子育てひろば・園庭開放について

ほしぐみ(4歳児) ほしぐみようかいじーまん

先月、今年度最後の大きな行事である生活発表会があり、ほしぐみは妖怪になりきって特技を披露し合う≪ようかいじーまん≫の劇を楽しみました。

本番はハプニングもありましたが、困っている友だちを放り出さず側で寄り添ったり、セリフを忘れた友だちをフォローしたり、子どもたちが懸命に手を差し伸べ合い自分たちで乗り越えようとする姿に成長を感じました。子どもたちを見守りながら私たちもハラハラドキドキしていましたが、本番終了後に写真を見返すと笑顔で楽しむ子どもたちの姿があり、心からホッとしました。

発表会後の月曜日、子どもたちと発表会の振り返りを行いました。

まずは気持ちカードを見ながら本番の舞台上での気持ちを伝え合い、感じたことや気が付いたことを共有。

「ドキドキしたけど、楽しかった」 「(友だちに向けて)大丈夫、大丈夫って言ってた」 「みんな大丈夫かな、頑張れって気持ち」 「お客さん多くてめっちゃびっくりした」 「緊張して涙でちゃったけど楽しかった」 「出れなかった人もおった」 「でもいいねん。みんな頑張ってた」

自分だけでなく周りにも目を向け、ありのままの自分の姿・友だちの姿を肯定的に受け止めるような言葉が印象的でした。

自分の気持ちを言葉で表すことは大事なことですが、それが苛立ちや強い口調だけで表出されないように・マイナスの思いを吐き出すことだけが“自分の気持ちを出す”ということではないことを伝える為、

又、気持ちを伝える方法を探す為に、自分を肯定してくれるようなようかいに変身する“ようかいじーまん”や気持ちカードに取り組んできました。それらの取り組みは子どもたちの絵に変化をもたらしました。

「楽しかった。でも緊張した」

と楽しかった気持ちを虹色で表現し、その上から緊張の気持ちを黒色で表現する子ども。

「緊張したけど頑張った。見に来てくれて嬉しかった」

と自分の気持ちを描きながら気持ちの整理をする子ども。

「(小さい方を指さして)初めは嫌やなって。けどだんだん楽しくなった(大きい方を指さす)。楽しかったからハートもいっぱいある」

と劇の取り組みを通して気持ちが変化したことに気が付く子ども。

「(自分は)これ。(指を差しながら)ムシャムシャ。カサカサは虹色。みんないる」

と友だちの存在を表現する子ども。

「ようかいに人間が食べられた。顔だけのようかいもびんの中に入った」

「フワフワが人間に変身して、人間の国にいった」

とようかいじーまんの世界に入り込み、続きのお話を創造する子ども。

同じ題材、同じ劇あそびであっても感じることや考えることは一人一人違うことを改めて感じました。

中でもなにより感心したことは、多くの作品に自分が変身したようかいだけでなく、別のようかい(友だちの姿)が描かれていたこと。友だちと一つのことに向かって共にやり遂げる楽しさや心地よさを感じられたのでしょうか。あるいは、友だちが側にいる心強さを感じたのかもしれませんね。

絵の上手さ下手さを評価するのではなく子どもたちの絵に対する思いや何を思いながら描いたのかを知ってほしいと思い、絵の下には子どもたちの言葉をそのまま書いた名札を貼っています。

一人一人の思い溢れる作品のできあがり。

にじ組(3歳児)生活発表会に向けて(後半)~表現あそび~

役も決まったところで『まいごのたまご』の絵本に沿って表現あそびを始めました。

<体を動かして表現☀>

☆ブラキオサウルス

目一杯背伸び&思いっきり手を伸ばし、“ながいくび”を表現します!

☆ケラトサウルス

鋭い爪のついた大きな足の“けとばしこうげき”は迫力満点です!

☆ユタラプトル

腕の飾り羽を揺らしながら、

舞台の上を“はやいスピード”でかけ回ります!!

