保育日記【年中組】

プールそうじ2021

昨日、関東地方も梅雨入りしましたが、もうすぐ本格的な夏がやってきます。夏といえばプール!!先日年長さんが屋上のプールを見に行くと・・・「きたないね」「これじゃ入れないよ」「どうする?」の声。すると子どもたちから「みんなであらおう!」「きれいにしよう!」と提案がありました。『みんながプールで遊べるように』そんな思いから始まったプールそうじの様子をお伝えします。

プールそうじの前日、年長さんが年中・年少さんのクラスに来て「あしたプール洗うから手伝って!」と伝えに来てくれました。年中・年少さんの中にはちょっぴり「?」のお友だちもいましたが、「わかった~」「OK!」の声が聞こえてきました♪

実は・・・昨年はこの時期分散登園をしていたため、子どもたちはプールそうじを行うことができませんでした。年中・年少さんは初めてのプールそうじ。年長さんも一昨年の年少学年での経験しかありません。今日は「どこを、どうやって洗ったらいいかな?」とみんなで考えながらプールそうじスタートです。

年少さんはプールサイドのマットを・・・

年中さんはプールの外側を・・・

年長さんはプールの中を・・・

最後まで頑張ってくれた年長さんに特別なお楽しみが待っていました!

かもいようちえんでは『自分たちの生活の場は自分たちで整える』ことを大切にしています。そんな考えのもと、冬を越したプールをきれいにすることも子どもたちの手で行われました。大変なことも一つ一つ自分たちで体験することが、その後の活動において意欲や丁寧さなど様々な育ちとなって表れてくると考えています。
さあ!きれいになったプールで遊ぶ日ももうすぐです!楽しみですね(*^_^*)次回更新もお楽しみに♪

【年中組】こいのぼりができるまで…

こいのぼりが出来るまで、お子様から様々なお話があったことと思います。年中組になってはじめての『クラスの仲間と協力する』活動のこいのぼり作り。そのこいのぼりができるまでの様子をお伝えします。
ホールやお部屋で何か作っている姿を見たり、バスの中で「こいのぼり作ってるんだけどさ~」という会話を聞いたり、年長さんが何か作ってるらしい…。こいのぼり!?と興味を持った子どもたち。「なんでこいのぼり作ってるのか聞きたい!」年長さんに話を聞きに行くと「あそこ(ロープ)にみんなで飾りたいから作ってるんだよ」と教えてくれました。「僕たちも作りたい!」「年長さんより格好いいこいのぼりにしようよ!」と年長組へのあこがれや興味が高まり、こいのぼり作りへと発展していきました。

「大きいのがいいよね!」「年長さんみたいにビニールいいんじゃない?」「使える工作あるかも!」こいのぼりの『からだ』探しが始まりました。そしてお部屋の中でいいものを発見!!みんなで大きなビニールをつなげることになりました(^^♪
「こっちの向き(縦)にテープ貼ったらいいんじゃない?」「ぐちゃぐちゃになっちゃうから、ちょっとおさえてくれる?」それぞれ声を掛け合い、協力し合う姿が生まれます。

絵の具遊び(前回年中組のHPに載っています(^^))の作品ははさみの活動(線に沿って切る)から「これこいのぼりの模様(うろこ)に似てる!」「お山の形が一緒だね!!」と『うろこ』に大変身しました。本物のこいのぼりをみて「真っすぐになってる!」「順番にきれいに並んでる!」規則的に並んでいることに気づき、うろこを並べていった子どもたち。テープで張り付け、「全部ついたかな?」最後はみんなで確かめ合っていました。

