つきぐみ(2歳児)感触遊び

暑い夏!室内でも楽しめる活動をしたいということで感触遊びをたくさんしました。

《ヤマモモの実》

乳児園庭にヤマモモの木があり、子どもたちはヤマモモが地面いっぱいに落ちていることを発見した様子。

袋に入れて潰して色を出したり、スプーンを使って小さくしてみたり・・・。

「あかいね」「ぎゅっぎゅしたらでてきた」と色が出てくることに驚いた表情の子どもたち。

色を出した後に容器に入れ、凍らせることにしました。

ヤマモモの実の氷を手で触り、つめたいと感じる子どもや、氷を容器に入れ混ぜて氷と氷がぶつかる音を楽しむ子ども、透明の氷との色の違いを観察する子どもと感じ方は様々でした。

容器を用意すると「アイスできたよ」「いちごジュースです」と見立て遊びに発展していました。

最後はお絵描き。

画用紙に滑らせながらグルグルとお絵描きを楽しんでいました。

《片栗粉》

「不思議な粉(片栗粉)を持ってきたよ」と担任がいうと子どもたちは興味津々。

粉を触ると「さらさら」「きもちい」

保育者が握っている姿を見るとまねっこする子どもたち。

「何か聞こえた?」「ぎゅっていう」と音がなることを発見していました。

水を入れると・・・

さらさら→ぱらぱら→とろとろと変化していく様子を不思議そうに感じていました。

「おもしろいなぁ(変化する様子を見て)」

「トロトロなくなった(片栗粉の塊に水をかけたらなくなった)」

「こんなんなったで」と手でギュっと握ると固まったり、また手を広げると溶ける不思議な感覚(ダイラタンシー現象)を何度も繰り返し遊んでいました。

容器とスプーンを使って、あけ移しをしてトロトロ感を楽しんでいました。

《寒天》

見慣れない寒天の姿に興味津々。触ってみると不思議な感触に大喜びな子どもたち。

手で持ってプルプル揺らしたり握ってみたり・・・

「きもちい」「つめたいなぁ」「ぜりーみたい」

感じたことを言葉で表現していました。

三色(赤・青・黄))の寒天を用意すると、

「きれい」と色が混ざっていく様子を楽しんでいた子どもたち。容器に入れて、どんどん見立て遊びに発展させていきました。

たくさんの感触遊びの中で、様々な素材の感触の違いや匂い、音などを楽しんだり、握る・ちぎる・丸めるといった動作を通して、手先の感覚を高めたりと感触遊びは五感の成長にも役立ちます。

また感触遊びの中で、「おおきい」と「ちいさい」や「ながい」と「ほそい」といった対になった概念も経験していくことが出来ます。

これからも子どもたちの興味関心に寄り添いながら、ワクワク楽しい保育をしていきたいと思います。