子育てひろば・園庭開放について

にじぐみ(3歳児)女王さま見ーつけた!

新学期がスタートしてからずっと”アリ”が大好きなにじぐみ。

園庭あそびでは、アリを捕まえケースに入れて観察する姿がよく見られています。

逃げられないように、でもアリを潰さないように…力を加減しながら素早く虫かごに入れる姿はまるで職人技です。

ある日、とても大きなアリを捕まえた子どもたち。

「見てみて、おーーっきいよ」

それを見たそらぐみ(5歳児)のお兄さんが「女王アリかも。大切にしいや」と教えてくれ、その言葉を聞いた子どもたちは目がキラキラ。「(自分たちの)お部屋に連れて帰りたい」と虫かごを抱きしめていました。

にじぐみのお部屋に連れて帰る為には虫かご(お家)が必要です。

そこで私が「お家を作らないといけないよ」「アリさんはどんなお家が嬉しいかな」と問いかけると・・

「土があったほうがいいんじゃない?」「葉っぱいれたい。いーっぱい」「綺麗な葉っぱがいい」とアリが喜ぶお家を考え、作っていく姿が見られました。

「暑いからお水いるんじゃない?」「でもどうやっていれるの?」「先生、どうしたらいいの?」と考える子どもたち。

「あ!いいこと考えた!」と子どもたちが導いた答えは葉っぱを水に濡らすこと。

アリのことを思い自分たちで考え工夫してみる姿を見て、お家作りを子どもたちに委ねそっと見守ることにしました。

そうして出来たアリのお家を眺める子どもたちの表情はとても満足気♩

その後、≪小さな命、大切にしようね≫≪優しい手で育てようね≫とクラスで約束し、子どもたちはアリに“女王さま”と名付けました(女王アリの“女王さま”です笑)。

「女王さま元気かな?」「お腹空いたよって言ってるよ」「にじぐみさんのおやつ、ちょっとあげよう」「同じおやつだね」と毎日自分たちのおやつをひとかけら、アリにも分けています。

「女王さま葉っぱの下でかくれんぼしてる」「寝てるのかな?」

アリの飼育を通して、生き物を大切に思う気持ちが芽生え優しい気持ちが育つことを願っています。

これから“アリ”への興味がどんな風に広がっていくのか楽しみですね。

そらぐみ(5歳児) 大阪空港に行ってきたよ✈

前回のブログに続き・・・

子どもたちのヒコーキ熱は持続しており

ついに大阪空港に遠足に行ってきました!

☆事前の活動

・公共交通機関・公共施設の利用法を考える・知る

電車のお約束知ってる?という担任の質問に、第一声口を揃えて「しずかにする!しゃべらない!」と。(笑)その後、いろんな約束事が出てくる中で、“多いから他の人の邪魔になる”という問題が出てきました。

じゃあ他のお客さんの邪魔にならないようにどうしたらいいかな?に対し、

「じゃあ半分に分かれたらいい」「あ、グループで分かれるっていうのはどう?」「いいやん」「並ぶところが分かれてるからそこに分かれて並んだらいいんちゃう?」

「座る人と立つ人分かれて、」「それなら、行くとき座った人は帰るときに立つ。順番にしたらみんな座れる」

と自分たちで解決策を考え、また、不公平にならないようみんなが平等になるようにという案も出てきて、少しずつそういった問題解決に向けての話し合いのようなものが出来てきていることに感心しました。

・空港で働く人・車について考える・知る

写真を掲示しておくと、早速じーっと見ながら何かを話す姿が。

「アイスっていうことは・・・」「アイス運んでるってこと?」「うーん・・あ、わかった!氷ってことや」「氷で滑らないようにする」と名前から想像したり、

「なんかこれ一緒みたいやな」と客室乗務員・グランドスタッフの装いを見比べたり、

「オーライ、ってやって止まれとかもやってる」「これ飛行機引っ張るやつちゃう?」と知っていることを教え合ったりと、飛行機以外にも少し興味が広がっていく様子が見られました。

☆いよいよ当日

・電車・モノレールの利用

「この切符本物・・?」「なくしたら電車乗られへんくなる?」

(切符をみんなで見比べながら)「みんな同じやな」「・・・あれ?先生のこれ(=小の印字)書いてないで」

(改札を通った後に)「ちゃんと取った!!」「あれ~?なんか穴が開いたよ」

と切符を大切に握りしめ、まじまじと見たり、改札を通るときは背筋をピンっとして少し慎重に通ったり、

また、電車内では窓に張り付いて外の景色を楽しんだり、という姿は子どもらしくて微笑ましかったです。

その一方、比較して“ちがい”に気付いたり、自分たちで決めた電車内での約束事を守りきれたり、という姿は年長児らしく頼もしくも見えました。

※切符を紛失するハプニングは2件ほどありましたが。(笑)

・空港に到着!

