子育てひろば・園庭開放について

「おにはそと!!ふくはうち!!」  5歳児 そらぐみ

2月3日は節分ですね。そらぐみでは、

「おにがきても泣かないよ。」

「だって、鬼って〇〇先生やろ?」

「でも、ほしぐみ(年中)のときは隠れてたけどな。」

など、今までの経験を交えてお話しする姿が見られました。

「鬼のお面、お家にあるよ。」

「うちはいつも、お父さんが鬼をするんだ」

など話す姿があり、その中で“鬼のお面を作りたい”という声が上がりました。

そこで“張り子”で鬼のお面を作ることにしました。

2人で1つの風船に、コピー用紙→新聞紙→色画用紙、の順に水溶きボンドで重ねて貼っていきます。

「あ、これ(夏のデイキャンプの時にした)“ちょうちんお化け”作った時と同じ作り方や」

「そうそう。すきまがないように貼っていくんやで。」

と話しながら作る姿が見られました。

一緒に作る友だちと協力して、

「じゃあ(水溶き)ボンド塗るから、紙貼ってくれる?」

「こっちに貼っていく?すきまないかチェックしようか。」

と声をかけ合い、私たちに確かめる事もなく作り進め、慣れた手つきで丁寧に貼っていく姿に成長を感じました。

2人で力を合わせて…

こんなにきれいなお面の土台が出来上がりました。

よく乾かして半分に切ると、顔を作っていきます。

髪の毛をつけて、目の位置はこのくらいかな?

つのは何本にしようかな?…なんと、4本つのの鬼もできました!

牙や、鼻、眉毛はどんな感じかな?

色や形など1人ひとりが考えながら作っていきます。

どうでしょう。同じ表情は二つとない、個性豊かな鬼のお面が出来上がりました。

節分の日には作ったお面を付けて、勇気を出して鬼退治ができるかな?

かわにしひよしこどもえんのみんなを守ってくれることを期待したいと思います。

余談ですが、にじぐみの担任が“恐竜のたまご”を探していたので、にじぐみさんには内緒で“恐竜のたまご”を協力製作しました。

ほしぐみ(4歳児) 自分の顔を作ったよ

2023年、新しい一年が始まりましたね。

お家の人の姿をしっかりと見て学んできたのでしょうか。

「せんせー!あけましておめでとうございます!!」「今年もお願いしまーす!」と朝一番に元気に挨拶をしてくれる子どもたちの姿が見られました。

昨年に引き続き、ほしぐみでは“気持ち”の活動に取り組んでいます。“悲しい”の中にも様々な種類があるように、色々な気持ちがあることに気が付き始めている子どもたち。

“いまどんなきもち?”の絵カードを見ながら、それぞれの気持ちのときの目・眉毛・口元に注目し気が付いたことを伝え合いました。

「悲しいときは眉毛が下がってる。こんな感じ(やってみせてくれました)」「いやや~…も同じ」

「ポツン…とぐすん…は似てる。涙が出てるのと出てないの」「ちょっと下向いてる」

「怒ってるときは口が大きい。むかつくー!って」「眉毛もこんなん」「ほしぐみさん(友だちの顔を見ながら)、この顔してるときある」

「嬉しいとき、目がにこってしてる。ハッピー!(英語で遊ぼうで習ったばかりの単語です)」

「えー!ってびっくりしてる。めっちゃ口おっきい」

とそれぞれの表情の同じところ・違うところを発見し、表情のイメージを豊かにしました。

その新鮮なイメージを早速、形に表現してみました。丸く切った段ボールを顔に見立て、はぎれ布・毛糸・画用紙を使って“自分の顔”を表現。

「丸く切りたいのに、小さすぎて難しい~!」「上手くできない~」とハサミの細かい作業に苦戦しながらも、

「まあいっか!そんなときもある!」「これ失敗と思ったけど眉毛にした。面白い!」と、私たちがいつも伝えている“自分がいいなと思ったらそれでいいよ”という言葉を思い出したのか、偶然できた形を楽しんでいました。

