11月2022

「乳児園庭の秋の自然」0歳児 おひさま組

子どもたちはどの子も誕生日を過ぎ1人歩きできるようになりました。また、気候も涼しくなり活動量も増えてきた為、9月中旬からそよかぜ組に混じり乳児園庭で遊んでいます。

気になるところや行きたいところに行くことができ、どんどん遊びが広がるようになりました。

「お外行こう」と声をかけると『はやくいこう』と言わんばかりに駆け出し、靴下、帽子、靴を自分で取り出し外に行くのを待っています。

乳児園庭にあるキンモクセイの木

そら組の女の子がキンモクセイの花を集めて持ってきてくれました。そのキンモクセイの花を子どもたちの鼻に近づけると“クンクン”と匂いを嗅いでみたり、砂場に落ちている花やカップに入った花を指でつまんでみたり・・・

落ち葉を見つけると「はっぱ」や「ぱっ」と言って手に取り『みて〜』と嬉しそうに見せる姿も!

『これはなんだろう?』『おおきくてかたいな』とビワの木の幹を触ってみたり、落ちていたドングリを大事に落とさないように持ってみたり「ドンドン」と言いながら拾ったドングリを私たちに見せに来てくれます。

そら組やにじ組が収穫したサツマイモやサツマイモのつるに触ったり、ひっつき虫(草の実)が服に付き必死に取ろうとしたりと秋の自然にたくさん触れて楽しんでいます。

少しずつ園庭にも慣れてきて自分の興味・関心のある所へ行くようになってきました。気になる物を手に取って触るだけではなくカップに入れてみり、トントンと打ちつけてみたりと試して遊ぶ姿が見られるようになった子どもたち。

これからも自然物に触ったり見たり匂いを嗅いだり“季節”を全身で感じながら子どもたちと楽しんでいきたいと思います。

『廃材に触れよう!』 2歳児 つきぐみ

4月からシール、紙、布、紙皿などの素材に触れてきたので

今回は〖廃材〗に触れることができるといいなと思い担任で話し合い

おうちから持って来て頂きました。

ありがとうございます!!

持って来て頂いた紙パックやゼリーカップでたくさん遊んでいます‼

友達と遊んでいる際にわざと目につくように箱から出すと

最初は

「何するの?」

「何に使うの?」

と不思議そうな顔をしていました。

ゼリーカップを渡すとままごとコーナーへ持っていき

チェーンリングや花紙などを入れて

ジュースやゼリー、アイスに見立てて作っています。

花紙は手の全体を使い丸めて、

上手に指も使ってカップや皿などのサイズに合わせて

自分で量を調整してカップに詰め込んでいました。

「いらっしゃいませ~」

「どれにしますか~」

と声掛けが始まると、

友達がお客さんになって来てくれてお店ごっこが始まります。

また、園庭にも持っていくと

どんぐりやどんぐりの帽子・石など拾ったものをカップへ集めたり

砂をたくさん入れてその上に葉っぱや集めたどんぐりなどの自然物で飾りつけ☆☆

木の机でパーティーを楽しんでいました♪♪

洗濯ばさみを使って遊ぶ様子がよく見られていたので

子どもの遊びが広がるようにと思い紙パックを切って

輪っかの状態で用意しました。

するとまずは、横に並べてみたり高く積んでみたりしています。

保育者が切った紙パックを洗濯ばさみで繋げているのを見ると・・・

真似て繋げて電車に見立てる子どもがいて私たちが驚かされました!!

他にも

「みてー!!私も長くできたよー」

と嬉しそうに見せてくれたり

紙パックを何個も重ねたものを「恐竜みたい」と喜んだりしながら遊んでいました。


紙パックを横にきれいに並べて洗濯ばさみをつけたり、

大きい紙パックを下にして崩れないように重ねたりして工夫しながら

何度も遊んでいます‼

そんな子どもの『自分で考える姿』ステキですよね♪

これからもそんな姿を大切にして子どもの遊びが広がっていくように

していきたいと思います。

また、ペットボトルのキャップや毛糸などで遊びたいと思いますので

お家にありましたら持ってきて頂けると嬉しいです。

よろしくお願いします。

ほしぐみ(4歳児) 神戸どうぶつ王国で出会ったよ

「動物園ってあした〜?」運動会後、毎日のように聞こえてきた言葉。

子どもたちが楽しみにしていた秋の遠足がやってきました。初めての遠足、バスにお弁当に動物園♪それだけで心躍りますよね。ただ「楽しかった!」だけで終わらせてはもったいない!とほしぐみでは初めてのグループ活動として事前学習を行いました。

