子育てひろば・園庭開放について

にじぐみ(3歳児) 「ともだちっていいな」

今週末は生活発表会。にじぐみのみんなは「はやくパパとママにみてほしいな」「パパとママによろこんでもらいたいな」と話して楽しみにしている様子です。

にじぐみの劇遊びは『ぽんたのじどうはんばいき』という絵本のお話です。この絵本をにじぐみではじめて読んだ時、みんなの表情がとても楽しそうでこのお話が好きなのだろうなぁと伝わってきました。そんな子どもの様子と、担任の願い“もうすぐ進級するみんなに、ぽんたのように優しさと勇気をもってほしいなぁ”が重なって、この話で劇遊びがしたいと思いました。

劇遊びのはじめは、絵本に出てくる動物になって表現遊びをしました。「さるくんのはがいたいのは、こんなかんじかなぁ」「いたいようってなる」と話したり、友達の姿を見たりして表現を考えていました。

お話の流れがわかってくると、好きな役のつもりになってストーリーをなぞっていきます。“じどうはんばいき”が物を出してくれる場面では子どもたちが自然と「どうぞ~」と優しい仕草と言葉で手渡す姿も見られて温かい気持ちになりました。

リハーサルが近づくと、自分たちで衣装づくりもしました。動物の耳は線に沿ってハサミで切りました。さるくんの耳は大きいけれど、線をよく見て丁寧に切っています。

ぽんたの耳は小さめなので曲線が難しいけれど、慎重に切っていました。

“じどうはんばいき”役の子たちは、好きなジュースを描きました。「いろんなジュースにする」「ぼくはりんごジュースにするんだ」とイメージを膨らませながら描いていました。

この劇あそびのテーマは“友達”だと思っています。最近は朝の会、帰りの会で“友達”というテーマでみんなで話をしています。すると「○○ちゃんといっしょにあそぶのが、たのしい」「○○くんとあそぶのうれしい」等、友達と一緒だから楽しいこと、うれしいことを一人ひとりが言葉にして伝えてくれる姿があります。劇あそびの最後に子どもが歌う『ともだちともだち』の歌詞にあるように『悲しい時、寂しい時、苦しい時、そばにいるよ 嬉しい時、楽しい時、いつもいっしょさ』そんな友達関係がこれからもみんなの中に豊かに育っていくことを願っています。

にじぐみさんは初めての生活発表会。本番まであと4日となりました。みんなが“友達”と一緒に作って来たこの劇を、当日も“友達”と一緒に楽しみながら取り組むことができるといいなと思っています。

そらぐみ(5歳児) 生活発表会の取り組み

【劇:オズの魔法使い】

聞き馴染みのない言葉が複数出てきて、少し難しいお話です。

1つ1つの言葉や登場人物をピックアップし、丁寧に時間をかけ深掘りをしました。(カンザスってどこ?竜巻って台風とちがうの?かかしってどんなもの?ぶりきって何?などの物的なものから、「ばかにされる」ってどんな気持ちになる?“心”ってなに?「心がない」ってどういうこと?など心情的なものまで。)

その中で、登場人物の思いや経験したことを、自分自身の内面の弱さや自分自身の経験と照らし合わせて捉えていく姿が見られ始めました。その後、「いつもこどもかいぎで話せないからかかしに似てる」「ぼくはいつも弱虫やからライオンやな」など、自分のことを客観的に見たり、自分の特徴や良さに気付き始めました

その後も活動を進めていく中で、子どもたちの中で変化が見られました。

・かかしに似ていると言った子どもが、「いつも手挙げてないから…」と話し合い・発表の場で自ら手を挙げてみたり、その場では難しくても終わってから担任の側に来て意見を伝えてくれたり。

・ブリキに似ていると言った子どもが、友達に少し優しくしてみたり。

・ライオンに似ていると言った子どもが、「弱虫ライオンやけど頑張ってみる」と難しいことに自ら挑戦したり、SOSを出すのが苦手だった子どもがそこを頑張ったり。

子どもたちにとって、この物語が一歩踏み出すきっかけになったのでしょうか。

これから生きていく上で、心が折れそうになったり自信を無くしてしまった時に、このお話を思い出して、背中を押してくれるようなお守り代わりになればいいなと思っています💛