黙々と作業を続けついに…「せんせー!できたー!!」とできた自分の顔を見せに来てくれ…

“これはどんなお顔?”と尋ねると

と私のメモをするスピードが間に合わない程、どんどん物語が溢れてきます。

自分の気持ちを表現する方法の一つとして行った今回の活動ですが、一人一人が想像する頭の中の世界が現れとても面白い活動となりました♪

今もほしぐみでは互いの思いのすれ違いからトラブルになってしまうことが多々ありますが、ただ4月頃と違うのは、相手にも気持ちがあることに気が付き受け止めようとする心が芽生えていること。

「そんなん言ったら悲しいで」「あの二人喧嘩してる。お話聞いてくるわ」

「先生、〇〇ちゃんこけちゃったから一緒に(足を)洗ってきていい?」

「(片付けに苦戦する友達に対して)手伝おうか?」と友だちの言動に関心を持ち、場合により思いやるような言葉も聞こえてくるようになりました。

自分の気持ちを表現する言語的あるいは非言語的な方法を知ると同時に、相手の気持ちに気が付いたり推測しようとする子どもたちを見て、その気持ちを大切にしていこうと強く感じています。

次回の行事、生活発表会でもそのような姿をお伝えできたらと思っています♪

おやすみ たのしかったよ! 2歳児 つきぐみ

伝承遊びを楽しんで  5歳児 そらぐみ

お正月休み明け、元気なみんなの声が園に戻ってきました。

お部屋では友だちと集まって、コマやカルタ、凧あげなどを楽しむ姿が見られます。

折り紙で凧を作り、しっぽと紐を付けると、絵を描きます。

「凧の絵を描こうかな~」と、一人の子が話すと、「うさぎ年やから、うさぎを描こう」と、干支のことを話す子の姿も。そんな風にお正月や干支のことを色々と考えたり「鏡餅描いたよ。お家でお餅食べたよ。」 「初詣言ったからお寺描いといた」など、お正月の楽しかったことを伝え合いながら描いていました。

出来上がると、さっそく凧あげ。青い空の下でみんなの凧が気持ちよさそうに泳いでいました。

お部屋では“妖怪カルタ”を読み手と取り手に分かれて遊んでいます。

読み手の子が 「冷たい息をふきかけて 人をこおらす 雪の精」 と読むと取り手の子たちは 「あった!」 「“つ”やろ?」 「あってるわ」と争奪戦!

「なんまいとれた?」

「つぎ、ぜったい“や”やで」

「ゆったらあかんやん!」 とカルタをしているときは終始賑やか。

今までの経験からカルタの遊び方は知っている様子のそらぐみさん。そこから、自分たちで遊びを進めていくためにはどうしたら良いか、友だち同士、意見を伝え合いながら遊ぶ姿がありました。友だちと共に遊ぶ楽しさを実感することで“ルールを守る”ということを大人が教えるのではなく“楽しく遊ぶためにはルールを守る必要がある”ということを子どもたちが自らわかっていく様子がありました。

そして、コツコツ取り組んでいるのは“紐コマまわし”。

はじめは「せんせい、ひも巻いて。」と紐を巻いてもらって、紐がとれないように指で押さえ、手を後にして投げるタイミングをはかり、投げることを楽しむところからスタート。

「よっしゃーまわった!」

「〇〇くんの投げ方、いいやん。」

「え、〇〇くんめっちゃ上手いなぁ。もう57回もまわせたん?」

まわった時の、この嬉しそうな表情を見てください。見ている方まで嬉しくなります。

そして今は「〇〇ちゃん、コマの紐まいて。」

「次は僕のも巻いてな。」

「○○くんみたいにまわしたいな。」

と上手な子に教えてもらったり見本にしたり、手伝い合ったり、教え合ったりしながら遊びを楽しんでいます。

遊びを通して“友だちみたいにやってみたい”という思いを膨らませて取り組んだり、人の良さを認めることの受容性の豊かさが育ってきていること、友だちと競い合うことも大切ですが、友だち同士教え合う関係が育っていくことをこれからも大切にしていきたいなと思います。

年が明け卒園まではあっという間。残りの園生活も、たくさん笑ってたくさん遊んで楽しく過ごせるといいなと思っています。

カタツムリのツム太郎と一緒! そよかぜぐみ(1歳児)

前回お伝えしたカタツムリのツム太郎!

