8月2023

そらぐみ(5歳児)アイドルショー 第3弾 

アイドルショー本番では、子どもたちが一人一人役割を果たしていく姿に成長を感じました。

第3弾では、アイドルショー本番後の様子や、アイドルごっこやアイドルショーに向けての取り組みを通して担任が感じた育ちやこれからの思いなどについて伝えていきます。

☆アイドルショー本番後・・・☆

アイドル本番を終えると、子どもたちから“やりきった”感が溢れ出ていました。

話を聞くと、「恥ずかしかったけど頑張れた」「みんなで踊ったのが楽しかった」「最初は緊張したけど頑張れた」「めっちゃ撮れたの楽しかった」「アイドル見るのが楽しかった」など楽しかった・頑張れたという感想がたくさん出てきました。

単に「楽しかった」と漠然したものだけではなく、「〇〇が楽しかった」という具体性や「△△だけど~~だった」と両極な気持ちや気持ちの変化についても、話すことが出来つつあります。

今後の保育の中で、複雑な気持ちについて考えたり、どんな感情も(負の感情も含めて)大切な気持ちであることを伝えていきたいと思います。また、全体だけの振り返りではなく、1対1でじっくり向き合い話す時間も作りながら、なかなか言えない“内に秘めた思い”も表出できるようにしていきたいと思います。

また、「もっとこうすればよかったと思うことはある?」という質問に対しては、多くの意見が飛び交い、

①A:「カメラマン前に来すぎておきゃくさん見えなさそうやった」

 カメラマン:「でもな、後ろやとぜんぜん撮れへんねん」

 B:「じゃあ、にじ組とほし組のところ間あけて、そこにカメラマンが入ったらいいんじゃない?」

②警備員:「二人だとたいへんやった・・・

 C:「どうして大変やったん?」

 警備員:「はじめは楽やったけど、途中からいろんなことが起こって動き回ってめっちゃ大変やってん」

 D:「じゃあ誰かが助けてあげたらいいやん」

など、問題提起や解決に向かうための案を考えたりする力は、かなりついてきたと実感し、担任の想像以上に意見が出てくる姿に少し驚きました。

☆最後に☆

少人数から始まった遊びが、どんどん大きくクラス規模にまで発展したことは、5歳児ならではの姿だと感じました。

また、このアイドルごっこの遊びを通して、友達と力を合わせて1つの目的に向かい取り組む力や、一人一人がクラスの為に何ができるかを考えその役割を果たしていく力などが育ってきたように感じました。

また、人前や見られることへの抵抗感が大きく行事にはストレスを感じやすい子どもたちですが、自分たちの力で作り進めたということや“THE行事”ではなく日常の遊びの1つであるということで、多くのお客さん(3歳児・4歳児クラス・職員の計70名ほど)の前でも、堂々と楽しく表現することが出来ました。舞台に立ったのは10名ほどの女児のみでしたが、今回経験していなかった子どもたちも遊びの中でそういった機会が生まれ、人前に立つことさや自由に表現する楽しさなどにも気づいてくれることを願います。

今後のアイドルショーや表現あそびの展開に担任もわくわくしています✨

おひさまぐみ(0歳児) 水あそび、気持ちいいね!

照りつける日差しやセミの声、夏本番です。子ども達にとっては園で過ごすはじめての夏です。水あそびが楽しい季節になり、おひさま組は一人用プールで水遊びを楽しんでいます。

初めは一人用プールやバケツに水をいれ触ってみることから始めました。次第に水に慣れ手で触ったり、足を入れて入って見ようとしたりする姿が見られ、慣れてくると自ら入りにいっていました。

水あそびは子どもたちの五感がたくさん刺激されます。水の中に入るとひんやりしていて気持ちが良いこと、手や足を動かすとパシャパシャと音がしたり波紋ができたりすること、太陽のひかりでキラキラと反射することなど、様々なことを子ども達自信が感じたのではないかと思います。

