第67回作品展を終えて

かもいようちえんにおいて、とても大切な行事の一つ『作品展』を無事に終えることができました。新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、開催時間の変更や模擬店・バザーの見合わせなど例年と異なる形態の開催となりましたが、たくさんの笑顔に出会えた一日となりました。後援会役員の皆様をはじめ、保護者の皆様のご協力のもと、滞りなく実施できましたことにお礼を申し上げます。ありがとうございました。

かもいようちえんでは『行事は日常生活(くらし)の延長線上にある』という考え方を大切にしています。暮らしの中での喜びや感動、不思議さや発見が『表現』に結びついていくのが作品展です。この作品展へ向かう生活の中で自信を得た子どもたちと見守ってくださるご家族の皆さんが醸し出すあたたかな雰囲気が幼稚園を包んだ作品展当日の様子をお伝えします。

子どもたちが「見に来てくれてありがとう」の気持ちを込めて描いた『誘導画』が皆さんをお出迎え♪

お部屋ではたくさんの笑顔、そしていつもと違う幼稚園に恥ずかしそうにする姿もありました。

ホールの合作。「ここを作ったんだよ」「ここ、がんばったよ」と自信を持って話す姿が頼もしく見えました。

今回の作品展の特別企画『さくひんてんHISTORY』のお部屋では『合作』の歴史を振り返る展示をしました。多くの方がポスターを読んだり、映像を見てくださいました。

『声のひろば』感想コーナーにたくさんのメッセージを貼って頂きました。ありがとうございました。一部紹介させて頂きます。

明日から12月。作品展の余韻を楽しみながら新しい月をスタートします。2学期最後のひと月も大切に過ごしていきたいと思います。
『作品展、その後…』の様子もお伝えしますので、楽しみにしていてくださいね。

創立記念集会2020

明日、11月20日は、かもいようちえんの創立記念日です。今年でかもいようちえんは67年目を迎えています。明日が67歳の誕生日です。なかなか実感できませんが、67年というと戦後間もなくの時です。かもいようちえんの初代の園長は戦後の貧しい暮らしの中で時代に翻弄される子ども達にあたたかな場所を提供したいと自宅を開放しました。それが現在の幼稚園の始まりです。
67年間で時代は大きく変わり豊かな時代となりました。それでも、子ども達のあたたかない場所でありたいと願う『心』はずっと受け継がれています。

そして今日11月19日は、幼稚園のみんなが集まり、創立記念の集会が行われました。日頃から、自分自身やお友達のお誕生日をお祝いすることを楽しんでいる子どもたちにとって、楽しいひと時となりました。

みんなで『かもいようちえんの歌』を元気に歌い、創立記念集会が始まりました。

園長先生から幼稚園の『むかし』のお話を聞きました。『ようちえんのお庭は…』『幼稚園の園舎は…』『お友達や先生は…』
様々なお話に興味津々の子ども達。お庭の話をするとお庭のほうを、園舎の話をすると周囲をキョロキョロ…(^^♪今の幼稚園と重ね合わせて様々なことを考えてくれたことと思います。

そして、創立記念のお祝いのお裾分けとして紅白のおまんじゅうが配られました。今年は、代表して年長組のお兄さんがおまんじゅうをもらいます。ドキドキの表情でしたが、しっかりとお礼も言えて立派でしたね。

お祝いに、みんながお誕生日の歌を元気に歌ってくれました。

明日は、創立記念日でお休みとなりますが記念日を前にあたたかなひと時を過ごせたことを本当にうれしく思います。67年間にわたり、かもいようちえんを支え続けてくださった保護者の皆様、地域の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
新型コロナウイルスの影響で様々に協力していかなければならない現状。今後とも、皆様のご協力をお願いいたします。
それでは、次回の更新もお楽しみにしてください。

おいも屋さんが…(^.^)

おいも掘りの翌日、事務の先生がふかしてくれた“ふかしいも”をみんなで美味しく頂きました(^^♪「おいしいね!」「焼き芋にしてもおいしいいんだよ!」「うちではスイートポテトにしたりする!」といろんな話をしていた子ども達。例年年長さんが「焼き芋にする?」「ふかし芋にする?」と相談をしながら様々な調理方法でおいしく食べていたおいも。今年は園で経験させてあげることが難しい状況です。そこで今まで園で行っていた経験が出来る方法はないかと話し合いをし、お家の人と秋を楽しみながら食べてもらうこととなりました。

金曜日の自由保育の中でおいもの大きさ分けをしてくれたお友だちが…(*^^*)「これは一番大きいかな~」「これとこれ同じくらいの大きさだからここかな…?」と大きさを比較。数量に親しみながら仕分けをしてくれました。

