保育日記【年長組】

【年長組】お米の活動「ドロンコ大作戦!」

年長組の大切な活動の一つ『お米の活動』体験と経験を大切にしながら毎年、取り組んでいます。恵まれた時代で、普段何気なく頂いているお米ですが、それを実らせ食べられる状態にするには想像を超える手間と愛情が必要であることを感じられる活動になる事でしょう。

この日は、第一弾『ドロンコ大作戦(代掻き)』を行いました。代掻きとは、耕した土に水を入れ攪拌する作業です。まずはお当番さんが代表でレーキを使い、耕します。

その後、水入れです。ドライバーさんがホースで入れている様子をジーッと見ていた子ども達。「こっちの方まだ水、ないよ」「あっちが、まだだよ」等と自分達でも水入れを(#^.^#) 田んぼ全体に水がまわるように入れました。

「もうそろそろかな?」先生の「せーの!」の合図でみんなで田んぼに飛び込みました(#^.^#)

はじめは遠慮がちだった子も仲間の姿に触発され、田んぼの中を走り回ったり、お友だちや先生と泥を塗り合ったり… 裏庭に元気な声が響いていました(#^.^#) 「ここ、まだ硬いよ」「こっちはぐちゃぐちゃになってきた」等、脚で踏みながら感触が変わっていく様子を体感していた子ども達です。

仕上げにみんなでレーキを使い、均していきました。「溶けたチョコ見たい~」と徐々に滑らかになっていく泥をみていた子ども達。ドロンコ大作戦は大成功に終わりました。手足を洗って帰りましたが、細かい所はドロンコが残っていたかもしれません。お風呂でのご協力ありがとうございました。次は『田植え』です。次回の更新もお楽しみに…。

みんなであげたよ!~こいのぼり~

登園してきた子ども達をお迎えしてくれていたこいのぼり。「わあ!こいのぼりだあ!」と大喜びの子ども達でした(^-^) 風で揺れるとジャンプしてタッチしようとしたり、自然とこいのぼりの歌を唄い始めたり…

そんなある日、いつも泳いでいるこいのぼりがありません。「あれ?こいのぼりがいない…」「こいのぼり、どこ?」と子ども達。ホールに並んでいるこいのぼりを見つけ「こいのぼり~起きて~!」「こいのぼり、ねぼすけさんだ」等と呼びかけていました(#^.^#)

「自分たちであげようよ」と年長さんの声。主体的な言葉、とっても嬉しかったです(^-^) 早速子ども達同士で呼びかける姿が…。

年中さん、ももぐみさんもお手伝い。大きなこいのぼりが地面につかないようにしっかり持ち、運びます。「わたし、出来るよ!」と結んでくれる年長さん(#^.^#) そして屋上では、ロープを引くお手伝いをしていた年長さんも(^^♪

少しずつあがっていくこいのぼりを見つめながら、こいのぼりを持っていた手も少しずつ離れていきます。全部が上がると「やったあ!」と歓声が(#^.^#) よ~く見えるようにジャングルジムにのぼったり… 大きくこいのぼりが泳ぐ度に「わあ!」「いっぱい泳いでる!」と嬉しそうに見ていました。

ロープを引いてくれた屋上の年長さんは上からのこいのぼりを楽しんでいました(^-^) 目の前に迫ってくるこいのぼりに「お~!」「迫力ありだね!」の声が(#^.^#) 上から見るこいのぼりもまた違った角度から見えておもしろいですね。 

5月から14時降園になり、じっくりと活動に取り組めるようになりました。連休が明けるとまた更に様々な活動に盛り上がりを見せてくれることでしょう。私たちもとっても楽しみにしています(^-^) 次回の更新もお楽しみにしていてくださいね。

【年長組】年度末の子ども達

年長さんが卒園して数日経ちました。子ども達がいない年長の部屋を覗いて「1くみさん、いないね。」「ぺっちゃんこになっちゃったね。」とお部屋の装飾の自画像を見て言う満3歳児さん(^^♪お部屋の入口に立ち、じいっとお部屋の中を見ている4歳児さん。担任ももちろんですが、年長さんのいない幼稚園に少し寂しさを感じているこども達です。

年長組の年度末の活動の様子を少しですがお伝えします。

3月7日(火)快晴の中、『お別れ遠足』に行ってきました。山の中をグングンと歩き、観音崎公園を身体全体で楽しんできた子ども達です。楽しい思い出が沢山出来ました(^^)/ 

N先生、W先生との最後の運動の時間。この日は『ドッジボール大会』を行いました。紅白に分かれ、真剣勝負です!いつもは紅チームが強く、負けて涙を見せている子もいた白チームでしたが、自由保育時間に特訓をしている子もいて、良い勝負でした。そして何と勝ったのは白チーム!大喜びの白チーム(^^)/「勝ったら嬉しいよね。でも負けて悔しいって思う気持ちも大事なんだよ」N先生の顔を見つめ、話を聞いていた子ども達でした。

