新聞紙あそび (つき組)

(進級時のそよかぜ組の姿です。)

最近では新聞紙遊びを楽しんでいます。

この日は子どもたちが千切った新聞紙を袋の中に入れて遊びました!

すずらんテープをその袋の先に付けると、「こっち」「あっち」と散歩するように引っ張ったり、上に力いっぱい持ち上げたり、ビリビリ裂いたり、丸めたり、穴に入れたりして遊ぶ姿もありました。

新聞紙でいっぱいになった袋を見て、思いついたように上から思いきり座ったり踏んだりその時にカシャカシャ、と鳴る袋の音や座った時の弾力が楽しかったのか何度も上から座っては繰り返しその感触と音を確かめていました。

枕のように頭に敷いて「ねんね♪」と誰かが始めると他の子どもたちも真似し始め、最後は皆で「ねんね」「おやすみ~」と並んで一緒に寝転がる等ほっこりする場面もありました♪

袋から新聞紙を取り出しては「びいびいびい(ビリビリビリ)」と破ることを楽しんだり、破れた新聞紙の山になだれ込むように転がったりと楽しみ方も広がっていきます。

一度散らばった新聞紙でも保育教諭が「ゴミ収集車です、ゴミ収集車が通ります!」と袋を広げて子どもたちの前を通ると、「どうぞ」「これゴミ~」とどんどん入れて部屋があっという間にきれいになりました!

持ち上げたり、落としたり、軽くてカサカサした感触を確かめたり、ビリビリ千切ったりと様々な動きを通して腕や指先の力を使ったり、試したりしながら新聞紙遊びに夢中でした。

また、トイレットペーパーの芯に合わせて新聞紙を巻き付けたものを用意すると、「ころころころ~」と早速手に取っては転がす子どもたち。

巻いてある新聞紙を転がして広げたり、もう一度せっせと転がしながら巻き戻して巻いては外し、巻いては外し、と繰り返し集中する姿や自分で巻けたものを保育教諭に「みて!」と得意気に見せに来たり、そこから長くなった新聞紙を持ち、走って楽しむ姿や大きなかごめがけて「あつまれあつまれ~」「ぽいっ」「これもー」と投げ入れる姿等様々な遊びに繋がっていきました。

保育教諭が紐や棒に新聞紙を引っ掛けると、難しそうにしながらも同じように引っ掛けようと何度も粘り強く挑戦する姿もありましたよ。

1年経って子どもの手先の動きが育ち、片方の手で押さえながらもう片方の手で転がして巻いたり、コントロールしながら入れたり、紐に引っ掛けながらもう片方の手で出てきた所を引っ張る等一つの動作だけでなく2つの動作を同時にする遊ぶ姿も少しずつ見られるようになってきています。また考える力もついてきて想像やイメージを膨らませて見立て遊びをしたり、友達や大人の動きを真似してみたりと遊び方も変化してきています。はじめは分からなかった生活の場面では保育教諭が側で伝えていたことも、今では当たり前のように習慣付いて動く姿が見られるようになりました。

新しいつき組の部屋に移行し、以前とは変化している環境への不安や気持ちの高まりを受け止めて過ごしていきたいと思います。