子育てひろば・園庭開放について

おひさま組(0歳児) ☆元気いっぱい☆

【凧あげ】

子どもたちがシール貼りをして作ったビニール凧で、保育室横のゴムチップや桜が丘公園で凧揚げをしました。 風が吹くとひらひらと舞い上がるので、「うあー」と言って目を輝かせていました。風がない時は凧を持ち引きずりながら歩いて後ろを振り返り、ついてくる凧を見て嬉しそうな顔をしていました。

歩行が難しい子どもたちも手に持つとぶんぶんと振りビニールのシャカシャカという音やひらひら動く様子をじっとみていました。

公園の端から端までよく歩き、寒い中でも元気いっぱいでした。

【運動あそび】

おひさま組の子どもたちは身体を動かすことが大好き。マットの山登りだけではなくシーソーや動物型のバランスボールに乗って遊ぶことを楽しんでいます。初めはシーソーや動物型のバランスボールを見て恐がっていましたが保育者が支えながら乗ってみると安心し乗ると揺れて楽しいと感じたようで笑顔も見られるようになりました。

今では自分からシーソーに乗り、座りながら前へ身体を動かすと動くこと、動物型のバランスボールは足に力をいれ上下に身体を動かすと揺れることがわかってきました。乗りながら「おぉー」と言いながら喜んでいます。シーソーは友だちどうし向かい合わせて乗るので、顔を見て笑い合う姿がとても微笑ましいです

また肋木トンネルという立方体の木の遊具でもよく遊んでいます。

以前はくぐったり、❝いないいないばあ遊び❞をしたりして遊んでいました。

最近では腕の力が発達してきて、肋木トンネルの上もよじ登れるようになってきました。一生懸命、腕と足の力を使いよじ登り真剣に登る姿に、なんとしてもやり遂げたい気持ちが伝わってきました。

また肋木を縦にしても遊んでいます。上まで登ってしまうと後がありません。そのまま下へ降りることができず泣いてしまう子どももいますが、繰り返すうちに身体を反転させ足をまたぎ内側へいく子どもも見られるようになってきました。

これからも様々な運動遊びをとりいれ楽しく身体を動かしていきたいと思います。

にじぐみ(3歳児) どうぞのいす

お正月休み明け、もうすぐ生活発表会があることを子どもたちに伝えました。

にじぐみの子どもたちにとって生活発表会は今年が初めて。「生活発表会ってなあに?」と不思議そうにする姿が見られました。

まずは過去の写真を見ながら生活発表会について説明。

「にじぐみさんは動物に変身して、“どうぞのいす(劇あそび)”をするよ」と伝えました。

絵本をじっくりと楽しみ 読んだ絵本の世界をすぐに遊びに取り入れて楽しんだり、“おおかみと七ひきのこやぎ”や“おまわりさんともちどろぼう”等、動物が登場する絵本に親しみ動物になりきりながらごっこ遊びを楽しんだりするにじぐみの子どもたち。

“どうぞのいす”を初めてクラスで読んだ際にも「うさぎさん優しいね」「全部食べたら悲しいなって思ったんじゃない?」「お友達にどうぞってしてる」「リスさん、ちょこちょこってしてて可愛いね」とお話の世界を楽しんでおり、

“どうぞのいす”の温かい動物たちの姿が子どもたちにぴったりだな、と劇あそびの題材はこの絵本に決めました。

絵本の世界に親しみイメージを豊かにしながら、身体を使って表現遊びを楽しんでいます。

生活発表会の取り組みを進めていく中で、「先生見てみて!」「“どうぞのいす”と看板!」「みんなで考えて作ったんだよ」「どうぞならば遠慮なく」「ロバさんはまだお昼寝してるよ」と自分たちの遊びの中に“どうぞのいす”の世界を表現する姿も見られています。

中には「発表会恥ずかしいなあ・・」という少し後ろ向きな声も。

得意なこと・苦手なことは一人一人違っています。

表現することは苦手でも「どんぐり作るわ!だって、いるやろ?」「あと“どうぞのいす”って看板もいるやん」と劇に必要な物を考えながら、自分のできることを見つけ前向きに取り組もうとしている姿や

