7月2025

あおむしおおきくなーれ にじぐみ(3歳児)

6月のはじめににじぐみのお部屋にモンシロチョウの卵がやってきました。

小さな小さな卵。飼育ケースを覗いては

「どこにたまごがあるの?」

「みえないね~」

と一生懸命探していました。

土日の休みをはさんで登園したある日、あおむしが生まれていることを発見する姿がありました。

「あ、あおむしがおる」

「ここにも、うごいてる」

まだまだ小さなあおむし。じっと見つめる姿はみんな真剣です。

もうひとつ、気が付いたことがありました。

「この、いっぱいおちてるのはなに?」

「これは、うんち?」

「めっちゃある」

「なんで、こんなにいっぱいうんちするのかな」

次から次へと”不思議”が生まれてきます。

さらに数日たつと…

「わ、はっぱがボロボロになってる」

「こんなにたべちゃったの?」

「あおむしがたべたから、あなだらけやん」

ちいさなちいさなあおむしが、たくさんキャベツを食べることにびっくり。

そして、

「うんちもめっちゃいっぱい」

「なんでうんちがでるの?」

「なんでうんちがくろとみどりなん?」

「それは、みどりのはっぱをたべたからやろ」

「あおむしおおきくなってきた」

と、会話が膨らんでいました。

そしてさらに1週間ほど経つと、ついにあおむしが蛹になったことを発見しました。

「これってさなぎやで」

「ねぇねぇなんでくっついてるのかな?」

「ちょうちょになるのかな?」

「いつ、ちょうちょになるかな?」

「もう、はっぱたべないの?」

「なんでたべないの?」

「ねてるからたべないんじゃない?」

と羽化を心待ちにしながら会話を膨らませる姿があります。

生き物に触れてじっくり観察する中でたくさんの気づきや疑問が生まれて友達との会話が膨らんでいます。“なんでうんちがでるの?”“葉っぱがボロボロになっちゃった”など今の年齢ならではの表現もたくさん見られています。クラスの会話の中で大切にしている事は、子どもの言葉に丁寧に耳を傾け共感することと、すぐに答えを出そうとしないことです。“なんでいっぱいうんちがでるの?”“なんでさなぎになるとはっぱをたべないの?”など、子どもの問い掛けに「なんでだろう」「どうしてと思う?」と答えると、子どもは自分なりに考えようとしたり、友達に聞いたり、絵本を開いて見たりしています。この過程が子どもが自分なりに考える力の土台となり、実体験を通して育んでほしいと考えています。

「○○ってたのしいな」そよかぜぐみ(1歳児)

園生活も3か月が経ちました。初めは環境に慣れず、泣いて遊べなかったり、給食が食べられなかったり、眠られなかったりと不安そうに過ごしていた子ども達でしたが、今では笑顔も増え元気いっぱい遊んでいます。

【園庭遊び】

乳児園庭には、滑り台、クライミングネットなどの固定遊具があります。手足を上手に使い、登り降りできるようになってきました。ペダルのない三輪車は乗っているだけで楽しそうな様子。三輪車にまたがりながら歩いたり地面を蹴って動かしながら遊ぶ子どもも見られます。遊具だけではなく、すのこや板で、高さのある道、細い道、坂道を作ると道から外れないように歩くことを楽しんでいました。

また自然物に興味を示し、砂、葉っぱなどに、手を伸ばし、触ってみて、感触を楽しんでいます。砂はサラサラとした感触が楽しく手で触って、手から落ちるのを見て楽しんでいます。石にも興味津々。宝物ように握りしめ持ち歩いている姿はとても微笑ましいです。

アリも気になる様子で見つけると「あ!」と指差しや「ありさん!!」「いた!」と言葉で知らせてくれます。アリを囲ってじっと見つめ追いかける姿や触ろうとする姿もあります。生き物にも興味津々です。

自然物には色、形、香り、触り心地、音など五感を刺激する要素がたくさん含まれています。たくさん自然に触れて五感を刺激し、豊かな感性を育んでいってほしいと思います。

【室内あそび】

雨天時は室内やホールで体を動かすことができるような遊びをしています。

ホールでは平均台、跳び箱、鉄棒、すずらんテープのトンネルなどでサーキット遊びを楽しんでいます。

体を動かすあそびは、こどもの筋力やバランス感覚を養ったり等の身体的な発達の促進だけではなく、目と体の連動性を高め、空間認識力を向上したり、「できた」という喜びから自己肯定感が養われたり、問題解決能力や記憶力の発達などの認知能力の発達に影響を与えたりと、子どもの健やかな成長に欠かせないものです。これからも子どもの発達に合わせて様々な動きを取り入れて遊んでいきたいと思います。

【つき組(2歳児) 雨の日だって楽しいよ☔】

今年は短い梅雨でしたね。

憂鬱になりがちな雨の日も、つき組の子どもたちは元気いっぱい😊

「みて~カッパ!」「わたしの傘 ミッフィーちゃん」「あめ!」「ジャーーー!」「いっぱ~い(降っている)」

(水の絵本を持って来て、外を指差しながら)「いっしょ!」

そんな子どもたちの姿から、せっかくの雨を存分に楽しんじゃおう!と雨あそびをしました。

①雨を触ってみよう

ウッドデッキから手をそっと出してみると雨が手に当たり「冷た~い」「わあ~!」「もっともっと!」

ついつい楽しくなって身を乗り出して雨に当たる子ども

水溜まりをじーっと見ている子ども

ウッドデッキに残っている水を踏み、自分の足跡がついてくることを楽しむ子ども

それぞれの楽しみ方で雨に触れました✋

②雨水を使ってにじみ絵あそび

マーカーペンで描画→それを雨に浸すと・・・じわ~とにじむ様子が見られました。

ただにじむ様子を楽しめるのはもう少し先だったかも?

今のつき組の子どもたちはとにかく描くことを楽しんでいました🎵

③雨の日にお外へ探検だ!

レインコートを着て、長靴を履いて、園庭や公園を散策!!

「ナメクジいた」「アリいっぱい」「カタツムリいない」

「あめ!」「雨の音だね~」「びちゃびちゃ~」「ちゃぷちゃぷ言うた!」

いつもと少し違う景色、雨の音、生き物などに気付く子どももちらほら。

でも1番は水たまりにダイブ!!大胆に遊ぶことが楽しかった様子。

果たしてこれは、雨あそびなのか、どろんこあそびなのか・・・?!と思いましたが

雨の日ならではの遊びを存分に楽しむ姿が見られました👀

これから暑い時期が続き、外に出られない日も多くなってきますが、

今の子どもたちの興味や関心に合わせ、また発達段階にも合わせて、楽しめる遊び(特に、五感に刺激を受ける遊びや素材あそびなど)をたくさんしていきたいです✨