初めての(セリフが多く難易度は高めだと個人的には感じています)セリフのある劇に、苦戦しながらも一生懸命取り組んでいます。

最後の大きな行事。「絶対全員でやりたい!」という気持ちも、クラスとしての団結力も高まってきています。

温かい眼差しで声援を送ってあげてください🏳

【合唱:青い空に絵を描こう】

今年のそらぐみの子どもたちにピッタリな、元気で明るい曲🎵

3番の歌詞“星のランプに灯がともる”“流れ星を追いかけて”を受け、「これって夜かな?」と歌詞に気付いた子どもたち。「夜だから優しく歌おう」「ちょっと静かに」「でも声小さくしたらお客さん聞こえへんからな」と工夫して歌っていました。

その数週間後、2番の歌詞「“白い雲のマストには”のところが昼みたいだね!」と新たな発見。「もしかしてこれって、1番が朝、2番が昼、3番が夜ってことなんじゃない?」「そうかも!」昼なので元気に、でも叫ばずに、の塩梅を模索しながら歌っています。

年長児ならではの、かけ合いや、声色・強弱の工夫に注目してください👀

【合奏:エンターテイナー】

楽器コーナーの遊びの中でいくつかの曲を流していると…「これいいやん」と反応が良かったこの曲。

エネルギッシュな曲でこれまた今年のそらぐみさんにピッタリです🎵

ペア・チームになって、交互に鳴らすところも多いです。相手の音にも耳を傾けないと上手くいきません。しかし、「みんなー!これ竹太鼓のときと一緒やで!」「バラバラやったら全然きれいな音にならないよ」「お友達の音も聞かないとね!」と自分たちで気づき、声をかけ合う姿がありました。

子どもたちの反応が、「おー!!いい感じ!」という日もあれば、「ん~・・・(苦笑)」という日もあります。

心を1つに合わせることが出来たらいいなと思います🍃

【鍵盤ハーモニカ:きらきら星】

運動会後から始めた鍵盤ハーモニカ🎵

初めのうちは5本の指を別々に動かすことに苦戦していました。一方、楽器が好きな子どもも多いそらぐみさん。鍵盤ハーモニカの活動は「楽しい」「うれしい」「明日もしよう」「次いつするん?」と楽しんで取り組んでいました。

初めは音を出すだけが楽しかったのが、次第に、指を1本ずつ動かせるようになり、運指がスムーズになり、演奏することが楽しくなってきた様子です。

かわにしひよしとしては、久しぶりの鍵盤ハーモニカの使用です。お兄さんお姉さんの見本がないまま挑戦する今年の子どもたち。緊張しながらも頑張って演奏します。温かく見守ってあげてください👀

ほしぐみ(4歳児) 心が温かくなるって?

最近、ほしぐみでは「心が温かくなる」「心にお花が咲く」という言葉がよく登場します。

そこで子どもたちに「みんなよく言ってるけど、心が温かくなるってどういうこと?」「先生、お味噌汁飲んだら身体が温かくなるよ!そういうこと?」と尋ねてみました。

担任の言葉に、「ちがーう!」と子どもたち。

「それは、“からだ”でしょ!(僕たちが言っているのは)“こころ”!」とそれぞれの考えを伝えてくれました。

中でも担任が面白いなと感じたのは、“心が冷たい人は、心が温かい人が挟むと良い”という言葉。

どうしてそう思ったのか聞いてみると

「氷って冷たいでしょ?でも太陽の力で溶ける」「だから温かいもので挟めば溶けて温かくなる」「でも氷って強くて硬いから、いっぱい“温かい”がいるねん」

つまり、“心が冷たい人は心が温かい人がたくさん集まって挟んであげれば温かい心に変わる”ということでした。

↑「ほら、ぎゅーってするとあったかいでしょ」と見せてくれました。

子どもらしい素直な言葉や真っ直ぐな発想に気付かされることがたくさんあります。

“氷が溶ける”という自分たちが経験した事柄と目に見えない“心”を照らし合わせ、比喩にして伝えることができる姿と自分なりの考えを自分の言葉で一生懸命伝えようとする姿、理解できた・できなかったに限らず友達の言葉を最後まで聞こうとする姿に育ちを感じました。

