子育てひろば・園庭開放について

にじ組(3歳児)① 「積んだり並んだり・・・」

6月は様々な廃材・素材を使って遊んでみました!

同じものをたくさん用意すると子どもたちは自然と遊び始めました♪

☆紙コップ、カップをピラミッド状に積んでみたり

「みてみて~できた!」

「これどうぶつのおうち」「これはエルサのお城」とフィギュアと組み合わせたりする姿も。

☆紙コップやペットボトルキャップを加えて繋げたり

「めっちゃおおきい」「ぼく青とオレンジ」

☆紙コップ、カップをひたすら重ねていき・・・

「たかっ!」「もっとたかくしてみようよ!」

「あ~もう!おちたやんか!!」「ゆっくり!」「おっとっとっと」

何度も何度も繰り返して・・・

「うえにとどいた!!!!!」

初めは一人や数名で縦に積んだり横に並べたりして遊んでいたのが

「いーれーて!」「いーいーよ!」とだんだん友達と協力して遊ぶ姿も見え出しました♪

雨って楽しいね(4歳児 ほしぐみ)

「今日雨降るって言ってた〜」

「今日はcloudy(雲り)だね〜」←覚えたての英語を使っています(笑)

「え〜お外行けない〜?」

梅雨の季節でも、お外に行きたくてうずうず。

そこで、(私)『雨を探しに行こうか!』と園庭に出発!

子どもたちは、「行く行く~!!」と言いながらも、

「雨を探すの~?」「どういうこと~?」ときょとん顔でした。

園庭に出ると、水たまりがたくさん。

「水たまりいっぱい!」「ここにも水たまり〜!」

「泥んこ温泉が深くなってる!」「雨のおかげ?」

と雨上がりの園庭で泥んこを楽しみながら…

「ボールって沈まへんの?!」と不思議を発見したり、

「こっちの泥とこっちの泥なんか違う!」とここでも不思議発見。

さらに、「雨って冷たいね」「こっちはぬるい〜!」

と水たまりの深さによって泥や水の感触の違いがあることに気が付きました。

途中で小雨が降り、部屋に帰ろうと誘うと・・

「ここ屋根があるからまだ遊べるで!」「葉っぱの傘~!!」

「先生も屋根探したらいいやん!」「雨が泥んこ温泉にポツポツしてる!」

と自分たちで屋根を探したり、小雨を楽しんだり。

大人にとって雨の日は、ついつい憂鬱と思ってしまいがちですが、

雨の日にしか見ることのできない園庭の姿がありました。

「雨って楽しいね」「雨降ってるからお外行こう〜!」

この日から、雨の日が待ち遠しいほしぐみです♩

「なにしてるんだろう?」0歳児

園生活にも慣れ、今日もゴムチップに出て探索活動開始!!

そよかぜぐみウッドデッキまで這い這いや伝い歩きで迷走、いや、暴走を繰り返しています。体を動かすことだけではなく、お外にはたのしいことがいっぱい!何に興味を持っているのか子どもの目線で見てみると…

ohiama

2枚の写真とも、そよかぜウッドデッキで見ています。

こどもたちをみていたらこのような言葉が出てくるんじゃないかなぁと思い、気持ちをくみ取ってみました。いかがでしたか?この日はほしぐみ4歳児のお友達が泥遊びをしていました。這い這いから伝い歩きになり、目線が変わったことで違う世界に行く体験となり、色々なことに興味や関心が出てきているのではないかなぁと思います。周りの刺激がこどもたちにとっては貴重な経験になるんだと感じます。これからもこのような体験を大切に、子ども達の目線の先を見て何を感じて、何を思っているのか、何に興味を持っているのか等私たちは言葉に出して子どもたちと共有していきたいと思います。

『押し車で…』 0歳児

お部屋に置いてある緑色の箱、何だと思いますか?

