お米の活動 脱穀をしました 【年長組】

稲刈りから約1か月。収穫した稲はホールで乾燥され、次の活動がスタートしました。今回の活動は『脱穀』です。稲穂についているお米を1粒1粒取り外していく作業です。農家では機械を使って行われますが、かもいようちえんではもちろん、手作業です。昨年の年長さんを覚えていた子ども達は、ペットボトルと割りばしを使っていた事は知っています。しかし「ペットボトルなかった・・・・」という子も。そこで「じゃあ、ペットボトルに似ている物でやってみよう!」と工作コーナーからお菓子の箱や牛乳パックを見つけてきた子ども達でした(^-^)

「さあ!どうやってやるのかな?」先生は子ども達にはやり方を伝えません。教えてしまえば簡単な事ですが、昨年の年長さんの事を思い浮かべたり、どうやったらお米が取れるのか自分達なりに考え、試行錯誤することが大切だと考えています。最初は割りばしで一粒ずつつまんで取ってみたり、道具は使わず、手で取ったり・・・。そのうち「わかった!」「こうやればいいんだ!」とやり方を発見!パラパラパラと一気にお米が落ちる音が聞こえると「見せて見せて」と見に行く姿も(*^-^*) 後半ではやり方を掴み、「ほら見て!」と少しずつたまっていくお米を嬉しそうに見せてくれました(^^♪

脱穀2日目は、年中さんが見に来てやり方を教えている年長さん。こういった姿が次の年長さんへとつながります。きっと年中さんは覚えていてくれ来年、取り組んでくれる事でしょう。「一人でも出来るよ」と一人で取り組む子も出てきました。頑張ってはいるものの終わる気配がありません。「後、10回ぐらいやらなきゃいけないんじゃない?」「おねえちゃんは何回で終わった?」4日目が終わり、「明日は絶対に終わらせよう!」 そして5日目。自分達に言い聞かせるように「あと、もう少し、もう少し」の声。最後の稲が終わると「あ~!おわった~!」「つかれたあ~」等と安堵の声が聞こえました(#^.^#)

床に落ちているお米も見逃さず、拾う子ども達。お米の大切さ、作る事の大変さを感じているようです。良い食の気づきへとつながっていく事を期待しています。 今年度の収穫量は2リットルのペットボトル5本分です。「おっきいおにぎり、食べたい~!」と今から楽しみにしている子ども達です。次の活動は『籾摺り』です。更に大変な作業ですがきっと頑張ってくれるでしょう。次回の更新もお楽しみに・・。