2月にある生活発表会で合奏・合唱・劇遊びを行うのですが、そこでほしぐみが選んだ合唱曲は♪≪おひさまになりたい≫です。

歌詞の中に“誰かを好きになると心が温かくなる”という言葉が出てきて、子どもたちの考え方や気持ちの表出の仕方にピッタリだと感じ、この曲を選びました。

初めて歌を聞いた子どもたちも「ほしぐみ(に、ピッタリ)やん!」とスムーズに歌を受け入れ、気が付けば歌を口ずさむようになっていました。

この歌を歌う前にはいつも「大好きな人を心に思い浮かべてね」と伝えています。

ニヤッと表情が柔らかくなったり、チラッとお友達の顔を見たり(後から聞くと、思い浮かべる為に顔が見たかったようです)。何度も歌っていると、歌声も少しずつ柔らかくなってきたように感じます。

“たくさんたくさん好きになって”のところは好きがたくさんになるから、お花が咲くようにだんだん大きくしてみようと、自分たちの思いを伝える為に少し難しい表現にも挑戦中。

生活発表会当日、子どもたちの大好きな人に思いが伝わり、心の中にお花が咲きますように。

2歳児【つきぐみ】 たくさん体を動かして遊んだよ!

《サーキットあそび》

様々な遊具を使って多様な体の動きができるようなサーキット遊びをホールでしました。

鉄棒ではおさるさんポーズ!

鉄棒にぶら下がることで、初めは3秒ほどぶら下がっていましたが、腕の力がつき、徐々に秒数が長くなりました。

次は、舞台からマットに飛び降ります!

「みて!ジャンプできるで!」と

正面に跳んだり、横を向いて跳んでみたりと子どもたち自身で考えて跳ぶ姿が見られました。跳ぶ高さや膝の使い方によって衝撃の違いを知ることも必要な要素になります。

次はくまさんポーズ!

前の友達にぶつからないように、正面を向いてドシドシ・・・。

お尻をあげて手の力で前に進んでいきます。

バランスよく手と足に力を入れて進むことが姿勢の保持にも繋がってきます。

次は、はしご渡り!

はしごに手足をかけて一段ずつ進む子ども、慣れてくると立ってバランスを保ちながら進む子ども・・・

時々、バランスを崩し“おっとっと”となることもありますが、気持ちを立て直して進み始めます。

この積み重ねが、“やってみよう”とする意欲やチャレンジに繋がっていき、“できた”が自信になっていきます。

平均棒では「すわってする!」と座って手の力で進んだり、「たってする!」とバランスを取ったりしながら歩いています。↓

次は、ジャンプ!ジャンプ!

足が当たらないように、倒れてしまわないように、ジャンプして飛び越えられると笑顔になる子どもたちです。

両足で地面に着地することで踏ん張る力が身につきます。

また、体全体を縮めたり、伸ばしたりして勢いをつけることの出来る全身運動にもなります。

このように、サーキット遊びを通して友達の姿を真似したり、自分から様々な動きに挑戦しながら多様に体を動かしています!

子どもたちの発達段階に応じた遊びを取り入れることで“やってみたい”“できたよ”など挑戦しようとする気持ちや達成感なども同時に育むことができると思っています。

サーキット遊びを通して様々な体の動かし方を知り、やってみようと挑戦する姿が見られるようになりました。

今後も動詞(あるく、はしる、またぐ、くぐる、とぶなど)の基本的な動きを取り入れた遊びをしていきたいと思います。

また、ホールでみんなで体を動かして遊ぼうね♪

おひさまぐみ(0歳児) 外って楽しいね

朝晩は涼しいですが、日中は過ごしやすいので乳児園庭で遊んだり、散歩に出かけたりしています。

滑り台に登ってみたり

クライミングネットに挑戦したり

スコップで砂をすくって容器やお皿に入れようとしたり

アリや葉っぱも見つけたよ♪

木の隙間から「ばあ!」

思い思いの遊びを楽しむ子どもたち。

自分で動くことの楽しさ、風を肌で感じ落ち葉や砂に触れるなど様々なことを経験しています。

これからも子どもたちの発見に耳を傾け、様々な体験ができる機会を作っていきたいと思います。

ほしぐみ(4歳児) パラバルーンって楽しいね

前回のブログ(7月)で“初めてのパラバルーン”をお伝えしました。その後も、ほしぐみは運動会に向けてパラバルーンを楽しんでいます。

始めはただパラバルーンの面白さを全身で味わう子どもたちでしたが“技”が繋がる楽しさに気が付き、「音楽に合わせてやってみたい」と意欲を膨らませながら取り組むようになり、次第に保育者の合図なしでも技が繋がっていくようになりました。