☆ 氷、つめたいね ☆

氷を用意すると恐る恐る触り、次は握ってみて、笑顔を見せていました。握っていると冷たいと感じたのかパッと離してまた握ってみて・・・を繰り返していました。

またスコップで氷をまぜてガラガラと音がなるのを楽しんでいました。

☆ くるくる、水車 

☆ にぎにぎ ふわふわ スポンジ☆

☆ 水風船 ☆

五感を刺激するような遊びをこれからもたくさんしていきたいと思います。

そらぐみ(5歳児) アイドルショー 第2弾

☆アイドルショー本番に向けての取り組み・当日の様子☆

チケットを作り配ったり、ポスターを作り掲示したり、飾りを作り舞台を装飾したりとやることが盛り沢山👀

各々やるべきことを見つけ、練習に参加したり、必要なもの(衣装や小道具など)を作ったりしました。

《アイドル》

当初はジャンボリミッキーだけでしたが、アイドルという曲も追加♬

「私はジャンボリミッキーがいい」「ジャンボリミッキーはカチューシャとポンポンがいるね」「ジャンボリミッキーの最後はこう(仁王立ちで右手を上にあげたポーズ)やねんで」

「じゃあアイドルの曲は、ハートのやつを付けようっか」「アイドルのダンスは知らんから考えなきゃ」

と、どちらを踊るのか・衣装やアクセサリーはどうするのか・振付や終わり方はどうするのか等、自分たちで考えていました。

《受付》

通常の受付といえばチケットを受け取るもしくはもぎることが一般的かと思いますが、そらぐみの受付は一味違います(笑)受け取るのではなく、「チケットどうぞ~」とプレゼントするというスタイルでした。(そういえば、5月頃キャンディー屋さんで各クラスを回った時も、お客さんにキャンディーとお金を渡していたなあ~と思い出しました。)

「〇〇ぐみさんは、ここのお席に座ってね~」「あっちだよ~」と伝えたり、手を添えながら一緒に連れて行ったりと案内していました。

《カメラマン》

カメラマンに渡したカメラは一人一台。2人で300枚以上の写真を撮ってくれました。

アイドルの写真だけでなく、裏方の仕事をしている友達や来てくれたお客さんの写真、担任たちの写真なども撮影しており、

また、集合写真の時間では「はーい、いきますよ~!」「こっち見てね~」と普段カメラマンにしてもらっていることを思い出しながら撮影していました📸

《警備員》

アイドルごっこの時から、お客さんが増えていく中「じゃあお客さん多くなったら大変だから、ぼくはお客さんじゃなくて警備員になるよ」と警備員役として遊びに参加していました。

「警察みたいな帽子がいるね。そういえば、パイロットごっこで使ってた帽子、使えるんじゃない?」と以前の遊びを思い出しながら再利用したり、「メガホンって声を大きく聞こえるやつ?あった方が便利かも」と必要な物を考え作ったりして当日を迎えました。

当日はたくさんのお客さんの中「〇〇ぐみさんこっちでーす!」「椅子に座っといてくださーい」「前に行き過ぎです・・!」と誘導したり、全体が見えるよう客席の後ろから全体を眺める姿が、とても印象的でした。

《設営(椅子設置)》

「〇〇くん一緒に運ぼうよ」「(置く場所は)このへんかな?見えるかな?」「まっすぐ並べないと!こっちいがんでる~」など声を掛け合い、素早く真っ直ぐ椅子を設置してくれました。

《舞台装飾》

「お花とかキラキラとか付けたらいいんじゃない?」

「カーテン(開閉する幕)に付けたら開けたときに取れちゃうよなあ…」「じゃあ、この後ろのところ(舞台の後ろ)とか、下のところ(舞台下)にも付けたらかわいいんじゃない?」

「この飾り、ほし組の時に作ったことあるから作れる~!」「これ(お花紙)で作りたい」

などたくさんの意見を出しながら、作り進め、飾り付け✨

アイドルの子たちも「わあ~かわいい!!!」「ありがとう~♡」「本物のアイドルのやつみたい!」とすごく嬉しそうに、お礼を伝えていました。

《照明・カーテン開閉》

たくさんのスイッチがあるため、押すボタンにはピンクのマスキングテープで目印を付けましたが、どのタイミングで押すかという練習はたったの一度しか出来ませんでした。

しかし、本番では担任とバッチリ目を合わせ、目くばせ・口パクで意思疎通し完璧にやりきっていました。終わってから「さっき先生とめっちゃ目合ったなあ~!!」と嬉しそうに話しに来てくれました。

《司会》

「紙に書かなくて大丈夫!頭で覚えられるから~」と話す司会者。

「ご協力いただき感謝します」などの言葉がスッと出てきたり、インタビュー中言葉に詰まったアイドルに気付き「あとでにしよっか(小声)」と順番を変更したり、「最後にお客さんの所にマイク持って行ってインタビューするのはどう?」と急遽新しく盛り込んだりと、堂々かつ臨機応変に進行する姿は大人顔負けでした!