ツム太郎のご飯を給食展示の下にあるその日の給食食材を 子どもたちと時々もらいに行っています。

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玄関入ってすぐの給食展示!

保育教諭「どの野菜あげる?」

子ども 「これは?」「これも!」

(以下 保育教諭…保、子ども…子)

とヘタの部分のみの野菜に何の野菜か分からないこともあり

保「何だと思う?」

子「わかんなーい」

と“うーん”と一緒に考えていると

匂いを嗅いで考える姿も!

その日は匂いが魅力だったのか“シイタケ”をあげてみることに!

保「昨日ツム太郎にあげたシイタケ食べたかな?見てみよう」 とツム太郎の様子を見てみると…

茶色の笠が白くなっており、かじった跡が!!

保「茶色の所が食べてるね!白になってるよ」

と話すと

子「食べた?」

 「やったー!」

と拍手したり、飛び跳ねて大喜び!

実は私たちもカタツムリがシイタケを食べるのかと大発見でした!!

別の日には、色合いに惹かれたのか“かまぼこ”に決定!

(かまぼこは野菜なの?!)

次の日・・・

保「かまぼこ食べたかな?」と子どもたちと見てみると

子「食べた?」

保「食べてないよ…」

子「えー!!」

どうやらツム太郎は“かまぼこ”は好みではなかったようです…残念!

子どもたちもツム太郎が入れた食べ物を食べてくれた日は

小さいながら嬉しさを感じるようです。

えさをあげることを通して様々な野菜を知り、給食の時にも

子「これなーに?」

保「○○っていうんだよ」

と食材への興味にも繋がっていっています。

ツム太郎のご飯をもらっている給食展示の前を通ると

必ず食材のチェックもしています。

ツム太郎と関わることで食べること、食べられるものへと

関心がこの頃でてきました。

そして、見たものや聞いたもの、触ったものを

“不思議”“これはなんだ?!”と感じる芽が育ってきたらいいなと思います。

おひさまぐみのこどもたち、   生活面ではこんなことができるようになったんだよ♬ (0歳児)

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おひさまぐみの今日この頃♬(0歳児)

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ほしぐみ(4歳児) ”話し合い”ができるようになってきたよ

自然物に触れながら“秋”をたくさん楽しんだ子どもたちは、新しいチームの名前も担任が “秋のもの”にテーマを指定し名前決めに挑戦しました。

まずは秋のものってなんだろう?とみんなで伝え合い、秋についてイメージを豊かにしました。

「どんぐり!」「まつぼっくり!」「柿も?」「もみじ!」「ん~ぶどう?」

その後どんなチームの名前が良いか、各チームに分かれて思いを伝え合いました。

「秋ってお芋やから、スイートポテトは?」「そらぐみさん作ってたやつ美味しかった」

「園庭のもみじ綺麗やで」「柿も良いで!・・あ、“かきもみじ”は?」

「僕な、この前もみじの天ぷら食べてん。めっちゃ美味しかったから“もみじてんぷら”チームは?」

「え~なにそれ、初めて聞いた」「それいいやん!」

1ヵ月程前までは「僕の話を聞いて!」「私はこれがいいの!」と自分の主張ばかりを叫んでいた子どもたちですが、

始めに担任が“友達の言葉を聞いてみよう”と伝えたことで、「〇〇くんはどう思う?・・  じゃあ、〇〇ちゃんは?」と友達の言葉に耳を傾け、受け止め始める姿が見られました。

