「お仕事」をやってみよう!

栽培活動に向けて、思いを伝え合ってきたほしぐみ。

ゴールデンウィーク明けには、苗を買う為に園長先生にお金をもらう係、苗を買いに行く係、

買った苗を植える係の3つの係に分かれ、

早速、お金をもらう係の子どもたちが園長先生のもとにお願いをしに行きました。

「いってらっしゃーい!」「おねがいね~!」

「はーい!いってきまーす!」

「事務所に入るときは、失礼します(って言う!)」

「お仕事の場所やから静かにやで」

「苗を買うからお金くださいって言う!自分たちでできる!」

と元気いっぱいな子どもたちでしたが…

いざ園長先生を前にすると、さっきの元気が嘘のようにカチコチに固まる子どもたち。

ちらちらと私の方を見て、助けを求めていました(笑)

勇気を出して少しずつ、

「苗を買いたいから、お金ください…」

しかし!返ってきた言葉が予想外。

園長先生『お仕事をしていないのに、お金はあげられないな』

お金を受け取る気満々だった子どもたちは、この言葉にびっくり。

実は、お金を稼ぐということを知ってほしいという担任の願いから、

園長先生には断ってほしいとお願いをしていました。

「たいへんだ!」と急いでお部屋に戻り、報告をする子どもたち。

「お金もらえへんかってん」 「なんでなん!」

「お仕事してへんから」 「苗買われへん」

私『なんでお金もらえなかったんだろうね、みんなのお父さんお母さんは

どうやってお金もらってる?』

「お仕事してる!」 「ほしぐみもみんなで力合わせたらいいやん!」

相談した結果、ほしぐみでも“お仕事”に挑戦してみることに。

どんなお仕事をやってみるか・何の(誰の)為に頑張るのか、思いを伝え合ううちに

“それしたら助かる~!って言ってもらえるかな” “喜んでもらいたいなあ”

と子どもたちの中で、誰かの役に立ちたい気持ちが芽生え始めました。

話し合いの結果、(1)トイレのスリッパを並べる(2)お客さんのスリッパを磨く

(3)お花に水をあげる(4)カタツムリのお世話(5)絵本コーナーの絵本を綺麗にする

この5つのお仕事に決まり、頑張れそうなお仕事を自分の手で選ぶことに。

「先生~!スリッパ並べた~!」 「お客さんのスリッパ、綺麗にしに行きたい!」

決まった後すぐに仕事に取り掛かる姿や、

「お仕事って大変やな」 「先生も頑張らないとお金もらわれへんで!」

と仕事の大変さに気が付く言葉も出てきました。

今では、トイレのスリッパが綺麗に並んでいることが多く、

並んでいるスリッパから、子どもたちの思いや頑張りが伝わってきます。

前向きに仕事に取り組む子どもたちを見守りながら

“お金をもらう為だけに働く”のではなく、

この活動を通して、誰かの役に立つ喜びを味わったり

ありがとうと言われる嬉しさを感じたりできるよう

私たちも支えていきたいと思います。

無事にお金を受け取り、苗を育てることができるのか、今後が楽しみですね♪