<小道具・衣装で表現👕>

それぞれの特徴を捉え、作る子どもたち。

☆たまごチーム

そら組に作ってもらったたまごを見て「ぼくもたまご作りたい」

「かわいいたまごにする」「水玉模様にしたい」と興味津々。

風船にコピー用紙を貼る→新聞紙を貼る→折り紙を貼るといった3つも工程があり、完成までかなり時間がかかりましたが、根気強く作り上げ、“ころころのたまご”が出来ました♪ 

☆トリケラトプスチーム

「つの、あるんやで」「3こある」「こっちが長いの、ここが短いの」

と長短比較や数えながら“3本のつの”を作りました♪

☆ステゴザウルスチーム

「つんつん!!」「ここ(背中)に付ける」

自分の好きな色を選び、クレパスで自由に水玉模様やなみなみ模様を描き足し、

“はっぱみたいなつんつん”を作りました♪

☆アンキロサウルスチーム

“ハンマーみたいなしっぽ”が特徴!

「しっぽ作る」「(しっぽの先っぽは)丸になってるね」新聞を細長く丸め、しっぽの先端部分はミニボールで表現。

「かっこいいのがいいから黒にする」「赤と緑と黄緑と・・・」と色を選び新聞に巻き付けて作り上げました♪

☆プテラノドン

空を飛べるプテラノドン。かわいくてかっこいい飾り・模様のついた“翼”が出来ました♪

☆ティラノサウルスチーム

他のチームが着々と衣装等を作っていく中、なかなか進まないティラノサウルスチーム。

子どもたちは“ギザギザの歯”を作りたいそうで・・・

「ティラノサウルスは歯やな」「そうやで、めっちゃギザギザの歯」「保育者:いいね。でもどこにどうやって歯を付ける?」「ここに(唇の上下に直接)付けたら?」「テープで貼ったらいいやん」「・・・。」となかなか案がまとまりません。

別日、友達がティッシュ箱を半分に切り、パクパクを作って遊んでいるのにヒントをもらい、手のひらサイズのティラノサウルスを作ることに!

「これ怖い目」「怒ってるみたいやな」「見てこれ、めっちゃとんがってる歯」とそれぞれ自分のイメージを形にしていました♪

子どもたちに「どんなところ見てもらいたい?」と尋ねると、

「かっこいいところ」「かわいいところ」のほかに、「頑張ってるところ」という意見も出ました。

結果的なところだけでなく、また、ただ褒めてもらいたいというだけでなく、“頑張る姿”という取り組みの過程も見てもらいたいという気持ちが出てきたことからも、成長を実感しました。

リハーサルでは抵抗感なく全員が舞台の上に立ち堂々と表現あそびを楽しむ姿があり、それもまた運動会のときと比べ大きく成長したと感じることが出来ました。

初めての生活発表会、どきどきとわくわくですね!

当日は一生懸命な姿を見て、また、終わった後は温かく迎え入れ、

・子どもたちが役になりきっているところ、なりきっているところの細かいポイント(例えば、草食恐竜が4本足でどすんどすんとずっしり歩いているところなど)、

・工夫して衣装や小道具を作ったところ、はさみやのりの扱いも上手になってきているところ、

・恥ずかしいという気持ちもあっただろうが舞台に立って堂々と頑張っていたこと、大きな声を出していたこと、見えないところ(舞台袖)でも歌を歌ったり身振り手振りしていたこと

など、具体的に褒めてほしいです☺

体操好き~(^^) 0歳児おひさまぐみ

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にじ組(3歳児) 生活発表会に向けて ~遊びの広がり~

恐竜の遊びが膨らんでいます。

☆化石探し

(1枚目)園庭にある石を掘って、まるで化石堀りみたい!

(2枚目)「ただいま、みんな見て~!いっぱい化石取ってきたで!」「ほんとだ!すごいね!!」

(3~5枚目)たくさん拾ってきた石を並べて、「これはブラキオサウルスの化石。ほら、首が長いでしょ?」「これ絶対ティラノサウルスの化石だよ」「ここが顔で、これが手。」

☆恐竜博士ごっこ

拾ってきた化石を見ながら「ふむふむ、これはティラノサウルスの顔ですね~」と

虫メガネもどきの玩具を使い、恐竜博士に早変わり!