「できないかもしれない」「だって恥ずかしいもん」「運動会、大玉ころころ(親子競技)はできたけど、“小さなヒーロー(演技)”はできなかったもん」と自分の思いを素直に言葉で伝えることができる姿に子どもたちの成長を感じました。

「動物に変身することが難しかったら、先生のお手伝いしてくれる?」「“どうぞのいす”の看板が倒れたら直してくれる?」と舞台に立ち動物役になりきるだけでなく、他にも役割があること・様々な選択肢があることを伝え「これだったらできる」を子どもたちと共に探しています。

≪したくない、できないかもしれない≫を伝えることは、≪したい、やってみたい≫を伝えることと同じくらいの価値があると考え、子どもたちの気持ちを十分に受け止めながら一人一人がきらっと輝けるような劇あそびになるよう、引き続き楽しんでいきたいと思います。

そよかぜ(1歳児) 室内遊び

12月は楽器に触れて遊びました。

「これは鈴って言うんだよ」

「すず!」「すじゅ?」

保育者の真似をして鈴を「しゃんしゃん」と鳴らしたり、

鈴をタイヤに見立て車にして走らせる子どももいました♪

次はタンブリン、カスタネット!

おもちゃのチャチャチャの曲に合わせて

「ちゃちゃちゃ!」と

楽しそうに鳴らして遊ぶ姿が見られましたよ♪

お部屋ではコイン落としをしたり、

机に玩具を並べたり、分けたり

積み木や手作り玩具(椅子)を積み上げた上に積み木を乗せようとしたり・・・

指先を上手に使ったり、友だちと協力したりしてあそんでいます。

 ほしぐみ (4歳児) ドキドキワクワク生活発表会☆

1月に入り、ほし組のみんなが揃ったタイミングで、2月10日(土)の生活発表会に向けての話をクラスでしました。

まずは「生活発表会って知ってる?」とみんなに問いかけました。すると、

「しってる!パパとママがみにきたよ」

「さんぽのうた、うたったよ」

「“まいごのたまご”をしたよ」

「そうそう、げきとうたをしたんだよ」

「パパとママがはくしゅをいっぱいしてくれて、うれしかった」

「パパとママがめっちゃわらってみてたよ」

と、去年のことを思い起こして話す姿がありました。

みんなの中で“お家の人が見に来てくれた”“お家の人が喜んでくれた”ということが大きな喜びになっているのだなと感じました。

そして、今年のほしぐみは『どうぶつサーカスはじまるよ』という絵本で劇あそびをしようか?と子どもに提案しました。すると…

「え~!!むりだよ!」

「できないよ」

「だって、ライオンが火の輪をくぐるんやで」

「空中ブランコとか、どうやってするん?」

と、びっくり仰天のほしぐみさん。そこで、

「みんなは、にじぐみ(3歳児)さんの時に『まいごのたまご』で空飛ぶ恐竜になったり、首の長い恐竜になったり、大きな卵になることができたんだよね。ほしぐみ(4歳児)になってからは、みんなで力を合わせてパラバルーンをしたよね。そんなほしぐみのみんななら何でもできると思うよ。」と、伝えました。その話を聞くとみんなの表情が、驚きから、ドキドキワクワクする様子に変わっていきました。

まず、みんなで遊んだのは“ライオンの火の輪くぐり”の場面。『ライオンってどんなかな?』とみんなに問いかけるとたくさんの気付きが出て、クラスで共有しました。

そんな風にライオンのイメージをいっぱい膨らませてから、ライオンになって遊びました。

爪や、鋭い目つき、姿勢など、細かいところまでイメージしながら全身で表現しています。

「ライオンはもっと高くジャンプできるんだよ」と、いう意見も出てフープの高さを調整。

くぐってみると「この方が楽しい!」「でもちょっとこわいよ。」「ジャンプできるのはこっちやな。」と、話していました。本番はどのような形でライオンが火の輪をくぐるかはまだ子どもたちと検討中です。