しかしどうしても上手くいかない技「かくれんぼ」に、苦戦する子どもたちの姿が・・。

保育者が解決策を伝え、その通りに取り組むことは簡単ですが、ここはあえて「どうしようか」と子どもたちに問い掛け、自分たちで解決策を考えられるようにしました。

「みんなで合わせて入る」「え~どうやって合わせるんだよ~」

「せーのっていう!」「それいいやん」と解決策を見つけては・・

「遅れてる人おった!」「間に合ってなかった」「もうわからへん」「悔しいな~」「上手くいかんな~」と失敗。

「じゃあ次はどうしようか」とまた作戦会議です。

何度も何度も曲を流し、技のタイミングを考えた日もありました。

みんなで考えて、やってみて、失敗してまた考えて、やってみて、そして時折上手くいって・・を繰り返すうちに、子どもたちから「1,2,3,4,5,6,まーえ!」「次かくれんぼ!」「あげて、さげて!」と自然と掛け声がでてくるようになりました。

「そんな掛け声、いつ考えたの?」と保育者が尋ねると「みんなで言ったんだよ」「気持ちを合わせたんだよ」と自慢げに話す子どもたちです。

パラバルーンに限らず、一人一人に得意不得意があります。

難しさを感じている友だちの姿を見て、上手くできないことを攻めるのではなく「せーのって言ってあげる」と手を差し伸べる姿があり“みんなで”と言う気持ちが芽生えていること、気持ちが同じ方向に向いてきていることを感じました。

「みんなならできるよ」を合言葉に、ほしぐみが自分たちの力で作り上げてきたパラバルーン。子どもたちが最後まで“自分たちでできた”と思えるよう本番、保育者は側で見守っています。

子どもたちの頑張りが見ている人に伝わりますように。

ぬりえ「みんなでがんばっているところ」

そらぐみ(5歳児) 運動会直前!

『最後の運動会』『(今のそらぐみの子どもにとっては)初の3クラス合同の運動会』です。「楽しい運動会にしたい」「めちゃくちゃ頑張って、大人を泣かせるくらいにしたい」と意気込んで取り組み始めました🌞

【竹太鼓】

☆当日の見どころ

音が揃っているところと、ピタッと止まるところに注目です!

太鼓だけでなく、ダンスも「可愛らしい!」と担任は思っています。子どもたちがすべて振り付けたのでそれも踏まえて見てみてください👀

音楽の選定もたくさんの“祭り”の曲を聞いて“お祭り忍者”に決めました。

※竹太鼓は1本1本手作り。竹やぶから切り出す・節を抜く・ぬかで磨く・学校の机の脚を再利用して脚を付けるという工程にて、作ってもらいました。

☆取り組み・子どもの育ち

大きな竹にわくわくした表情が見られました。子ども・担任ともに「どんな音が出るかな」と期待したのものの、一斉に叩くとバラバラで騒がしい音になりました…(苦笑)

自分のことばかりでなく周囲にも意識を向けること、音を揃えるためには気持ちを揃える必要があることなどに気づいた子どもたち。

「6人でやってるけど1人の音に聞こえる!」日を重ねていくうちに音が1つになってきました。

1つの目標に向かって皆で心を合わせて取り組む経験が出来たように思います。

また、自分たちの遊戯を動画で振り返っていると・・・「止まるところピシってしたら素敵になりそう!」という言葉が。それ以降の練習では、「絶対止まる!!!」という強い意思が伝わってきました。ぜひ当日はそこも注目してみてくださいね。

竹太鼓を通して、子どもたちの苦手なところでもある『静と動の切り替え、緩急のメリハリ』が出来るようになってきたと感じています✨

【リレー】

☆チーム構成について・当日の見どころ

どちらのチームもほとんど力の差がないようにしていますが、

どちらかというと走るのが好きな子が多いが個々としての主張が多いチーム(ピンクチーム)と

どちらかというと走るのが得意でない子が多いがチームとしてまとまりがあるチーム(白チーム)で

構成しています。

初めの頃は、普段から走るのが好きなピンクチームがほぼ毎日勝っていましたが、次第にチーム力抜群の白チームがどんどん追い上げてきて、今では毎日白熱した勝負が繰り広げられています🔥

当日どちらが勝ってもおかしくない勝負、最後まで目が離せません!!

