まもなく開園!『そらぐみ動物王国』NO,2  5歳児そらぐみ

『そらぐみどうぶつ王国』開園に向けて準備中のそらぐみさん。今回は【レッサーパンダチーム】の回です。

「やっぱり、かわいいレッサーパンダがつくりたいよね。」「けが、ふわふわだったね」「きのぼりめいじんやった。」「めが、くりってしててかわいかったよね。」レッサーパンダの可愛さや、ふわふわの毛を作ってみたいレッサーパンダチーム。

しかし難題が“毛をどうやってつくったらいいか”‼

「ふわふわしてたよな。」「やっぱり、わたがいいんじゃない?」「わたを、えのぐでちゃいろくしたら?」「あーそしたらふわふわになるのかな。」「しっぽは、けいととかがいいかな?」

綿や毛糸の案が有力候補として上がるもののこれという決定打がなく…。そこで、レッサーパンダはどんな色をしているのか写真で見てみることに。すると「しろと、ちゃいろ。」「くろもいる。」「あと、ちょっとオレンジなのかな。」と必要な色がわかってきました。教材倉庫へ行きぴったりの色を探します。

必要な色の画用紙をシュレッダーにかけて“毛”を再現。

「なんか、けっぽくなってきた」「これをはったら、できそう。」

チームの一番の悩みポイントが良い方向へ向き始め、いよいよレッサーパンダの体づくりが開始。

2リットルのペットボトルに新聞紙と更紙を巻いて形作り。

「なんか、しかくいね?!」「もっとまるくしたいけど…」体の“丸み”はなかなか再現するのが難しい様子。悩んだ末に“丸みをつけるのなら”と保育者から提案したのが『紙おむつ』!

ペットボトルにはかせてみると…

「おしりがぷっくりした」「おしりがまるくてかわいいね」

紙おむつの中に丸めた新聞を詰めて、おしりの大きさも微調整。「でもさー、おむつはいてたらしっぽはどこからだしてあげたらいいん?」と笑いながら作る姿もありました。

ぷっくりボディーに足も顔もできたので「けをはってあげよう!」と張り切るレッサーパンダチーム。 まずはお腹の毛から貼っていきます。ところが、

「なんか…のりのふりかけみたいやな。」「これ、ぜんぶはるのめっちゃたいへんなんじゃないん?」「しろいところがみえちゃうなぁ。」

なんだか、想像していた仕上がりとは違う様子。そこで「まずは色塗りからしてみてはどうか?」とヒントを出しました。

「きょうは、くろな」「あしたはせなかのちゃいろな。」「いや、せなかはオレンジやし。」「うーん、ちゃいろっぽいけど、たしかにオレンジにもみえるね。」「じゃあ、ちゃいろとオレンジをまぜてみようか。」色も自分たちで絵の具を混ぜる所からはじめて、丁寧に塗りました。

そうして色が塗れると「けをはりたいけどさ、ふりかけみたいになっちゃうんや。」「どうしようかな。」そこで保育者から「ペリカンチームの羽はどうやって貼ったか聞いてごらん?」と問いかけました。すると「はねは、たてむきにそろえてはったよ。」「ながさがちがうから、だんだんながくしたんだよ。」「しゃしんをみたよ」など、ペリカンの羽を作るときの工夫を教えてくれたので、さっそくレッサーパンダの写真を見て「せなかのけは、たてむきかな」「いや、よこむきやで」と話し合いながら貼りました。

毛並みも考えて作られたレッサーパンダ。“ふうちゃん”“れっくん”と名付けられています。

「れっくんは、ちょっとこわがりってことにする?」「でも、きのぼりはじょうずとか。」と、1匹ずつの性格もしっかりと考えられているようです。

『そらぐみどうぶつ王国』へお越しの際にはぜひ、レッサーパンダの“れっくん”と“ふうちゃん”のかわいらしいおしりや、毛並みにご注目下さい。個性豊かな2匹のプロフィ―ルもじっくりご覧になってくださいね。

次回は『ペンギンチーム』です。