たまごを見ながら「水色のたまごはプテラノドンのたまごかなあ?」

足跡を見ながら「指が3本だからこれ(アロサウルス)と同じだね」

☆恐竜ごっこ

園庭にある剪定されて落ちたオリーブの枝を見つけると

(1枚目)高さのある将棋台の上から葉っぱを揺らす木の役と、将棋台の下から背伸びをして背を高くしてブラキオサウルスの役に分かれて遊んだり

(2枚目)「トリケラトプスのしっぽだぞ~」「ツンツンのしっぽだぞ~」

また、園庭の遊具“トップ”を使いながら

(3~4枚目)

「トントン、たまごさん。きみの歯はギザギザしているのかい?」「ううん」「翼はあるのかい?」「ううん」「首は長いのかい?」「うん」「ブラキオサウルスの赤ちゃんだね」「パリパリ!産まれたよ!」と、『絵本:まいごのたまご』のような掛け合いをしたり

ごっこ遊びもよく見られます。

役も決まり、かなり恐竜についてのイメージを膨らませられたと思うので、

次は自分の決めた恐竜についてさらに深く知っていく中で自分なりのイメージを表現できるようにしたり、そのイメージを装飾品や身に付ける衣装にも反映したり、

絵本『まいごのたまご』の物語をクラス全員で共有しながら一緒に作り上げていきたいと思います♩

また、生活発表会の場が、子どもたちで力を合わせて何かをやり遂げるという良い機会・場となることを期待しています✨

にじ組(3歳児) 生活発表会に向けて(前半)~役決めまで~

にじ組の子どもたちにとって初めての生活発表会。運動会に引き続き、保護者に見てもらう2回目の行事。

ただ、今回は生活発表会という言葉をまだ出していません。前回の運動会のときに、“行事感”が出ると身構えてしまう子や普段と違う雰囲気を感じ取る子もいたので、まずは存分に表現あそびを楽しめたら、と考えています。

☆1月16日 『知っている恐竜を発表し合おう』

恐竜好きなにじ組さん。絵本や図鑑などをよく読んでいたこともあり、たくさんの恐竜の名前が出てきました。

メジャーなティラノサウルスをはじめ、ユタラプトルやケラトサウルスなど聞いたことのない恐竜も出てきて、子どもたちの知識量に圧倒されました!👀

☆1月18日~23日 『恐竜の特徴を知ろう』

みんなで出し合った恐竜の名前は全部で10体。2~3体ずつに分け、各々の恐竜について深堀していきました。

「この恐竜について、なにか知っていることある?」と尋ねると、子どもたちが知っている情報をたくさん話してくれました。実際の話し合いの様子を2体ピックアップします。↓

①プテラノドン

「空飛ぶ」「翼ある」「(とさかが)とがってる~」

「魚食べるねん」「くちばしがある」「歯がない」「じゃあどうやって魚食べるんやろう」「ごっくんってする」「あかちゃんにこうやって(ジェスチャーしながら)口でごはんあげる」

②アンキロサウルス

「足が4本ある」「でも人は2本やなあ」「歩くのめっちゃ遅いねんで」「どしんどしんって歩くんだよ、こうやって歩くんだよ」

「草とか葉っぱとか食べる」「ブラキオサウルスと一緒や」「ステゴザウルスとかも一緒やんな」

「背中にとげとげある」「しっぽもある」「しっぽ強いから相手倒すねん」

「保育者:そういえばステゴザウルスにも背中のツンツンとかしっぽとかあったよね?」

「そうやで、でもアンキロサウルスの(とげとげ)は小さいねん」「そうやで、あといーっぱいある」「(しっぽは)ステゴはとげとげやけど、アンキロは丸がついてる」

まだ上手く言葉では表せられない時はジェスチャーや身振り手振りで伝えようとしたり、以前出た恐竜と比較したりと、ただただ知っていることをそれぞれ言う発表のようなものから、時間が長くかかっても飽きることなく少しずつ話し合いのようなものへと、変化してきました。

また、こんな話を重ねていると子どもたちの中に恐竜とはこういうものだという共通概念が出てきて、話し合い自体もだんだん深く高度なものになっていっているなあと感じました。