さらに「ライオンの火の輪はフープだけじゃ燃えているように見えないから画用紙とかで火をつけた方がいいんじゃないかな?」「あと、もっと大きいフープの方がいい」という意見も出ました。

そこで、みんなで考えて新聞紙を使って大きなフープを作りました。そこに、スズランテープや布など様々な“炎”に見える素材をみんなで結んで、赤々と燃える“火の輪”になっていきました。(みんな作りながら「あちち!」「あっちー!」と言って笑い合っていてとてもかわいかったです。)

生活発表会の劇あそびはこのように、1つひとつの事を子どもと一緒に考えて作っています。大人が作った台本を演じるのではなく、ほしぐみのみんなが知恵を絞って考え、身体をつかって表現し、1つのお話になっていきます。どんな風に仕上がっていくのかは、まだまだこれからのお楽しみ。

“お家の人が見に来るのが楽しみ”“お家の人に喜んでもらいたい”というみんなの思いに向かって、ほしぐみ29人で力を合わせて楽しい劇にしていけるといいなと思っています。

そらぐみ(5歳児) こどもかいぎ『生活発表会に向けて』②

多数の意見の中から1つに絞らなければいけない状況の中で、

担任としては、『どうしたら少数派の意見が通らないことや我慢する・諦める・妥協することが無いよう全員が納得できるか』を考え悩みながら、話し合いを進めていきました。

<12月20日:こどもかいぎ③ 『劇の物語を決定しよう』> 

まずは多数決を取り、理由を聞いていきましたが、どちらも楽しい・かわいい・この登場人物が好きといったものが多く、

ほぼ半数ずつの票のままどちらも譲ることなく、しばらく硬直状態が続きました。

しかし、ブレーメン派の子どもAの「並んでみんなで声出すところが好き。協力してるから。」と話したことをきっかけに、話し合いが再熱します。

ピーターパンA:「でもピーターパンだって協力するで」

ピーターパンB:「協力してフック船長倒すやん?」

ブレーメンA:「いや、ピーターパンは一人やろ?ブレーメンは4人やで。」

⇒ここで数名ピーターパンからブレーメンの音楽隊にへ移動

ピC:「ピーターパンやってみて楽しかった」

:「こっちも楽しかったやん」

ピD:「ピーターパンやったことないからピーターパンがいいねん」

ブC:「じゃあ今日やってみる?」

ピD:「うん、それなら(今日やってくれるなら)ブレーメンでいいよ。」

⇒ここでまた移動有り

ピE:「ピーターパンがいいっていうか…ブレーメンが嫌な理由はな、4匹のぼるときギュって痛いから。」

ブD:「じゃあ乗らんかったらどう?」

ブE:「じゃあ、並ぶとか、優しく持つとか。」

ピE:「絶対約束してくれる?」

:「うん!!」

ピE:「じゃあブレーメンでもいいよ。」

⇒ここでまた移動有り

ピF・G・H:「フック船長のところが面白くて好きなんだ。」

みんな:「あ~・・・」

:「例えばだけど、ブレーメンのところに出てくるどろぼうをフック船長に変えるくらいならできると思うけど、どう?」

ピF:「それ面白そう!」

ブF:「ブレーメンの動物増やしてもいいし、チクタクワニとかも入れてもいいで。」

ピG:「楽しそう。それやったらブレーメンにしよっかな~」

ブG:「でも入れすぎたらおもんなくなるで」

⇒ここでも移動有り

このような話し合い(もはや今回はディベート並みですね)をしながら、最終的に全員が納得する形で『ブレーメンの音楽隊』に決定しました。

多くの選択肢の中から1つに絞る=合議制を図るという力がついてきたことが実感しました。

<12月25日:こどもかいぎ④:『ブレーメンの音楽隊の話の流れを整理しよう』>

(※正解や正しさを求めすぎる・間違いはいけないと思う子どもが半数以上いるクラスであるため、絵本を読むときっちり絵本通りの流れになってしまいそうな気がして、絵本は使わず物語の流れを整理していきました。)

