そらぐみ(5歳児) もうすぐお泊まり保育!!①

お泊まり保育まであと少し。

子どもたちのわくわく感も高まってきています♪

今回は、お泊まり保育が決定後のこどもかいぎ・準備の様子をお知らせします。

<1.夕食の献立決め>

具体的な内容として1番に取りかかったこのテーマ。

「○○くんアレルギーやからそれじゃないやつにしような!」「卵と牛乳があかんな」「キウイもあかんで」「生卵もだめ」「くるみもあかんなあ」

アレルギー除去の視点で話し合いが始まりました!

保:「アレルギー除去で、みんなでつくれるもの、なにがあるかな?」

子:カレー・クッキー・ゼリー・ごはん・餃子・しゅうまい・チャーハン・肉玉・コロッケなど

↓たくさん出た中から一人一つずつ手を挙げ、3つまでに絞りました。

保:「なんでこれがいいって思ったか理由言える?」

子:「うん、言えるで~」

→カレー:好きやから・カレーやと早く食べれるやろ?そしたらいっぱい遊べるから

 餃子:皮包むのが楽しいねん・いつもカレーは給食で出るやろ?餃子は出たことないから

 肉玉(肉団子のことのようです):甘いたれがついてて美味しいねん

ここまではとんとん拍子で話が進みましたが、以降なかなか進みません。そこで、担任がいくつか提案。

1.決め方として、多数決、じゃんけん、プレゼンとかあるよ~

→餃子選んだ子「いいで」(勝算があると思ったからでしょうかね(笑))

 カレーと餃子選んだ子「え~いやや」

 Aくん「じゃあ1番多いのは餃子やから餃子にして、カレーと肉玉選んだ人がデザート決めたら?」 Bくん「いいやん、それ」 カレーと肉玉選んだ子「いやや!」

2.折衷案として、カレー味の餃子は?餃子のタネを丸めたら肉玉みたいになるかも?

→子:いやや~!!!

3.じゃあ、3つ全部は作れないけど2つならみんなで協力すれば作れるかも!

→子:「「え、ほんまに?!じゃあ、そうしようや~」」

   「じゃあ、餃子とカレー!」「ちがう、餃子と肉玉!!」

「じゃあ何人か調べよう」

餃子とカレーが24人、餃子と肉玉が4人(肉玉選んでたうち1人いなくなりました(笑))

「じゃあ、(餃子と肉玉の)4人がデザート決めていいよ」「でもアレルギーのやつあかんからな!それだけ注意してよ」

4人も「デザート決めて良いならいいよ」と双方納得し、決着がつきました。

後日、4人で話し合い、アイス・かき氷の二択になりましたが、

「アイスは食べれるやつと食べられへんやつがある」「かき氷の方が簡単」「氷いっぱい用意するだけで出来るんだよ」「かき氷の方が冷たいで」「お風呂の後に食べようよ、さいこう~」

と最終的にかき氷に決め、食べる時間は食後でなく銭湯後に決め、クラスに周知。

みんなも賛成してくれ、食べるものは決まりました☆

にじぐみ(3歳児)次は何ができるかな♩

現在にじぐみでは粘土遊びを楽しんでいます。

幼児クラスになって初めての自分の粘土。何度もお道具箱から出し入れするその表情から嬉しさが伝わってきました。

まずは粘土に触れ、基本の“丸”作り。

私「手のひらに置いて、反対の手の平で優しくコロコロ~ってするんだよ」

子ども「コロ、コロ…せんせい、こう?」「ちょっと難しい」と苦戦しながらもたくさんの丸ができてきました。

できた丸と丸を繋げて「せんせい、みてみて!いもむしれっしゃ」「がったんもにょん!」

朝の会で読んでいた絵本『いもむしれっしゃ』を作る子どもの姿も見られました。

そして次は“丸→ヘビ”作り。

ヘビの作り方を伝えようとすると、「せんせい見て、お団子がヘビさんになっちゃった」「おかあさんヘビと赤ちゃんヘビ」と丸作りを楽しむ中で自然とヘビになっていく様子があり、

