9月2023

そらぐみ(5歳児)③運動会も「自分たちでやる」!!

<9月14日> こどもかいぎ④:どんな役割がある?

例年通りの司会・準備体操の見本に加え、今年は保護者の案内・道具出しの案が出てきました。お泊まり保育での“こども先生”、アイドルごっこでの“おしごと”等、一人一人役割を持って取り組む経験から、保育者も思いつかなかったような役割も出てきて驚かされました。

4つの役割(司会・準備体操の見本・保護者の案内・道具出し)の中から、自分のやりたい役割を1~2つ選び、グループに分かれて考えました。

◎司会

「ぼくは喋るの少しがいい」「私は長く話せるで」「○○ちゃんアイドルのとき司会上手だったよね」

自分自身や友達の得意なことなどにも気づきながら、どの部分をだれが担当するかの話し合いをしました。

◎準備体操の見本

「ほしぐみの時もしたよね」「みんなは前向いて踊るけど、見本の人は後ろ向くねんで」

昨年度も見本をしてくれた子がリーダーシップを取りながら、自分たちのやるべきことを確認をしました。

◎保護者の案内

「席は紙みたいなの貼ってたよね」「大人やから席は番号見たらわかる」「親子競技のときに呼びに行く」

保護者の誘導・案内と言っても、大人だから自分で席には座れる、じゃあどうしよう?と考えながら、親子競技の時に案内することを決めました。その後は、保護者を2ヵ所に呼びに行く人・出てきた保護者をまっすぐ並ぶように声を掛ける人に細かく分けながら、どれがどこを担当するか考えていきました。

◎道具出し

「ぼく力持ちやからどれでも持てる」「一人一つにしたら早そう」

自分の担当をどう決めていくか、スムーズに進めるためにはどうしたらいいかということについての話し合いをしました。

<9月21日> こどもかいぎ⑤:リハーサルの振り返り

自分たちで決めた流れのもと、通しで行なった1回目のリハーサル。

写真を使いながら振り返りをしました。

「時間過ぎちゃってる」「ふざけてる人いたからやで」「あと並び順も覚えてなかった」

「見本の人近すぎやな」「ひこうきにして広がったらいいんやで」

「オレンジチームがまた勝った」「協力したらいいんやで」

「立ち方、かっこ悪い」「ピシってするねん」「こうやで」

課題をたくさん挙げながらも、「○○くんがかっこ悪い」「○○ちゃん変」と誰かを責めるようなことでなく、「こうしたら良くなる」と改善策を考えるような言葉がほとんどでした。

自分たちで決めたことをやってみて、うまくいかなかったら改善策を考えて、また考えたその案でやってみる・・・というPDCA(計画、実行、評価、改善)サイクルをすでにしているそらぐみの子どもたちに感心しました。

最後に・・・

「こうやってね」「こうするから、ここでこうしてね」など与えられた通りに動くのでなく、

「こうしよう」「こっちの方がいいんじゃないか」「これしたい」と自分が選択し決めていったことで、一人一人が自覚をもって主体的に行事に参加することが出来てきています

そらぐみみんなで作り上げる運動会、どんなものが出来るか楽しみですね♩

そらぐみ(5歳児)②運動会も「自分たちでやる」!!

<9月4日・8日> こどもかいぎ②:プログラム内容を決めよう

「競技はなにをする?」

親子で、普通のリレー1名(Aさん)、障害物リレー1名(Bさん)、玉入れ19名(Cさん、Dさん他)

Aさん「私、玉入れでもいいよ」

Bさん「私は障害物リレーがしたい。譲れない。」

Cさん「じゃあそらぐみだけの競技で障害物リレーするのはどう?」

Dさん「親子競技のときにBさんが譲ってくれたから競技は譲る。」

ところが、障害物リレーへの不安も出てきました。

Eさん「落ちたらこわいねん」

Fさん「走るの苦手やねん」

Gさん「マット敷いたらいいやん!体育あそびのときもしてるで」

Hさん「障害物を少なくしたら?」

Iさん「障害物リレーは走るだけじゃないよ」

Jさん「走るところもあるけど走るだけじゃないよ」

E・Fさん「それなら頑張れそう!!」と不安も晴れ、みんな納得の答えが出ました。

複数の選択肢の中から一つに絞ることは苦手ですが、解決策を考えることなどは得意です。友達の心配や不安という気持ちをみんなで受け止めそれを取り除くための方法を考えたりする姿が彼らの強みだと実感しました。