「最初はろばやったよな」「年取って働けなくなってん」「やくたたずって言われた」など、初めの方は、絵本とほぼ同じ流れで整理していきましたが、

「家が見えてきた」「中見たらどろぼうがおった」というあたりから、前回の話し合いで出てきた「どろぼうをフック船長にする」「チクタクワニも登場させる」などを思い出し、どんどん肉付けされ膨らんでいきました。

  ↓子どもたちが付け足した話の流れです

「どろぼうの家にフック船長もいるってことな!」「どっちも“わるもの”やから似てるってこと」「フック船長が子ども捕まえてる」

「どうぶつに驚かされて逃げるところあるやろ?そこで海に落ちてチクタクワニに食べられるようにしよっか」「チクタクワニと動物は本当は“仲間”ってことにするのはどう?」

「あ!いいこと思いついた!!」「ほんなら、まず始めに、まいごのこどもたちが楽器持ってて、それで動物たちも仲間になるのはどう?」「あ~楽器の音に誘われたことにしよう」

「動物たちが声出すときに、子どもがおんどりの上に乗るの面白そう」「あ、でも重いから、周りに並ぶでもいいかも」「人間はどろぼうでてこーい・やっほーいとか声出そう」「楽器の音鳴らすのでもいいな」

「最後は、フック船長に捕まってた子どもを助けて逃がしてあげよう」「ママのところに送ってあげよう」

「ウェンディとかピーターパンも仲間にする?」「もう、そんなに入れすぎたらおもんなくなるって!!」

など…

アイデアを出す子は一定の数名でしたが、話が膨らむ度にイメージして笑みを浮かべる姿や口を押さえて笑う姿は多く見られました。(中には言葉だけでの物語の展開はイメージが難しい子どももおり、後日『ブレーメンの音楽隊~そらぐみバージョン~』として内容をまとめたものを1冊の絵本で作成し、全員が視覚的にイメージを持てるようにしました。)

そらぐみのみんなで話し合い、考え作った物語。クラス間で共通のイメージを共有しながら、自分なりのイメージを表現することを楽しめたらと思います。

また、なりきりあそびだけでなく、自分以外のものになりきる中で“こんな時どんな気持ちになるか”“こう言われたらどう感じるか”など他人の気持ちに触れることや心情を深く考えることを経験し、子どもたちの育ちに繋がることを期待しています。

そらぐみ(5歳児) こどもかいぎ『生活発表会に向けて』①

お泊まり保育、運動会の2つの大きな行事を終え、残りは生活発表会と卒園式となりました。

ところが!!!

生活発表会は、そらぐみの子どもたちにとって苦手な表現領域(こども園要領の中には健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域の育ちをねらいとしています)が多く、担任もそわそわ…

担任の心配とは裏腹に積極的・前のめりで取り組む姿が見られました👀

<12月5日:生活発表会に向けての話をする>

生活発表会の説明・当日までの残りの日数を伝え、昨年度までの自分たちがやってきた劇の振り返りをしました。

恥ずかしい子・やりたくない子も多かった昨年度。今年はどんな反応をするか心配でしたが、

「もう恥ずかしくなくなってん。ほしぐみのときは恥ずかしかったけどな~」

「恥ずかしいかも知らんけどがんばる!」 「できる~!!」 「がんばる!」

「歌とかも歌うよな?」「楽器もな!」

と前向きな言葉が多く、苦手なことにも挑戦する力・やってみようとする姿勢から成長が感じられました

その後、まずは自分たちが好きなor劇でやってみたい話・絵本・物語を挙げることに。

単調な話もたくさん出てくるだろうと思っていましたが、物語・ストーリーのある話を考え発表する姿が多く、何を問われているのか・何のための話し合いなのか目的を理解し、担任の意図を汲み取る力が育ってきたことが伝わりました。