しかし、本人は「言うことすぐ忘れちゃったんだ…(´;ω;`)」と反省しており、2回目の司会は違う子とバトンタッチすることにしていました。ただその際、「すぐ忘れちゃうから、やっぱり紙に書いた方がいいと思うよ。この前わたしが喋ったこと教えてあげるから、一緒に書こうっか。」と次の司会の子がスムーズにできるよう手助けするような姿も見られて、心が温かくなりました。

そらぐみ(5歳児) アイドルショー 第1弾

☆アイドルショーのはじまり☆

《ごっこあそびがだいすき!》

普段からごっこあそびが好きで、

おままごと・お医者さんごっこ・パイロットごっこ・保育園ごっこ・アイドルごっこ・推しの子ごっこ・ポケモンごっこ・鬼滅の刃ごっこなど、様々な役割になりきってよく遊んでいます。

《子どもたちのごっこ遊びにスパイス!7月の誕生会(7月21日)🎂》

誕生会の職員からの出し物は、『ジャンボリミッキー』のダンスでした。それを見た子どもたちは大盛り上がり!

「せんせい可愛かったよ~」「こうやって踊ってたね!」「♪~ジャンボリミッキー ジャンボリミッキー」と、その後も職員の真似をして踊ったり口ずさんだりする姿が見られました👀

そこで、実際に使ったポンポンを出すと嬉しそうに手に取り踊りだしました。アイドルごっこの始まりです。

☆アイドルごっこ☆

《アイドルグループ結成》・・・少人数での遊び

◎アイドル会議

「先生は入らないでも出来るよ」「アイドル会議だからアイドルしか入れないんだ~」と担任は入れずでしたが、こっそり耳を傾けていました👂

その時の会議の内容の一部を紹介します。(全て子どもたちの会話です。よく考えていて心底驚きました。)

A:「いまからアイドルかいぎをはじめます。」「なにか言いたいことある人は手をあげてください」

B:「(幕が)開いたときにみんながにこにこしている方がいいと思う」

C:「前と後ろに立ったらいいで」

D:「そうやな、でも後ろの人は(前の人の)間に立たないと見えないよ」

E:「でも最初はまっすぐ(一列に)並んでた方がいいんじゃない?それで、「今からアイドル本番始めます」って言うねん」

F:「いいやん。」「あとは、私とBちゃんが(幕の後ろに)隠れてて、始まったら出てくることね。」

E:「実は…私も後ろで隠れたいんだけど…」

B:「いいよ、じゃあ3人で隠れとこっか~」

A:「他にはもうないですか?」「じゃあ練習しよっか!!」

練習が終わる度にアイドル会議を行い、より良いものにしていく姿が見られました。

また、子どもたちだけでも、同じ目的に向かって話し合うことが出来てきているのだと感じました。

◎カチューシャ・アクセサリー・衣装づくり

廃材を組み合わせながら、イメージする物を作り出す姿や、

友だちの作ったものを見て「かわいい~どうやって作ったの?」「こうやって作るんだよ」と良いところを認める姿や、教える・教えられるという関係性などが見られました👀

《アイドル以外の仕事って何があるだろう?》・・・クラス全体への広がり

◎アイドルとお客さん

アイドルごっこをする女の子たちの前に椅子を運び座って「かわいい~!!」「上手だよ」など応援する友達が数名出てきました。始めは興味を示す友だちは少なかったのですが、日に日にお客さん役が増えていき、クラス全体にアイドルごっこへの興味が膨らんできました。

◎他の仕事

”アイドルショー本番”に向けて準備物ややることについてアイドル会議で話を進める中、自分たちだけでは出来ないことに気づいたアイドルの子どもたち。そこで、「みんな手伝って」とクラスに呼びかけ、クラスの友達もアイドル以外の仕事を手伝ってくれることになりました。

前に出る役割だけでなく、裏で支える役割・仕事もあることを知ったかなと思います。

このように、始めは少人数の女の子の遊びから始まりまったアイドルごっこが、次第にクラス全体の遊びに発展していきました。

第2弾のブログでは、アイドルはもちろん、受付・司会・カメラマン・警備員・設営・照明などの仕事をする子どもたちの様子も紹介していきます♪

にじぐみ(3歳児) 教えてはびちゃん!