<9月11日> こどもかいぎ③:プログラムの時間配分を考えよう

そら組に与えられている時間は40分間です。

時間軸を中心に、昨年度のプログラムを見てみると・・・「40分で終わってない」「遅くなってる」

担任:「じゃあどうやったら早く終われるかな?」

「練習をたくさんして覚える」「(プログラム内容を)1つ減らす」

「走ったら動く」「でも走ったらコケるで」「あと、ぶつかる」「じゃあ早歩きくらい」

「1つ減らしたら(競技が)長くできる」「じゃあ親子競技2回戦したい」「2回戦やったら引き分けになるかも知らんから、3回戦したい。」

自分たちのやりたいことをするための方法を考えていく姿は、とても頼もしかったです。

そらぐみ(5歳児)①運動会も「自分たちでやる」!!

今年のそらぐみの運動会は、担任が考えたプログラム・内容ではなく、子どもたちが演技の振り付けや競技内容、プログラムの順番や時間配分などを考え、作り上げています。

行事の雰囲気や人に見られることへの抵抗感が大きい子どもたちです。当日はどんな姿が見られるか予想できません。しかし、自分たちの力で考えながら協力して取り組んでいくという、この過程を大切にし、存分に認めていきたいです。

<8月31日> ビデオ鑑賞

10月の運動会に向けて、まずは昨年度のビデオをみんなで見ました👀

ほしぐみ(4歳児)のビデオに映る自分たちの姿。

「私や~」「あ、僕もいるわ」「これやったなあ~」と懐かしい気持ちになったり、

当時を思い出しながら・・・

「緊張した」「実はな、いっぱい人がいたら緊張するねん」「恥ずかしかったけど頑張ったよ」と素直な気持ちを言葉にする姿も。

次に昨年度のそらぐみ(5歳児)のビデオ。

「ピシってしてるところがかっこいい」「とても感動した」と憧れのそらぐみの姿に目を輝かせて見ていました。

2つのビデオを比べてみて・・・

「(そらぐみのビデオを見ながら)これがいい!こっちがかっこいい!」

「ほしぐみは応援あんまりしてなかった。そらぐみは応援してた。」「ぼく応援する!」とお兄さん・お姉さんの姿を見本にしようと意識する姿がありました。

<9月1日> こどもかいぎ①:どんな運動会にしたい?

前日のビデオを思い出しながら、今年の運動会にそれぞれ思いを馳せました。

「ぱぱっと動く」「走ったらぶつかって危ないから早歩きの方がいいで」

「全部見てもらいたい」「負けて泣いたらあかん(泣いている間参加できなくなるからという意味です)」「泣いてもいいけどずっと泣いてたらあかん」

「みんなできょうりょくしてやりたい」「じぶんらでする!」

「先に練習いっぱいしたらいい」

“かっこいいところ見て欲しい”“頑張る”といった抽象的な言葉でなく

具体的な内容やそのためにはどうしたらいいかという先のことまで考えることが出来ていることにまた1つ成長したなあ~と感心しました。

にじぐみ(3歳児) どうして浮くの?

少し前のお話。プール遊びを楽しんでいた子どもたちは不思議なことを発見しました。「せんせい、足が〜!!」

おしりを地面に着けて座ろうとしますが、足が浮いてなかなか上手く座れません。

保育者「本当だ、浮いちゃうね」

子ども「浮く?」 「なんで足が浮くの?」 子どもたちの探求心が芽生えた瞬間でした。

「(ワニ歩きをしたら)おしりが浮いちゃう~」 「ぷかぷか~って」「このおもちゃは浮いてる」 「こっちは浮いてない」 「せんせい、なんで浮くと浮かないがあるの?」

このプール遊びでの体験をきっかけに、子どもたちの“浮く”への興味が広がりました。

そこで、クラスの活動として“浮くと沈む”の実験がスタート。水槽と子どもたちの身近にあるものを用意して・・

保育者「プカプカってすることを“浮く”、ブクブク~って浮かない物を“沈む”って言うんだよ」 「じゃあ、このストローは浮くと思う?沈むと思う?」と実際に行う前に、一つ一つみんなで考える時間を作りました。