「わあ~~大きい!!!」「めっちゃでかいやん」

「ANAとJALや~」「あ!ジェット飛行機や」「プロペラ飛行機もあるで!」

「ご飯とか荷物とか積んでる車見つけた!」「あそこに旗の人(=グランドハンドリング)おる」

「みて!プロペラ回ってきた~」「でも1つしか回ってないな」「あ、もう1つも回ってきたわ」「そろそろ飛びそうやな」

「あっち(滑走路)に進んでるからそろそろ飛ぶんちゃう?」「飛んだ~~!!!!」「タイヤまだ出てる!・・・あ!タイヤ戻った!」

「なんかさ、(飛ぶときの)音、さっきの(=ジェット機)とちょっと違ったなあ」「たしかに。あと、走るのもプロペラ飛行機の方が長かったで」

「めっちゃ大きかったのにあんなに小さくなったわ~」

「あの回ってるプロペラのところ行ったらめっちゃ涼しそうやな(笑)」

「あ、帰ってきた飛行機やん」「おかえり~」

事前に調べていた知識と照らし合わせながら話したり、気づいたこと感じたことを思い思いに言葉にしたり、じっと見入ったり、各々の楽しみ方が見られました。

☆帰園後

楽しみの気持ちの反面、週末であったこと、気温が高くかなり暑い日であったこと、そもそも長い距離の散歩に慣れていないこと、などが重なり、展望デッキでの集中力は15分ほどでした。

想像よりも早く集中力が途絶えたため、あまり興味なかったかな・・・と不安でしたが、

園に帰ってからも他の先生たちに「空港行ってきてんで!」「めっっちゃ楽しかった!」と得意気に話したり、

「めっちゃ大きくてびっくりしたね」「ぐいーんって曲がってひゅーんって飛んでいってたね」と昼ご飯中も友達と会話を弾ませたり、

実際に見たもの経験したことを絵で表現したり、積み木で空港を作るなど今まで見られなかった遊びが見られたり、ごっこ遊びでは今まであまり参加しなかった子も「入れて」と参加して規模が大きくなったり、

子どもたちの心の中にはしっかり残っていて刺激的な経験になったと感じられました♩

一概に、集中力の長さ=興味の深さでもないのだという担任自身の気付きにもなりました。

大人が見ても大きいと感じるのですから、子どもたちにとってはより一層迫力があったと思います。この感じたことや経験したことを基に、次は紙ヒコーキではなく、いろんな素材を扱った“あったらいいなこんな飛行機”をテーマに自由に作って遊べたらと思います。また、飛行機というテーマから、日本各地や海外について→異文化というテーマや、風や音について、他の乗り物について、空の天気や宇宙について等のテーマ、また、働く車・人→キャリア教育というテーマなど、次はどんなテーマに興味が広がっていくのか。今後の子どもたちに期待です☆

つきぐみ(2歳児)好きな遊び見つけたよ!