↓ 早速、出た話の中から、いくつか劇あそびをしてみることにしました♩

<12月7日~15日:劇あそび>

『ももたろう』 『ブレーメンの音楽隊』 『3びきのこぶた』

『赤ずきん』 『ピーターパン』

担任が絵本を読みながら、それに合わせて動物やキャラクターになりきって遊ぶようなもので(セリフを言うことは少なかったですが)、絵本の世界観・イメージを共有して表現することを純粋に楽しめていたように感じられました。

⇔と同時に、劇あそびを詰めすぎてしまったため、数名が「これ遊びちゃうで!真剣にやりや!!」と練習感が少しずつ出てきてしまったため、ここで一度終わりとしました。

<12月18日:こどもかいぎ① 『生活発表会の劇に良いと思ったものを発表する』>

理由も交えながらたくさんの案を出し伝えてくれました。

  ↓

次に、この中から絞っていくために、“どんな劇にしたいのか”視点を絞ることにしました。

「たのしい劇」 「わらいばなし」

「楽しいだけじゃなくて全部の気持ちの劇がいい(…細かく聞くと、悲しいとか不安とか面白いとか怒るとか全部の気持ち、と話していました。)」

「最後は乾杯とかやったーとかで終わりたい(…ハッピーエンドの話、どんでん返しのある話かと思います。)」

など、“気持ちや心情”に注目した意見。

「いっぱい動物とか人が出てくるお話」と劇をするにあたって登場人物の量を考えた意見。

「みんなが知っているお話」と見てもらう側のことを想像した意見。

多様な視点を持ち考える姿がありました。

<12月19日:こどもかいぎ② 『劇候補の中から選択肢を絞ろう』>

上記で絞った視点を持ちながら、1つ1つ候補と照らし合わせて考えました。

「これは動物がいっぱい出てくるからいいね。」

「これは、女の子しか出てこないから。」

「このお話は知らないなあ~」

「これは少し難しすぎるかも」

「この話は簡単やし動物も出てくるしいいね」

「これは前劇あそびでやって楽しかったし、ちょうどいいかも」

など、この話が好き・嫌い、この話がやりたい・やりたくないといった主観的なものでなく、共通の観点を軸としながら考察していく姿が見られ、感心しました。

観点に合うものを考えた結果、16つの候補の中から、①12しのおはなし②ピーターパン③ももたろう④ブレーメン の4つにまで絞られ、

  ↓

さらに、①12しのおはなし はやりたいという子どもがおらず、

③ももたろう は他園でやったことのある子どもがいたため、

  ↓

②ピーターパン ④ブレーメンの音楽隊 の2つにまで絞られました。

この2つに絞った候補の中からいよいよ1つに絞るのですが、

次からの2つのこどもかいぎが、とても白熱して面白かったので、次回のブログに載せます。

お楽しみにしていてください♬

にじぐみ(3歳児) ロッカーの達人!

自分の身の回りの整理整頓をしようとする気持ちを育ててほしい・進級に向けて自分のものを自分で管理できるようになってほしいというねらいを持って、にじぐみでは12月からある取り組みを始めました。

その名も…ロッカーの達人。

まずは綺麗なロッカーってどんなロッカーかな?とイメージを共有。同じ“綺麗”のイメージを持つようにしました。

ロッカーの達人になる為に

1.リュックのチャックを閉め、フックに掛ける

2.帽子を掛ける

3.衣類は畳んでカバンに入れる

まずはこの3つをやってみようと子どもたちと話をしました。

目で見て“できた”を実感できるよう、3つをクリアできたら達人表にシールを貼っていきます。

ロッカーの達人の取り組みを始めた初日、「達人チェックするよ〜!」と担任が伝えると「待ってまって!」と子どもたち。慌てて整理整頓をする姿が見られました。

習慣化されるまでには時間が掛かるだろうなと長い目で見守ろうとしていた担任でしたが次の日・・

「先生見て!めっちゃ綺麗!」「達人!できたで」と朝から自信たっぷりな声が聞こえ、ロッカーを見てみるとみんなで確認した“綺麗なロッカー”が!