その友達の姿を真似て同じようにヘビを作り、またその姿を真似して同じようにヘビを作り…ヘビの連鎖が起きていました。

友達同士の姿を見て真似してみたり、自分で考えて工夫してみたり、偶然できた形を見て「いいこと考えた♪」とひらめいたり・・

子どもたちの表現力に「明日は何に変身するんだろう」とわくわくします。

さあ、基本の“丸”と“ヘビ”ができるようになってくると、表現がどんどん広がっていきました。

ある日は『にじぐみレストラン』と題してテーマを食べ物に絞って取り組みました。

「ドーナツやさんしてる」

「これははるまき」「こっちもはるまき~!」

絵本『からすのぱんやさん』の“パンダパン”に挑戦する子どももいました。

別の日には、粘土とストローを組み合わせて

「いそ…いそ…」 私「いそぎんちゃく?」 「そう!いそぎんちゃくつくったの」

「できた、立ったよ」ストローを使うと立たせ易くなるので、作りたい!が実現しやすくなります。

「あんまりいそいでごっつんこ~♪ありさんとありさんが~♪」

倒れないように粘土で土台を作っているところ、大注目です!

自分の思うように自由自在に形が変身する粘土。完成した作品には子どもたち一人一人の思いがたっぷり詰まっています。

子どもたちの力作を見ながら「これはね、これはね」「せんせいきいて、えっとね」と子どもたちの言葉に耳を傾け、それらを文字にして作品と一緒に展示をしています。ぜひご覧ください♪

そらぐみ(5歳児) こどもかいぎ:お泊まり保育とデイキャンプどっちにする?

今年度から、withコロナという観点からお泊まり保育も可という判断になり、どちらにするか子どもたちに委ねることにしました。

4月。

1年間の見通しを持てるよう年間行事・年間の予定を子どもたちと確認しました。

「7月はデイキャンプかお泊まり保育かまた決めようね」と話すと、「えー!!絶対お泊まりなんかしたくない!!」「絶対デイキャンプでいい!」「お泊まりってママ泊まらない?いやや~」「お姉ちゃんもデイキャンプしてたからデイキャンプ!」という声がクラスの大半を占めていました。

新しい環境・担任になり、また、デイキャンプの様子しか記憶にない子どもたちにとっては、お泊まり保育への抵抗感が大きく、当然の反応だったと思います。

日が経つにつれて・・・

「やっぱお泊まり保育できそう!だってそら組やから!!」

「お泊まり保育ってママはおらんのやろ?じゃあ先生は?」「先生はおるんか、よかった~」

「お風呂とかどうするん?」「じゃあ温泉行ったらいいんちゃう?」「楽しそう!やっぱり私もお泊まり保育がいい」「あ、でも先生女湯やん。俺らどうしたらいいん~」「R先生(男の先生)に頼んだらいいやん!」「いいな、それ」

と子どもたちの中でお泊まり保育に対する会話が広がってきていました。

6月。

早速決めよう!と思ったのですが・・・そもそもお泊まり保育とデイキャンプについて子どもたちも担任も“泊まるか泊まらないか”くらいの漠然としたものしか知らなかったため、まずは情報を集めることにしました。

「グループに分かれたら?」「A先生(昨年度のそらぐみ担任)にも聞いたらよさそう」「園長先生も聞いてみる?」と、そらぐみの担任だった先生や長い年数勤めている先生にグループごとで聞きに行くことにしました。

“紙とペンは無し”“耳でしっかり聞いてくる”“聞いた内容をクラスに伝える”という、話をよく聞き適切に伝達するということもねらいとして取り組みました。

正直少し不安な気持ちもありましたが、担任は後からこっそり見に行くことも一切せず完全に任せてみました。担任の心配と裏腹に、しっかりと聞いて帰って伝達することや、「○○先生いいですか」「お泊まり保育のこと教えてください」「ありがとうございました」と挨拶もできており、感心しました。

情報も得たところでようやく本題に突入!