年長組の教材の『工作のランドセル』制作後、ランドセルを背負い幼稚園探検!一つひとつお部屋を周りました。

卒園式を間近に控え、お部屋の掃除をしました。「次の年長さんの為にみんなは何をしてあげられる?」と尋ねると「きれいにする!」「掃除する!」「ロッカーの名前も変えなきゃ」と子ども達。ロッカーの名札を剥がすだけでなく雑巾で色々な場所を拭き、ピカピカにしてくれました(#^^#) 「新しい年長さん、喜ぶね」と満足気な子ども達でした。

たんぽぽさんがお部屋にやってきて、以前一緒に撮った写真とお手紙をプレゼントしてくれました。「年長さん、ありがとう!」 卒園式に参加しないたんぽぽさんと少し早めのお別れです。

卒園式前日の降園時、「バイバイ~!」と手を振ったり、タッチをしている年中、年少さん。一緒に遊ぶのは今日でおしまい。一緒にバスで帰るのも今日でおしまい。少し名残惜しそうな子ども達でした。

この一年、幼稚園のリーダーとして活躍してくれた年長さん。この頑張っていた姿はきっと年中さん、年少さんの心に残っていることでしょう。この頑張りを引き継いでくれることを期待しています(*^^*)そしてもうすぐ一年生になる卒園生の子ども達。きっと小学校でも活躍してくれることでしょう。この一年、ご協力くださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。

【年長組】一年間ありがとうございました

令和5年3月15日 第69回修了証書授与式を執り行いました。暖かな春の陽気の中で行う事が出来、お空も祝福しているようでした。一人の欠席者もなく式を行えたことは何よりも大きな喜びでした。この場をお借りして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

幼稚園生活で心も身体も大きく成長した子ども達。かもいようちえんでの沢山の経験を糧にこれからの生活で活躍してくれることを心より願っています。暖かな気持ちで子ども達、そして幼稚園を支えてくれた保護者の皆様、本当にありがとうございました。また幼稚園に元気な顔を見せてくれる事を楽しみにしています。

学校法人鴨居学園 認定こども園 かもいようちえん 園長 今井惠子 年長組担任

【年長組】完結!お米の活動

5月の泥んこ大作戦から、10か月。長かったお米の活動が完結しました。子ども達からもお話しがあったと思いますが、活動の様子をお伝えします。

作品展、発表会の取り組みの為、中断していた『籾摺り』8日間かけ、終了しました(#^.^#) 籾摺り初日は力加減のコツがつかめない子もいましたが、徐々にどの位の量だと短時間で出来る!等、体得していった子ども達でした(^-^)

最後の籾摺りが終わると「やったあ!」と共に大きなため息が(#^.^#) さあ!どのくらいかな?升を使って先生と一生に計ってみます。

なんと!20合(2升)になりました!これは今までで1番の量。子ども達に伝えると「すごい!」「頑張ったからだね」と嬉しそう。でも食べる為にはもう一つ、作業があります。「お家のお米とみんなが作ったお米のどこが違うか見てきてね」先生から宿題が出ました(^^♪

休み明け、みんなが集まると「お米、真っ白だった」「幼稚園のと違ったよ」等と違いを伝えてくれた子ども達。真っ白にする為には『精米』をする事を教わり、早速、挑戦!  瓶に入れた玄米を割りばしでついていき、お米同士がこすれる事でお米のぬかを落としていきます。みんなで順番についていきました。「粉が出てきた!」「ギュッ ギュッって音がする!」とこすれていく感覚はあるのですが、全てを精米する事はとっても時間がかかります。

そこで、精米機の登場! 精米機の中を覗き込んで、その様子をじーっと見ている子も(^-^) 真っ白になったお米に大興奮でした。

さあ!次はお米を研ぎます。「やった事ある!」の声がいくつも聞こえてきたので今回はみんなで、順番に研ぎました(#^.^#)

いよいよお米を炊きます。「炊飯器で炊く!」と言っている子もいましたが、今回は土鍋で炊きます。量が多かったので今回は二つの土鍋を使いました。火をつけると「見張っててあげる!」とじーっとお鍋を見ていた子もいました。

湯気が出てきて、匂いも…。「オモチみたいな匂いがする!」もうそろそろかな?私たちも緊張の時です。おいしく炊けてるかな?子ども達のカウントダウンで二つのお鍋のフタを開けると…。「わあ!」真っ白に炊きあがったお米を見て、歓声をあげていた子ども達でした。この日、お仕事で園に来ていたお母さんたちにもお手伝いをして頂きました。

手にご飯を乗せてもらい、おにぎりを作って頂きました。「おいしい~」「モチモチしてる!」自分達で作ったお米は格別ですね。苦労して作ったお米の活動。今回の活動をきっかけに『食に対する喜びや感謝』の心が育まれることを願っています。次回の更新もお楽しみに…。