9月2022

『ヒカレ 26人の仲間たち』 5歳児そらぐみ

 10月8日(土)はかわにしひよしの運動会。

「リレーとか、するんやろ?」

「旗持って、ダンスするんやで。」

と去年のそらぐみさんの姿を思い起こしながら楽しみに話す子どもたち。

運動会で「旗のダンスがしたい!」という子どもたちの言葉から、今年度は自分たちで絞り染めをして旗を作り、演技に取り組むことにしました。

染める旗の色は、チームごとに話し合って決めました。

「たいようのひかりみたいな、きいろにしようよ」

「みんなでかっこよくおどりたいから、あかはどうかな?」

「かぜみたいに、きれいなあおにする?」

など、話し合い各チームの旗の色が決まりました。

色が決まると、布を絞って模様作り。

布にビー玉を入れて、輪ゴムで絞ります。

「髪の毛くくるみたいに、しばったらいいんやろ?」

「いっぱい模様つけよう」

「角につけてみようかな」

それぞれ工夫しながら絞っていました。

みんなが絞れると、いよいよ色染め。

お湯で染粉を溶くと…

「めっちゃあかいやん!」

「これ、むらさきにみえるけど、あおになるんかな?」

「みどりも、まっくろやで!」

と、不思議がりながら染める姿がありました。

時間を置いてから洗って干すと

「洗ったらちゃんと、あおくなった」

「染める時くろかったけど、むらさきになったわぁ」

と色の変化に気付き、驚く姿がありました。

そして乾いたら輪ゴムをはずします。

すると…

くくっていたところが白くなっていて

「たんぽぽみたい!」

「きれいなもよう」

「なんで、しろくなってるんやろう?」

と、嬉しそうに話ししていました。

「輪ゴムはずすのめっちゃたいへん」

「うん、てがいたいなぁ!」

「でも、きれいないろになったね」

と話す姿も。絞って、染めて、洗って、乾かして、輪ゴムをはずして、アイロンできれいにしわを伸ばして…時間をかけ、色々考え、工夫し、すぐに出来上がるものでないからこそ、できた時の喜びはより大きい様子でした。


みんなの旗も完成間近。

今年度は、ゆずの『ヒカレ』という曲に合わせて踊ります。

当日は、この旗で26人みんなが心を一つにしてかっこよく演技できるといいなと思っています。

「こんなこともできるよ!」0歳児

少し涼しくなり、過ごしやすい季節となってきました。

お部屋やゴムチップでたくさん体を動かしていましたが、まだまだ遊び足りない様子の子どもたちと先日2Fホールへ!!

ホールに行き、マットやトンネル、ボールなどお部屋ではできないような広い空間ならではの遊びを楽しんでいます。

広いホールでは自分の行きたい所へ、這い這いや歩いて移動するなどたくさん体を動かしています。

マットと跳び箱を使って山を作ると手や足の力を使い、「よいしょ」「のぼれたー」と自分の力で登ったり

透明なトンネルでは「ばあ!」「なんか居心地いいなー」「トンネルの外が見える」と笑顔で通ったり、座ってみたり

大事そうにボールを持って、「ぽーい!」「まてまて~」と投げたボールを追いかけたり

ネットに入ったボールを見つけると、ボールを引っ張って「こっちだよ」「楽しいな」とボールとお散歩

大きなボール籠を足や腰など全身の力を使って「よいしょ、よいしょ」と1人で押す姿も!

どんどん活発に体を動かすようになった子どもたちは身体全体を動かす遊びを通してバランス感覚や柔軟性・瞬発力などのさまざまな運動能力を身につけ、身体感覚を高めます。また、体の使い方を知り、自分の意志で体を動かすことを楽しんでいます。 階段、滑り台などの斜面、お部屋とは違った広い空間で全身を使って思いっきり体を動かし、自分でやりたい、やってみたい意欲を大切に体を動かすことを楽しみたいと思います。

運動遊びをやったよ! (そよかぜぐみ 1歳児)

かわにしひよしではにじぐみ(3歳児)から体育あそびが始まります。

体育あそびではサーキット遊びという

①「多種多様な動き」

②「豊富な運動量」

③「楽しさが基本」

と3拍子揃っているところが大きな特徴です。

感触遊びや園庭での遊びを通して高さのある場所に登ってみようとする姿や

両足をそろえて、かがんで力を溜めてでジャンプする等のダイナミックな動きに

挑戦したり、できるようになってきたそよかぜぐみさん!

園庭だけでなく、時には2階のホールで運動遊びをしています。

2階のホールには平行板やはしご、大きなマット、トンネル、跳び箱等の

道具があります。

そよかぜぐみでは、運動遊びを通して身体の使い方が豊かになることを大切に

身体を動かすことを通して色々なものに興味関心が広がることを意識しています。

運動あそびはサーキット遊びのように様々な道具を

組み合わせたコースを設置し、周回しながら楽しめる活動です。

くぐる、渡る、またぐ、登る、降りる等の動詞の動きを意識して取り入れ、全身が使えるように組み合わせています。

-ギュギュっとくぐる―

どの高さのものでも最後まで頭を下げ、ぶつかることなく通れるようになっています。

―よいしょとまたぐ―

自分の身体を支え、片足を上げて下ろすことができるようになっています。

高さのない所であればバランスがとれるようになっています。

―ムギュっと掴んで登る―

手足を交互に動かせるようになってきています。

―登る―

踏ん張って登れるようになっています。

―シューっと降りる―

それぞれできる降り方で楽しんでいます。

―慎重に渡る―

前かがみの姿勢や両腕を伸ばしてバランスをとったり、コーンを持ち手にして細い板も渡れるようになってきています。

このように様々な運動を通してより身体を動かすことができるようになってきています。

子どもたちの興味や関心に合わせて傾斜のある所を登ったり、降りたりすることやものを掴みながら進んだり、自分の身体を支える等、全身を使う経験ができるようにしています。