☆取り組み・子どもの育ち

初めは、勝ったら喜ぶけど、負けてもあまり悔しいそぶりを見せない子どもたちでした。(担任が思い描いた姿とは異なり意外でした。)相手チームのことも最後まで応援したり、負けたチームには「惜しかったね」と声をかけ励ます姿がありました。(すごくあたたかいクラスでいいなとほっこり見てました。)

また、第一走者や最終走者の取り合いや、「負けたけどぼくは勝った」という言葉などもあり、リレーですが個人戦としての気持ちであったように思います。次第に、チームとしての意識が芽生え、みんなで1つという気持ちも出てきた様子です。

「1番と最後の人は早い人がいいと思う」

「ぼく本当は1番がいいけど、早くないから○○くんがいいんじゃない?」

「真ん中も早い人がいいかも」

「早い人の後ろに、走るのが苦手な人にしたら、早い人が間空けてくれるから大丈夫じゃない?」

「○○くんと○○ちゃんは同じくらいの早さだからいい感じ」

ただ勝ち負けが嬉しい・悔しいで終わらず、チームとして勝つためにはどうしたらいいかを考えを出し合うように変わっていきました。毎日、真剣勝負で取り組んでいます🚩

※運動会直前ギリギリまで順番の入れ替え・話し合いもありました。

【最後に・・・】

取り組みの中で、頑張ったこと・嬉しかったこと・悔しかったこと・出来るようになったこと・担任に怒られたこと(苦笑)等、たくさんの経験をして当日を迎えます。クラスとしても少しずつ集団として1つにまとまってきていますし、一人一人の成長もたくさん見られました。

ここまで取り組んできたことが当日存分に発揮されることを願っています🎵

にじぐみ(3歳児)もうすぐ運動会

朝晩は涼しくなり、園庭で遊ぶことができる日も多くなってきました。もうすぐ、みんなが楽しみにしている運動会があります。にじぐみのみんなは初めて参加する運動会。“運動会って楽しい”“みんなでするって楽しい”と子どもたちに感じてもらえたらいいなと思い取り組んできました。

にじ組の遊戯は『やんちゃかいじゅうどっかーん』のダンス。元気いっぱいなみんなのイメージにぴったりなダンスです♩初めて踊った日からみんなは「がおー」のポーズが大好きになり「かいじゅうダンスしたい!」と楽しみにしながらがら話していました。


かいじゅうのしっぽも自分たちで作りました。折り紙の好きな色を3つ選んでハサミで切って。「かっこいいしっぽ」「かわいいいろにしたの」「はやく、つけたいなぁ」


はじめてつけてみると、気分はウキウキ、わくわく!「ねぇねぇ、うんどうかいって、あしたなの?」「パパやママがみにくる?」「しっぽついてる!」「やったぁ!!」

取り組んでいくうちに子どもたちの中から「かっこよくした」「つよくしてん」「かわいいかいじゅうなの」「たのしかった」「うれしくなっちゃった」など踊ってみて感じたことや、イメージしていたことを言葉にして伝えてくれることが、とても増えました。

当日が近づくにつれて、カレンダーを見ながら「ここ、うんどうかいやで」「10がつになったらやんな」など子ども同士の会話が膨らんできました♩(それまでは毎日「きょう、うんどうかい?」「あした、うんどうかい?」という質問攻めでした!)

先日の運動会リハーサル後には、見ていた職員から「かいじゅうポーズを前を向いて、大きくお家の人に見せてあげるといいよ」というアドバイスをもらうと、その後の取り組みの際には子どもたちなりに精一杯大きく表現しようとする姿も見られました。「がおー」の迫力(かわいさ)満点です!!