「しっぽの形は?」本物のこいのぼりを見ながら、マジックでビニールに線を描いてその通りに切っていきます。「僕が切りたい」「わたしもやりたい…」「う~ん。じゃあ順番にすればいいよ!」「じゃんけんにする?」「小さい順にする?」みんなでできる方法を相談。先生が「順番ですよ」と決めてしまうことは簡単な事です。しかし子どもたちの主体性や協調性の育ちには全くつながりません。そのためかもいようちえんでは、『自分たちで』相談し、決断できる話し合いの場、環境を大切にしています。小さな話し合いの積み重ねが、発言力が育まれ自己発揮が十分にできるようになると考えています。
「ピンっとなってたほうが切りやすい!」そのような事にも気づき、友達が抑えて(軽く引っ張る)切っていました。しっぽの模様、様々な素材を使い表現しています(#^.^#)

「おっ!いい感じ!」「次は青だったよ!」見守る仲間も真剣そのもの。外側になればなるほど大きくなる『目』子どもたちなりにバランスを考えていました。「おめめが風で飛んでいかないように~…」呟きながら貼るこの姿も…(^^)

こいのぼりには「ヒレ」「背びれ」「ひげ」など様々な部位があることに気づき、名前を知った子どもたち。みんなでいい素材を探し、作っていきました。
最後はひもを入れ、体を合体!です。「本物のこいのぼり、トンネルみたいになってた!」「なんでだろう?」「何かが通るのかな?」風が通るために開いていることを知ると、「こいのぼりさんもきもちいい~ってなるようにだね」「苦しくないようにかな?」科学的なことに4歳児なりの考えを持つことができました。
さあ!体をくっつけ…いよいよ完成です!!!

こいのぼり上げ当日、空に上がったこいのぼりを見て飛び跳ねて喜んだり、友達と手をつないで見上げる子の姿も…
作っていく中で楽しさだけでなく、もちろん大変さを感じることもありました。しかし『みんなと力を合わせるとこんなすごいことができるんだ!』を体感し、ぐっと仲間意識が深まったように感じます。これからこの活動の中で得た『仲間っていいよね♪』をいろんなところで活かし、新しいことへチャレンジしていきましょうね!
次回の更新もお楽しみに…(^_-)-☆

【自由保育の中で…】みんなで色水・泡遊びを楽しみました。

気持ちの良いお天気…。自由保育の中で色水遊び、泡遊びを楽しみました!
絵の具屋さんが開かれると「オレンジ味がいいな…」と水を入れたペットボトルに絵の具を入れ…。「オレンジジュースできた~!」「おいしそ~う(^^♪」とジュース屋さんごっこが始まりました。ペットボトルの中に絵の具を入れると❝じわ~っ❞と広がっていき、その様子を興味深そうに見ている子もいれば、ペットボトルを振り一瞬に色が変わる面白さを感じている子も…(^^)「リンゴジュースとブドウジュースを混ぜてみよう!」と色が混ざることにより、変化があることに気づき不思議さを感じ楽しんでいた子どもたちです。この不思議さや面白さに心が動いた時、科学性の芽生えなどが育まれていくきっかけになっていきます。
「リンゴジュースいかがですか?」「いただきます!」学年の垣根を超え色んなお友だちとやりとりが見られ、楽しい時間を共有することができました。

「クリーム屋さん!」「ふわふわ~!」「おいしそう~!」とみんなニコニコ(^^)泡の性質を知るとともに感触を十分に楽しみ、❝クリーム屋さん❞も大繁盛でした(#^.^#)!
これからも自由保育の中で異年齢の友達との関わりから、互いに刺激を受け❝育ちあう❞姿が見られることを楽しみにしています。

【年中組】5月も楽しかったね♪

14:00降園が始まり、さらに❝幼稚園楽しい!❞を感じている年中組の子ども達。着替えが終わるとすぐに遊びに出発!園庭で…お部屋の中で…ホールで…遊びが活発になってきていること嬉しく思います。充実していた5月の様子をお伝えしていきます!