『こどもかいぎ』

輪になって、大人が仲立ちとなりながらみんなで話し合いました。

→22名「お泊まり保育がいい!」理由:いっぱい遊べるから・夜も遊べるから・温泉たのしみやからなど

→4名「デイキャンプがいい!お泊まり保育は不安!」理由:頭洗えないから・花火したいから(お泊まりは出来ないと思っていたようです)・ママがいないとちょっと怖いからなど

意見を言い合った後、欠席の2名の意見、反対派の4名の意見も大切にしたいこと・単純に多数決だけでは決めたくないこと・全員が納得して決めたいことを子どもに伝えました。

今までの話し合い活動は自分の意見を言うことはできるものの相手の意見に耳を傾けることが苦手な姿が多く、担任保育者からの提案である全員が納得して決めること等は難易度が高いかと心配でした。

しかし、今回の話し合いでは、少人数派の意見にもしっかりと耳を傾けたり、「じゃあ僕が頭洗ってあげるよ」「先生もおるし大丈夫」・「好きな友だちと隣に寝たら大丈夫」「大丈夫って言ってあげるよ」など解決案を提示したりすることができており、この2か月で大きな成長を感じました。

『4年ぶりのお泊まり保育決定!!』

友だち同士での励まし合いもあり、最終的には満場一致で28名全員がお泊まり保育をしたいということになりました。

お泊まり保育と決まると・・・「よっしゃー!」「めっちゃたのしみ!!」「みんながんばろう!」と話し

自然と円陣をして「えいえいおー!!」と掛け声をかける団結する姿がありました👀✨

『お泊まり保育の3つのねらい』

☆1つ目:友だちの大切さに気付く

一番はやはり、友だちの存在の大切さに気づくということかと考えます。

今まで保護者から離れて一晩を過ごすということを経験したことのない子どもたちも大勢いますし、いつも通っているこども園で泊まるということも初めてのことになります。

「すこし寂しい、でも友だちと一緒に泊まるから楽しみ。」という不安と期待が混じった気持ちにもなります。不安な気持ちも子どもたち同士で支え合い励まし合い、乗り越えていくことで、気持ちの面でも大きな成長に繋がると考えます。“友だちがいれば安心”“大好きな友だちとなら頑張れる”と友達が助け合える存在・信頼できる存在になればと思いますし、自分たちだけでそういった不安を乗り越えることで強い心にも育っていけばと思います。

☆2つ目:第三の世界に乗り出す

家庭または保育園がいつもの居場所だった子どもたちですが、そら組の年齢になると「連れ立ち」という姿が見られ始めます。小学生ですと、友だち同士で誘い合って外で遊ぶという姿も見られますが、これは「家庭」「保育園(小学校)」とは違う第三の世界に乗り出す姿です。つまり子どもと子どもだけの世界です。子どもが成長する過程で、そして自立する過程で大切なシーンであると言えます。お泊まり保育で外泊をするということは、それと同質の意義があるのだと思います。

☆3つ目:自分たちで考えて実行する

お泊まり保育で大事なことは、スケジュール(二日間の過ごし方)を自分たちで決めること。保育者に指示されて過ごすのではなく、あらかじめ子ども同士で相談して決めたスケジュールに従って自分たちで生活をしていくことです。

家庭での準備も子どもたち自身でしてほしいと願っています。お泊まり保育の荷造りは子ども自身にさせてあげてください。スケジュールも人任せでなく自分たちで展開できるようにさせてあげたいと思います。子どもたちが自分だけでできることはたくさんあると思います。そんな子どもたちの姿を暖かい目で見守っていただければ幸いです。

4年ぶりのお泊まり保育。

子どもたちも私たちも初めての体験です。一緒に考えながら進めていきたいと思います♩

おひさまぐみ(0歳児)  お外、大好き!

6月に入り、新しいお友達を迎え元気に過ごしています。

子どもたちは、生活の流れがだんだんとわかるようになってきたようで、見通しをもって行動できるようになってきました。

【お名前わかるよ】

外へ出る際は名前を呼んでいるのですが〇〇くん(〇〇ちゃん)と名前を呼ぶと 保育者を見て笑顔を見せたりバンザイと手を挙げたり片手を挙げたり、拍手をして応えてくれています。

【お外、大好き】

お外へ出るというのがわかると、自分でカゴから帽子をとって被ろうともしています。お友達の帽子と間違えることもありますが、被って出るというのがわかってきている様子です。

