公園に出発! そよかぜぐみ 1歳児

毎月行っている避難訓練。移動の時に使っている避難車に乗ることが嫌で泣いてしまう子多くいたため日常生活の中で楽しく乗ることができればと思い外遊びの時間にバスに見立てて乗ることに!!

「そよかぜ組前~バスが止まります。ご注意ください~」と言うと

「バス?乗る!」と大はしゃぎの子どもたち。

「あちらに見えますのは~すべり台です~」とバスツアーに見立てて避難車に乗り幼児園庭を見学しに行きました。

何度か乗っていると実際の避難訓練の時に避難車を出すと

「乗りたい!」「乗る!」と子どもの方から乗りたいという声が…

おかげで乗ることが嫌で泣く子も少なくスムーズに避難することができました!!

以前から担任同士で散歩に行きたい!と話していたので避難車に乗ることを楽しんで子どもたちと隣の桜が丘公園へ行くことにしました☆

「隣の公園へ散歩に行こう」誘うと

「バス乗る?」「お散歩いくの?」と初めてことでの興味津々!!

靴を履くと避難車に乗せてほしいとジャンプをして「どこ行くの」とワクワクが止まらない様子でした。

いざ出発!

事務所に寄り「いってきます!」と元気に言うことができていました。園の外に出ると

「車あった!」「救急車音するね~」「飛行機あった!」と周りの物に興味津々でたくさんお話してくれる子どもたち。

公園に着き「あそびにレッツゴー!」の掛け声をすると勢いよく走り出していました。

公園には落ち葉や動物の形のスプリング遊具、鉄棒があり園庭にはない遊具に夢中でした。

スプリング遊具に「乗る~!」

「10数えたら交代ね」と保育士が伝えると「1.2.3…」と一緒に数え10になると「交代~」と子どもたちの方から声をかける姿が見られ成長を感じました。

鉄棒を見つけると「ぶらーんするねん」と見せてくれたり…

広い公園で「まてまてしよう」と追いかけっこを楽しんだり身体を使って思いっきりあそびました。

落ち葉をヒラヒラさせたりナンテンのの実を見つけ「赤い実あった!」と集めてお土産に持って帰ったり季節を感じながらあそぶこともでき大満足の子どもたち。

「また公園行く?」「前行ったね」と楽しかった思い出を今でも話してくれています。

隣の公園だけでなく子どもたちが興味を持っている働く車なども見に行けたらと計画中です。

「ポストってなあに?」 にじぐみ 3歳児

クリスマスが近づくと、事務所前にサンタさん宛てのポストが登場しました!

子どもたちが自分で白い紙を取り出して色鉛筆やマーカーで、

「これサンタさんに描いたの、入れてきたい!」 「お姫様のプレゼント欲しいって書いた!」

など思いをこめて手紙を書き、投函する姿がありました。

「手紙ってなあに?」「ポストってなあに?」

朝の会で、ハガキ(手紙)に名前と家の名前(住所)と郵便番号を書いてポストに入れると返事が返ってくるよと話をすると・・・

「ゆうびんマーク?」

「今日来るとき、ポスト見つけたで!」

「家の近くにあった」

「ハガキってどこにあるん?」

「郵便ポストってどこにあるん?」

と不思議に思ったことや知っていることがたくさん出てきました。

今までは、手紙を書いてサンタさんのポストに投函することが楽しみでありましたが、名前と郵便番号と住所を書くことを知り、

「おなまえかいた?」

「サンタさんへってかいて^^」

と子どもたちで気づき、見せあいっこをしたり、忘れていないか確認したり、

担任に「なまえかいて~」とお願いすることが増えてきました。

「ポストを探しに行こう!」

コロナ禍が続いたこともあり、散歩に行くことも減っていましたが、園の周りや知らない道を知りながら楽しんで欲しい、散歩の経験を増やしていきたいという思いもあり、子どもたちからポストを知っている子もいたので、にじぐみさんでポスト探しに行きました。

