1月2021

ホールに『舞台』ができました!

かもいようちえんの生活は『子どもが主人公』。そしてすべての行事は生活の流れの中にあります。リズム発表会も生活の延長線上にあり、『自分たちで作り上げる発表会』の第一歩がみんなで行う舞台づくりです。

前日、年長さんから「リズム発表会の舞台を作るから手伝って」と年中・年少さんに声がかかり、今日はみんなで舞台づくりをしました。朝一番に年長さんがホールの壁に暗幕をかけてくれました。その様子をじっと見つめる年中さん。

「みんなでがんばるぞ!」「おー!!」元気な掛け声とともに舞台づくりスタートです。

舞台づくりは発達に応じた仕事をみんなで分担して行っていきます。

4歳児・年中さんは机の脚と脚を結ぶスズランテープを切る仕事を任されました。3人が1つのグループになり「どうやったらスムーズにお仕事ができるかな?」仲間と考えます。テープを伸ばす子、押さえる子、切る子と役割を分担して取り組んでいました。テープが切れたら表の数字に〇を付け、「こんなに切れたね」「あと何本だね」と言う声が聞かれました。テープを正確な長さに切ること(長さや量の知識)、必要な本数(なんと164本!)を準備すること(数の知識)、そして任されることで責任感も育まれていきます。

年中さんが切ったテープは3歳児・たんぽぽ組さんへ。「くしゃくしゃにしないでね」「おねがいね」など年中さんからアドバイスが・・・(*^_^*)

たんぽぽ組さんは2人がペアになり、受け取ったテープを5歳児・年長さんへ届けます。「お願いします」とたんぽぽさん。「まかせてください!」「がんばるよ」と年長さん。年中さんから手渡されたテープが裂けないように持つ事は『大切な物』という意識を持ち、最後までがんばり切る心を育みます。任された嬉しさは、自立や自信へつながっていきます。

年長さんは舞台となる机を並べることからお仕事がスタート!「横が7枚、縦が5枚になるように並べるには全部で何枚の机が必要かな?」数の認識や考える力が育まれていきます。ガタガタしないようにまっすぐに並べ、年中さんが切り、たんぽぽさんが届けてくれたスズランテープで脚を結んでいきます。「ガタガタしてないかな?」確かめながら結ぶ姿も…。結び終えた横7枚の机を舞台の位置に移動します。『仲良しの気持ちで』息を合わせ同じスピードで机を押すことが大事!「せーの!」と自然と声をかけ合って…。

横の列を並べ終えた机が35枚あることを年長さんみんなで確かめると、次は机の下に潜って縦の列を結びます。狭い空間で頑張って結んでいる姿はさすが年長さん!と感じます。 最後は机の上をガムテープで合体!しわしわにならないように、曲がらないように。ここでも年長さんの技と『力を合わせて…』の気持ちが表れていました。

この頃、満3歳児・たんぽぽB組さんは…。だんだんと舞台が出来上がっていく様子を窓越しに見て、「何してるのかな?」と興味津々。来年はB組さんも仲間となって頑張ってくれることでしょうね♪

「テープ全部切ったよ~」年中さんから達成感いっぱいの声が聞こえ、年長さんがガムテープを貼り終え、ついに舞台が完成しました。みんなで舞台に上がり リズム発表会への期待も高まったみたいです。

午後の時間、たんぽぽBさんも舞台に上がってみました。初めての舞台にニッコリ♪

2月20日、このホールが子どもたちの笑顔と皆さんの温かい拍手でいっぱいになることを今から楽しみにしています。

楽しかったね♪お楽しみ会

今日は、幼稚園、後援会共催のお楽しみ会がありました。かもいようちえんでは子ども達に様々な文化や芸術・芸能に触れて欲しいとの願いから様々なジャンルのお楽しみ会を企画しています。今年度は1学期、2学期のお楽しみ会が経験出来なかった子ども達。この日をとても楽しみにしていました。今回はボーネルンドさんの『play bus』です!登園時、ホールの様子が気になり、覗き込んでいる子も(^.^)

