にこにこ園長の「一寸一息2024 」No.3「ドアが閉まりまーす?」

先日電車で出勤しました。たいてい車なので、朝の混雑した電車は、私にとって非日常の世界。見えるものやら聞こえるものやら何かと興味津々です。

市営地下鉄の出発時「ドアを閉めまーす」とアナウンスが聞こえました。「あ、そうか、閉まりますじゃなくて、閉めます、と責任ある言い方をするのが最近の流れだったかな。」勝手に納得しながら阪急へ。ちょっと期待して待っていたら「ドアが閉まりまーす」「えっ、阪急は今も、閉まります、か。」次は市バスです。いっそう興味津々で乗り込むと・・・どちらでもいいのですけどね、「閉めます」でした。

「阪急は古い感覚なのか?いや、閉めますと変えたあとに、やっぱりことばの響きがなじみにくく、あえて閉まりますに戻したのかも・・・いや、乗務員さんの感覚に任せてあるのかな・・・」とか、まったく無駄なことを考えながらの出勤でした。帰りはアルコールが入っていたので全く気になりませんでしたが(笑)。
ともあれ、私たち教育保育に関わる者は、「こどもが育ちます」「こどもを育てます」については「育てます」にこだわりをもちたいと思います。「放っておいてもこどもは育ちます」とも言われますが、「放任」の意味だとすれば、指導者としてはNGでしょう。