ストロー:「ん~ジュース飲むときに沈んでるから“沈む”と思う」 「それでジュース飲んでる」

カップ:「海に行ったときに、海に沈んでいるの見たことあるねん。だから“沈む”」

ビー玉:「お風呂で入れて遊んだことある!“沈む”やったで!」

トラのフィギュア:「トラって泳げるねん。だからこれ(フィギュア)も“浮く”と思う」

「~だと思う」と自分なりの考えを言葉にして伝えたり、自分の経験したことと重ね合わせてみたり・・

“予想してみる”ことをねらいにして実験を楽しむと、子どもたちの言葉が想像以上に膨らんで、「こんなことを考えて遊んでいるんだな~」と子どもたちの頭の中を覗くことができたように感じました。

そして、実際に行ってみると・・

「3.2.1・・浮いた~!!」 「え~!浮くの~!」と新しい発見があり、「じゃあブロックは?」「じゃあ線路は?」「じゃあ電車(のおもちゃ)は?」と子どもたちの探求心が広がっていきました。

そこで、実験が自由にできるよう園庭に水槽やタライを準備しました。子どもたちが何を持ってくるのか見守っていると・・

「せんせい、葉っぱは浮くよ!」 「木の板が浮いた!!(沈むと予想していたようで驚いていました)」 「お花も浮く!」 「柿は“沈む”だったよ!」 「沈んだのは柿だけ」と園庭にある様々な物を実験していました。

浮いたもの・沈んだものを表にしてみると・・「“浮く”ばっかり!」またまた新しい発見が。

その後から「せんせい見て、お茶の中にご飯が入っちゃった!」「・・あ!沈んでる!ご飯は“沈む”や!」「表に書いといて」と日常の会話の中に“浮く”や“沈む”の言葉が登場するようになりました。

なぜ浮くのか絵本を取り入れながら伝えてみるも、「・・?」とポカンとした表情の子どもたち。まだまだ理解するには難しい様子でしたが、自分なりの仮説を立て・実際に目で見て確かめて・発見して・・その過程が大切だと考えています。

今回の活動が頭の片隅に残り、「そういえばあのときにやったな~」といつの日か思い出してくれることを願っています。

引き続き子どもたちの“なんでだろう”を大切に拾い上げながら、発見や驚き・不思議さを共に楽しんでいきます。

ほしぐみ(4歳児) 「うんどうかいって!?」

9月に入り、体育遊びでパラバルーンに取り組んできたほしぐみさん。

ほしぐみさんが1番初めに覚えた技は“お山”。

指先まで意識して取り組んでいる “メリーゴーランド”

膨らむのが楽しい“パラシュート”

他にも“お家”や“花火”など、取り組む中でみんなの好きな技が出来てきました。

繰り返しパラバルーンで遊ぶ中で、

「パラバルーンたのしい!」

「運動会で、するんだよね。」

「そらぐみさんも(ほし組の時に)やってたね。」

と話す様子が見られました。

そこで、クラスで“運動会って”という話題で話をすると…

●運動会って

「お母さんが見に来る」

「総合センターでしてた」

「お客さんいっぱいでドキドキしたよ」

「たのしかった」

「かけっこで走るとき緊張した」

「体操もしたよね」

「体操で丸く(円の隊形)なるのが楽しかったな。」

などなど、昨年のことを思い起こしながら話す姿が見られました。

そして…

●今年のほしぐみの運動会は、こんなことがしたい

「パラバルーンがしたい」

「かけっこがしたい」

「ピッピッて、歩くところ見てもらいたい」

「体操もしたい」

「メダルももらいたいな」

「かっこいいところ、見て欲しい」

などの意見が上がり、運動会に向けての期待感や意欲が大きくなっていることを感じました。みんなで一つのことに向かって話ができるようになってきている姿に、とても成長を感じています。

一人ひとりが意見を出して話したことをきっかけに、どんな運動会にしていこうか、子どもたちと一緒に考えながら当日に向けて期待を膨らませていけるといいなと思っています。