午前中は乳児園庭・ゴムチップ・園内散歩・避難車に乗ってお散歩に出かけています。

・ゴムチップでのあそび

シャボン玉をしたり、ボールで遊んだりしています。待て待てと、ハイハイやよちよち歩いて追いかけています。

・お散歩

避難車に乗って、乳児園庭や園舎周りをお散歩しています。

お兄ちゃん・お姉ちゃん・他クラスの先生に声をかけられ嬉しそうにしたり、避難車から身を乗り出し外の景色を見て楽しんでいます。

・砂場あそび

乳児園庭では砂場で砂の感触を楽しんでいます。初めは保育者から離れることを不安がっていましたが今では自ら手を伸ばそうとする子どももいます。

また自然物が気になり触り感触を確かめています。砂・葉・石をにぎにぎ、時には口に入れようとしています。 触り心地を確かめながら、保育者の顔と握った自分の手を交互にみて、目を丸くしたり、嫌な顔をしたり、ニコッと笑ったりといろんな表情を見せてくれます。

子どもたちの、“なになに”“気になる”や“触りたい”などの様々な気持ちに寄り添い、❝初めて❞をたくさん経験し共感していきたいです。

ほしぐみ(4歳児) ほしぐみ☆忍者修行の巻!

4月から毎朝、ホールで忍者修行に取り組んできたほしぐみさん。走ってとんで、元気いっぱいです!子どもたちから「きょうも、にんじゃしゅぎょうしような!」「ホールでにんじゃしゅぎょうしたいな~。」というような声が聞こえてくるようになり、忍者修行が子どもたちにとっての楽しみの1つとなってきているようです。

忍者修行も日々進化していきます。数ある修行の中から厳選された3つを紹介したいと思います!!

“でこぼこみちの術”

みんなは「いてて」「いたた」と言いながら慎重に歩きます。足の裏への刺激がたっぷり!足の裏が強くなるかな?!

“一本橋の術”

足の指でパイプをしっかりと掴んで歩けるかな?日常の中では意識して動かしにくい足の指。親指で地面を蹴る力が育つことで、しっかりと歩き、走り、転びにくい(踏ん張ることが出来る)身体の土台を育てます。

“手押し車の術”

腕の力で身体を支えて前に進みます。「おもた~い」「え~、すすまない」と、話す子もいましたが、みんな諦めずに挑戦していました!手押し車は腕の力だけでなく、腹筋や背筋もつかい“体幹”が育つ大切な動きが詰まっています。

ほしぐみ忍者のすばらしいところは、どんな修行も元気いっぱい明るく楽しく取り組めるところ。友だちと一緒なら“やってみよう”という思いもより大きくなっていくようです。これからも様々な“忍者修行”に取り組みながら、今の時期に大切にしたい身体の使い方や“体幹”の育ちを見ていけたらいいなと思っています。

『なぜ、今忍者ごっこ!?』

近年、小学校の先生からこんな話がよく聞こえてきます。「授業中、椅子に座れない子が多い。」「全校集会などで立っていられない。」「疲れやすく、すぐにダラダラする。」…姿勢の発達が未熟だとこの様な姿に繋がるそうです。「姿勢を整えましょう。」と声がかかるとその時はピシッと姿勢を正しても、すぐに元に戻ってしまいます。それはなぜか!?答えは簡単!!姿勢は意識して正すものでなく無意識にコントロールされるものだからです。

自分の姿勢をしっかりと保つことのできる身体の基礎となる“体幹の育ち”“抗重力筋”の育ちを、楽しい遊びの中で促していきたいと考えています。

にじぐみ(3歳児)女王さま見ーつけた!

新学期がスタートしてからずっと”アリ”が大好きなにじぐみ。

園庭あそびでは、アリを捕まえケースに入れて観察する姿がよく見られています。

逃げられないように、でもアリを潰さないように…力を加減しながら素早く虫かごに入れる姿はまるで職人技です。

ある日、とても大きなアリを捕まえた子どもたち。

「見てみて、おーーっきいよ」

それを見たそらぐみ(5歳児)のお兄さんが「女王アリかも。大切にしいや」と教えてくれ、その言葉を聞いた子どもたちは目がキラキラ。「(自分たちの)お部屋に連れて帰りたい」と虫かごを抱きしめていました。

