「この楽器は…??」 ほしぐみ 4歳児               

ある日、「太鼓作ってん!」と素材の割りばしやラップの芯で缶を叩き音を出すお友だちの姿がありました。「なんかこことここ叩いたら音違うねん」と叩く場所や叩く強さで音が変化することに気が付きました。缶の太鼓で遊ぶ中で「ほんとだ!太鼓みたい!」「もう一回鳴らして!」と音に興味を示した子どもたちと早速実際の楽器に触れてみました。

まずは、楽器を隠して音を聴き…楽器当てクイズ!!!

「はーい!これ分かる!」と自信満々に答えたのは、“タンブリン”と“カスタネット”と“鈴”。「うーん。形は分かるんだけど…」と形は頭に浮かんだけれど名前が出てこない “トライアングル”。「へぇ~初めて聞いた!」と初めて音や名前を聴いた“ウッドブロック”。

楽器の名前を知ったあとは、色々な楽器を触って音を出してみました。

「どれにしようかな…」と使う楽器をじっくり選んだり、「タンブリンしてからトライアングルにするー!」と様々な楽器を手に取ったりしながら楽しんだり、楽器に触れていく中で、「手をパーにして叩くとこんな音で、こうやって(1本の指)叩くとこんな音!音が違うの!」 「ひもを持つとこんな音だけどこっち(トライアングルの上のところ)を持つとこんな音になるんだよ!」と叩き方、持つ場所でも音の鳴り方が違うことに気付いていました!「次トライアングルかーして!」と友達同士で貸し借りしたり、「ここを持つんだよ」と持ち方を優しく教えたりして友達と関わる姿や「ジングルベールジングルベールすずーがなるー♪」と季節の歌を歌いながら友達と楽器を鳴らして楽しむ姿がその後あちこちで見られました。

最後は好きな楽器を一つ選び、みんなで“おもちゃのチャチャチャ”と“山の音楽家”に合わせて楽器を叩いたり、大きな声で歌を歌いながら楽器を叩き楽しむ姿もありました。

これからも、空き箱や缶、キャップなどいろいろな素材から音が出ることや本物の楽器の音を聴いて楽しみながら、子どもたちの「こんな音も出るんだ!」「楽しかった!またやりたい!」の言葉や発見・興味関心を大切に楽器あそびを楽しんでいきたいと思います。