いろいろなことを話し合って決めています(年長組)9.29

運動会で高竹馬に乗る人についてクラスで話し合いました。

「高竹馬は何人できるの?」という質問があったので、「5セットあるから5人までは披露できるけど、何人にする?」と尋ねると、「かっこよく見える」「多くの人が披露できる」という理由から5人で高竹馬に乗ることにしました。

そして、乗る人を誰にするかという話し合いでは、「乗るのが早かった順番」「みんなの前で披露して決める」「“いろは”で決める」という意見が出ました。話し合いの結果、まずは早く乗れた4人が決まり、あと1人は“みんなの前で披露して決める”ことになりました。

 披露している所を見る時には、どのような所を見るか聞くと、「グラグラしていない」「一番遠くまで行けた人」「チャンスは5回にする」「真剣に頑張っているひと」などの意見が出ました。

 実際に高竹馬に乗っている友達の立ち姿や、ジグザグに歩いている所などの姿を見て、誰にするのか子供たちが話し合って決めました。最終決める時にも、チャレンジした友達の良い所はどこだったか発表して、頑張りを認め合っていました。

リレーで走る順番も子供たちが話し合って決めています。走ることに自信がある人は先頭や最後に走るといいこと、苦手な人は真ん中で頑張ることを教えてもらい、自分で走りたい場所を伝えたり、譲ったりする姿が見られます。決められずに困っている友達には「どこがいい?前?後ろ?真ん中?」と聞き、相手の気持ちを尊重する姿も見られます。

 様々な活動を通して話し合いの場をつくってきたことで、子供たち同士で意見を出し合いながら物事の決定ができるようになってきました。これからも、自分の思いを伝えたり、受け入れたり、みんなが納得できる方法を考えたりする力が育つよう、見守りながら必要に応じて関わっていきたいと思います。

<育つ力>

・自分の思いを相手に伝えたり、友達の気持ちを受け入れたりする。また、みんなで決定しながら物事を進めようとする。(協同性、言葉による伝え合い)

・困っている友達に声をかけ、友達の気持ちを尊重しようとする。また、今まで経験したことを活かしながら、言葉のかけ方や思いの伝え方を考え、その場の状況に応じて最も適切な行動を判断して行おうとする。(自立心、道徳性、社会生活との関わり、思考力の芽生え)

・決めた順番やルールを守りながら、リレーをすることを楽しむ。(健康な心と体)

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