【年長組】お米の活動 完結です!

5月のどろんこ大作戦から8か月。先日、完結しました!(ごはんを食べました)脱穀から食べるまでの様子を少しですが、お伝えします。

まずは『脱穀』乾かした稲穂から籾を外す作業です。昨年の年長さんの様子を思い出し、ペットボトルとわりばしを持ってきた子ども達。しかし、やり方を私たちは教えません。自分達で方法を考え、行うことが大切だと考えています。最初は指で一つづつ外している子もいましたが、色々と試しながら、やり方を掴んできた子ども達でした。ペットボトルに少しずつたまっていく籾。「先生!見て!」「こんなにいっぱいになったよ!」等と嬉しそうに見せてくれました。そこで園長先生が定規を持ってきてどれくらいたまったのか計ってくれることに。「10センチね」「これは13センチ」等と計ってもらうと『もっと!』という気持ちが芽生え、更に脱穀のスピードがあがっていました(#^.^#)この作業は2日間で完了しました。

作品展の取り組みの為、お米の活動は中断していましたが、「お米、やらなきゃ!」と言っている子も(^-^) 「ボールでやるんでしょ?」「年中の時、お手伝いしたから知ってるよ」とやる気満々の子ども達でした。次の作業は『籾摺り』です。籾から籾がらを取り除いて玄米にする作業です。すり鉢とゴルフボールを使って行いました。昨年、年長さんのお手伝いをした子も多く、やり方はバッチリでした(^^♪ 最初は沢山、籾を入れ行っている子も多かったのですが、少しずつの方が早く出来ることに気づき、少しずつ籾を入れて行っている子も。経験からの気づきですね。この作業は4日間かけて完了しました。全部が終わると「はあ~。つかれた~」と言いながらもニコニコの子ども達でした。

計ってみると全部で13合の玄米が完成!前日、「幼稚園のお米と同じかお家のお米を見てきてね。」と先生からの宿題があり、「お家のは白かった!」「幼稚園のはちょっと茶色い」と子ども達。最後のお仕事『精米』の話をし、みんなで体験しました。お米同士が擦れ「ギュッ、ギュッてなってる」「粉みたいなのが見える!」と瓶の底をのぞいたり…。この作業は籾摺りよりも時間がかかります。そこで今回は機械の力を借りる事にしました。精米機の中を興味津々に覗き込んでいる子ども達。真っ白になったお米に歓声をあげていました。精米後、計ってみると9.5合。少なくなってしまったお米を不思議そうにしていましたが、いよいよ食べられる事にワクワクしていました(^^♪

翌日、最後のバスが到着すると、お部屋に集まってきた子ども達。とっても楽しみにしていたようです。「やったことある!」と言っている子もいたので、全員がお米を研ぐ体験をしました。今回は二つのお鍋で炊きました。炊けるまでは自由遊び。気になり、お鍋の様子を見に来ている子も(*^-^*) 湯気が出てくると「なんかにおいがする!」とニコニコ(^^♪ もうそろそろかも…と自然に集まってきた子ども達です。子ども達の掛け声でお鍋の蓋を開けると・・・。「わあ~!」と大歓声! 早速、頂きました。手をお皿にし、先生からご飯をのせてもらい、おにぎりを作って「いただきます!」  大きく口を開けて、頬張る子、少しずつ大事そうに食べている子など様々(*^-^*)「もちもちしてる!」「なんかあまい!」と自分たちで作った喜びを感じていました。8か月間のお米の活動。お米を作ることがこれ程、時間がかかる、大変とは思っていなかった子ども達。お米の有難みを感じたのではないでしょうか。子ども達の心に残ってくれたらと思っています。

2学期、沢山の活動を年長組として頑張った子ども達。みんなの頑張りを本当に嬉しく思います。保護者の皆様の沢山のご協力、感謝いたします。体調に気を付け冬休み、元気にお過ごしください。そして、3学期、元気な顔をみせてくださいね。 良いお年をおむかえください。次回の更新もお楽しみに…。