現在かわにしひよしでは、2名の外国人講師の先生がいます。にじぐみはそのうちの1名の”はびちゃん先生”と約1ヶ月一緒に過ごしました。

初めて異文化に触れる子どもも多く初めは緊張気味な姿がありましたが、はびちゃん先生の明るく陽気な雰囲気に、だんだんと表情が柔らかくなる子どもたち。

「はびちゃん、一緒にあそぼ~!」とかくれんぼや鬼ごっこをしたり・・

「thankyou!」「せんきゅー!」「 yes!」「いえす!」とはびちゃん先生から聞こえてくる言葉をそのまま真似し、少しずつ英語を身近に感じる姿が見られるようになりました。

今では、まるでスポンジの様な吸収力で英語に親しんでいく子どもたちの姿に担任顔負けです。

にじぐみ一番のお気に入りの言葉は…yummy(美味しい)!

一口食べて「やみー!」また一口食べて「やみー!」。にじぐみの給食の時間は”美味しい”で溢れています。

はびちゃん先生が英語を教えてくれる“はびちゃんタイム”では、1~10の数字や色を教わっています。

3歳児クラスのにじぐみでは、まだまだ日本語で数えることも難しく「いーち、にいーい、すりー、ふぉー・・」と英語と日本語がごちゃ混ぜになる姿もありましたが、そんな姿も今だけのとっておきの姿ですね。

「あれ、なんだっけ?」と首を傾げる子どもたちと楽しみながら数を口ずさんでいます。

中でも面白かったのが、保育者「青は英語でなんだっけ?」 子どもたち「ぶるー!!」 保育者「じゃあ、赤は?」 子どもたち「えーっと・・・あ~↑か~↓」と英語を発音するかのように“赤”を言う子どもたち。

これには、はびちゃん先生も大笑い。「え~違うの~!」とみんなで笑い合いました。

失敗を恐れず発言し、たとえ間違いだったとしても笑い飛ばすことができるクラスの温かい雰囲気を誇らしく思います。

「これって英語でなんて言うのかな?」「教えてはびちゃん!」と自分で尋ねたり、家庭で“英語で遊ぼう”に興味を持ったりする姿も見られています。

“英語”と聞くと難しく苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか(私は苦手です・・)。にじぐみでは日常の中に英語が溶け込み、自然と英語を口ずさんでいるような環境ができつつあるように思います。

そして自分とは異なる文化に親しみを持ち、さらに“親しむ”から“楽しむ”へ変化してほしいと願っています。

夏!水であそんでいます! そよかぜぐみ(1歳児)

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道だ!歩いてみたら…穴を発見!!~摘まむよ!破るよ!入れるよ!投げるよ!集めるよ!~そよかぜぐみ(1歳児)

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並んだよ!積めたよ!高くなったよ! そよかぜぐみ(1歳児)

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そらぐみ(5歳児)  お泊まり保育を通して… 

お泊まり保育が終わり、早くも2週間が経ちました。

写真や自分たちで描いた絵を見て「楽しかったね~」「もう1回したいね!」など友達と話す姿も見られ、心に残る思い出がまた1つ増えたのかなと感じています♩

今回は、お泊まり保育を通して担任が感じた、子どもたちの成長やクラスの課題などを実際のエピソードを交えながらお知らせします。

【頑張ったね!大きくなったね!】

《友達との絆、集団・仲間という意識》

お泊まり保育が決まった時にも、誰かが先に声をかけるまでもなく、気付いたら集まって円陣を組んでいました。お泊まり保育中も度々見られた光景です。

円陣を組んでいたのは、「お泊まり保育楽しむぞ」と朝の集いの場面。「絶対勝つぞ」とホール遊び中のチーム対抗戦の場面。「成功させよう、驚かせような」とお化け屋敷が始まる前の場面。勇者のバンドをもらった後の自信に満ち溢れた場面。

