ききょう塾 夏の一泊研修へ
8月23,24日に、ききょう塾に通っている1~3年生で滋賀県に一泊で出かけてきました。
ぎりぎりまで子どもたちの体調を考え、伺いながらも“準備だけは万全に”と6月から計画を立てていました!
2年間コロナの影響を受けて中止にしていましたが、3年生は卒塾までに、一度でもとの思いもどこかに持っていたので、思いがかなってよかったなぁと心をなでおろしています…。
いろいろな制約もありながらではありますが、行くとなれば精一杯楽しみ、たくさんの学びを持ち帰ろうと、笑顔で出発!
まずは、ガリバー青少年旅行村に向かいます。
7月の塾で「ガリバー旅行記」の本も読んでいたので、小人の国や大人の国、ガリバー像も楽しみにしていました。
焼杉体験では、それぞれに好きな動物型を選んで、目の前で焼いてもらい、たわしで磨いて仕上げました。金具も自分でつけ、嬉しそうに手にしていました。たくさんの遊具でもたっぷり遊んで、元気にお礼を言い、出発しました。
汗をかいてたくさん遊んだ後は、心を落ち着けて安曇川町の藤樹記念館へ。
王陽明がおこした儒教の一派で、藤樹先生はたくさんのことを教えて下さっています。人は、学んだだけでそれを行わなければ、本当に知ったことにはならず、実行してこそ知ったことになるのですよと、伝えておられます。学問だけでなく、自分自身をどうみがき続けるかと、心の教育をしてくださっていたのですね。
はじめて私塾を開いたというこの藤樹先生の教えは、西郷隆盛や大塩平八郎、松下村塾を開いた吉田松陰も学んだそうです。
また、2024年から新一万円札の顔になることが決まっている渋沢栄一は、仁義道徳と経済の合一を信念として生きた方で、記念館の横にある藤樹神社を創立するために、出資なさったということも教えていただきました。
さあ、いよいよみんなで泊まるびわこ子どもの国へ!
男女に分かれて部屋割をした後は、みんなでお風呂に入って夕食を済ませ、お楽しみ会を開きました。
各班のリーダーに司会をお願いして、前日にそれぞれに練った出し物を披露してくれました。
3年生にとってはじめての経験でしたが、とてもかっこいいリーダーぶりでした。楽しい3学年の交流で、ますますみんなが仲良くなれた気がします。
二日目、6時半に起きて、琵琶湖のそばまで散歩した後は、ラジオ体操でスッキリと目を覚まします。
朝食後は遊具でたくさん遊びました。
クラフト工作ではオカリナの絵付けに挑戦!
いい音を奏でてくれるでしょうか、また、お家できいてあげて下さいね!
最終地の比良げんき村では、全員が床に寝転んで、ドーム状になった天井を見上げ「きれい!」と歓声を上げていました。
この二日間で子どもたちは「自分の力でする」という経験をたくさん積んでくれたと思います。そのためには、同年代の仲間の存在が支えとなっていたことがよく感じられたことでしょう。
一人一人がみんなと協力することで、お互いに成長し合える、これからもそんな仲間でいたいですね。
保護者の皆様にも、いろいろとご協力いただきありがとうございました。
どうぞお子様の思い出をたくさん聞いてあげて下さいね。