にじぐみのみんなが、楽しみながら一生懸命取り組んできた『やんちゃかいじゅうどっかーん』のダンス。運動会当日もみんなの一番元気に踊る様子を見てもらうことができるといいなと思っています。

つきぐみ(2歳児)感触遊び

暑い夏!室内でも楽しめる活動をしたいということで感触遊びをたくさんしました。

《ヤマモモの実》

乳児園庭にヤマモモの木があり、子どもたちはヤマモモが地面いっぱいに落ちていることを発見した様子。

袋に入れて潰して色を出したり、スプーンを使って小さくしてみたり・・・。

「あかいね」「ぎゅっぎゅしたらでてきた」と色が出てくることに驚いた表情の子どもたち。

色を出した後に容器に入れ、凍らせることにしました。

ヤマモモの実の氷を手で触り、つめたいと感じる子どもや、氷を容器に入れ混ぜて氷と氷がぶつかる音を楽しむ子ども、透明の氷との色の違いを観察する子どもと感じ方は様々でした。

容器を用意すると「アイスできたよ」「いちごジュースです」と見立て遊びに発展していました。

最後はお絵描き。

画用紙に滑らせながらグルグルとお絵描きを楽しんでいました。

《片栗粉》

「不思議な粉(片栗粉)を持ってきたよ」と担任がいうと子どもたちは興味津々。

粉を触ると「さらさら」「きもちい」

保育者が握っている姿を見るとまねっこする子どもたち。

「何か聞こえた?」「ぎゅっていう」と音がなることを発見していました。

水を入れると・・・

さらさら→ぱらぱら→とろとろと変化していく様子を不思議そうに感じていました。

「おもしろいなぁ(変化する様子を見て)」

「トロトロなくなった(片栗粉の塊に水をかけたらなくなった)」

「こんなんなったで」と手でギュっと握ると固まったり、また手を広げると溶ける不思議な感覚(ダイラタンシー現象)を何度も繰り返し遊んでいました。

容器とスプーンを使って、あけ移しをしてトロトロ感を楽しんでいました。

《寒天》

見慣れない寒天の姿に興味津々。触ってみると不思議な感触に大喜びな子どもたち。

手で持ってプルプル揺らしたり握ってみたり・・・

「きもちい」「つめたいなぁ」「ぜりーみたい」

感じたことを言葉で表現していました。

三色(赤・青・黄))の寒天を用意すると、

「きれい」と色が混ざっていく様子を楽しんでいた子どもたち。容器に入れて、どんどん見立て遊びに発展させていきました。

たくさんの感触遊びの中で、様々な素材の感触の違いや匂い、音などを楽しんだり、握る・ちぎる・丸めるといった動作を通して、手先の感覚を高めたりと感触遊びは五感の成長にも役立ちます。

また感触遊びの中で、「おおきい」と「ちいさい」や「ながい」と「ほそい」といった対になった概念も経験していくことが出来ます。

これからも子どもたちの興味関心に寄り添いながら、ワクワク楽しい保育をしていきたいと思います。

つきぐみ(2歳児)おおきくなーれ~栽培~

5月になり、トマトときゅうりの苗を植えました。

はじめての苗になんだろう?と不思議そうに見つめる子どもたち!

土を柔らかくするために、スコップでお手伝い♪

土がこぼれないようにそーっとすくう子ども、勢いあまって手にかかる子どもと様々でした。

次は、水やり体験!

ジョウロや砂場の型はめ(玩具)で水やりをしています。

水がこぼれないように、両手で支え、「じゃー!」と。    

トマトの実ができた時は、「あかちゃん?」「あかちゃんだからさわったらだめ」、きゅうりを見て「おっきー」と子ども同士でやりとりする姿が見られたり、部屋に貼ってある写真を見て「とまと?」「きゅうり?」と興味をもったりする姿が見られるようになってきました!

いよいよ収穫の日。

手で触って、目で見て、形や大きさ・色がそれぞれ違うことを学んでいました。

給食の先生に調理してもらい「おいしい」「すっぱい」「かたい」いろいろな感想がありました。

 栽培を通して、自分たちが食べているものがどのように作られているのか、又生長のお手伝いをすることで、興味・関心を持ち、食べてみようとするなど、子どもたちの豊かな心を育むよい機会になったと思っています。給食の食材にも興味を持ち「これ何?」と聞く姿も多くなりました。夏の野菜だけでなくこれからも色々な形で季節の野菜を知る機会を作っていきたいと思います。