にじぐみ(3歳児) スペインのお友達② “Gracias!!また会おうね!”

1か月間だけの園生活。

8月にスペインに帰ることを伝えると

「え~」「ひこうきで帰るの?」

「プレゼントあげたら?」「おてがみも~」「かきごおりもあげる(塗り絵のこと)」

「ありがとうって書く」「おまつりのバナナ屋さん描いてあげたの~」「おかお描いたの」

とお手紙を書いたりプレゼントを作ったり♪

「喜んでくれるんちゃう?」「ありがとうって言ってくれるとおもう」

と自分たちで作ったメッセージカードを見て満足気な姿が微笑ましかったです☺

帰国直前の登園日、急に登園が出来なくなりました。

『(保)みんなが用意したおてがみどうしよっか?』

「ポストにいれる!」「きんたくんのところ!(市役所にあるポストのこと)」

「でも大きいから(ポストに)はいらないよ」「折ったらいいんじゃない?」

「ちょきちょき切ったら?」「でも(絵が)バラバラになっちゃうで~」

6月に行った散歩のことも思い出しながら話し考え合う姿がありました。

帰国前、無理を承知でお願いし、

担任が代表して、子どもたちが作ったメッセージカードを渡しに行ってきました。

渡すと、「これだれがかいたの?」「これ、わたし?」「ぼくしんかんせん好き~」と

とても嬉しそうな表情で見てくれていました💛

また、二人から「これどうぞ」とお土産をもらいました☆

次の日、朝の会で子どもたちに見せると「わあ~」とどんどんどんどん前へ。

園長先生にお願いして、おやつで少し食べれることに!

いつもおやつの時間までぐっすり寝ている子も、お土産パワーで目覚めが良かったです(笑)

「いろんなの(種類)あるやん」「どれにしようかな~」「このまるいやつにする!」

『(保)どんな味がする?』「おいしい~」「あま~い」「チョコの味!」「ちょっとかたい!」

「ここ、えいご書いてる!」「ABCD~のえいごやな!」

「またおてがみ書きたい!」「これ(双子ちゃんに)あげるねん~」

「お手紙かいたらまたクッキーくれるんちゃう?(←思わず笑ってしまいました)」

と今でも二人へのお手紙を書いており、二人宛ての手紙用ファイルにどんどん溜まっています♪

まだまだ交流が続きそうな予感がします✨

にじぐみには他にも、

インド、パキスタン、台湾のお母さんやお父さんの、ダブルの子どもたちがいたり、

ミャンマーに赴任されていた父がいたり、なかなかの国際的なクラスです🌎

“海外に友達がいる”なんて経験、日常の中ではなかなか難しいので、

とても貴重な経験だったのではないかと思います♪

この機会に、世界に興味を持ったり、世界中にはいろんな人がいること、またそこから発展して人それぞれに考えや思いもあることなどを知るきっかけになればいいと感じています。

人種、宗教、障がい、性別を幼いうちから国境の垣根を越えて交流することで、差別や偏見のないありのままの気持ちで接することができるのではないかと考えています。

“外国人だから”といった視点でなく、一人の人間として接することができるようになってほしいと考えています。

また、スペインと聞くと二人を思い出したり、懐かしい気持ちになったりと、大きくなっても頭・心の中に親しみをもって残ってくれたらいいなと思います♪

また、帰国後も文通やビデオメッセージで交流を続けていけたらと考えています。今後のやりとり、子どもたちの成長にわくわくします☺