かけ声は毎回「がんばるぞーえいえいおー」でしたが、その時々の気持ちは異なっていたと思います。

目を合わせニコニコしながら、みんなで肩を並べて行う円陣は、“仲間・絆”という言葉がぴったりの気持ちではないかと思います。また、円陣の際に、誰かがはみ出されていないか確認し、「○○くん、こっちおいで」と輪の中に入れるよう声をかけたりする姿も見られ、とても感心しました。

これからも集団で過ごす中で、友達の良さに気付いたり、それを認め合ったりしていけたらさらに素敵な仲間になっていけるのではないかと思います。

《自分たちでやってみようとする気持ち》

お泊まり保育の用意を「自分でしたで!!」と誇らしげに伝えてくれる子が多くいました。

また、担任の代わりにみんなの前に立ち準備や指示をしてくれる“こども先生”として考えて実行しようとしたり、担任に「何か手伝おうか?」と聞いてくれたりする姿が多く見られました。

他にも、「先生やって~じゃないで!自分たちでやるんやで!」と担任が何度も伝えた言葉を子どもたち同士でかけあったり、「先生は手伝わなくていいから!私たちでできるから!」と担任の手伝いを断ったり(笑)、エプロンや三角巾の着用に困っている子にそっと手を差し出し手伝ってあげたり、

自分たちで決めたことを自分たちの力でやっていくような姿がたくさん見られました。

これからもそういった姿がたくさん見られるといいなと思いますし、自治活動もしていけるようになればと思っています。

【これから頑張ろう!】

《切り替え・メリハリ》

普段と違うということで常時興奮状態の子どもたち(数名ではなく全員です)。

ずっと走り回ったり大きな声を出し続けたり跳びはねたりと、なかなか自制・自律が出来ませんでした。

プールや銭湯、クッキング、花火など危険も伴う活動もいくつかあり、落ち着けるように声をかけましたが落ち着くまでには時間もかかりました。

クラスの集合写真撮影の際もなかなか止まれず、いつまで経っても終わらず…

「これで最後にしよう」「ラスト1回で決めよう」と担任が声をかけましたが、踏ん張り切れない姿が見られました。

静と動のメリハリ、遊ぶ時はとことん楽しむ・やるべき時はやるという切り替えを、自分たちで気づき自制出来る力を身に付けていって欲しいと思います。

《複雑な心情の理解》

園長先生に、紙芝居『3枚のお札』と絵本『わすれられないおくりもの』を読んでもらいました。

絵本の物語を要約すると、“森の仲間のアナグマが死んでしまった。アナグマの体は消えてなくなってしまったけれど、みんなの心の中にはアナグマとの思い出がたくさん残っている。”といった心に響いてくるメッセージ性の強い内容です。

紙芝居『3枚のお札』では想像上の世界に思いを巡らし、皆でワクワク・ドキドキする一体感を味わっていました。

一方、絵本『わすれられないおくりもの』は登場人物の心情を察して痛みや思いを知るにまでは至らず、途中から集中力も途切れたり、眠ってしまったりと、終わった後もポカンとした表情が多く見られました。

また、お泊まり保育明けでも、「楽しかった!!!」という言葉はたくさん聞きましたが、もっと掘り下げた話や、心情を交えた感想はあまり聞こえてきませんでした。

「こんな気持ちだったけど、こういうことがあって、こんな気持ちに変わった」

「こんな気持ちだけど、一方で、こんな気持ちもある」

など、心情の変化、いろんな感情が混在するという気持ちなどにも、気付いて言葉で伝えるようになっていってほしいなと思います。

さいごに・・・

4月当初は、保護者と離れて過ごすことへの不安が大きくお泊まり保育も嫌がっていた子どもたちですが、

「大好きな友達と一緒なら頑張れる」と友だちの存在に安心し、お泊まり保育を開催することを決め、自分たちで決めたことをやりきったことに対して、自信を持ち、

これからも初めは難しいかも・出来るか不安と感じたことにでも一歩踏み出して挑戦していくことを願っています。