「みてー!ここにある」

「この道、いつもお母さんと帰る時みるねん」

「このポストにはキンタくんもいるで」

とポスト探しはたくさんのポストが見られるようになりました。

散歩中に実際に街の方が投函する姿を見て、子どもたちも「やってみたい」と・・・

「郵便局にハガキを買いにいこう!」

友達と2人で手を繋ぎ、郵便局まで歩きました。

「またポスト見つけたで」

「ここにもあったんや!」

「このお家、工事中や」

「車きたよ、あぶないで」

建物の様子を見たり、イチョウの葉っぱを見つけたり、

危ないときには子ども同士で声を掛けあったり・・・

郵便局に着くと、たくさんの街の人がいたので、ハガキを実際に自分たちで

買うことは出来ませんでしたが、郵便局の中に入る時には、「大きな声を出したらうるさいって思うから、忍者になろう」と子どもたちと話をして入りました。

中に入る時もドキドキしながら、街の方や働いている人の姿に目を輝かせて見ていましたよ。

「ポストに投函完了☆彡」

ハガキには、赤、緑色の画用紙の靴下型にクレヨンで自分たちで絵を書きました。

「○○ちゃんと同じ色にしてん」

「飛行機くださいってかく!」

個性豊かなハガキが完成しました☻!

ポストに入れる時には、「まえいったことあるな!」と

散歩でポスト探しをしたことを覚えていたにじぐみさんでした。

遊びの中での経験によって、「子どもたちがポストにいれてみたい!」との言葉から、リアルな実生活の経験に繋がった出来事でありました。リアルな実生活の経験をしたことにより、子どもたちのイメージはより広がっていくと感じます。この経験が子どもたちの遊びをさらに豊かにできる材料となり、4、5歳になるころにはどんな遊びが展開されるのか担任の私たちも楽しみにしています。

「この楽器は…??」 ほしぐみ 4歳児               

ある日、「太鼓作ってん!」と素材の割りばしやラップの芯で缶を叩き音を出すお友だちの姿がありました。「なんかこことここ叩いたら音違うねん」と叩く場所や叩く強さで音が変化することに気が付きました。缶の太鼓で遊ぶ中で「ほんとだ!太鼓みたい!」「もう一回鳴らして!」と音に興味を示した子どもたちと早速実際の楽器に触れてみました。

まずは、楽器を隠して音を聴き…楽器当てクイズ!!!

「はーい!これ分かる!」と自信満々に答えたのは、“タンブリン”と“カスタネット”と“鈴”。「うーん。形は分かるんだけど…」と形は頭に浮かんだけれど名前が出てこない “トライアングル”。「へぇ~初めて聞いた!」と初めて音や名前を聴いた“ウッドブロック”。

楽器の名前を知ったあとは、色々な楽器を触って音を出してみました。

「どれにしようかな…」と使う楽器をじっくり選んだり、「タンブリンしてからトライアングルにするー!」と様々な楽器を手に取ったりしながら楽しんだり、楽器に触れていく中で、「手をパーにして叩くとこんな音で、こうやって(1本の指)叩くとこんな音!音が違うの!」 「ひもを持つとこんな音だけどこっち(トライアングルの上のところ)を持つとこんな音になるんだよ!」と叩き方、持つ場所でも音の鳴り方が違うことに気付いていました!「次トライアングルかーして!」と友達同士で貸し借りしたり、「ここを持つんだよ」と持ち方を優しく教えたりして友達と関わる姿や「ジングルベールジングルベールすずーがなるー♪」と季節の歌を歌いながら友達と楽器を鳴らして楽しむ姿がその後あちこちで見られました。

最後は好きな楽器を一つ選び、みんなで“おもちゃのチャチャチャ”と“山の音楽家”に合わせて楽器を叩いたり、大きな声で歌を歌いながら楽器を叩き楽しむ姿もありました。

これからも、空き箱や缶、キャップなどいろいろな素材から音が出ることや本物の楽器の音を聴いて楽しみながら、子どもたちの「こんな音も出るんだ!」「楽しかった!またやりたい!」の言葉や発見・興味関心を大切に楽器あそびを楽しんでいきたいと思います。