つきぐみになり1か月以上が経ちました。

新しいお友達3人のことがとっても気になる様子♪♪

ロッカーやカゴについている名札を見て

「何のマークだろう?」

「名前はなんだろう?」

とじーっと見つめたり、保育者に尋ねたりしていました。

最近では「〇〇くん!!」「〇〇ちゃん遊ぼう!」と名前を呼び合って遊ぶ姿があります。

新しい部屋、新しい担任になり最初は少し戸惑う姿もありましたが

好きな遊びを見つけて遊べるようになりました。

お部屋では、ブロックで車を作ったり、電車を走らせたりする姿があります。

ブロックでは車を作ると

「これは救急車!!ピーポーピーポーだよ!」

「ぼくのは消防車!」などと保育者に教えてくれたりお友達と車を走らせたりして楽しんでいます。

線路をみんなで繋げながら曲がる道、真っ直ぐな道、坂道など

どんな道にするか考えながら繋げる姿がありました。少しずつ繋がっていくのを見て「みて!繋がったよ!」と喜ぶ姿もありました。

ある日の公園での出来事。

ちょうちょが飛んでいるのを見つけ保育者が捕まえると興味津々で寄ってきた子どもたち。

近くで見ることができ、羽がピクピク動く様子を見て「わぁっ‼」と驚いたり

羽の動きがピタッと止まると「あれ?ちょうちょさん寝ているのかな~?」と不思議そうに覗く姿がありました。

また、別の日には…

保育者が地面に木の枝で線を描くと

何だろうと不思議な顔をしていましたが保育者が線の上を歩くのを見て真似をしたり

線をまたいで歩く子どもや線の上をたどってゴールに向かう子ども、手を広げて鳥のようにして線をたどって行く子どもがいました。

今度はまるを描いてみると

「あ!まるだ~!!」

と言いながらまるの中を両足で“ぴょん”っと跳んだり、片足ずつ足をいれたりとひとり一人自由に遊ぶ姿がありました。

1人がするとそれを見てお友達が真似をしていつの間にか行列になっていて

とてもおもしろい様子も見られました♪♪

これからも自然に触れながらのびのびと楽しく遊べたらと思います!!

おひさまぐみ(0歳児) ~入園から一か月~

4月から早いもので一か月が経ちました。 

保護者の方と別れるときや遊んでいるときに泣いてしまうこともありますが、保育者が抱っこをすると落ち着くようになってきました。落ち着くと室内をキョロキョロと見渡し、保育者から離れて玩具のほうへと遊びに行っています。

4月の初めは食べることも眠ることも難しく泣いていましたが、今は自分で食べようとしたり、安心して眠りにつく様子があります。

少しづつですが園生活に慣れていっているようです。

お部屋では気になった場所や玩具の方へ、ずり這い・ハイハイ・掴まり立ち・伝い歩き・よちよち歩きで、向かって行っています。気になる玩具を触って振ってみたり、口で確かめようとしたりしています。

今は、音のなる玩具に興味がありガラガラ、ガシャガシャ、リンリン、カーンと色々な音を鳴らして楽しんでいます。

また、保育者の顔をみて「あーうー」とたくさんお話をして、にこっと笑顔をみせている子ども達です。

子どもたちが不安な時や悲しい、寂しい、甘えたい時には、ぎゅっと抱きしめその気持ちに寄り添い、楽しい、嬉しい時には、一緒に楽しんだり、喜んだりして、子どもたちの様々な気持ちに共感し、一日一日を大切に過ごして行きたいと思います。

にじぐみ(3歳児) ひらひらちょうちょで遊んだよ

入園、進級おめでとうございます。

にじぐみがスタートして約1か月。子どもたちも新しい生活に慣れてきたのか、少しずつ自分らしさを発揮してくれています。

ある日、子どもたちと園庭で遊んでいるとチョウチョを発見。

ひらひらと飛ぶチョウチョを「まってまって~!」と楽しそうに追いかける子どもたちの姿をきっかけに、“ひらひらチョウチョ作り”を行いました。

台紙選びでは「ピンクがいい!」「僕は黄色!」としっかりと自分のやりたい!を伝えることができた子どもたち。子どもたちの前向きな姿勢に私たち担任も嬉しくなりました。

「これは青♪」「これは赤~♪」と友達と色を言い合いながら模様を付けて・・

「できたよ~!!」

完成したチョウチョを持って、早速遊び始める子どもたち。

「おーはながわらった~♪」と私がピアノを弾くと、ピアノの音色に合わせてひらひら。ピアノの音が止まると・・「見てみて!チョウチョさんもとまったよ!」

自然と表現あそびへと広がっていきました。

いつも元気いっぱいなにじぐみですが、チョウチョになりきっている時間はひらひらと優雅に優しく動いており、子どもたちの表現力に驚きました。

その後はチョウチョと共にウッドデッキや2階のホールをお散歩。

「チョウチョさん、雨見たいって」「濡れちゃったら飛べなくなっちゃう~って言ってるよ」「雨気持ち良いな~って」

チョウチョの気持ちを想像していました。

最後には「お家に持って帰っていい?」「ママとパパに見せたいな~」「これ、宝物(ぎゅっと抱きしめながら)」と自分のチョウチョを大切に思う姿が見られました。

今回のような正解のない遊びの中で、自分のやりたい!こうしたい!という思いを発揮しそれらを受け止められる経験をたくさん味わいながら、3歳児の育ちの中で大切にしたい“自己発揮”へと繋げていきたいと思います。