「綺麗かな~って思ってやった」「めっちゃすごいやろ」とクラスで話した内容を頭の中に残し、自分で行動に移すことができていました。

ロッカーの達人の取り組みをしていると、少しずつ「帽子がない~!」といった声も聞こえなくなり、ロッカーを整理することで自分の物の管理へ繋がっていることを実感しています。

しかし、まだまだチャックが開いたままのリュックや乱雑に入れられている帽子も。

「あれ、何か忘れてない?」「ロッカーの達人大丈夫?」と声を掛けると「・・あ!ほんまや」「忘れんぼさんしちゃった」とすべきことは分かっているつもりでも、遊びたい思いが先走りついつい油断してしまう姿も見られます。

そんなときには、友達の力の出番です。

他の友達が頑張っている姿・褒められている姿を見て、「僕もやったよ!」と猛アピール。刺激を受け合っています。

又ある日には「◯◯くん帽子!忘れてるよ!」「今のうち!まだ間に合う!」と友達に声を掛け一緒にロッカーを整えたり、「服はこうやって畳んで入れるんよ」と服の畳み方をレクチャーしたり。

自分がシールを貼る為だけでなく、友達の為にも気が付いたことや知っていることを伝える子どもたちに温かさを感じます。

シールが10個集まった際には、「○○くん“おめでとう”まで(表に書いてあります)集まったって!」「すごーーい!」「キラキラシールおめでとう~!」とお帳面にキラキラシールを貼ってみんなでお祝いをしています。

好きな遊びや得意なことがそれぞれ違っているように、生活習慣の身に付くスピードも十人十色です。

毎日コツコツとロッカーの達人の取り組みを楽しむ中で、日々の積み重ねがいつか大きな育ちとなるよう、これからも引き継ぎ励ましていきたいと思います。

「素材に触れて」おひさまぐみ(0歳児)

この年齢の子どもたちは、様々な素材に触れ、興味をもって遊ぶ中で、ふわふわ、ざらざら、つるつるなどの感触を楽しみ所感覚を働かせていくことで感性が育まれます。

作品展では素材と関わって十分に遊んだものをひとりひとりの作品として展示しました。

【入れたり出したりの遊び】

一歳前後から、手先が段々と器用になり容器に玩具を入れたり出したりして遊ぶ姿が多く見られるようになりました。

はじめは、手をグーの形をした熊手状に玩具を掴んで間口の広いタッパーやボウルなどの容器にいれていましたが、熊手状から三指で物を掴むようになり、やがて人差し指と親指の二指を使ってピンチ摘まみで出したりいれたりを繰り返すようになります。穴が開いた蓋つきの容器に❝ここにいれよう❞と目当てをもって入れることができるようになり、指先が器用になってきました。

集中して遊ぶ姿を見て、色々な素材と色々な形の容器を用意しました。お花紙は初めはひらひらと舞う様子を楽しみ、触っていくうちに引っ張りながら破く姿もありました

透明の容器を用意すると慎重に破ったお花紙を入れる姿がありました

また他にもどんぐり、手芸用の丸玉、アクリルストーンなどの素材を用意すると目を輝かせてつまんだり、握ったりしていました。容器にはをつまんでは入れてを繰り返しいっぱいになると全部出してまた一から入れていました。どんぐりだけを入れてみたり、アクリルストーンだけを入れてみたりする様子もありました。

【シールあそびにも挑戦!!】

お家でもあそんだことがある子どもは、シールを出すだけで目を輝かせていました。

シールは台紙から取ると手にくっつきその手から放して接着面を紙に向けて貼らないといけなく難しいです。

手にくっつき取ろうとして反対側の手についたり悪戦苦闘しながら遊ぶ姿があり、またそれを面白く感じる子どももいました。

そのうち台紙を折り曲げると取れるようになり、今度は、折り曲げたら取れることに気づき片方の手で台紙を折り曲げもう片方の手でシールを取り、両方の手を使って紙に貼れるようになりました。 ゆっくりじっくりとどうやったらシールの取り貼りができるのかと考えながら集中して指先を使う姿はとても可愛いかったです。