☆1月18日~23日 『恐竜になりきってみよう』

話し合いを深めた後、いざその恐竜についてなりきり遊びをしてみると新鮮な記憶のままその特徴を表現する姿が見られました。

その表現の仕方はさまざま。ステゴザウルスに変身の際は、4本足で歩くことに重きを置く子もいれば、片手で背中のツンツンを表現しながら4足歩行っぽく歩く子、両手でツンツンを表現することに集中しすぎて2足歩行で歩く子(笑)、はたまたしっぽを手や片足で表現しようとする子など、個性が光りました✨

まだ周りを見ながら同じように合わせる子もいますが、自分なりの表現を楽しむ姿も見られてきています♩

☆1月25日 『にじ組に恐竜のたまご・足跡が出現!!』

「え!!!なにこれ!」「たまごやん!」「これ恐竜の卵じゃない?」「いつの間に~?」

「恐竜が空から見ててにじ組さんに持って来てくれたんちゃう?」「博物館から持って来てくれたのかもよ?」「え~ほんなら割れてないやつ欲しかったなあ~」

「でも卵が割れてるからもう赤ちゃん産まれてるってことやで」「赤ちゃん迷子になってないかな?」「みんなで探そうよ」

(たまごに夢中になっている隙に、追加で足跡もこっそり仕掛けておくと・・・)

「え!足跡あるねんけど!!」「ドア開いてるで」「こっから逃げたんや」「トイレに隠れてるかもよ?」

想像力がどんどん膨らんでいました☺💭

☆1月27日 『1番のお気に入りを決めよう(=役決め)』

10体の恐竜について深く知り、恐竜やたまごになりきってたくさん遊んだ後、いよいよ自分のお気に入りを決めることに!

「ぼく足速いのがいいからユタラプトルにする」「わたしはブラキオサウルスがずっと好き」など自分の好きな恐竜を話しながら、選んでいました。

『一度決めたら変えられない』という緊張感を持たせたくなかったため「違うのが良かったら変えてもいいよ~」と伝えると、

初めのうちは「これがいいの!!」と意思が固そうだったのが、時間が経つと「○○くんが好きだからこれにしようっかな~」「○○ちゃんと一緒にしよっと」と変える子もちらほら。どちらかというと今回は“友達と一緒”が嬉しい・楽しいと思う気持ちを大切にしたいと思い、あえて止めることはせず受け止めました。「友達と一緒だから頑張ろう」という気持ちに繋がったらいいな、と感じています☺

「おにはそと!!ふくはうち!!」  5歳児 そらぐみ

2月3日は節分ですね。そらぐみでは、

「おにがきても泣かないよ。」

「だって、鬼って〇〇先生やろ?」

「でも、ほしぐみ(年中)のときは隠れてたけどな。」

など、今までの経験を交えてお話しする姿が見られました。

「鬼のお面、お家にあるよ。」

「うちはいつも、お父さんが鬼をするんだ」

など話す姿があり、その中で“鬼のお面を作りたい”という声が上がりました。

そこで“張り子”で鬼のお面を作ることにしました。

2人で1つの風船に、コピー用紙→新聞紙→色画用紙、の順に水溶きボンドで重ねて貼っていきます。

「あ、これ(夏のデイキャンプの時にした)“ちょうちんお化け”作った時と同じ作り方や」

「そうそう。すきまがないように貼っていくんやで。」

と話しながら作る姿が見られました。

一緒に作る友だちと協力して、

「じゃあ(水溶き)ボンド塗るから、紙貼ってくれる?」

「こっちに貼っていく?すきまないかチェックしようか。」

と声をかけ合い、私たちに確かめる事もなく作り進め、慣れた手つきで丁寧に貼っていく姿に成長を感じました。

2人で力を合わせて…

こんなにきれいなお面の土台が出来上がりました。

よく乾かして半分に切ると、顔を作っていきます。

髪の毛をつけて、目の位置はこのくらいかな?

つのは何本にしようかな?…なんと、4本つのの鬼もできました!

牙や、鼻、眉毛はどんな感じかな?

色や形など1人ひとりが考えながら作っていきます。

どうでしょう。同じ表情は二つとない、個性豊かな鬼のお面が出来上がりました。

節分の日には作ったお面を付けて、勇気を出して鬼退治ができるかな?