まずは下見でもらった地図を子どもたちと眺め見てみたい動物を尋ねながら、その中から6つ(グループの数に合わせました)の動物に絞り、身体の色や目の色、歯の大きさ、鳴き声等、担任が気が付いてほしいポイントを伝えました。 写真を見ながら知っていることを言葉で伝え合い、知らないことはみんなで 予想。

「身体の色は、黒色やと思う!」「触ったら多分・・固そう」「オオカミはふわふわかな」「あと鳴き声が難しいねんなあ」「絵本に載ってるかも!」「お父さん何でも知ってるから聞いてみるわ!」

絵本で調べたり、誰かに尋ねたりする習慣もついてきたようです。

まだまだ話し合い“風”ですが、参考の為に置いたあいうえお表と睨めっこしながら会議録も作りました。自分たちで作った初めての話し合いの記録。部屋に掲示すると嬉しそうに眺めながら何度もお話をしてくれました。

そして遠足当日。事前学習で考えたことが本当なのか、いよいよ検証です。

《シンリンオオカミ 目の色は何色?》

「あ!見えた!茶色や!」「あれ、こっちはオレンジや」「茶色の目の中に、オレンジがあって、真ん中が黒!」

じっくりと観察をしながら「わおーーーん」とオオカミの鳴き声を真似する子どもたち。まるでオオカミとお話をしているようでした。

《カピバラ 歯の大きさを見てみよう》

カピバラを見つけた子どもたちは歯を見るために小さくしゃがみ込んで、じっくりと口が開くのを待っていました。そこへ現れたもう一匹のカピバラ。後ろからゆっくりと子どもたちに近づき‥

「○○くん後ろ!!!」「わあ!びっくりした!」「こんな近くはちょっと怖いわ!」残念ながら歯を見ることはできませんでしたが、とても近くで出会うことができました。

《フタユビナマケモノ 爪の大きさを見てみよう》

「ずーっと木の上におるって”手”疲れへんのかな」「“フタユビ“やから、指がふたつってこと?」「全然動かへんな」「爪めちゃ大きい!」「(自分たちの爪を見ながら)こんくらいやな」

じーっとしているナマケモノにつられて、子どもたちもじーっと固まって‥。ナマケモノと見つめ合う子どもたちでした。

≪ゴマフアザラシ 体の模様を見てみよう≫

「おった!!泳いでる!」「来た来た!!」「黒と白!丸い模様!」「“ゴマ”フアザラシやから、丸い模様ってこと?!」

実際に見たことから、自分たちなりに仮説を立てて考える姿が見られました。

≪ケープペンギン 泳ぎ方はどんな泳ぎ方?≫

「何か魚の匂いがする!」「やっぱりペンギンや!」「ペンギンってなんか鳥っぽい」「泳いでるとき、空飛んでるみたい!」「(真似をしながら)こんな感じ~♪」

両手をいっぱいに広げ、パタパタと動かしながらペンギンになりきっていました。

≪コツメカワウソ 住んでいる所を見てみよう・鳴き声を聞こう≫

「え〜ジャングルに入るの~?」「草と水があるねえ」「岩もあるで」「(鳴き声は)キーキーって思ってたけど、クウクウも言ってる!」「ピーピーも聞こえたで」「違うで、キーキー!」と伝え合う子どもたち。

何か言葉を話しているんじゃない?と私が伝えると、「え〜!一緒に遊ぼうって言ってる」と想像して楽しんでいました。

友達と同じものを同じ時間に見て、“楽しさ”や“発見”、“不思議”を共有できるとても貴重な時間でした。いつもと違う特別な1日。この経験が子どもたちの育ちに繋がるよう、保育に活かしていきたいと思います。

帰り道では「どうぶつ王国楽しかった〜!」「今度、パパとママと行こうかな」「全然楽しくない!もっともっと動物見たかった!」と気持ちを伝えてくれながら、バスの中で眠りにつく子どもたちでした。

