つきぐみ(2歳児)ここに○○色あった!

夏前頃から少しずつ色に気付き始めしだいに色に興味をもつ姿が見られるようになってきました。

遊びの中でも好きな色を選んだり、積み木とBブロックを組み合わせて規則的に並べられるようになったり、Bブロックを赤だけ選び消防車を作って走らせる姿が見られました。ブロックを長く繋げるにも好きな色だけを選ぶこともあり色で遊ぶ活動をしてみました。

⦿色集めゲーム

保育室の中には「どんな色があるかな」と色を探して楽しみました。玩具だけでなく子ども自身のロッカーを探したり、身に付けている洋服などから色を探す姿も見られました。何色かに分かれている物を見て、「黄色と緑色どっちもあるからこれは何色かな」と悩む姿もありました。色集めが終わったあとに集めた物をみんなで見ていると「これぼくが見つけた!」と嬉しそうに教えてくれる子もいました。玩具以外にもたくさんの色があることに気が付きました。

⦿色の棚

色集めをした後棚に色の画用紙を貼って色の棚を作りました。色集めをしたことを覚えていた子どもたちが自由遊びの時間や素材遊びの時間に棚に色分けをするようになりました。色分けした棚を作ることで自分の好きな色だけを集める子、「あっ、赤色だ~」と言いながら赤色の棚に入れに行く子、たくさんの玩具をもち色分けして棚に入れていく子など様々な姿が見られました。

⦿素材あそび(ペットボトルキャップと画用紙)

最初は色や柄関係なく集めて遊んでいましたが遊んでいくにつれてキャップによって色も柄も違うことに気付き始めました。同じ柄を集めて遊んだり、画用紙の上に同じ色のキャップを集めたり、同じ色のキャップを重ねたりして楽しんでいました。同じ柄でも色が違うものがあることに気が付く子どももいました。

クラスの半分ほどが色を認識してきたころからグループ名を色で呼ぶようにしました。最初は分からない子どもも多くいましたがすぐに自分のグループと友だちのグループを覚えて「〇〇くんは赤チームやで!」「青チームこっちだよ!」と友だち同士で教え合う姿も見られるようになってきました。

つきぐみの中でも月齢が違ったり一人ひとり違った発達段階の子どもたちがいて、ほとんどの色を知っている子、半分ぐらいの色を知っている子、色の名前がまだ分からない子、がいますが色に触れる機会をつくったことで色が分からなかった子どもも色に興味を持ち始めています。これからもさまざまな活動を通して色に気付いていけたらいいなと思っています。

今年の作品展のテーマは「色」です。楽しみにしていてください。