みんながだいすきな新聞遊び。投げたり、集めたり、潜ったり…ダイナミックに遊べるだけでなく感触、音など五感を使い楽しめる遊びの一つです。袋に入れてボールにしてみたり、洋服やマントにしてみたり…遊び方は無限大!!“友達と一緒に楽しむ”を体感していました(^^♪

「新しい体操の先生が来てるらしい!」話を聞いてホールに行ってみると…U先生の姿が!!「え~~~!体操の先生なの?」とニコニコ期待感でいっぱいだった子どもたち。「いつものU先生じゃん」鋭いツッコミをする子も…(笑)特別講師U先生との運動の時間を楽しみました♪
運動=鉄棒・マット・跳び箱などイメージしがちですが、動きの巧みさや力強さ、ケガをしない賢い身体作りが様々な種目の基礎となる大切なことです。『運ぶ』『踏ん張る』『友達とぶつからず次のマットに移動する』一見簡単に見えますが、このような動きの積み重ねが賢い身体、動きにつながっていきます。

絵の具あそびでは、様々な色に触れると共に色が混ざり違う色になることに気づいたり、模様作りを楽しんだ子どもたち。「○○くんのいいね~!」「かわいい~!!」友達のできた作品と比べ違いに気づき、互いの作品の美しさや良さを体感していました。これからの活動においても、❝互いの良いところを見つけ認めあう❞❝いろんな感性や作品に触れる❞ことを大切に保育を行っていきたいと思います。

この絵の具あそびでできた作品は、『こいのぼり』のある部分で使われています(^^♪
年中組の次回の更新では❝こいのぼりができるまで…❞をお伝えしていきます!次回の更新もお楽しみに・・・♪

こいのぼりあげ2021

昨日の雨から一転して気持ちの良い晴天と、ほど良い風の一日。絶好のこいのぼり日和となりました。
新しく入園された保護者の皆様にとっては『なんでこんな時季外れにこいのぼりあげ??』と感じられる方もいらっしゃることと思います。しかしそこには、かもいようちんが大切にしている考え方が関係しています。
かもいようちえんでは『行事のために日々の活動があるのではなく、日々の活動の延長線上に行事がある』と考えています。本来こいのぼりをあげる子どもの日に、手作りのこいのぼりをあげようとすれば、新入・進級間もない時期に『子ども達の興味』とは無関係にこいのぼり作りを行わなければなりません。
こどもの日にちなんで幼稚園のこいのぼりをあげ、それを楽しむ中でこいのぼりに対する思いが深まり…。そんな思いの中で、学年に応じたこいのぼり作りへと発展していきます。

本来であれば保護者の皆様にもご参観いただき喜びを分かち合っていただきたいと思いましたが、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえるとそれはかなわない状況です。
ホームページ上での参観になりますがお子様のお話を聞きながら楽しんでいただければ嬉しく思います。
それでは『こいのぼりあげ2021』スタートです。

幼稚園の仲間がお客さんになり、各クラス・グループで作ったこいのぼりを発表しあいました。
「このこいのぼりを作ったのは誰かな?!」と先生から声がかかると嬉しそうに手をあげたりお返事をしたり…自分たちのこいのぼりに対する思いが伝わってくる場面がたくさんありました。
年少・年中組は各クラスで制作。年長組は4つのグループに分かれての制作となりました。

全ての発表が終わり、いよいよこいのぼりをあげます。
年長さんの代表が先生と一緒に屋上に行き、ロープを上げ下げするお手伝い。『自分たちのことは自分たちの手で!』という大切な考えが、こんな場面にも表れています。

こいのぼりがお空へ!!!歓声を上げる子、じっとこいのぼりを見つめる子、思わず走り出す子、少しでも近くにとの思いからうんていやジャングルジムに駆け上る子…それぞれの喜び方でこいのぼりあげを味わっていました。
先生たちも飛び跳ねて『やったーーー!』と。

大きな喜びに包まれたこいのぼりあげ。これまで楽しく・真剣に作ってきた結果を味わうことが出来た一日になりました。幼稚園全体で行う初めての行事、新しいお友達の心にも素敵な思い出となってくれたことでしょう。
それでは、次回の更新もお楽しみに!

こいのぼりギャラリー2021