にじぐみ(3歳児) スペインのお友達① “OLA!!スペインから友達がやってきた!”

『今度新しいお友達(一時保育を利用される姉弟の双子さんです)がにじぐみさんに遊びに来るよ~!』

「やったー!」「だれ?」「今日くるの?」と、ぱっと明るい歓声が。

一方では、『みんなの住んでる日本じゃないところから来るんだよ』

『スペインっていう遠い国から来てくれるんだよ』『飛行機に乗って日本に来るんだって』

と伝えても、まだまだあまり理解していない様子もありました。

次の日、机の上にさりげなく地球儀を置いておくと、

「わあ~宇宙や!」「お姉ちゃんのところにある!」「あ、パンダや」「ここにはサメおるで」

じーっと地球儀に描かれた絵を見たり発見したりする子、地球儀をくるくると回すことを楽しむ子など、興味を示す姿が見られました。

スペインの言葉『オラ(=こんにちは)』『アディオス(=さようなら)』『グラシアス(=ありがとう)』を伝えると・・・

「え~なにそれ!(笑)」「オッラ!」「ぼく、OLAって言ってあげる~」

「あした来るの?」「ひこうきで来るんでしょ?」「遠いところから来る!」

と前日話したことを覚えていたり、すぐ挨拶を口にする姿が♪

いざ当日。

双子ちゃんがついに登園!✨

「ねえねえあの子?」「あの子が新しいおともだち?」「来てくれてうれしいな」とひそひそ。

『ご挨拶してみたらどう?』「あとでにしとくわ」「んー、やっぱやめとく」恥ずかしくなってしまった様子。

目鼻立ちがはっきりしている顔立ち、挨拶や会話も日本語。日本語の理解もできる一方、姉弟喧嘩が白熱するとスペイン語が出てくる姿を目の当たりにしました。(笑)

あんなに楽しみにしていたけれど、2人を前にするとまだまだ少し距離がありました。

双子ちゃんが帰ったあと、

「いっしょにごはん食べたかったなあ!」「もっとあそびたかった~」「つぎいつ来るの?」「おひるねも一緒にしたい~」「OLAって言わんかったなあ!」といつものおしゃべり大好きなにじぐみさんに戻ってました(笑)

お母様のご実家のある川西にスペインから帰ってこられている間、日本の子どもたちと遊ぶ機会をつくってあげたいという保護者の願いもあり、週に2回程度登園する双子たち。

登園回数を重ねるごとにお互い慣れてきたようで

「ねえいっしょにあそぼう」「いーれーて」「はい、これあげる」「ねえ!いま使ってる!」と遊びに誘うのはもちろん、喧嘩も出来るほど打ち解けていました。

また、登園していない日は、朝の欠席確認でも名前が出るほどで、

(ああ、もうクラスの一員として認識しているんだなあ)と嬉しくなりました。