かわにしひよしこどもえんのみんなを守ってくれることを期待したいと思います。

余談ですが、にじぐみの担任が“恐竜のたまご”を探していたので、にじぐみさんには内緒で“恐竜のたまご”を協力製作しました。

ほしぐみ(4歳児) 自分の顔を作ったよ

2023年、新しい一年が始まりましたね。

お家の人の姿をしっかりと見て学んできたのでしょうか。

「せんせー!あけましておめでとうございます!!」「今年もお願いしまーす!」と朝一番に元気に挨拶をしてくれる子どもたちの姿が見られました。

昨年に引き続き、ほしぐみでは“気持ち”の活動に取り組んでいます。“悲しい”の中にも様々な種類があるように、色々な気持ちがあることに気が付き始めている子どもたち。

“いまどんなきもち?”の絵カードを見ながら、それぞれの気持ちのときの目・眉毛・口元に注目し気が付いたことを伝え合いました。

「悲しいときは眉毛が下がってる。こんな感じ(やってみせてくれました)」「いやや~…も同じ」

「ポツン…とぐすん…は似てる。涙が出てるのと出てないの」「ちょっと下向いてる」

「怒ってるときは口が大きい。むかつくー!って」「眉毛もこんなん」「ほしぐみさん(友だちの顔を見ながら)、この顔してるときある」

「嬉しいとき、目がにこってしてる。ハッピー!(英語で遊ぼうで習ったばかりの単語です)」

「えー!ってびっくりしてる。めっちゃ口おっきい」

とそれぞれの表情の同じところ・違うところを発見し、表情のイメージを豊かにしました。

その新鮮なイメージを早速、形に表現してみました。丸く切った段ボールを顔に見立て、はぎれ布・毛糸・画用紙を使って“自分の顔”を表現。

「丸く切りたいのに、小さすぎて難しい~!」「上手くできない~」とハサミの細かい作業に苦戦しながらも、

「まあいっか!そんなときもある!」「これ失敗と思ったけど眉毛にした。面白い!」と、私たちがいつも伝えている“自分がいいなと思ったらそれでいいよ”という言葉を思い出したのか、偶然できた形を楽しんでいました。

黙々と作業を続けついに…「せんせー!できたー!!」とできた自分の顔を見せに来てくれ…

“これはどんなお顔?”と尋ねると

と私のメモをするスピードが間に合わない程、どんどん物語が溢れてきます。

自分の気持ちを表現する方法の一つとして行った今回の活動ですが、一人一人が想像する頭の中の世界が現れとても面白い活動となりました♪

今もほしぐみでは互いの思いのすれ違いからトラブルになってしまうことが多々ありますが、ただ4月頃と違うのは、相手にも気持ちがあることに気が付き受け止めようとする心が芽生えていること。

「そんなん言ったら悲しいで」「あの二人喧嘩してる。お話聞いてくるわ」

「先生、〇〇ちゃんこけちゃったから一緒に(足を)洗ってきていい?」

「(片付けに苦戦する友達に対して)手伝おうか?」と友だちの言動に関心を持ち、場合により思いやるような言葉も聞こえてくるようになりました。

自分の気持ちを表現する言語的あるいは非言語的な方法を知ると同時に、相手の気持ちに気が付いたり推測しようとする子どもたちを見て、その気持ちを大切にしていこうと強く感じています。

次回の行事、生活発表会でもそのような姿をお伝えできたらと思っています♪

おやすみ たのしかったよ! 2歳児 つきぐみ

伝承遊びを楽しんで  5歳児 そらぐみ

お正月休み明け、元気なみんなの声が園に戻ってきました。

お部屋では友だちと集まって、コマやカルタ、凧あげなどを楽しむ姿が見られます。

折り紙で凧を作り、しっぽと紐を付けると、絵を描きます。

「凧の絵を描こうかな~」と、一人の子が話すと、「うさぎ年やから、うさぎを描こう」と、干支のことを話す子の姿も。そんな風にお正月や干支のことを色々と考えたり「鏡餅描いたよ。お家でお餅食べたよ。」 「初詣言ったからお寺描いといた」など、お正月の楽しかったことを伝え合いながら描いていました。

出来上がると、さっそく凧あげ。青い空の下でみんなの凧が気持ちよさそうに泳いでいました。

お部屋では“妖怪カルタ”を読み手と取り手に分かれて遊んでいます。

読み手の子が 「冷たい息をふきかけて 人をこおらす 雪の精」 と読むと取り手の子たちは 「あった!」 「“つ”やろ?」 「あってるわ」と争奪戦!