にじぐみのお部屋に連れて帰る為には虫かご(お家)が必要です。

そこで私が「お家を作らないといけないよ」「アリさんはどんなお家が嬉しいかな」と問いかけると・・

「土があったほうがいいんじゃない?」「葉っぱいれたい。いーっぱい」「綺麗な葉っぱがいい」とアリが喜ぶお家を考え、作っていく姿が見られました。

「暑いからお水いるんじゃない?」「でもどうやっていれるの?」「先生、どうしたらいいの?」と考える子どもたち。

「あ!いいこと考えた!」と子どもたちが導いた答えは葉っぱを水に濡らすこと。

アリのことを思い自分たちで考え工夫してみる姿を見て、お家作りを子どもたちに委ねそっと見守ることにしました。

そうして出来たアリのお家を眺める子どもたちの表情はとても満足気♩

その後、≪小さな命、大切にしようね≫≪優しい手で育てようね≫とクラスで約束し、子どもたちはアリに“女王さま”と名付けました(女王アリの“女王さま”です笑)。

「女王さま元気かな?」「お腹空いたよって言ってるよ」「にじぐみさんのおやつ、ちょっとあげよう」「同じおやつだね」と毎日自分たちのおやつをひとかけら、アリにも分けています。

「女王さま葉っぱの下でかくれんぼしてる」「寝てるのかな?」

アリの飼育を通して、生き物を大切に思う気持ちが芽生え優しい気持ちが育つことを願っています。

これから“アリ”への興味がどんな風に広がっていくのか楽しみですね。

そらぐみ(5歳児) 大阪空港に行ってきたよ✈

前回のブログに続き・・・

子どもたちのヒコーキ熱は持続しており

ついに大阪空港に遠足に行ってきました!

☆事前の活動

・公共交通機関・公共施設の利用法を考える・知る

電車のお約束知ってる?という担任の質問に、第一声口を揃えて「しずかにする!しゃべらない!」と。(笑)その後、いろんな約束事が出てくる中で、“多いから他の人の邪魔になる”という問題が出てきました。

じゃあ他のお客さんの邪魔にならないようにどうしたらいいかな?に対し、

「じゃあ半分に分かれたらいい」「あ、グループで分かれるっていうのはどう?」「いいやん」「並ぶところが分かれてるからそこに分かれて並んだらいいんちゃう?」

「座る人と立つ人分かれて、」「それなら、行くとき座った人は帰るときに立つ。順番にしたらみんな座れる」

と自分たちで解決策を考え、また、不公平にならないようみんなが平等になるようにという案も出てきて、少しずつそういった問題解決に向けての話し合いのようなものが出来てきていることに感心しました。

・空港で働く人・車について考える・知る

写真を掲示しておくと、早速じーっと見ながら何かを話す姿が。

「アイスっていうことは・・・」「アイス運んでるってこと?」「うーん・・あ、わかった!氷ってことや」「氷で滑らないようにする」と名前から想像したり、

「なんかこれ一緒みたいやな」と客室乗務員・グランドスタッフの装いを見比べたり、

「オーライ、ってやって止まれとかもやってる」「これ飛行機引っ張るやつちゃう?」と知っていることを教え合ったりと、飛行機以外にも少し興味が広がっていく様子が見られました。

☆いよいよ当日

・電車・モノレールの利用

「この切符本物・・?」「なくしたら電車乗られへんくなる?」

(切符をみんなで見比べながら)「みんな同じやな」「・・・あれ?先生のこれ(=小の印字)書いてないで」

(改札を通った後に)「ちゃんと取った!!」「あれ~?なんか穴が開いたよ」

と切符を大切に握りしめ、まじまじと見たり、改札を通るときは背筋をピンっとして少し慎重に通ったり、

また、電車内では窓に張り付いて外の景色を楽しんだり、という姿は子どもらしくて微笑ましかったです。

その一方、比較して“ちがい”に気付いたり、自分たちで決めた電車内での約束事を守りきれたり、という姿は年長児らしく頼もしくも見えました。

※切符を紛失するハプニングは2件ほどありましたが。(笑)

・空港に到着!