*おまけ*

園庭に置いてある冊子が風でパラパラ。

その様子を見ていた子どもたちは風が絵本読んでる~!!」「あ、止まった」「ここのページが好きって言ってる」「面白いね~」

温かい表現にほっこりしました。

入園・進級から3週間♪1歳児そよかぜぐみ

2023.4

そらぐみ(5歳児) 飛行機あそびの広がり

そら組になり1か月が経ちました。

進級当初から、子どもたちは“ヒコーキ”で遊ぶことに夢中👀

紙飛行機飛ばしや、パイロット・客に分かれたごっこ遊び、絵本に登場する擬人化された紙ヒコーキの冒険を真似た遊びなど様々なあそびを広げています。

☆紙ヒコーキ飛ばし

そら組の特権(?!)で、園庭の外階段~2階のウッドデッキ付近に登り高い位置から紙飛行機を飛ばすことを楽しみました。

室内でもなにか遊べないかと思いフラフープを吊るしておくと・・・

「わあ~ここで飛行機やってもいい?」「じゃあここに入ったら勝ちな!」

と自分たちで遊び・ルールを考え遊び始めました👀

☆ごっこ遊び

また、同時期、園庭の木材で飛行機作りが!!

「これが羽」「この丸いところは人が乗るところ」「先生は大きいから1番後ろの長いところに座ってね」「ぼくはここ、運転するから。○○くんも一緒に運転するねん。」とイメージを共有しながら友だちと協力して運んだり組み立てたりして作り上げました。

また、作った後は、「先生ここ乗って!」「もう出発しちゃうで~」「食べ物選んでいいで」とごっこ遊びも始まりました。

室内でも園庭と同じように飛行機内を作って遊ぼうと、コックピットの写真を掲示したり、海や山などの景色の写真・操縦席を机に置くなど子どもたちと一緒に遊べるような環境を用意しておくと・・・

「これ(写真)と同じやつやん」「運転する」と操縦したり

室内の椅子を運びどんどん繋げて「これお客さんの席な」と客席を作ったり

「何か食べ物はいりますか?」「なんの飲み物にしますか?」と機内食の販売や

「シートベルトをしてください」と客室乗務員がいたりと

役割を決めてごっこ遊びを展開し始める姿が見られています。

☆絵本『ぼくかみひこうき』

主人公の紙飛行機くんがジャングルジムや滑り台の上を飛び回るお話です。

折り紙で作った紙飛行機にシールを貼って目を付けたり、

フープくぐり・毛糸越え・風船当てなどの障害物コースを作って遊んだり、

「ここにこれ(コーン)置いてみたらどう?」など自分たちで工夫して楽しむ姿がありました。

絵本の世界・イメージを自分なりに膨らませながら楽しむ姿が印象的でした♩

飛行機が大好きな子どもたち。その一方、実際に飛行機に乗ることや間近で飛行機を見ることは少ないのではないかと思います。そこで、大阪空港に行き実際の飛行機を近くで見たり飛行機の大きさや風を感じたりできたらいいなと密かに計画中です😊

子どもたちの興味をどんどん広げ膨らませてあげたいと思います。どんな風に展開されていくか私も楽しみです♩

「ほしぐみ忍者さんじょう!」 ほしぐみ 4歳児

4月、新しいお部屋、新しい担任、新しいお友だちも2人仲間入りしたほしぐみさん。30人での園生活がスタートしました。

ほしぐみのみんなは、とにかく元気いっぱい!楽しいことが大好き、お友だちが大好きなんだなぁと、みんなの様子を見ていて感じています。そんなほしぐみさんが今、楽しんでいるのが“忍者ごっこ”です。身体を動かすことが好きなみんなと楽しく遊べるものは何かな?と考えていた時に、子どもたちが何度も「よんで!」「これ、もういっかいみたい!」と持ってきた『あかにんじゃ』の絵本をきっかけに、遊びがはじまりました。

毎朝、ホールでは“忍者修行”がおこなわれます。

まずは“忍法ダンゴムシの術”!!


そして、修行をはじめるときはいつも“忍者座りの術”!!

忍者たちは様々な修行(サーキット遊び)に励みます。

トンネルくぐりの術!