これは、段ボール箱から作った通称「押し車」です。

押し車は足や腰に力を入れて押したり、つかまり立ちをしたりといった運動を促す為に用意しているのです。

押し車で遊ぶ子どもたちは、中に座って「居心地いいな~」と言わんばかりにくつろいでいます。

「たのしいね」とお友達と一緒に座り、「いってきまーす」「バイバーイ」「あっ、ボールだ」と大人と一緒に押し車を推してお部屋を探索していると、

「わたしもしたい!」と周りにいた子どもたちもどんどん集まり、

「せーの!」「よいしょ!」「わぁ!動いた!」と子どもたちだけで押すことも楽しんでいました。

少しずつ、友達や大人と一緒に遊ぶことは楽しいなぁ~と感じはじめた子どもたち。

まだまだ一人遊びを沢山することも大切な時期ですが、周りのお友達と同じことをしてみたり、思いが通じ合ったりする瞬間の経験などを子どもたちと共有し、お友達の気持ちや関わり方を少しずつ伝えながら毎日楽しく過ごしていきたいと思います。

シール貼ってみたよ! そよかぜ(1歳児)

ウッドデッキや園庭で遊んでいるとフワフワ~と飛んでいるちょうちょを見つけ「あっ!」

「ちょちょ~」

「いたー!」と指差しで教えてくれたり、

「わー!!」

「まって~!」

と元気いっぱい追いかけています。

そこで子どもたちが気になっているちょうちょの形の画用紙を数種類とたくさんの色のドットシールを用意しました。

「ちょうちょってどんなのだったかな?」「どんな色?」と子どもたちに聞きながら、この日はちょうちょの形の画用紙もドットシールも自分で選んで貼ってみることに挑戦です!

ドットシールをはがすのが難しい子どもも多く、子どもが取りやすいように少しめくったり、少し手伝うと自分で取ることができました。

貼っている様子を見ていると、空いている場所にたくさん貼ったり、重ねて貼ったり、決まった色を何度も貼ったり、めくる楽しさ、貼る楽しさを楽しんで、ちょうちょが完成!

出来上がったちょうちょにストローをつけて自分で持てるようにしてあげると歩くと揺れるちょうちょに

「わぁー!!」 「ちょちょー!!」と大興奮!!

ウッドデッキに出て動かして喜んだり、友達が動かしている様子を見て刺激を受けて “同じの作ってみたい”と机まで行き、指差しで“僕も!私も!”とアピール!

シール貼り遊びは指先を使うだけでなく、子どもたちが“この色きれい!”“この色好き~!”と感じる大好きな遊びです。1歳児クラスの遊びの素材は子どもの好奇心を最大限に引き出し、身の回りのものをつまんだり、握ったり、触ったり、時には落としたりする中で手指の操作性や素材が変化するもののおもしろさに気づき、じっくり遊べるようにと思っています。

『みんな大好きゴムチップ』 0歳児

天気の良い日には、お部屋の隣にあるゴムチップに出て外気浴をしています。

ゴムチップは、ずり這いや這い這いをしても、バランスを崩して転んでも痛くないように床がゴムで作られた少し柔らかい場所です。

また、木漏れ日のあふれる場所で、おひさま組のお部屋からそよかぜ組のウッドデッキまで続いているのです。

初めはどこに行くのか不安だった子も、今では這い這いでそよかぜ組のお部屋の方まで「何があるかな?」と探検に!

気になる場所や目的の場所へ一目散に進んでいる子どもたち。

ゴムチップの上では、風で飛んできた葉っぱを触ったり、ちぎったり「つるつる」「ちぎちぎ」「ゆびにくっついた!」と興味津々で触れています。

次は土に目を向け、「ここにはなにがあるかな?」「ザラザラ」「つんつん」

また、「これはなんだろう?」と葉っぱのついた長いつるを持ってみたり

大人がつるで作った冠を頭に着けてみたり

これからも、たくさんのものに触れ、「触ってみようかな」「なんだろう?」「楽しい」といった気持ちを大切に、私たち大人が子どもたちの行動や仕草をよく見る中で、子どもたちの新しい発見を一緒に感じ、触れてみるなど子どもたちの興味・関心があるものに耳を傾けて子どもたちと過ごしていきたいです。また、気温も高くなる季節になるので、水や氷、寒天など夏ならではのひんやりと感じられるような遊びを積極的に取り入れたいです。

『一緒、一緒がおもしろい!!』

一人ひとり好きなことを楽しんでいた遊びから

同じ遊びを一緒に楽しんだり、遊びを真似してみたりと お友達との関わりが増えてきました。

  土におえかきしよう!

