ほしぐみ(4歳児) パラバルーンって楽しいね
前回のブログ(7月)で“初めてのパラバルーン”をお伝えしました。その後も、ほしぐみは運動会に向けてパラバルーンを楽しんでいます。
始めはただパラバルーンの面白さを全身で味わう子どもたちでしたが“技”が繋がる楽しさに気が付き、「音楽に合わせてやってみたい」と意欲を膨らませながら取り組むようになり、次第に保育者の合図なしでも技が繋がっていくようになりました。
しかしどうしても上手くいかない技「かくれんぼ」に、苦戦する子どもたちの姿が・・。
保育者が解決策を伝え、その通りに取り組むことは簡単ですが、ここはあえて「どうしようか」と子どもたちに問い掛け、自分たちで解決策を考えられるようにしました。
「みんなで合わせて入る」「え~どうやって合わせるんだよ~」
「せーのっていう!」「それいいやん」と解決策を見つけては・・
「遅れてる人おった!」「間に合ってなかった」「もうわからへん」「悔しいな~」「上手くいかんな~」と失敗。
「じゃあ次はどうしようか」とまた作戦会議です。
何度も何度も曲を流し、技のタイミングを考えた日もありました。
みんなで考えて、やってみて、失敗してまた考えて、やってみて、そして時折上手くいって・・を繰り返すうちに、子どもたちから「1,2,3,4,5,6,まーえ!」「次かくれんぼ!」「あげて、さげて!」と自然と掛け声がでてくるようになりました。
「そんな掛け声、いつ考えたの?」と保育者が尋ねると「みんなで言ったんだよ」「気持ちを合わせたんだよ」と自慢げに話す子どもたちです。
パラバルーンに限らず、一人一人に得意不得意があります。
難しさを感じている友だちの姿を見て、上手くできないことを攻めるのではなく「せーのって言ってあげる」と手を差し伸べる姿があり“みんなで”と言う気持ちが芽生えていること、気持ちが同じ方向に向いてきていることを感じました。
「みんなならできるよ」を合言葉に、ほしぐみが自分たちの力で作り上げてきたパラバルーン。子どもたちが最後まで“自分たちでできた”と思えるよう本番、保育者は側で見守っています。
子どもたちの頑張りが見ている人に伝わりますように。
ぬりえ「みんなでがんばっているところ」
2024年10月10日 5:52 PM | カテゴリー:子育てひろば・園庭開放について | 投稿者名:hiyoshi