「なんまいとれた?」

「つぎ、ぜったい“や”やで」

「ゆったらあかんやん!」 とカルタをしているときは終始賑やか。

今までの経験からカルタの遊び方は知っている様子のそらぐみさん。そこから、自分たちで遊びを進めていくためにはどうしたら良いか、友だち同士、意見を伝え合いながら遊ぶ姿がありました。友だちと共に遊ぶ楽しさを実感することで“ルールを守る”ということを大人が教えるのではなく“楽しく遊ぶためにはルールを守る必要がある”ということを子どもたちが自らわかっていく様子がありました。

そして、コツコツ取り組んでいるのは“紐コマまわし”。

はじめは「せんせい、ひも巻いて。」と紐を巻いてもらって、紐がとれないように指で押さえ、手を後にして投げるタイミングをはかり、投げることを楽しむところからスタート。

「よっしゃーまわった!」

「〇〇くんの投げ方、いいやん。」

「え、〇〇くんめっちゃ上手いなぁ。もう57回もまわせたん?」

まわった時の、この嬉しそうな表情を見てください。見ている方まで嬉しくなります。

そして今は「〇〇ちゃん、コマの紐まいて。」

「次は僕のも巻いてな。」

「○○くんみたいにまわしたいな。」

と上手な子に教えてもらったり見本にしたり、手伝い合ったり、教え合ったりしながら遊びを楽しんでいます。

遊びを通して“友だちみたいにやってみたい”という思いを膨らませて取り組んだり、人の良さを認めることの受容性の豊かさが育ってきていること、友だちと競い合うことも大切ですが、友だち同士教え合う関係が育っていくことをこれからも大切にしていきたいなと思います。

年が明け卒園まではあっという間。残りの園生活も、たくさん笑ってたくさん遊んで楽しく過ごせるといいなと思っています。

カタツムリのツム太郎と一緒! そよかぜぐみ(1歳児)

前回お伝えしたカタツムリのツム太郎!

ツム太郎のご飯を給食展示の下にあるその日の給食食材を 子どもたちと時々もらいに行っています。

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玄関入ってすぐの給食展示!

保育教諭「どの野菜あげる?」

子ども 「これは?」「これも!」

(以下 保育教諭…保、子ども…子)

とヘタの部分のみの野菜に何の野菜か分からないこともあり

保「何だと思う?」

子「わかんなーい」

と“うーん”と一緒に考えていると

匂いを嗅いで考える姿も!

その日は匂いが魅力だったのか“シイタケ”をあげてみることに!

保「昨日ツム太郎にあげたシイタケ食べたかな?見てみよう」 とツム太郎の様子を見てみると…

茶色の笠が白くなっており、かじった跡が!!

保「茶色の所が食べてるね!白になってるよ」

と話すと

子「食べた?」

 「やったー!」

と拍手したり、飛び跳ねて大喜び!

実は私たちもカタツムリがシイタケを食べるのかと大発見でした!!

別の日には、色合いに惹かれたのか“かまぼこ”に決定!

(かまぼこは野菜なの?!)

次の日・・・

保「かまぼこ食べたかな?」と子どもたちと見てみると

子「食べた?」

保「食べてないよ…」

子「えー!!」

どうやらツム太郎は“かまぼこ”は好みではなかったようです…残念!

子どもたちもツム太郎が入れた食べ物を食べてくれた日は

小さいながら嬉しさを感じるようです。

えさをあげることを通して様々な野菜を知り、給食の時にも

子「これなーに?」

保「○○っていうんだよ」

と食材への興味にも繋がっていっています。

ツム太郎のご飯をもらっている給食展示の前を通ると

必ず食材のチェックもしています。

ツム太郎と関わることで食べること、食べられるものへと

関心がこの頃でてきました。

そして、見たものや聞いたもの、触ったものを

“不思議”“これはなんだ?!”と感じる芽が育ってきたらいいなと思います。