6月2022

『押し車で…』 0歳児

お部屋に置いてある緑色の箱、何だと思いますか?

これは、段ボール箱から作った通称「押し車」です。

押し車は足や腰に力を入れて押したり、つかまり立ちをしたりといった運動を促す為に用意しているのです。

押し車で遊ぶ子どもたちは、中に座って「居心地いいな~」と言わんばかりにくつろいでいます。

「たのしいね」とお友達と一緒に座り、「いってきまーす」「バイバーイ」「あっ、ボールだ」と大人と一緒に押し車を推してお部屋を探索していると、

「わたしもしたい!」と周りにいた子どもたちもどんどん集まり、

「せーの!」「よいしょ!」「わぁ!動いた!」と子どもたちだけで押すことも楽しんでいました。

少しずつ、友達や大人と一緒に遊ぶことは楽しいなぁ~と感じはじめた子どもたち。

まだまだ一人遊びを沢山することも大切な時期ですが、周りのお友達と同じことをしてみたり、思いが通じ合ったりする瞬間の経験などを子どもたちと共有し、お友達の気持ちや関わり方を少しずつ伝えながら毎日楽しく過ごしていきたいと思います。

シール貼ってみたよ! そよかぜ(1歳児)

ウッドデッキや園庭で遊んでいるとフワフワ~と飛んでいるちょうちょを見つけ「あっ!」

「ちょちょ~」

「いたー!」と指差しで教えてくれたり、

「わー!!」

「まって~!」

と元気いっぱい追いかけています。

そこで子どもたちが気になっているちょうちょの形の画用紙を数種類とたくさんの色のドットシールを用意しました。

「ちょうちょってどんなのだったかな?」「どんな色?」と子どもたちに聞きながら、この日はちょうちょの形の画用紙もドットシールも自分で選んで貼ってみることに挑戦です!

ドットシールをはがすのが難しい子どもも多く、子どもが取りやすいように少しめくったり、少し手伝うと自分で取ることができました。

貼っている様子を見ていると、空いている場所にたくさん貼ったり、重ねて貼ったり、決まった色を何度も貼ったり、めくる楽しさ、貼る楽しさを楽しんで、ちょうちょが完成!

出来上がったちょうちょにストローをつけて自分で持てるようにしてあげると歩くと揺れるちょうちょに

「わぁー!!」 「ちょちょー!!」と大興奮!!

ウッドデッキに出て動かして喜んだり、友達が動かしている様子を見て刺激を受けて “同じの作ってみたい”と机まで行き、指差しで“僕も!私も!”とアピール!

シール貼り遊びは指先を使うだけでなく、子どもたちが“この色きれい!”“この色好き~!”と感じる大好きな遊びです。1歳児クラスの遊びの素材は子どもの好奇心を最大限に引き出し、身の回りのものをつまんだり、握ったり、触ったり、時には落としたりする中で手指の操作性や素材が変化するもののおもしろさに気づき、じっくり遊べるようにと思っています。

『みんな大好きゴムチップ』 0歳児

天気の良い日には、お部屋の隣にあるゴムチップに出て外気浴をしています。

ゴムチップは、ずり這いや這い這いをしても、バランスを崩して転んでも痛くないように床がゴムで作られた少し柔らかい場所です。

また、木漏れ日のあふれる場所で、おひさま組のお部屋からそよかぜ組のウッドデッキまで続いているのです。

初めはどこに行くのか不安だった子も、今では這い這いでそよかぜ組のお部屋の方まで「何があるかな?」と探検に!

気になる場所や目的の場所へ一目散に進んでいる子どもたち。

ゴムチップの上では、風で飛んできた葉っぱを触ったり、ちぎったり「つるつる」「ちぎちぎ」「ゆびにくっついた!」と興味津々で触れています。

次は土に目を向け、「ここにはなにがあるかな?」「ザラザラ」「つんつん」

また、「これはなんだろう?」と葉っぱのついた長いつるを持ってみたり

大人がつるで作った冠を頭に着けてみたり

これからも、たくさんのものに触れ、「触ってみようかな」「なんだろう?」「楽しい」といった気持ちを大切に、私たち大人が子どもたちの行動や仕草をよく見る中で、子どもたちの新しい発見を一緒に感じ、触れてみるなど子どもたちの興味・関心があるものに耳を傾けて子どもたちと過ごしていきたいです。また、気温も高くなる季節になるので、水や氷、寒天など夏ならではのひんやりと感じられるような遊びを積極的に取り入れたいです。

『一緒、一緒がおもしろい!!』

一人ひとり好きなことを楽しんでいた遊びから

同じ遊びを一緒に楽しんだり、遊びを真似してみたりと お友達との関わりが増えてきました。

  土におえかきしよう!

  バケツにいっぱい砂を入れるよ~♪

  一緒にしよう!

声を掛けてお友達を誘ったり、手を繋いで歩いたり 仲良しだな♡と思う姿も増えています。

でも・・・(笑)

「お友達と同じおもちゃが使いたかった」

「それ使ってたのに!」

(違う遊びをしているのに、友達が使ってるところを見て思い出す)

と、お友達からおもちゃを取ってしまったり

「触ってみたい!」

「おもしろそう!」

「〇〇もしたかったぁ~」

と触ろうとしたら壊れてしまったり、取られると思ってお友達から怒られたりと

トラブルやハプニングはつきものです。

トラブルは子どもの成長に必要なビタミン剤♪♪

けんかをする中で

言葉で伝えることや順番に使うこと

我慢や譲ることなどを

体験していってほしいなと思っています。

そして

『イヤな時はイヤって言っていいよー!』

『怒ってるなら泣くのじゃなくて、お口で言うんだよ!』

と側で見守りながら伝えていっています。

《ケンカすることは悪いこと》ではないので、

子どもたちの成長の1つとして

これからもクラスみんなで見守っていきたいと思います。

心も身体も開放して  5歳児 そらぐみ

 今日から6月。夏のように暑い日も増えてきましたね。そらぐみさんは、ペットボトルで作った水鉄砲で水の飛ばし合いを楽しんでいます。

「つめたーい!」

「かかった~!」

「もういっかいかけよ~」

ねらってねらってかけあいます!

「せーの、ぴゅーっ!」

「わ、つめたーい」

「おやさいにみずをあげよう」

「きもちいいっていってるかもよ」

気が付くとはだしになって

「あしにかけるときもちいいよー」

タライに水を溜めて足をつけると「きもちいい~」と話したり「ちょっとつめて」「もうひとりはいれるよ」「4にんはきついかな」「だいじょうぶだいじょうぶ」「うわ~よろける!!」と、一緒にタライに入ってわいわい。みんなの笑顔が溢れていました。

水、泥、砂などに触れる中で、混ぜたり、かけあったり、溜めたり、流したり…変化させたり、感触を楽しみ、心も身体も開放して思いっきり遊べることを大切にしていきたいなと思っています。