お店屋さんごっこ(年長組)9月下旬~11月下旬

 今年もお店屋さんごっこをすることになり、何屋さんをしたいか意見を出し合いました。おもちゃ屋さん、お寿司屋さん、鞄屋さん、本屋さん…どんどん発表が止まらず、20個ものお店が出ました。店舗数が多すぎるため、どのように数を減らすか問いかけると、“多数決”と“みんなでできるようにスーパーみたいにする”案が出ました。最終的に、今年のお店屋さんごっこはスーパーのようにして遊ぶことに決定!

 まずは、作りたい物をたくさん作ろう!ということになりました。イメージしたものを形にする前に、どのような物を作りたいか、どのような材料が必要か紙に描き、イメージを具体的にしてから製作しました。

 箱と紐を使ってカバン、ペットボトルのキャップにストローを貼り合わせてクレーンゲームの操作レバー、段ボールを切ったり装飾をしたりしてハムスターのケージなど、様々な材料を組み合わせながら作っていました。時には、友達と案を出し合ったり、協力したりしながら作っていました♪

 商品の並べ方や、店員さんはレジ以外にどのような仕事をしているのか知らない子供も多かったので、東山商店街へ行って見てみることに!😊値札で値段が分かること、お店の人は少なくなった物は補充していること、オススメを呼び掛けていることなど、実際に見たことで、様々なことに気付きました。

 支払いはペイペイでする案も出ましたが、商店街でお金で会計をしている所を見て、お金を作ることにしました。本物のお金を見ながら数字以外に花や人物、印章などが描かれていることに気付き、自分なりに表現していました。50円玉に穴を開ける方法も友達同士で教え合っていて、また1つ表現する幅が広がった子供たちでした。

 値札作りでは、高額になると作ったお金で支払えないことを伝えると、ゼロを書く数に気を付けながら値段を決めていました。中には、オムライスが10円という物もあり、「駄菓子ぐらいの値段だよ」と伝えると安すぎることが分かり、数字を書き替えたり、ゼロの数を増やしたりしていました。

 自分用の財布も作り、いよいよお店屋さんが開店!コーナーごとに商品をオススメする人がいて、お客さんは何を買うか決めるとレジコーナーへ♪レジでは「千円です」「千円だからこれ(一万円)じゃないよ」など、子供同士で数字やお金を確認しながらお会計する姿も見られました😊

<育つ力>

・自分の考えを伝えたり、友達の意見を受け入れたりする。また、共通のイメージをもち、工夫したり、協力したりしながら作る(言葉による伝え合い、自立心、協同性、道徳性・規範意識の芽生え)

・様々な素材の特徴や表現の仕方に気づき、考えたことを表現することを楽しむ(思考力の芽生え、豊かな感性と表現)

・商店街で働いている所を見たり、地域の人と挨拶をしたりする(社会性との関わり)

・今まで経験してきたことや、聞いた言葉を思い出しながら遊びに取り入れようとする(言葉による伝え合い)

・遊びの中で、文字や数、身近な標識に親しみをもつ(数量・図形・標識や文字等への関心・感覚)

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