命の繋がり不思議さを発見して  5歳児 そらぐみ

4月から、そらぐみで育ててきたカブトムシの幼虫。(担任の田舎(長野県)から丸々と太った幼虫が5匹、届きました。)

子どもたちが土を替えたり、糞を取り除いたり、お世話をしてきたことで、6月末にオスが3匹、メスが2匹、成虫になりました。

成虫になった日には、飼育箱の上の網を押し上げて脱走していたカブトムシを見つけてみんな大騒ぎ!

「カブトムシがでてきた!」

「こんなところ(片付けられていたコットベットのところ)におってんで」

「えー、このアミもちあげたん?すごいちからやな!」

と、びっくり!

成虫になってからは“かぶたろう”という名前を付け、毎日ゼリーを替え、霧吹きで湿気を与えて、お世話してきました。

“オスとメスがいる”ということで…

「たまご、うまれるかな?」

「家で飼ってるカブトムシは、たまごうんでたよ」

「交尾してたから、うまれるとおもうで」

と期待を膨らませていた、そらぐみさん。

そこで8月1日、飼育箱の中を見てみると…

8個の卵を見つけました!

「ここにもある」「こっちにも!」「いっぱいある」

と嬉しそうに、別の飼育箱へと卵をうつしました。

そして、8月23日に、ふと卵の飼育箱を見ていた子が…

「あ!ようちゅうおるで!うごいてる。」

「みて、ここやで」

「こっちにもおる!」

と幼虫の誕生を、大発見したのです!

すると、

「ようちゅうって、せまいとケンカしちゃうんだよ」

「じゃあ、ひろいところにいれてあげたいね」

と話し始める子どもたちの姿がありました。

そこで、大きな飼育箱にたっぷり土を入れて幼虫のお引越しをしました。

「このようちゅうは、メスかな?オスかな?」

「いつ、さなぎになって、カブトムシになるん?」

「そのときは、わたしたちが1ねんせいになってるわ!」

と、お話ししながらお引越ししていました。

命が繋がって生まれた、カブトムシの幼虫。元気に大きくなっていくのが楽しみですね。