  バケツにいっぱい砂を入れるよ~♪

  一緒にしよう!

声を掛けてお友達を誘ったり、手を繋いで歩いたり 仲良しだな♡と思う姿も増えています。

でも・・・(笑)

「お友達と同じおもちゃが使いたかった」

「それ使ってたのに!」

(違う遊びをしているのに、友達が使ってるところを見て思い出す)

と、お友達からおもちゃを取ってしまったり

「触ってみたい!」

「おもしろそう!」

「〇〇もしたかったぁ~」

と触ろうとしたら壊れてしまったり、取られると思ってお友達から怒られたりと

トラブルやハプニングはつきものです。

トラブルは子どもの成長に必要なビタミン剤♪♪

けんかをする中で

言葉で伝えることや順番に使うこと

我慢や譲ることなどを

体験していってほしいなと思っています。

そして

『イヤな時はイヤって言っていいよー!』

『怒ってるなら泣くのじゃなくて、お口で言うんだよ!』

と側で見守りながら伝えていっています。

《ケンカすることは悪いこと》ではないので、

子どもたちの成長の1つとして

これからもクラスみんなで見守っていきたいと思います。

心も身体も開放して  5歳児 そらぐみ

 今日から6月。夏のように暑い日も増えてきましたね。そらぐみさんは、ペットボトルで作った水鉄砲で水の飛ばし合いを楽しんでいます。

「つめたーい!」

「かかった~!」

「もういっかいかけよ~」

ねらってねらってかけあいます!

「せーの、ぴゅーっ!」

「わ、つめたーい」

「おやさいにみずをあげよう」

「きもちいいっていってるかもよ」

気が付くとはだしになって

「あしにかけるときもちいいよー」

タライに水を溜めて足をつけると「きもちいい~」と話したり「ちょっとつめて」「もうひとりはいれるよ」「4にんはきついかな」「だいじょうぶだいじょうぶ」「うわ~よろける!!」と、一緒にタライに入ってわいわい。みんなの笑顔が溢れていました。

水、泥、砂などに触れる中で、混ぜたり、かけあったり、溜めたり、流したり…変化させたり、感触を楽しみ、心も身体も開放して思いっきり遊べることを大切にしていきたいなと思っています。

3歳児(にじぐみ) 「はしってとばそう こいのぼり!」

4月はたくさん桜あそびをしました。

そんなある日、桜を集めようとビニール袋を開いた途端、

風がビゥーーと吹き、袋がふわっと膨らむのを見て、

「かぜふいたなあ~」「ふうせんみたい!」「ふわぁ~ってなった」と

話し始める子どもたち。

その言葉を受けて、ビニール袋に空気を入れて毛糸をくくりつけてみました。

すると、「もっとうえに!」「こう⤴びゅーって⤴」と話し始め、

よく聞いてみると、どうやら凧の話をしているようで。

昨年ビニール袋で凧作りをしていたのを覚えていたのかと驚きました。

そこからは毎日園庭に出ると「こいのぼり作る!」「今日もこいのぼりする~」とこいのぼり作り&飛ばすことを楽しむ子どもたち。

初めは「せんせい書いて」と言ってきていたのですが・・・

いつの間にか「ぼくが書くね」「自分で切ってもいい?」とビニールやマジックペンを使って自分たちで作ったり、

自分が作ったものを飛ばせたり、散歩させたりして(笑)、楽しんでいました。

10日間ほどビニール袋凧を楽しんだ後に、数色のカラービニールとシールを用意すると、

シールで顔や鱗など自由に貼り始め・・・

☆青空教室っぽく♪園庭で造形あそび

☆飛ばして遊びました

「♪やねよ~りた~か~いこいの~ぼ~り~」「(腕を)うえに⤴こう⤴」「かぜぱたぱたなってる」

雨の日も「こいのぼり作りたい~」と・・・

☆袋状のカラービニールを用意

「あれ?なんか2こある」と気付き、「ねえ見てて」と頭からすっぽり(笑)

