「作品展に向けての遊び」

そよかぜぐみでは指先を使った遊びを楽しんでいます。何度も遊ぶことで遊び方がどんどん上手になっていました。

<ビニールテープ遊び>
春頃からシール貼りをして遊んでいたのですが、段々と器用になってきて夢中で楽しむ姿がありました。次々と貼る姿を見て、夏頃からビニールテープ貼りに挑戦!台紙から剥がすのがシールより固く、うまく剝がせませんでした。保育者にも手伝ってもらいながら剝がしたりする姿が見られました。立体の物を用意すると容器が動きずれて貼りにくそうにしていましたが、回数を重ねる事で手で押さえるという事が出来るようになっていました。

<ひも通し>
シェイプボックスや型はめパズルで集中して遊んだり、更に手先を使うのが難しいひも通しを用意すると真剣な表情で取り組む姿が見られました。プールスティックにテープ芯を入れたりチェーンを入れたりして遊びました。また、輪切りにしたプールスティックにひもを通す事も楽しんでいました。段々と小さい玩具も通せるようになってきた為、ペットボトル(大・小)や海苔の容器、蓋がついたフルーツや野菜のパックに穴を開けたものを用意しました。保育者が容器にひもを通し入れる手本を見せると、顔の角度を変えて穴を探したり手に力を入れて中に押し込んだりもしていました。ひもの先が中に入らないと苦戦しながら何度も挑戦していました。

<描画>
描画では画用紙にタッピング、横長の線を描いて楽しむ姿がありました。繰り返し行う事で、ぐるぐる円を描けるようになってきています。また、クレパスを持つと保育者に「あか」、「あお」と色を言葉にし、友達にも「これきいろだね」と伝え色に興味が出てきている姿も見られました。今では描いたものを食べ物や好きな物に見立てたり「○○描く」と言って描いたりする様子もあります。

<花紙遊び>
花紙遊びでは初めはちぎっていましたが、保育者が丸めたり小さくすることをやってみる真似をしてぎゅっと握ったり手首を使って団子を丸めるように遊んでいました。ひらひら大きかった紙が小さくなることに不思議な気持ちを持ちながらも何枚も「ぎゅっぎゅっ」と声にしながら小さくしていました。丸めたものは卵パックに詰めて一人ひとりの個性があり、綺麗な作品ができていました。

それぞれの遊びを通して指先や手首など体を使って遊びを楽しむことができました。ご家庭で廃材のご協力ありがとうございました。廃材も部屋で出して遊んでいます。普段身近にあるものがこんな風に遊べるんだと感じているようでした。これからも子どもの気持ちに寄り添いながら一緒に発見をして楽しく遊んでいきたいと思います。