繰り返し試す中でより高度なことに挑戦する姿だけでなく、少し難しくて挑戦することをためらう時には私たち大人が少し手伝い、できると「やったー!」「できた!」といった表情が見られます。

一緒に挑戦し、「やってみよう」「やるぞー!」の気持ちを大切に、身体を動かすことを楽しみながら成功する達成感や嬉しさを味わい、周りの人や大好きなお家の人と共有し自信に繋げていきたいと思います。

今この時期に身体の使い方を知ることで自分の身体を自分でコントロールできるようになります。

普段の生活で行っている動作も体を動かすことに繋がっていき、様々な生活の動きや複雑な動きが不自由なくできます。

今、いろいろな動きを身につけやすい時期で、様々な運動をできるようにしていくことが大切ですので、引き続き活動していきたいと思います。

センダンの木にセミがくるよ! ほしぐみ(4歳児)

かわにしひよしの園庭にはセンダンの木があり、夏になると沢山のセミがやってきます。

そんなセミたちに夢中になっているほしぐみの子どもたち。

「セミの声がする!」 「どこにおるんやろう」 「声はするねんけどな~」

セミの鳴き声を聞きつけては、首が痛くなるのではと心配になるほど上を見上げて探しています。

「おった!」 「え!どこどこ!」 「ほら!あそこ!」

セミを見つけた子どもたちは、息を潜めて虫網を構えます。

腕と足を精一杯伸ばして・・

「もうちょっと上・・!」「がんばれ、もうすぐ届く・・!」 「○○君、背高いからお願い」

「やった!!捕まえた!!!!」「逃げられる!早く虫かご!」

セミを掴む役、虫かごを持ってくる役、セミが入ったらすぐに蓋を閉める為にスタンバイをする役‥

自然と役割分担ができていました。

その様子を見ていたつきぐみさん(2歳児クラス)やにじぐみさん(3歳児クラス)。

その姿に気がついた子どもたちは立ち止まり、「そおっと見てな」と見せてあげていました。

僕だけ!私が!!だった子どもたちが、

周りに目を向け、自分より小さな子に気配りをしようとする姿から

楽しさや面白さを他の人に共有できる程、心に余裕が芽生えていることを感じました。

何度も何度もセミを捕まえ、観察しているとあることを発見。

「このセミ、なんかお腹オレンジやなあ」 「なんでこのセミは鳴かへんのやろう」

そらぐみさん(5歳児クラス)に「お腹にオレンジがあるのはオスで、オスしか鳴かへんねんで」

と教えてもらった子どもたちは夢中になってセミのお腹をひっくり返して見ていました。

さらに最近は、セミの鳴き声に違いがあることに気がついた子どもたち。

「ミーンミーンやったのになんか今日は違う!」「この前カナカナカナ‥って聞こえたの」

好きな遊びから広がった“なんでだろう?”を大切に、

これから子どもたちと不思議を解明していきたいと思います。

いろ!イロ!色! 氷あそび(つきぐみ 2歳児)

前回のブログでは米粉粘土遊びをご紹介しましたが

他にもお部屋では油粘土、外では色水や氷などで遊びました♪

手が汚れることが苦手なお友だちもいましたが

やっていることはやっぱり気になる様子。

離れたところからじーっと見ているだけの子も

何度かしているうちに参加していることもありました。

今年初めての氷は透明の氷でしたが

今日出てきたのは。。。

製氷器からコロン♪コロン♪と

あか・あお・きいろの氷

最初は何かわからない表情でしたが

触ってみると

「わあ~つめたい!」

「こおりだ!」

「あお!」

「きいろがいい!」

紙に描けることを知らせると

さっそく画用紙にかいてみてくれました。

☆氷でおえかき☆

だけど

日射しと手のぬくもりで、氷が解けるのもあっという間。

どんどん小さくなっていく氷を見て

不思議そうにしながら

「てがきいろー」

「あれ?なくなった」

「もう1こ!」

「アイスみたい♡」と

カラフルな氷を気に入った子は

容器山盛りに氷を詰め込んで嬉しそうにしていました。

☆氷で色水☆

バットに水を入れて色氷を入れると

ジワジワ~と溶けて、透明の水の色が少しずつ変わっていきます。

それを発見した子どもたちは

「あかになった!」

「じゅーすにしよう♪」

担任がしているところを見て

『混ぜる』に気付いたお友だちは

そーっと、そーっと色水を注いで色の変化を楽しみます。

「あっ!  変わった!」

「むらさき♪」

「おれんじ♪」

「みどり♪」

思っていた色にならなかった時には

「んー、もうちょっといれてみよう」と

自分で考えて『やってみる』姿。

いやぁ~科学していますね♪

なんだかお兄さん、お姉さんみたいだなあ

と感じた場面でした。

まだまだ日中は暑いですが、日が暮れるのが早くなり

少しずつ秋が近づいているのだなと感じられるようになってきました。

9月は大きい園庭(幼児園庭)で新しい遊具に挑戦していきたいと思います。

三輪車に乗って足で地面をけったり

ジャングラーで手足を使った協応動作をしていったり

『安全第一』で約束などもしていきながら

楽しんでいきたいと思います。