他にも“コロコロ転がる術(マット)”、“はしご渡りの術”、“蜘蛛の巣をよける術(コーンとゴム紐)等、一生懸命取り組みます。

忍者修行の途中で“敵”の“カマキリ忍者”があらわれた時には、急いで“ダンゴムシの術”を使って隠れています。楽しい遊びの中で“走る”“くぐる”“ジャンプする”“止まる”というような“自分の言動を自分でコントロールさせながら遊ぶ力”が育っていくことを大切にしたいなと考えています。

そして、もう一つ特別な修行は…“お宝を運ぶの術!!(直線リレー)”

ボールや、バトンを持ってコーンを回ったら、お友だちにバトンタッチします。

お宝を頭の上に乗せて…“落ちないように運ぶ術”

遊びの中で“順番にする”“友だちと交替する”というような簡単な約束事も少しずつわかり、ますます楽しくなってきているようです。

忍者修行は、お部屋でも繰り広げられ“背中を伸ばす術”“静かにする術”“ヘビの術(1列に並ぶ)”など、どんなことも“修行”になってしまいます♪

さぁ、これから“ほしぐみ忍者”たちは修行を積んで立派な忍者になれるのでしょうか…!?私たち担任も力いっぱい一緒に遊んでいきたいと思っています!!

にじ組(3歳児) 最終号・お別れ遠足「ついに五月山まで行ってきたよ!!」

4月当初、列はグチャグチャ、前の子との間隔がスカスカ、ピューッと列から飛び出る、など、ドキドキしながら散歩に行っていたのが懐かしいです。(笑)

今ではすっかり、2人で手を繋いで歩くこと・前を歩く友達が誰かを理解し、その友達の後ろを付いて歩くこと・ある程度列になって歩くことなど、集団で歩くことや長い距離を歩くことにも慣れてきました。

さらには、「おはようございます」「いってきまーす」「今から公園に行くの」「また会おうね~」と通りすがりの地域の人たちへの挨拶も出来るほどの余裕も出てきています♩

3月16日

1年間過ごした友達・担任との思い出を作るお別れ遠足として、五月山公園・五月山動物園に行くことになりました!

五月山公園・五月山動物園への事前学習やその後の余韻も含め、5段階に分けて楽しみました。

☆第一段階

担任の家が、五月山公園のある同じ池田市と伝えると、

「先生のおうちの近くの公園行くってこと?!」「めっちゃ楽しみ~」「先生のおうち何色?見えるかな?」とわいわい話し出し、そうやって楽しみにするきっかけになれたことがなんだかとても嬉しかったです♪

☆第二段階

別の日に池田近くの公園まで散歩に行った日のこと。

池田市と川西市を繋ぐ橋を実際に見に行ったり、山を指さして「あれが五月山だよ」と話をすると、

公園の砂場で山を作り「これね五月山なの」と話したり、橋の前で「え~今日(橋)渡ろうよ」「今行きたい~」と話したりと、期待が膨らみました。

☆第三段階(ここまでが事前学習です)

帰園後、私が下見で撮影してきた写真を子どもたちに見せました。

「あ!ここ行ったことある!」「ぼくは行ったことない!」「ウォンバットって知らなかったよ」「(ウォンバットの)お鼻が大きくて丸いね」「忍者すき~」と感じたことを口々に話していました。

中にはウォンバットの顔を真似る子も出てきて、それにつられ各々感じ取ったウォンバットを表現する姿がありました。(生活発表会の活動時から、話し合い中に感じたことをすぐに体で表現してみるということが増えた気がします。まだ言葉ではうまく伝えられないことでも身体を使うことで自分なりのイメージや考えが表出できるようになってきている気がします♪)

☆第四段階、迎えた遠足当日

朝から、「いっぱいご飯食べてきた!」「元気で来たよ~」とワクワクした気持ちが伝わってきました👀

保護者の皆様からも「いつも遅くまで寝てるのに今日は早起きしてました」「自分で用意をしてました」「すごく楽しみだとずっと話をしてました」「元気もりもりで来てねって先生言ってた、と言いながら朝ご飯をたくさん食べてました」など、遠足を楽しみにしていた家での子どもの様子を聞かせてもらいました♪

◎散歩中の様子

片道1.8kmの距離。行きは歩けても帰りはかなり時間がかかるだろうな…と予想していましたが、むしろ帰りの方が早く30分程度で園まで帰って来れました✨

1年間での散歩を通して、体力や忍耐強さも付いてきたと実感しました。

また、前後の友達を気にして「(間)詰めてね」と促したり、「頑張って」「手つなごう」と友達を励ましながら歩いたりする姿も見られ、友達を気遣う気持ち・友達を放っておかず助ける気持ちが育っていると実感しました。