中々決められない際には、「(横のチームを見ながら)どうやって決めたん?」「俺らはジャンケンしたで」「えー、けどジャンケンは嫌やねん」「じゃあケンケンを長くできた人の名前にする?」と他のチームの様子を聞きながら、子どもらしい決め方をするチームも。

決まったチーム名は

〇もみじてんぷら 〇もみじ 〇かきもみじ 〇どんぐり 〇やきいも 〇すいーとぽてと

文字にするだけでもなんだかほっこりしませんか♪

小さな話し合いをコツコツと積み重ねる中で、“話し合い”がどのようなものなのか分かってきたようで、何を求められているのか考えようとする姿や、大きな声で発言する子どもが言ったことが通るのではなく、それぞれの発言を整理しようとリーダーシップを発揮する姿・みんなの言葉を一生懸命に聞こうとする姿・自分の思いを相手に伝えようとする姿(上手く伝わらず泣いてしまう場面もありました)・衝突しながらも自分の思いと相手の思いに何とか折り合いをつけようと葛藤する姿(20分近く話し合うチームも・・)等、様々な姿を見せてくれました。

少人数でいるときにはなかなか気が付かないリーダー性や相手の気持ちを受け止めようという気持ちが伝わってくる言葉や態度・決断力、「こんな力を持っていたんだな」という意外性・・、反対にお家や仲の良い友だちには自分の思いを伝えられるのにグループ活動(話し合い)になると自分の意見が言うのが恥ずかしい・・など、「得意なこと」「苦手なこと」が見えてきて、今まで以上に個性溢れるクラスになってきました。

散歩楽しかったよ! つきぐみ(2歳児)

つきぐみは季節の変化を感じながら、園から北に向かってキセラの近くまで散歩しました。

交通ルールを知って守ることもねらいにしています。

「白い線から出ないように友達と手を繋いで歩こうね」

「車やバイク・自転車が来たら止まるよ」と散歩に行く前にはみんなで一緒に約束しました。

子どもたちは白線を気にして歩いていて、子どもたちが散歩の約束を意識しているのが分かります。

川西中央保育所付近まで歩くと、市民温水プールを覗いてみたり、中で泳いでいるおじちゃん・おばちゃんに「バイバーイ!」と

手を振っていました。

隣の川西中央保育所を通った時に中にいる先生や子どもたちに私たち保育者が挨拶すると、

子どもたちも一緒に「こんにちは~!」と挨拶。

そのあと、中央保育所の建物に沿った脇道を思いっきり走って大喜びしています。

そのほかにも、地面に打ち込んでいる境界標をみて「お金が落ちている!」と

拾おうとする姿もありました。

これからも、周りや地域のことに興味を広げていけるように散歩を楽しんでいきたいと思います。

季節はずれのカタツムリ?! そよかぜぐみ(1歳児)

 10月に隣の桜が丘公園に散歩に行った時のこと。

子「これなーに?」  保「カタツムリっていうんだよ!」

以下(子…子ども、保…保育教諭)

子「きゃー!」

と驚きつつも興味津々な子どもたち。

10月にカタツムリも珍しく、せっかく出会えたのでお部屋に連れて帰ることにしました。

調理室からにんじんをもらい置いておくと

はうように動くカタツムリに

子「わぁ、動いた」と大興奮。

指さしてカタツムリの動きを友達や私たちに伝えたり

動きが止まると“ちょっと怖いなぁ”と思っている子どもも

ツンツンと指先で触ってみる姿もありました。

“自我の芽生え” とともに「イヤイヤ」を発揮中のそよかぜぐみ。

嫌がるトイレも 子「カタツムリさん見ててねー」

で気持ちが切り替えられることもあったり、今ではクラスの

大切な存在になりつつあります。

そんなカタツムリ「ツム太郎」と名付けました!

これからもツム太郎にも手伝ってもらって生き物への関心や 興味を広げていけたらなと思います。