油断してしまう姿も見られます。

そんなときには、友達の力の出番です。

他の友達が頑張っている姿・褒められている姿を見て、「僕もやったよ!」と猛アピール。刺激を受け合っています。

又ある日には「◯◯くん帽子!忘れてるよ!」「今のうち!まだ間に合う!」と友達に声を掛け一緒にロッカーを整えたり、「服はこうやって畳んで入れるんよ」と服の畳み方をレクチャーしたり。

自分がシールを貼る為だけでなく、友達の為にも気が付いたことや知っていることを伝える子どもたちに温かさを感じます。

シールが10個集まった際には、「○○くん“おめでとう”まで(表に書いてあります)集まったって!」「すごーーい!」「キラキラシールおめでとう~!」とお帳面にキラキラシールを貼ってみんなでお祝いをしています。

好きな遊びや得意なことがそれぞれ違っているように、生活習慣の身に付くスピードも十人十色です。

毎日コツコツとロッカーの達人の取り組みを楽しむ中で、日々の積み重ねがいつか大きな育ちとなるよう、これからも引き継ぎ励ましていきたいと思います。

「素材に触れて」おひさまぐみ(0歳児)

この年齢の子どもたちは、様々な素材に触れ、興味をもって遊ぶ中で、ふわふわ、ざらざら、つるつるなどの感触を楽しみ所感覚を働かせていくことで感性が育まれます。

作品展では素材と関わって十分に遊んだものをひとりひとりの作品として展示しました。

【入れたり出したりの遊び】

一歳前後から、手先が段々と器用になり容器に玩具を入れたり出したりして遊ぶ姿が多く見られるようになりました。

はじめは、手をグーの形をした熊手状に玩具を掴んで間口の広いタッパーやボウルなどの容器にいれていましたが、熊手状から三指で物を掴むようになり、やがて人差し指と親指の二指を使ってピンチ摘まみで出したりいれたりを繰り返すようになります。穴が開いた蓋つきの容器に❝ここにいれよう❞と目当てをもって入れることができるようになり、指先が器用になってきました。

集中して遊ぶ姿を見て、色々な素材と色々な形の容器を用意しました。お花紙は初めはひらひらと舞う様子を楽しみ、触っていくうちに引っ張りながら破く姿もありました

透明の容器を用意すると慎重に破ったお花紙を入れる姿がありました

また他にもどんぐり、手芸用の丸玉、アクリルストーンなどの素材を用意すると目を輝かせてつまんだり、握ったりしていました。容器にはをつまんでは入れてを繰り返しいっぱいになると全部出してまた一から入れていました。どんぐりだけを入れてみたり、アクリルストーンだけを入れてみたりする様子もありました。

【シールあそびにも挑戦!!】

お家でもあそんだことがある子どもは、シールを出すだけで目を輝かせていました。

シールは台紙から取ると手にくっつきその手から放して接着面を紙に向けて貼らないといけなく難しいです。

手にくっつき取ろうとして反対側の手についたり悪戦苦闘しながら遊ぶ姿があり、またそれを面白く感じる子どももいました。

そのうち台紙を折り曲げると取れるようになり、今度は、折り曲げたら取れることに気づき片方の手で台紙を折り曲げもう片方の手でシールを取り、両方の手を使って紙に貼れるようになりました。 ゆっくりじっくりとどうやったらシールの取り貼りができるのかと考えながら集中して指先を使う姿はとても可愛いかったです。

繰り返して遊ぶのが楽しい時期です。保護者の皆様もご家庭で繰り返し遊ぶ姿にお付き合いいただけたらと思います。繰り返し遊ぶことで、遊びの楽しさを感じて安心感を覚え、想像力が働き、見通しが持てるようになります。 私たちも子どもの❝もう一回❞に付き合っていきたいと思います。

お気に入りを詰め込んで♩ ほしぐみ(4歳児)

早いもので、今年も残り半月ほどになりましたね。

あたたかい時期と比べて、お部屋で過ごす時間が長くなる冬の季節、身近な自然物を使って製作をしていけたらいいなと思い、近所の霞ヶ丘公園に繰り返し秋探しのお散歩に出かけました。また、お家で見つけた自然物も持ってきてもらえるように保護者の方にもご協力いただきました。

霞ヶ丘公園で、友達と一緒に秋探し。

どんぐりや、木の枝、木の葉など宝物がいっぱい!!

その中でこんな大発見もありました…

「どんぐりに、あながあいてる」

「なかになんかいるみたい」

「うごいてる」

「でてこようとしてる」

「ダンゴムシや」

「ちっちゃいダンゴムシでてきた」

…なんと、小さなダンゴムシがどんぐりの中にぎっしり入っていたのです。

また、こちらでは…

「こっちにある実はなに?」

「それ、たぶん“へくそかずら”やで」

「え?へくそ?なにそれ!」

「くさいんやで」

「え?!」

「いや、においしないけど…??」

「いや、つぶしたら、くさいんだよ」

実はクラスの中に植物博士がいたことが発覚。

そんな風に、みんなでわいわい話しながら集めてきた自然物。園に持ち帰って種類ごとに仕分けしました。

分けてから、子どもたちが好きな箱の中に並べて遊び始めました。

「ケーキみたいでしょ」

「どんぐり帽子をいっぱいにしてみたの」

入れては出して、乗せて、並べて、戻して…何度も繰り返して遊ぶ様子がありました。

それから、自分の好きな木の実をグルーガンでくっつけて遊びました。

グルーガンの蝋は熱いよ。気を付けて。手つきは慎重に…顔は真剣そのもの…!

そうして、一つひとつ違った個性豊かなクリスマスの飾りが作られていきました。

一つひとつ丁寧に作られた飾りを見ているとあたたかい気持ちになるようです。

「クリスマスまだかな~」

「サンタさんにてがみ、かいたよ」

みんなみんな、待ち遠しいクリスマス。

そらぐみ(5歳児) Let‘s enjoy cooking!!

NY出身の先生と一緒に、アメリカの伝統料理“ホットドッグ”を作りました。

(ポテトは給食室が作ってくれたおやつです。)

Step1:Cut bread and sousage. Don’t press. Sousage 3 cuts.

(パンとソーセージに切り込みを入れる。パンは潰してしまわないように。ソーセージは3つの切れ込みを入れてね。)

Step2:Grill bread and sousage. Very hot.

(パンとソーセージを焼く。熱いから触らないよ。)

Step3:Wrap and ketchup.

(パンにソーセージを挟み、ケチャップをかける。)

Be careful!

(包丁やホットプレートに気を付けてね。)

ジェスチャーも交えながら、言語は全て英語での説明でしたが、

「わかった~!!」「できるよ」「気を付けてってさ。」と理解している様子がありました。

中には「Ok!」とグーサインをする子も👀

アレルギー児も同じ食材を使い一緒に食べると一段と美味しいですね😊

和気あいあいと話しながら「yummy」「delicious」「good」と美味しさを表現する姿もありました。

日常の中で英語に触れていくことで、教えられるのではなく自然と身についていっています。

今後は海外の食べ物や、異文化にも自然と触れていけたらいいなと思いますし、

そういった異文化に触れながら、価値観や考え方の違いに気付き、多様性にも繋がればと思います。

多種多様な考え方に触れていく中で、みんなちがってみんないいと互いに認め合える気持ちが育ってほしいです。