「わあ~~大きい!!!」「めっちゃでかいやん」

「ANAとJALや~」「あ!ジェット飛行機や」「プロペラ飛行機もあるで!」

「ご飯とか荷物とか積んでる車見つけた!」「あそこに旗の人(=グランドハンドリング)おる」

「みて!プロペラ回ってきた~」「でも1つしか回ってないな」「あ、もう1つも回ってきたわ」「そろそろ飛びそうやな」

「あっち(滑走路)に進んでるからそろそろ飛ぶんちゃう?」「飛んだ~~!!!!」「タイヤまだ出てる!・・・あ!タイヤ戻った!」

「なんかさ、(飛ぶときの)音、さっきの(=ジェット機)とちょっと違ったなあ」「たしかに。あと、走るのもプロペラ飛行機の方が長かったで」

「めっちゃ大きかったのにあんなに小さくなったわ~」

「あの回ってるプロペラのところ行ったらめっちゃ涼しそうやな(笑)」

「あ、帰ってきた飛行機やん」「おかえり~」

事前に調べていた知識と照らし合わせながら話したり、気づいたこと感じたことを思い思いに言葉にしたり、じっと見入ったり、各々の楽しみ方が見られました。

☆帰園後

楽しみの気持ちの反面、週末であったこと、気温が高くかなり暑い日であったこと、そもそも長い距離の散歩に慣れていないこと、などが重なり、展望デッキでの集中力は15分ほどでした。

想像よりも早く集中力が途絶えたため、あまり興味なかったかな・・・と不安でしたが、

園に帰ってからも他の先生たちに「空港行ってきてんで!」「めっっちゃ楽しかった!」と得意気に話したり、

「めっちゃ大きくてびっくりしたね」「ぐいーんって曲がってひゅーんって飛んでいってたね」と昼ご飯中も友達と会話を弾ませたり、

実際に見たもの経験したことを絵で表現したり、積み木で空港を作るなど今まで見られなかった遊びが見られたり、ごっこ遊びでは今まであまり参加しなかった子も「入れて」と参加して規模が大きくなったり、

子どもたちの心の中にはしっかり残っていて刺激的な経験になったと感じられました♩

一概に、集中力の長さ=興味の深さでもないのだという担任自身の気付きにもなりました。

大人が見ても大きいと感じるのですから、子どもたちにとってはより一層迫力があったと思います。この感じたことや経験したことを基に、次は紙ヒコーキではなく、いろんな素材を扱った“あったらいいなこんな飛行機”をテーマに自由に作って遊べたらと思います。また、飛行機というテーマから、日本各地や海外について→異文化というテーマや、風や音について、他の乗り物について、空の天気や宇宙について等のテーマ、また、働く車・人→キャリア教育というテーマなど、次はどんなテーマに興味が広がっていくのか。今後の子どもたちに期待です☆

つきぐみ(2歳児)好きな遊び見つけたよ!

つきぐみになり1か月以上が経ちました。

新しいお友達3人のことがとっても気になる様子♪♪

ロッカーやカゴについている名札を見て

「何のマークだろう?」

「名前はなんだろう?」

とじーっと見つめたり、保育者に尋ねたりしていました。

最近では「〇〇くん!!」「〇〇ちゃん遊ぼう!」と名前を呼び合って遊ぶ姿があります。

新しい部屋、新しい担任になり最初は少し戸惑う姿もありましたが

好きな遊びを見つけて遊べるようになりました。

お部屋では、ブロックで車を作ったり、電車を走らせたりする姿があります。

ブロックでは車を作ると

「これは救急車!!ピーポーピーポーだよ!」

「ぼくのは消防車!」などと保育者に教えてくれたりお友達と車を走らせたりして楽しんでいます。

線路をみんなで繋げながら曲がる道、真っ直ぐな道、坂道など

どんな道にするか考えながら繋げる姿がありました。少しずつ繋がっていくのを見て「みて!繋がったよ!」と喜ぶ姿もありました。

ある日の公園での出来事。

ちょうちょが飛んでいるのを見つけ保育者が捕まえると興味津々で寄ってきた子どもたち。

近くで見ることができ、羽がピクピク動く様子を見て「わぁっ‼」と驚いたり

羽の動きがピタッと止まると「あれ?ちょうちょさん寝ているのかな~?」と不思議そうに覗く姿がありました。

また、別の日には…

保育者が地面に木の枝で線を描くと

何だろうと不思議な顔をしていましたが保育者が線の上を歩くのを見て真似をしたり

線をまたいで歩く子どもや線の上をたどってゴールに向かう子ども、手を広げて鳥のようにして線をたどって行く子どもがいました。

今度はまるを描いてみると

「あ!まるだ~!!」

と言いながらまるの中を両足で“ぴょん”っと跳んだり、片足ずつ足をいれたりとひとり一人自由に遊ぶ姿がありました。

1人がするとそれを見てお友達が真似をしていつの間にか行列になっていて

とてもおもしろい様子も見られました♪♪

これからも自然に触れながらのびのびと楽しく遊べたらと思います!!