繰り返して遊ぶのが楽しい時期です。保護者の皆様もご家庭で繰り返し遊ぶ姿にお付き合いいただけたらと思います。繰り返し遊ぶことで、遊びの楽しさを感じて安心感を覚え、想像力が働き、見通しが持てるようになります。 私たちも子どもの❝もう一回❞に付き合っていきたいと思います。

お気に入りを詰め込んで♩ ほしぐみ(4歳児)

早いもので、今年も残り半月ほどになりましたね。

あたたかい時期と比べて、お部屋で過ごす時間が長くなる冬の季節、身近な自然物を使って製作をしていけたらいいなと思い、近所の霞ヶ丘公園に繰り返し秋探しのお散歩に出かけました。また、お家で見つけた自然物も持ってきてもらえるように保護者の方にもご協力いただきました。

霞ヶ丘公園で、友達と一緒に秋探し。

どんぐりや、木の枝、木の葉など宝物がいっぱい!!

その中でこんな大発見もありました…

「どんぐりに、あながあいてる」

「なかになんかいるみたい」

「うごいてる」

「でてこようとしてる」

「ダンゴムシや」

「ちっちゃいダンゴムシでてきた」

…なんと、小さなダンゴムシがどんぐりの中にぎっしり入っていたのです。

また、こちらでは…

「こっちにある実はなに?」

「それ、たぶん“へくそかずら”やで」

「え?へくそ?なにそれ!」

「くさいんやで」

「え?!」

「いや、においしないけど…??」

「いや、つぶしたら、くさいんだよ」

実はクラスの中に植物博士がいたことが発覚。

そんな風に、みんなでわいわい話しながら集めてきた自然物。園に持ち帰って種類ごとに仕分けしました。

分けてから、子どもたちが好きな箱の中に並べて遊び始めました。

「ケーキみたいでしょ」

「どんぐり帽子をいっぱいにしてみたの」

入れては出して、乗せて、並べて、戻して…何度も繰り返して遊ぶ様子がありました。

それから、自分の好きな木の実をグルーガンでくっつけて遊びました。

グルーガンの蝋は熱いよ。気を付けて。手つきは慎重に…顔は真剣そのもの…!

そうして、一つひとつ違った個性豊かなクリスマスの飾りが作られていきました。

一つひとつ丁寧に作られた飾りを見ているとあたたかい気持ちになるようです。

「クリスマスまだかな~」

「サンタさんにてがみ、かいたよ」

みんなみんな、待ち遠しいクリスマス。

そらぐみ(5歳児) Let‘s enjoy cooking!!

NY出身の先生と一緒に、アメリカの伝統料理“ホットドッグ”を作りました。

(ポテトは給食室が作ってくれたおやつです。)

Step1:Cut bread and sousage. Don’t press. Sousage 3 cuts.

(パンとソーセージに切り込みを入れる。パンは潰してしまわないように。ソーセージは3つの切れ込みを入れてね。)

Step2:Grill bread and sousage. Very hot.

(パンとソーセージを焼く。熱いから触らないよ。)

Step3:Wrap and ketchup.

(パンにソーセージを挟み、ケチャップをかける。)

Be careful!

(包丁やホットプレートに気を付けてね。)

ジェスチャーも交えながら、言語は全て英語での説明でしたが、

「わかった~!!」「できるよ」「気を付けてってさ。」と理解している様子がありました。

中には「Ok!」とグーサインをする子も👀

アレルギー児も同じ食材を使い一緒に食べると一段と美味しいですね😊

和気あいあいと話しながら「yummy」「delicious」「good」と美味しさを表現する姿もありました。

日常の中で英語に触れていくことで、教えられるのではなく自然と身についていっています。

今後は海外の食べ物や、異文化にも自然と触れていけたらいいなと思いますし、

そういった異文化に触れながら、価値観や考え方の違いに気付き、多様性にも繋がればと思います。

多種多様な考え方に触れていく中で、みんなちがってみんないいと互いに認め合える気持ちが育ってほしいです。