1.17 引き渡し訓練

29年前の今日、阪神淡路大震災が起き、明石市を含む大きな範囲で被害がありました。

そして、令和6年元旦に能登半島で起きた地震では、まだなお被災されている方々がいらっしゃいます。

そんな災害大国と言われている日本ではいつ・どこで・どんな災害が起きるかわかりません。

アネックスでも毎月1回避難訓練を実施していますが、それはあくまで園の中だけの出来事です。

そうではなく、実際に災害が起きた場合は園と保護者が連携して子どもたちの安全を守るという使命があると思います。

その使命感と防災意識を高めるための「引き渡し訓練」を本日実施いたしました。

朝10時「明石市一斉シェイクアウト訓練」で地震を想定した避難訓練を行いました。

揺れを感じたら、すぐに防災頭巾をかぶりダンゴムシポーズでとります。

そして、揺れがおさまったら、エントランスに集まって園長先生のお話を聞きました。

「なにがあっても先生たちはみんなを守るからね、だからみんなは自分の命をしっかり守ってください」とお話をしたあと・・・実際、元旦に起きた地震で自分の命を守る行動ができたお友だちがいました。という報告がありました。

(保護者様より)

「元旦の地震時、大人たちはあたふたする中、子どもは誰もなにも言わなくても、自ら机の下に隠れてダンゴ虫の姿勢で身を守る行動をとっていました。 〜中略〜  避難訓練で十分に先生方にご指導いただいているおかげです。ありがとうございます。」

このようなリアルな体験談をお寄せいただき、日頃の訓練がいかに大切かを職員一同改めて感じましたし、これからも引き続き緊張感ある訓練を続けていこうと思いました。

そして午後、引き渡し訓練ではお忙しい中たくさんの保護者様にご参加いただきありがとうございました。

子どもたちもいつもと違う雰囲気に、緊張感をもって訓練を行うことができたように思います。

今回、どうしてもお仕事の都合上ご参加できない方もいらっしゃると思います。

実際に地震があった場合は、電車が止まり、交通渋滞、車も走れる状態ではなくお迎えに来ることが難しくなる人も出てきます。

園では何があっても必ず子どもの命を守るという使命をもって保護者様をお待ちしますので、ご家庭でも今一度、災害時の避難先やいざという時の避難バッグの準備等、ご家族で話合い防災意識を高める良い機会にしていただければと思います。

みんなで子どもの命、そして自分の命を守りましょう!!!