最初は年中組さん。プレイリーダーさんからお話を聞き早速、遊びがスタート!なが~いトランポリン、ボールプール、ソフトブロック、サイバーホイールの4つの遊具。みんなそれぞれ好きな場所へ行き、楽しんでいた子ども達です(*^-^*)

年中さんの一番人気はトランポリン!慣れてくると様々なジャンプを試していました。バク転風?なジャンプを見せてくれた子も・・・(*^-^*)1時間があっという間で「もっと遊びたい!」と言っていた子どもたちでした。

次は年長組さん。ホールに入ると早く遊びたくてうずうずしている様子(^.^)プレイリーダーさんとのあいさつも元気いっぱいでした。

「先生、こんなの出来る?」と脚を開いてトランポリンでジャンプしたり、自分達なりに技を考え、楽しんでいました。プレイリーダーのお姉さんとも仲良くなり、トランポリンの上で『だるまさんがころんだ』を楽しんでいる子も♪サイバーホイールも人気で、中に入り回してもらったり、トンネルくぐりをしたり・・・ 笑顔がいっぱいの子どもたちでした。

最後は年少組さん。にっこにこの笑顔でホールに入ってきました。年少組さんもプレイリーダーのお姉さんのお話を聞き、遊びがスタート!  

「ぜ~んぶ遊びたい!」そんな思いがあふれていた子ども達(^.^)色々な場所に移動し、楽しんでいました。「もっと遊びたい!」「明日も遊びたい!」と名残惜しそうにしている子も・・・

子ども達だけでなく、もちろん先生たちも思いっきり楽しみました!そして今回は、幼稚園の子ども達だけでなく、ご近所の『ママ&キッズサロン 結‐Yui』さんのお子さん達とお隣りの鴨居小学校さんにもお声をかけさせて頂き、低学年やさくら学級の児童さんも遊びにきてくれました。

きっとお家で今日の楽しかった事をお話してくれている事でしょう。楽しい一日を過ごす事が出来ましたね。次回の更新もお楽しみにしてください。

【年長組】カルタとり大会

お正月遊びの締めくくり、今日は年長組のカルタとり大会が行われました。遊びを通して日本人としてのアイデンティティを深めてほしい。同時に、よい意味での競い合いや頑張りの気持ちを深めてほしいと願っています。
年長組では、カルタとり大会を通して文字への興味や関心、豊かな感覚を育んでいます。『生活の中にある文字』を楽しみながら学んでいます。
とても盛り上がったカルタとり大会です。お子さんの話を聞きながらお楽しみください。

今日は全2回戦が行われました。一回戦目は、濁音などを抜いたひらがな46枚での勝負。そして2回戦は、濁音と半濁音の25枚の勝負。1回戦の獲得枚数をもとに2回戦目のグループが決められています。

時に真剣に時には笑顔もみられるカルタとり。頑張りの気持ちと共に、仲間の頑張りを認められる姿がたくさんありました。

一回戦目の表彰式。1位の枚数は、23枚(46枚中)でした。2位は22枚、3位が20枚という結果でした。
よく頑張りましたね。

続いて2回戦目の表彰式。1位は16枚(25枚中)2位は15枚、3位は12枚でした。なかなかの接戦ですね。
一緒に頑張った仲間から、たくさんの拍手が送られました。

お正月遊びもひと段落ですが、まだまだお正月遊びのブームは冷めそうもありません。季節の変化を感じながら、新たな活動へも目を向けていけることでしょう。
カルタとりもまだまだ楽しんでいきたいと思います。チャンスがありましたらおうちでもチャレンジを。年長さんはなかなか手ごわいですよ。
次回の更新もお楽しみにしてください。

挑戦!お正月遊び!! 