「わあ~なにやってるの?!」「わたしもやる~」

『みんながこいのぼりになっちゃたみたいだね』と言うと

「そうよ~」「違うねん食べられたねん」など自分なりにイメージして話していました。

「じゃーん!みてみて」「かわいいでしょ?」といろんな先生に見てもらったり、寝転んで「お昼寝してるの~」とゆったりしたり、鯉のぼりになりきって廊下やウッドデッキを走回ったりしていました。

4月から5月にかけて遊んできた鯉のぼり凧。

飛ばして遊ぶ中で感じた“風”や、カラービニールを通じて気付いた“色”の変化などから、

今後“かがくあそび”にもあそびの展開していけたらと思います。

鯉のぼりのようににじ組の子どもたちも元気にすくすく育ってほしいですね☺

「お仕事」をやってみよう!

栽培活動に向けて、思いを伝え合ってきたほしぐみ。

ゴールデンウィーク明けには、苗を買う為に園長先生にお金をもらう係、苗を買いに行く係、

買った苗を植える係の3つの係に分かれ、

早速、お金をもらう係の子どもたちが園長先生のもとにお願いをしに行きました。

「いってらっしゃーい!」「おねがいね~!」

「はーい!いってきまーす!」

「事務所に入るときは、失礼します(って言う!)」

「お仕事の場所やから静かにやで」

「苗を買うからお金くださいって言う!自分たちでできる!」

と元気いっぱいな子どもたちでしたが…

いざ園長先生を前にすると、さっきの元気が嘘のようにカチコチに固まる子どもたち。

ちらちらと私の方を見て、助けを求めていました(笑)

勇気を出して少しずつ、

「苗を買いたいから、お金ください…」

しかし!返ってきた言葉が予想外。

園長先生『お仕事をしていないのに、お金はあげられないな』

お金を受け取る気満々だった子どもたちは、この言葉にびっくり。

実は、お金を稼ぐということを知ってほしいという担任の願いから、

園長先生には断ってほしいとお願いをしていました。

「たいへんだ!」と急いでお部屋に戻り、報告をする子どもたち。

「お金もらえへんかってん」 「なんでなん!」

「お仕事してへんから」 「苗買われへん」

私『なんでお金もらえなかったんだろうね、みんなのお父さんお母さんは

どうやってお金もらってる?』

「お仕事してる!」 「ほしぐみもみんなで力合わせたらいいやん!」

相談した結果、ほしぐみでも“お仕事”に挑戦してみることに。

どんなお仕事をやってみるか・何の(誰の)為に頑張るのか、思いを伝え合ううちに

“それしたら助かる~!って言ってもらえるかな” “喜んでもらいたいなあ”

と子どもたちの中で、誰かの役に立ちたい気持ちが芽生え始めました。

話し合いの結果、(1)トイレのスリッパを並べる(2)お客さんのスリッパを磨く

(3)お花に水をあげる(4)カタツムリのお世話(5)絵本コーナーの絵本を綺麗にする

この5つのお仕事に決まり、頑張れそうなお仕事を自分の手で選ぶことに。

「先生~!スリッパ並べた~!」 「お客さんのスリッパ、綺麗にしに行きたい!」

決まった後すぐに仕事に取り掛かる姿や、

「お仕事って大変やな」 「先生も頑張らないとお金もらわれへんで!」

と仕事の大変さに気が付く言葉も出てきました。

今では、トイレのスリッパが綺麗に並んでいることが多く、

並んでいるスリッパから、子どもたちの思いや頑張りが伝わってきます。

前向きに仕事に取り組む子どもたちを見守りながら

“お金をもらう為だけに働く”のではなく、

この活動を通して、誰かの役に立つ喜びを味わったり

ありがとうと言われる嬉しさを感じたりできるよう

私たちも支えていきたいと思います。

無事にお金を受け取り、苗を育てることができるのか、今後が楽しみですね♪