おひさまぐみ(0歳児) ~入園から一か月~

4月から早いもので一か月が経ちました。 

保護者の方と別れるときや遊んでいるときに泣いてしまうこともありますが、保育者が抱っこをすると落ち着くようになってきました。落ち着くと室内をキョロキョロと見渡し、保育者から離れて玩具のほうへと遊びに行っています。

4月の初めは食べることも眠ることも難しく泣いていましたが、今は自分で食べようとしたり、安心して眠りにつく様子があります。

少しづつですが園生活に慣れていっているようです。

お部屋では気になった場所や玩具の方へ、ずり這い・ハイハイ・掴まり立ち・伝い歩き・よちよち歩きで、向かって行っています。気になる玩具を触って振ってみたり、口で確かめようとしたりしています。

今は、音のなる玩具に興味がありガラガラ、ガシャガシャ、リンリン、カーンと色々な音を鳴らして楽しんでいます。

また、保育者の顔をみて「あーうー」とたくさんお話をして、にこっと笑顔をみせている子ども達です。

子どもたちが不安な時や悲しい、寂しい、甘えたい時には、ぎゅっと抱きしめその気持ちに寄り添い、楽しい、嬉しい時には、一緒に楽しんだり、喜んだりして、子どもたちの様々な気持ちに共感し、一日一日を大切に過ごして行きたいと思います。

にじぐみ(3歳児) ひらひらちょうちょで遊んだよ

入園、進級おめでとうございます。

にじぐみがスタートして約1か月。子どもたちも新しい生活に慣れてきたのか、少しずつ自分らしさを発揮してくれています。

ある日、子どもたちと園庭で遊んでいるとチョウチョを発見。

ひらひらと飛ぶチョウチョを「まってまって~!」と楽しそうに追いかける子どもたちの姿をきっかけに、“ひらひらチョウチョ作り”を行いました。

台紙選びでは「ピンクがいい!」「僕は黄色!」としっかりと自分のやりたい!を伝えることができた子どもたち。子どもたちの前向きな姿勢に私たち担任も嬉しくなりました。

「これは青♪」「これは赤~♪」と友達と色を言い合いながら模様を付けて・・

「できたよ~!!」

完成したチョウチョを持って、早速遊び始める子どもたち。

「おーはながわらった~♪」と私がピアノを弾くと、ピアノの音色に合わせてひらひら。ピアノの音が止まると・・「見てみて!チョウチョさんもとまったよ!」

自然と表現あそびへと広がっていきました。

いつも元気いっぱいなにじぐみですが、チョウチョになりきっている時間はひらひらと優雅に優しく動いており、子どもたちの表現力に驚きました。

その後はチョウチョと共にウッドデッキや2階のホールをお散歩。

「チョウチョさん、雨見たいって」「濡れちゃったら飛べなくなっちゃう~って言ってるよ」「雨気持ち良いな~って」

チョウチョの気持ちを想像していました。

最後には「お家に持って帰っていい?」「ママとパパに見せたいな~」「これ、宝物(ぎゅっと抱きしめながら)」と自分のチョウチョを大切に思う姿が見られました。

今回のような正解のない遊びの中で、自分のやりたい!こうしたい!という思いを発揮しそれらを受け止められる経験をたくさん味わいながら、3歳児の育ちの中で大切にしたい“自己発揮”へと繋げていきたいと思います。

*おまけ*

園庭に置いてある冊子が風でパラパラ。

その様子を見ていた子どもたちは風が絵本読んでる~!!」「あ、止まった」「ここのページが好きって言ってる」「面白いね~」

温かい表現にほっこりしました。