にじ組(3歳児) 10月26日 トトロの森へ行ってきたよ🌳

初めてのフェスティバルが終わり2週間。

次は初めての遠足!初めてがたくさん続きます☺

「お弁当箱買ってもらったよ~」「遠足ってお弁当食べるのやろ?」「楽しみ~」と。

さすが食欲の秋(笑)

遠足で、川西中学校にある自然がいっぱいの(通称)トトロの森に行くことや、

中学校までは片道20分ほどの道であることを地図を見せながらを伝えると、

「中学校知ってる」「ぼくのねえねが行ってる」

「前の公園(霞ヶ丘公園)より遠いやん!」

「20分ってめっちゃ長いやん!(20分の感覚があるのかと驚きました)」

「いっぱい歩くの?」「疲れちゃったらどうしよう~」「ぼく力あるから大丈夫やで」

『(保)なにが楽しみ?』

「どんぐりと松ぼっくり拾うの!」「お弁当~!」「トトロの森!」「バッタとかいるかな?」「見たことない虫いるかな?」「赤い葉っぱとかあるかな~」

私が事前の下見に行くことをちらっと話すと、

「一人で行けるの?」「迷子にならない?」「怖くない?」「大丈夫?」

とすごく心配しながら見送ってくれました。(私のこと一人で行動するには危なっかしい先生だと思われているのでしょうか笑)

いざ当日。朝からルンルンで登園してくる子どもたち。

近隣のボランティアさんが引率に来てくださったり、子どもががっかりしたらかわいそうだと予備のドングリや松ぼっくりを密かに用意してくれたり、

学校に着けば川西中学校の校長先生がわざわざ玄関まで来てくださったりと、

たくさんの方々のご厚意にも恵まれました。

無事トトロの森につくと、たくさんの自然物がいっぱい!!!

「わあ~!ほんとにトトロの森だね!」「蜘蛛の巣や~」

「松ぼっくりいっぱい!」「ここにも!あ!あそこにも!ここも!」

「(園にある丸いドングリと比較して)なんでこのどんぐり細いの?」「幼虫出てきた!」「それドングリ虫やで~」

「(やまぼうしの実を見て)りんごみたいなのある~」「こんなん初めて見た~」

「赤の葉っぱあった」「黄色とか茶色もあったで」「いろんな色やなあ」

「カサッカサッ」「もしゃっ」「葉っぱ踏んだら音がした~」

「あそこに赤とんぼいる!」「捕まえたいなあ~」(この後、夢中でトンボを追いかけていた子が、学校のビオトープにドボン!笑)

「トトロさ~ん!いますか~?!」「全然おらんなあ」「恥ずかしいんかな?」

「♪~ まっくろくろすけ出ておいで~出ないと目玉をほじくるぞ!」

「なんかこの黒いのまっくろくろすけちゃう?」

拾った自然物は、探検バックの中に詰めたり、入りきらない子はポケットに詰めたり。

小さな手いっぱいに大切そうに握りしめる姿が可愛いですね♡

遠足で拾ったものは、これから遊びや製作で使っていきたいと考えています。

校長先生にもお礼を言い、帰りは15分ほどで帰ることが出来ました。

園に帰ってからは、お待ちかねのお弁当☆

「外で食べるの楽しい!」「みて~こんなお弁当だよ」「美味しそうでしょ~」

「めっちゃ美味しくて早く食べ終わっちゃった!」「またお外で食べたい」

“空のお弁当箱を持参してもらい、その中に給食を詰め、園庭の紅葉の下で食べる”なんて機会を作っても楽しいかなと密かに思ったりもしています♪

今回の遠足は、片道約20分の道のり、険しい道・坂道も多々ありましたが、

思った以上に軽い足取りで歩く子どもたち。

また、信号の渡り方も素早くスムーズに一斉に渡ることができていました。

4月から(夏季・行事前を除いて)週に1回程度の散歩を続けていたことで

この半年で想像以上に体力・気力・忍耐力がついてきたと実感しました。

今後は、春から続けていた散歩スタンプラリーの再開や消防車見学、

能勢口方面への散歩や坂道・階段を使った散歩、最終的には五月山動物園制覇を目指しています♪

また、散歩を通して、身近な職業(交番、消防署、図書館、いろんな店で働く人たち)について興味を示したり、

交通ルールや標識、点字ブロックやスロープのユニバーサルデザインについて理解したり、他の通行者等、周囲への気配り等も出来るようになっていけたらと考えています。