仕分けしてくれたおいもを先生たちで持ち帰る量が均等になるよう分け、並べ…開店準備ばっちりです!お客さん第一号は「いらっしゃ~い!」「おいもはいかがですか~?」というお店屋さんのかけ声を聞き、買いに来たたんぽぽさんでした!看板に書かれている「おいしい おいも うっています♪」を読んできた子や 口コミを聞いて集まってくる子も…(*^^*)
「おいもくだ~さい!」「10円です♪」とお店屋さんとのやりとりも楽しんでいました。

「うちの家族4人だからな…これちょうどいいかな…?」「じいじにもあげたいから、足りるかな…」「どのおいもにしよう…」手で一人分を考えながら選んでいる年長さん。“みんなと食べたい!”“おすそわけしたい!”気持ち、素敵ですね♪

「お店屋さんやりた~い!」と看板娘や看板息子達が参上!「いらっしゃいませ~♪」「おいもいかがですか~?」とお手製マイクで呼びかけたり、「おいも選んでください~!」「おすすめはこちらです!」と案内をしたり、お店のお手伝いをしてくれました。

本日持ち帰ったおいも、ご家族のみなさまで美味しく食べて頂けたら嬉しいです。どんなお料理に変身するのかな…。ぜひ幼稚園でお話聞かせてくださいね。

おいも掘りを楽しみました。

抜けるような青空の下、みんなでおいも掘りを楽しみました。

今年のおいもは分散登園の中で年長さんが苗植えをしてくれたもの。例年のように水やりをしたり草を抜いたりという関わり方ではありませんでしたが、裏庭に遊びに行ったときやお米の活動の時にも「おいも大きくなってるかな?」と気にかけながら過ごしている年長さんの姿がありました。年中さん年少さんも畑を見て「なんの葉っぱなの~?」「おいもだよ」など興味津々でこの日を迎えました♪

おいも掘りの2日前の月曜日、年長さんがつるを切り、そして今朝はつるを避けて準備をしてくれました。いよいよおいも掘りが始まります。

一足先に畑に行った年長さん。年中さん、年少さんに教えてあげる準備も万端です(*^-^*)

年中さんはたんぽぽ組さんとたんぽぽB組さんと手をつないで、しゅっぱ~つ!

かもいようちえんのおいも掘りは道具は使いません。自分の手で掘り、土の固さや温度、感触を感じることを大切にしています。

大きなおいも、小さなおいも、おもしろい形のおいも・・・。いろんなおいもに笑顔がこぼれます。

掘ったおいもは自分の手で園庭に運び、並べました。「早く食べた~い!」の声が上がります。

たくさん掘れたおいも、年長さん・年中さんがきれいに洗って干してくれました。

お日様にあたって「おいしくな~れ!」

みんなで掘ったおいもはどんな味がするのかな?楽しみですね。みんなで秋の味覚を味わいましょうね。
次回更新もお楽しみに!

【年長組】お米の活動…脱穀をしました。

10月の初めに稲刈りをした裏庭の田んぼ。みんなで収穫した稲はホールで乾燥され次の活動がスタートしました。今回の活動は『脱穀』という作業。稲穂についているお米を一粒一粒取り外していく作業です。
農家では、機械を使って行われる作業ですが、かもいようちえんではもちろん手作業です。
これまでの年長さんと一緒に考えてきたペットボトルと割り箸を使った方法で『脱穀』が行われていきました。

『脱穀初日』は保育参観の初日。参観いただいた皆様にも体験していただきながら楽しい取り組みとなりました。

2つの道具をどうやって使うのかな?先生が問いかけるとあれこれいろいろな方法で試してみる子ども達。一番多かったのはお箸を食事のように持ち、一粒一粒つまんでいくという方法(^^♪ 果てしない…。
しかしそこは年長組、しばらくすると『バラバラバラ…』とお米が取れる音が聞こえてきました。稲穂を割り箸で挟み一気に引っ張るとペットボトルのなかにお米の粒が落ちていきます。
気が付いた子がいることをみんなに知らせ、それをじっと見つめて…

その方法に気が付いた子どもたちは『よし!』と次々にチャレンジしていきます。さあ、本格的に活動がスタートです。

初日。集まったお米は2リットルのペットボトル1本半分。苦労した分、たくさん集まったとは思うものの、残りの稲を見た感じはまだ半分程度。完成は翌日に持ち越しです。

そして二日目。今日も頑張ってスタートです。

一日約2時間。二日間の活動が続きました。年長さん全員で取り組んでようやくすべての脱穀が終了しました。
今回の体験がお弁当で見るお米の大切さや栽培の大変さへとつながり、よい食の気づきへとつながってくれることを期待しています。

今年度の収穫量は2リットルのペットボトル4本分。田んぼを拡張したこともあり、過去最高量の収穫です。今年は他の学年にもおすそ分けで食べてもらえるかなぁ…。なんて考えているこの頃です。
年長さんには話をしましたが、次の活動はお米を包んでいる『もみ殻』を取り除く『もみすり』です。
次回の更新そしてお子様からのおみやげ話をお楽しみにしてください。