3学期が始まって1週間。幼稚園のあちらこちらで繰り広げられているお正月遊びの様子をお伝えします。今年は保護者の皆様にご参加いただけないのは大変残念ですが、お子様からのお話や個人ノートと合わせてご覧いただき、お楽しみください。

かもいようちえんでは、日本に古くから伝わる伝承遊びを大切にしています。その遊びには、子どもが育っていくために必要な器用さや巧緻性、言葉などが自然に身につくようにうまく組み込まれています。子どもたちはこの時期、『お正月遊び』としてそれらを経験しています。

1番人気は羽根つき!糸につながった『修行の羽根』なら小さい組のお友だちも羽根をつく感覚を味わうことができます。(数年前に先生たちが考案しました(^_-)-☆)お友だちや先生たちと向かい合ってカーンカーンと良い音を響かせている年長さんもいます。

大きい組さんのまねをしながらたんぽぽさんやたんぽぽBさんも挑戦中!

こま回しも大人気!先生たちも真剣です。だからこそ「先生に勝った!」という嬉しさは格別のようです。

ひもを巻くのが難しいですが、これがうまく回す秘訣。頑張っています。

たんぽぽBさんとたんぽぽさんにも自分でひもを巻いて回すことができるようになったお友だちがいます。それを知った年長さんが、翌日一生懸命に取り組む姿が…。小さい組さんから刺激を受け「よ~し!がんばるぞ!」とやる気に燃えていました。

ホールやお部屋ではカルタやトランプ、けん玉にも挑戦しています。遊びながらルールを知ったり、数や文字への関心が高まっていきます。

お正月遊びはこれからも子どもたちの間で伝承されていくことでしょう。「むずかしい」と感じてもあきらめずに続け、新しい技を習得しながら活動を深めていきたいと思います。お子様から「できたよ!」の声が届くのも、もうすぐかもしれませんね。お楽しみに…。

2021 鴨居八幡神社 齊燈

 齋燈(どんと焼きとも言われています)は、毎年1月15日無病息災と家内安全を願って行われています。古いお札やお守り、お正月飾りなどを神社前の浜にてお焚きあげする神事です。
かもいようちえんでは 幼児期から日本伝統の文化的行事に触れていくことを大切に考えているため、 毎年家から持ってきたお正月飾りを納めに行く経験をしています。
 1月14日、かもいようちえんのみんなで一緒に浜へ行きました。

「バスで見るよりも大きい!」登降園の際バスから見ていたお友達もその大きさにびっくりしている姿が…。「これ(齋燈の山)を燃やすと(お正月飾りやお守りが)神様の所に帰るんだよ」と年長組のMくん。日本の伝統文化に興味関心を持ち、調べてきてくれたこと嬉しく思いました(^^♪
「よろしくお願いします」「元気に過ごせますように…」と手を合わせてお願いし、納めていた子ども達でした。

翌日(1月15日)齋燈が行われました。朝8時に点火の為、点火前に幼稚園のみんなで見学に行くことはできませんでしたが、登園前におうちの人と一緒に見学してくれる方も多く嬉しく思いました。

8時ちょうど。鴨居八幡神社神主さんのお祓い後、氏子会の皆さんの手で点火が行われました。一気に燃え上がり…。火の暖かさを感じ、炎に見惚れるひと時でした。

 “実際に見てほしい、感じてほしい”という先生たちの想いから、登園したバスコースごと浜に向かい、見学しました。
「すごい!火が!!」「あったか~い!」火の暖かさ、迫力を感じたり…。
「大きいお山なくなってる!」昨日との違いに気づいたり…。様々な事を感じていた子どもたちです。
 氏子会の皆さんが声をかけてくれ、齋燈のことなどを教えてくれました。地域の皆さんとの触れ合い、文化との触れ合いが楽しいひと時でした。
 登園の時間上、直接見ることのできないお友達もいましたが、写真を見たりクラスの仲間から話を聞いたりとその時の雰囲気、情景を知り感じることが出来ました。


かもいようちえんの子ども達、関わって下さる皆さんにとって、健康でステキな一年になりますように…。