そらぐみ(5歳児)  お泊まり保育を通して… 

お泊まり保育が終わり、早くも2週間が経ちました。

写真や自分たちで描いた絵を見て「楽しかったね~」「もう1回したいね!」など友達と話す姿も見られ、心に残る思い出がまた1つ増えたのかなと感じています♩

今回は、お泊まり保育を通して担任が感じた、子どもたちの成長やクラスの課題などを実際のエピソードを交えながらお知らせします。

【頑張ったね!大きくなったね!】

《友達との絆、集団・仲間という意識》

お泊まり保育が決まった時にも、誰かが先に声をかけるまでもなく、気付いたら集まって円陣を組んでいました。お泊まり保育中も度々見られた光景です。

円陣を組んでいたのは、「お泊まり保育楽しむぞ」と朝の集いの場面。「絶対勝つぞ」とホール遊び中のチーム対抗戦の場面。「成功させよう、驚かせような」とお化け屋敷が始まる前の場面。勇者のバンドをもらった後の自信に満ち溢れた場面。

かけ声は毎回「がんばるぞーえいえいおー」でしたが、その時々の気持ちは異なっていたと思います。

目を合わせニコニコしながら、みんなで肩を並べて行う円陣は、“仲間・絆”という言葉がぴったりの気持ちではないかと思います。また、円陣の際に、誰かがはみ出されていないか確認し、「○○くん、こっちおいで」と輪の中に入れるよう声をかけたりする姿も見られ、とても感心しました。

これからも集団で過ごす中で、友達の良さに気付いたり、それを認め合ったりしていけたらさらに素敵な仲間になっていけるのではないかと思います。

《自分たちでやってみようとする気持ち》

お泊まり保育の用意を「自分でしたで!!」と誇らしげに伝えてくれる子が多くいました。

また、担任の代わりにみんなの前に立ち準備や指示をしてくれる“こども先生”として考えて実行しようとしたり、担任に「何か手伝おうか?」と聞いてくれたりする姿が多く見られました。

他にも、「先生やって~じゃないで!自分たちでやるんやで!」と担任が何度も伝えた言葉を子どもたち同士でかけあったり、「先生は手伝わなくていいから!私たちでできるから!」と担任の手伝いを断ったり(笑)、エプロンや三角巾の着用に困っている子にそっと手を差し出し手伝ってあげたり、

自分たちで決めたことを自分たちの力でやっていくような姿がたくさん見られました。

これからもそういった姿がたくさん見られるといいなと思いますし、自治活動もしていけるようになればと思っています。

【これから頑張ろう!】

《切り替え・メリハリ》

普段と違うということで常時興奮状態の子どもたち(数名ではなく全員です)。

ずっと走り回ったり大きな声を出し続けたり跳びはねたりと、なかなか自制・自律が出来ませんでした。

プールや銭湯、クッキング、花火など危険も伴う活動もいくつかあり、落ち着けるように声をかけましたが落ち着くまでには時間もかかりました。

クラスの集合写真撮影の際もなかなか止まれず、いつまで経っても終わらず…

「これで最後にしよう」「ラスト1回で決めよう」と担任が声をかけましたが、踏ん張り切れない姿が見られました。

静と動のメリハリ、遊ぶ時はとことん楽しむ・やるべき時はやるという切り替えを、自分たちで気づき自制出来る力を身に付けていって欲しいと思います。

《複雑な心情の理解》

園長先生に、紙芝居『3枚のお札』と絵本『わすれられないおくりもの』を読んでもらいました。

絵本の物語を要約すると、“森の仲間のアナグマが死んでしまった。アナグマの体は消えてなくなってしまったけれど、みんなの心の中にはアナグマとの思い出がたくさん残っている。”といった心に響いてくるメッセージ性の強い内容です。

紙芝居『3枚のお札』では想像上の世界に思いを巡らし、皆でワクワク・ドキドキする一体感を味わっていました。

一方、絵本『わすれられないおくりもの』は登場人物の心情を察して痛みや思いを知るにまでは至らず、途中から集中力も途切れたり、眠ってしまったりと、終わった後もポカンとした表情が多く見られました。

また、お泊まり保育明けでも、「楽しかった!!!」という言葉はたくさん聞きましたが、もっと掘り下げた話や、心情を交えた感想はあまり聞こえてきませんでした。

「こんな気持ちだったけど、こういうことがあって、こんな気持ちに変わった」

「こんな気持ちだけど、一方で、こんな気持ちもある」

など、心情の変化、いろんな感情が混在するという気持ちなどにも、気付いて言葉で伝えるようになっていってほしいなと思います。

さいごに・・・

4月当初は、保護者と離れて過ごすことへの不安が大きくお泊まり保育も嫌がっていた子どもたちですが、

「大好きな友達と一緒なら頑張れる」と友だちの存在に安心し、お泊まり保育を開催することを決め、自分たちで決めたことをやりきったことに対して、自信を持ち、

これからも初めは難しいかも・出来るか不安と感じたことにでも一歩踏み出して挑戦していくことを願っています。