「ポストってなあに?」 にじぐみ 3歳児

クリスマスが近づくと、事務所前にサンタさん宛てのポストが登場しました!

子どもたちが自分で白い紙を取り出して色鉛筆やマーカーで、

「これサンタさんに描いたの、入れてきたい!」 「お姫様のプレゼント欲しいって書いた!」

など思いをこめて手紙を書き、投函する姿がありました。

「手紙ってなあに?」「ポストってなあに?」

朝の会で、ハガキ(手紙)に名前と家の名前(住所)と郵便番号を書いてポストに入れると返事が返ってくるよと話をすると・・・

「ゆうびんマーク?」

「今日来るとき、ポスト見つけたで!」

「家の近くにあった」

「ハガキってどこにあるん?」

「郵便ポストってどこにあるん?」

と不思議に思ったことや知っていることがたくさん出てきました。

今までは、手紙を書いてサンタさんのポストに投函することが楽しみでありましたが、名前と郵便番号と住所を書くことを知り、

「おなまえかいた?」

「サンタさんへってかいて^^」

と子どもたちで気づき、見せあいっこをしたり、忘れていないか確認したり、

担任に「なまえかいて~」とお願いすることが増えてきました。

「ポストを探しに行こう!」

コロナ禍が続いたこともあり、散歩に行くことも減っていましたが、園の周りや知らない道を知りながら楽しんで欲しい、散歩の経験を増やしていきたいという思いもあり、子どもたちからポストを知っている子もいたので、にじぐみさんでポスト探しに行きました。

「みてー!ここにある」

「この道、いつもお母さんと帰る時みるねん」

「このポストにはキンタくんもいるで」

とポスト探しはたくさんのポストが見られるようになりました。

散歩中に実際に街の方が投函する姿を見て、子どもたちも「やってみたい」と・・・

「郵便局にハガキを買いにいこう!」

友達と2人で手を繋ぎ、郵便局まで歩きました。

「またポスト見つけたで」

「ここにもあったんや!」

「このお家、工事中や」

「車きたよ、あぶないで」

建物の様子を見たり、イチョウの葉っぱを見つけたり、

危ないときには子ども同士で声を掛けあったり・・・

郵便局に着くと、たくさんの街の人がいたので、ハガキを実際に自分たちで

買うことは出来ませんでしたが、郵便局の中に入る時には、「大きな声を出したらうるさいって思うから、忍者になろう」と子どもたちと話をして入りました。

中に入る時もドキドキしながら、街の方や働いている人の姿に目を輝かせて見ていましたよ。

「ポストに投函完了☆彡」

ハガキには、赤、緑色の画用紙の靴下型にクレヨンで自分たちで絵を書きました。

「○○ちゃんと同じ色にしてん」

「飛行機くださいってかく!」

個性豊かなハガキが完成しました☻!

ポストに入れる時には、「まえいったことあるな!」と

散歩でポスト探しをしたことを覚えていたにじぐみさんでした。

遊びの中での経験によって、「子どもたちがポストにいれてみたい!」との言葉から、リアルな実生活の経験に繋がった出来事でありました。リアルな実生活の経験をしたことにより、子どもたちのイメージはより広がっていくと感じます。この経験が子どもたちの遊びをさらに豊かにできる材料となり、4、5歳になるころにはどんな遊びが展開されるのか担任の私たちも楽しみにしています。