◎動物園での様子

初めのうちは1つ1つ順番にみんなで見ていましたが、徐々に興味の方向があちこちに。

「あっちにヤギおるで」「こっちにはカメいる」「あ~向こうなんかおる~!!」と興味のあるものに釘付けに!!👀(羊のところでは柵から落ちてしまうんじゃないかというくらい前のめりで興味津々な姿もありました(笑))

小さな規模の動物園だったので大人の見える位置であれば自由行動ということにしました。

ずっと自分の好きな動物を見る子や、いろんな動物を転々と見て回る子など、たっぷり堪能できました♩

◎公園での様子

忍者迷路・アスレチックにも果敢に挑戦!「こんなん簡単」「高すぎる、怖い…」「がんばれ~!!」

☆第五段階、振り返り

「大阪行ったな」「めっちゃ楽しかった」「忍者迷路が楽しかった」「楽しかったけどちょっと高くて怖かった」

「ウォンバット見れた」「ひとり(1頭)しかいなかったな」「他の子は寝てたんちゃう?」

「アルパカ近くてちょっと怖かった」「ひつじの背中らへん触ってもふもふしてた」「うさぎが可愛かった」

「にわとりいなかったね」「でもふくろうがいた」

など・・・本当にびっくりするくらいたくさんの言葉が出てきました!!

さっそく絵を描いたり、動物の動きを真似したり、廃材を使い動物を作ったり、積み木やフィギュアを使い遊んだり、感じたこと・見たことを自由に表現しました☺

好奇心たっぷりの子が多いクラスであり、興味のあるものは担任の話もほとんど全部頭・心に残っていたり、その好奇心を活力に行動したり、創造力も膨らんだり…というところもよく育ったと感じています。

3月20日から1号のお友達は春休みに入り、また、おうちの近くの園に転園するお友達もいる中で、

今回のお別れ遠足が、にじ組29名全員での最後の大きなイベントでした。

大好きな友達と一緒にクラス全員で遠足に行くことができ、また、思い出も共有でき、

とても楽しい時間をみんなで過ごすことが出来ました☺

この1年間で子どもたちは本当に大きく成長したと感じています。(身体だけでなく、友達との関わり方や情緒的な面も踏まえてです。)

子どもたちの思いもよらない様々な行動に、正直「勘弁して…」と感じる時期もありましたが(笑)、振り返ってみれば本当に楽しい毎日でした。私たち3人も子どもたちには“楽しい日々をありがとう”と感謝でいっぱいです❤

また、日々の保育にご理解とご協力いただいた保護者の皆様にも感謝申し上げます。

4月からいよいよほし組さんですね!フレンドリーで愛嬌たっぷりで、やるとなったら大きな力を結集し動き出す力を持つ、そんな子どもたちのさらなる成長が楽しみです🌟

「粘土っておもしろいな」 0歳児 おひさまぐみ

初めて触れた小麦粉粘土。

初めから勢いよく触れる子もいれば、慎重に様子を見たり、恐る恐る触れようとしたりと様々でした。

中には粘土に触ってみたいけど『手についたー!』『なにこれ?』『とってー!』とばかりにブンブン手を振る姿も・・・

そこで、試しに粘土を袋の中に入れてみると子どもたちが袋の上から指でつんつんと触れる姿が見られ、慣れてきたタイミングで袋から粘土を出すとそっと指で触れる姿が見られるようになりました。

粘土の塊をつぶしてみたり

保育者が粘土をビヨーンと引っ張って伸ばしてみると「わー」「おー」と言って手を伸ばして触ってみたり

粘土を細長くすると自分たちで粘土をつまんで「びよーん」と言いながら引っ張ってみたり

カップを用意すると粘土をカップに入れたり、自ら粘土と粘土をくっつけて作品作りをしてみたり

思い思いに粘土に触れ、どんどん遊びが大胆に!

伸ばした粘土をちぎりくっつけ、粘土の形がどんどん変化することに驚き、楽しんでいました。

粘土遊びは指先や手先を使う遊びで、粘土を丸めたりちぎったり手に触れた感触を楽しんだり(触覚)、粘土を叩いて「ペタペタ」という音を楽しんだり(聴覚)、粘土の匂いを嗅いだり(嗅覚)、カラフルな粘土の色や色の混ざる様子を楽しんだり(視覚)と味覚を除いた五感を刺激し、子どもの発想力や創造力、想像力や表現力を育んでいます。

おひさま組で過ごす日々もあと少しとなりました。引き続き子どもたちの発見や驚き、感じた事などに耳を傾け、楽しく過ごしていきたいと思います。